こんにちは!

心の声からデザインする一級建築士

住まいカウンセラーの藤村泰子です。

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住まいづくりの打合せをしていると

奥様はあれこれご要望があるのだけど

旦那様はこれといったご要望がない

そんなことがよくあります。



夫婦間の温度差

とでも言いましょうか。



女性の方が身の回りのことに

興味関心が高いという

傾向はもちろんあります。

女性の方が家にいる時間が長いし

お気に入りのもので囲まれたいし

使い勝手が悪いと困るし

情報もたくさん集めます。



あれこれ考えるのが

好きなのは圧倒的に女性です。

盛り込みたい条件が多いんです。



一方で男性は

大勢に影響がなければ、とか

自分の書斎が確保できれば、とか

テレビが見やすい位置であれば、とか

吹抜けがあれば、とか

条件がシンプルで少ない傾向があります。

(傾向であって全員がそうとは限りません)



中には

「奥さんが気に入ればそれで良い」

という旦那様もいます。



住宅設計を始めたばかりの頃は

少し戸惑いました。

自分の家なのにそんなに関心がないの?



でも

関心がないのではなかったのです。



多くのご家族と打合せをしていく中で

気づいたことがありました。



旦那様の

「奥さんが気に入ればそれで良い」には

一番大事な要望が隠されていたのです。



なぜ

自分が気に入るより

奥さんが気に入る

を優先させたいんですか?



奥様がお手洗いに行っている間に

こっそり聞いてみました。



だってその方が奥さんの機嫌がいいから。

奥さんの機嫌がいいと

早く家に帰ろうって思うし

家で家族が笑顔だったら嬉しい

この家族のために頑張ろう

明日も働こうって思えるから。

自分の趣味って自己満足だけど

それより

奥さんが笑っててくれないと

困るんですよ。



ここで奥様がお戻りになって

「ま、お前の好きにしていーよ」

と照れ隠し🤭

もちろん奥様には内緒の話です。



これ

意外と多くの旦那様が

同じ趣旨のことをおっしゃいます。

(ふじむら調べ)



要望が少ない

言葉が少ない



そういう人には

要望がないのではなくて

本質的なニーズを

隠し持っている

ことが多いのです。



設計士としては

そこに気付けるかどうかが肝。



今度は旦那様がお手洗いに行ってる間に

奥様がおっしゃいます。



うちの旦那さん、無愛想でしょ。

たまに何考えてるかわからなくて。

何を相談しても

お前の好きにしたらとか任せるとか

だから私一人で悩んじゃって。

もう、困っちゃうんです!



お二人とそれぞれ内緒話をしていると

なんとも温かい気持ちになります。



どうかお二人が仲良く過ごせる

お家ができますように。

そう祈りながら、

仲良く過ごせる仕掛けを

こっそり設計図に盛り込みます。


しあわせなお仕事をさせていただき、感謝✨



あ、写真は私の大好きな友人夫婦。

本文とは関係ありませんが

仲良さそうでしょ?



  

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