よく「〇〇で打線を組んでみた」とネットではありますが、プロレスの入場曲でももれなく打線組まれてるんですね。
でも、選ばれてるのがレジェンドクラスのもので現役のものはあって数個。
もちろんプロレスというコンテンツは「長いこと見ていて得をするコンテンツ」ですから?そういうのもあっていいんですけど、ここは現役の選手だけでやってもいいんじゃないかなーと。
そこで、ただやるんじゃアレなので
WBCもやっていることだし、日本代表ということで入場曲ジャパンを作っちゃいました。

【基本として】
・現役選手のもの(今回は男性プロレスラーに限ります)
・前に使っていた曲は泣く泣く選出外としました。
・現役の定義は基本的に年齢、ですが一線級かも加味しています。たまにコーチと選手の年齢が近いものの代表入りしてあるのもありますが目をつぶってください。(ベテラン入場曲はコーチに回しました)
・1枠、タッグチームがあります。
・団体ごとに入場曲が違う人のも選んであります

というわけで…監督、コーチはこちら。

監督 サンダーストーム(天龍源一郎)

コーチ
separados(ウルティモドラゴン)
みちのくプロレスのテーマ(グレートサスケ)
風になれ(鈴木みのる)
YAMATO4 (TAKAみちのく)
AO corner(アレクサンダー大塚)

監督はメジャー・インディーともに渡り歩いた天龍源一郎を選出。入場曲と聞いて真っ先に名前があがるのがサンダーストームなんです。この曲は約35年前に出来たとは思えないほど素晴らしい出来ですよね。

コーチは悩みましたが、ユニバーサル勢と鈴木みのる、そしてアレクサンダー大塚の格プロ勢。separadosは世界で共有できる曲だし、サスケの曲はなんだか思わず週プロを丸めて叩きたくなるし、風になれは日本のプロレスの演出ではなかなか見かけられないアーティストの生演奏が出来る曲。
アレクサンダー大塚の試合は見たことないのですが、入場曲が絶品なので選びました。本当は蝶野正洋のCRASHも入れたいのですが、代表にはスタッフ陣の組閣も重要ですから外しました。

では代表選手です。日本代表が28選手なのでそれだけ選びます。辞退はされなかったものとします(笑)
投手、野手はなんとなくの振り分けです。

【投手】
・HYSTERIC(丸藤正道 NOAH)
やっぱりこの曲を外すことはできません。会場が盛り上がる有数の曲。

・RAINMAKER(オカダ・カズチカ 新日本)
曲自体はそこまで主張するものではないですが、チャリンというお金の音から盛りあがるのは良いイントロだと思います。

・27 (飯伏幸太 飯伏プロレス研究所)
やっぱりこの曲聞くと、滾るというか飯伏っぽいなあと思うわけです。新日よりやはりこちらです。

・i believe(フジタハヤト みちのく)
厳密には今はカスタムVer.みたいですけど、個人的にはこの曲は山本キッドよりもハヤトですね。今でこそすぐ分かりますが、会場で聞いて「なんの曲だろう」と思ってTOKにたどり着いた時は感動しました。

・BAD COMMUNICATION(大家健 ガンバレ)
こういうのは「入場曲として良いのではなくて、その曲が良いだけでは?」と思ってしまいますが、その曲と選手がリンクするのがインディー選手の入場曲の良さだなあと思います。自前の入場曲もいいのですが、そこまでの融和性は出せないので。

・me gusta cola (CIMA DRAGON GATE)
コーラが好きって言ってるだけなのですが、これがCIMAにめちゃくちゃ合っていて会場も盛りあがるんですよ。
かなりのベテラン曲ですが、エースとして選出です。

・ロッキンポ殺し(竹田誠志 フリー)
ホルモンの曲を使うレスラーは多くいますが、多くが曲負けというか「激しいから使ってるんだな」と思ってしまうものの、竹田誠志の場合は本人のスタイルがトンパチなのでとてもよく合っています。

・スーパーヒーロー(旭志織 K-DOJO)
今でこそX芸でおなじみですが、Ωとかヒールの時もこの曲で「ベビーなの?どっち?」と思ったことがあります。
K-DOJOでは稲松三郎の曲も最高にかっこいいのですが、引退してしまったので選出外です。

・One Night Carnival(宮本裕向 666)
本人公認の曲ですね。伝説のVS佐々木貴で地元の仲間が足場を建設した後にこの曲が流れた時は、本当に泣きそうになりました。上記2人とカープファンで並べたのは意図的です。

・TAKEOVER(柴田勝頼 新日本)
イントロがメロディアスすぎると、ちょっとやりすぎかなーと思ってしまいますが、これはまあ柴田だからいいかな。

・HELLO(黒潮イケメン二郎 W-1)
正直この代表、若手がいないのは僕が最近インディーを見れていないのと若手の曲は与えられた曲や既存の曲でも曲負けしてることが多く、自分のモノに出来ていないことが多いのですが、イケメンだけはどこに行っても会場の盛り上がりが段違いで
元々有名な曲を、ここまで自分のモノにしている若手レスラーはなかなかいないのです。

・SPEED STAR(吉野正人 DRAGON GATE)
ドラゲーはよく吉田式など時間差ロワイヤルマッチが多いのですが、その時にこの曲がかかってからのリングインの速さ。
正にスピードスター。

・刃(坂口征夫 DDT)
本当は勝利時の曲ですが、過去にはこれで入場してきたこともあるので選びました。

・pageant(タイチ 新日本)
入場曲はものすごくいいですよね。入場曲は。

【捕手】
・スリル(男色ディーノ DDT)
正捕手。女房役。受け手側。全て意味深がついてしまう、ディーノならではの。
タイガージェットシンのような入場は一見の価値あり(ただし本当に襲う)

・devil(葛西純 フリーダムズ)
デスマッチのカリスマ。ここで捕手に使うのは惜しいですが。日本で一番好きなレスラーは葛西です。

・aurora(T-hawk DRAGON GATE)
元キャッチャーだから、というネタ。
ドラゲーはこのぐらいの歳には、既に曲にも格が出てきて良いですねえ。韓国グループのオマージュなのは当時流行りだったとはいえ安直とは思いますが(笑)

【内野手】
・muscle countdown(土井成樹 DRAGON GATE)
暴走マッスル、大暴走の土井をよく表した曲だと思います。なぜ内野にしたのか?昔のドラゲーを知っている人ならわかるかも?

・STARDAST(内藤哲也 新日本)
正直、メジャー団体の入場曲ってオリジナルなので少しダサめなんですよ。
でも、今の新日本は「エントランス」という日本では肩を並べる団体はいない武器があり、どうしても入場を真似したいたくなるんですよね。これも入場曲としては楽しめるポイントです。内藤もそう。LIJになってこの曲が覚醒しました。

・タチムカウ~狂い咲く人間の証明~(入江茂弘 DDT)
僕は筋肉少女帯ファンでもあるので、やはりこの曲は震えますね。もし入江がエリートであれば似合ってないですが、地方団体から泥臭くやってきての曲なので「なぜ来たか不思議でしょ 勝てるわけもないのに」の歌詞がとても良いです。

・バラモンのうた(バラモン兄弟 フリー)
これがタッグでも、って言ってたやつですね。リングサイドが慌てふためく姿が目に浮かびますね。

・CLOWN OF WINNER(関本大介 大日本)
関本が他団体の王者のとき、そこまで団体対抗意識のないインディーファンでもこの曲が流れると、トラウマになるって話が好きです。

・jamias Vu(ドラゴンキッド DRAGON GATE)
影山ヒロノブの声がいいですね。

【外野手】
・TOKYO GO(平田一喜 DDT)
まあ平田の功績かと言われると違うかもしれませんが、ここまで大ブレイクしたのはこの曲を踊れたことであって、平田の努力と言っても過言でないかと。

・不死身のエレキマン(isami BASARA)
デスマッチでジョバーをやってた頃は、あまり魅力的な選手とは思えませんでしたが、キャリアを重ねるにつれ、良い選手になってきましたね。

・rising sun(中邑真輔 NXT)
メジャーリーガーですね。今回で言うとこの青木です。
サブコンシャスも合ってる曲でしたが、この曲はそれをも凌駕するほどの出来ですね。

・master of dropkick(田口隆祐 新日本)
器用貧乏のイメージだったのですが、今のキャラになってからこの曲も見合った曲になった気がします。

・route 666(忍 666)
会場やサムライでしか聞けないので、今も使ってるかはわからないんですけど
二丁目感をよく表した曲だと思います。
ドラゲーのアルバムに入ってるみたいですが。


今は使っていないため選べなかった曲
・dividing line(HARASHIMA DDT)
・mortal kombat(伊東竜二 大日本)
・wait and breed(045邪猿気違´s)
やっぱHARASHIMA、伊東はこっちだなあとか、045は葛西があれなので、とか。

実は問題龍のブーイング入場曲とDJニラの無音入場も入れたかったのですが、自制しました。


自分は音楽が大好きなのですが、知識の半分くらいはプロレスの入場曲からなんです。ウォーリアーズがアイアンマンを使っていることから、ブラックサバスを聞いてメタルを知り始めた人がいるように
入場曲にはプロレスの枠を超えて、影響を与える力があるんです。
だから今回、版権を気にしないインディーの選出が多いんですが。

今回、プロレスラーとしての格ではなくて「入場曲」として28人も選出するのに苦労したのですが、少しでも良さが伝われば幸いです。僕の担当がWWEなので、アメリカ代表も作ろうと思ったのですが
WWEだけになるので止めます。



そういえばプロレスといえばプロレス総選挙。飯伏のケニー評、飯伏へのタイガーマスクの振り、棚橋にメロメロの男色先生、愛してますを語るアブ小などが面白かったです。


終わり。終わる。(昔の飯伏コラムのオマージュ)

はい。感想書きます。


Aブロック

1 RG
トランプ漫談。
なんだかあまり盛り上がってないですね。
ほぼ英語なので、英語→日本語に脳内変換する間があるから笑いがついていかないとか?
Rさんって「スカシ」が好きで、今回も「ドラッグ…ドラッグストア」とか「テロリスト」とかあったけど、ここも含めもっとウケてもいい気がする。なんだか、おいでやす小田のネタじゃないけど、ここを間に受けすぎると次の展開で笑えない気がするので、そこまで笑いが広がらないのかな。

2 横澤夏子
あ、これ2年前の準決勝で見た。今回もその時みたいに、自分で自転車搬入してきたのかなあ。当日券に並んでた僕にも挨拶してくれて腰の低い人だった。
その時見た印象と今回のネタで、なんだかテンポが早すぎるなあと思った。
というか、Aグループ自体が早かった。
早すぎると「あー、ちらし寿司楽しみだなー(棒読み)」がそこまで生きないと思うんですよね。

3 三浦マイルド
3回戦でも見たけど、やはり爆発力が違うなあ。その時はもう後半で客が疲れてる中での登場で爆笑さらってたし。
ただ、前述の通りテンポが早くて逆に平坦になってたのが惜しかった。
あと審査員の中には(特に清水ミチコ)「2本目があるのは三浦マイルドだが、かと言って決勝にあげて優勝されてもメリットがなさそう」っていうのがあったのではという邪推。

4 サンシャイン池崎
敗者復活。まあこの辺は予想通り。
最初の1分は爆発するものの、後があんまり…というので準決勝止まりというのを見たけど、まさにその通りだなあ。
テレビのフィルターだから面白く見えるけど、準決勝のホールで見たら「?」になりそう。
勢いだけでなくテクニックもーーというのが、最初の部分だとしたら比重が大きすぎるのでは。

進出はサンシャイン池崎。
清水ミチコとお茶の間投票が決め手に。

Bブロック
1 ゆりあんレトリィバァ
アカデミー賞のネタと同じく一言ワードネタ。
CMに出てくるような清純派芸能人っぽく少し毒づく設定。
ヤンキー批判のところは一般向けでいいと思うのだけど、それまでの世界観とは一転して急にテーマが限られてきてしまうとも思うし、逆にエンジンをかけてネタに盛り上がりを作っているとも思うし、どちらが良かったのだろう。
人には人の尿酸値はとても気に入りました。

2 石出奈々子
「少し毒はあるが、基本平和なネタ」という前情報があったけど、正にそんなネタだった。というか、浅井企画なんですね。
なんというか、浅井企画の人が好きそうなネタ構成ですよね。
大阪イジリとしては至極ベタな部分を言ってるのだと思うけど、相手の社会的弱点を良しとするジブリの世界観が付随されているから、あんまり粗悪なネタに見えない。
不思議三段オチで掛布ーも面白かった。

3 ルシファー吉岡
ものすごい面白いかと言われると違うけど、ものすごい良いネタだ。
賞レースで評価するのも違うのかもしれないけど、バラエティでこれを評価しても世の中のお笑いの流行を作れないので、もう少しこの手のネタを賞レースで評価してあげても良かった気がする。
「笑いの量が少ないのに」と言われることを恐れる審査員の気持ちもわかるが。

4  紺野ぶるま
いやーびっくりした。まさか敗者復活で来るとは。というのも、確かに面白いけど、それは「紺野ぶるまがこんな真っ当なネタを!?」という驚きがあったから。
ネタの内情は、安易な批判ネタ、あるあるネタなので、ここまで評価されるとは思わなかった。
3回戦で見た時も、敗者復活を見た人の感想でも、勢いは感じたが…。
やはり、ネタは面白いです。でも、昔からR-1の審査員(板尾を除き)はブラックネタが嫌いなんだな。話もあがらず、点も入りさえもしないとは思わなかったけど。

ゆりあんがお茶の間投票1位なのはかなり意外。この人ってナチュラルヒールだと思ってたから。

Cブロック
1 ブルゾンちえみ
今大会が興味深いな、と思ったのが
ブルゾンちえみだけ準決勝とネタ変えてるんですよね。準決勝はそんなにウケてなくて、でも決勝に上がっていて。
まあ、R-1ってそういう大会なので、今更気にもしていないけど、ネタを変えたのが本人の意思なのか番組側の意向なのか。
それで知名度を取って、2年目の芸人を上げた結果がセリフを飛ばすアクシデントという。まあ、プッシュに耐えられなければ地位向上はないというのが世の常ではありますけど、ちょっとさすがに今回で改めた方がいいなーと思って。一昨年の厚切りジェイソンも準決勝でバカウケしたとはいえ、1年未満で決勝に上がって漢字間違えて浮ついてたしな。
僕ら、R-1はもう賞レースの皮を被ったバラエティ番組だと認識してるところがあるけど、ピン芸だけに一番賞レースの怖さを実感できるのもR-1なんだよね。助けがないし。
もし、間違いがなくちゃんとネタをやりきっていたら、どう評価されてたんだろう?というのは気になる。

2 マツモトクラブ
ルシファー吉岡の項でも言ったけど、こういうのにも救いがないとダメだ。
もちろん、賞レースであるのとR-1という特性を考えて、対策を講じ乗り越えていかないともいけないわけだけど。
マツモトクラブの場合は、準決勝でもそこそこウケだったわけだから、また違うアプローチをするべきだよね。

3 アキラ100%
要因はただの宴会芸だったのを「ショー」と謳うことで「エンタメ化」させることによって、1人芸に昇華させたことだと思うんですよね。股間を隠すというミニマムな笑いを、見せ方やブリッジの話でどう大きくさせるか。それが、このネタだと出来てるからこそ評価に繋がったと思います。

4 おいでやす小田
昨年と同じパターン。
このネタの妙というか上手いところは
一人演技でいかにセリフとセリフの距離を取れるか。
演劇をやっていた頃に、役者によく言ってたのが、電話をする演技で「相手が話しているのを聞く演技、相手が話していると思わせる演技をして下さい」と。台本上は一人分のセリフしかないわけだけど、舞台上では2人分セリフがなければリアルにならない。基礎的なことですけどね。
本当に前がアキラ100%でなかったら、ファイナルに行っていたかも。

進出はアキラ100%。
「裸芸はアリにしました」っていうのは最大限の賛辞な気がしますね。
しかし、マツモトクラブは一票も入らないかあ。厳しいなあ。

ファイナル
サンシャイン池崎も石出奈々子も、2本目が1本目も上回れず、アキラ100%だけが同じくらいのネタが出来た。
消去法というけれど、決勝に上がった時点で勝ち目だったと言うべきか。

もうこれ、審査員も芸人もどっちも悪いと思うんだけど
ウケ度で選んでもコケるし
ネタの精度で選んでも「笑えるところがない」って言われちゃうし

R-1、八方塞がりじゃないですか?

なにしてもダメじゃない?

準決勝の審査がーって言う人もいるけど、割とガチで選出したら視聴率が最低叩き出したときもあるし
知名度で選んだら、最終的に今回みたいなプレッシャーに負けてしまうこともあるし

いくら、ピン芸が見る手側の補完能力が必要とされるカテゴリとはいえ

ここまで悲壮感がある賞レースもなかなか…。

これまでの優勝者で売れなかった人は二本目が「まあ…他と比べたら…」という消去法選出だったので、アキラ100%もそうならないことを心から祈っています。

いーじょーう!
決勝進出者が出ましたね。

ブルゾンちえみ
三浦マイルド
横澤夏子
レイザーラモンRG
ルシファー吉岡
マツモトクラブ
石出奈々子
アキラ100%
ゆりやんレトリィバァ

前記事で予想をしてるのですが
ノーマークだったのが石出奈々子。
「今年は女性枠が熾烈」と書いたけど、まさか4枠まで使って来るとは。
そこまで評価に上がってなかったので意外でした。
アキラ100%の面白さは折り紙つきでしたが、敗者復活の看板というかライブ感を大会として保持するために、こういうのは上げないもんだと思ってました。

後は、敗者復活予想も含めて予想通り。
準々決勝を挟んだことによって、割と前評判どおりに選出できたように思えます。

これを受けての敗者復活もしときますね。

・粗品
・スリムクラブ真栄田
・サンシャイン池崎

というかさ、粗品は毎年観客からは決勝確実って言われてるのに何でなの?
審査員の家の壁に落書きでもしたの?

優勝はマツモトクラブ。対抗にルシファーです。

終わりでーす
はい。準決勝進出者も出たことですし、もう予想しちゃいます。だいたいこういうのやるとシステムが変わるんだけど知らない!

まだ準決勝まだネタやってないけど、今年は準々決勝である程度ふるいにかけられて
「まあ、この辺はよっぽどじゃないとコケないだろうな」ってのが見えたので
〇(決勝進出だろう)、△(もしかしたら?)、✕(よっぽどでないと)で分けます。
あと、今年は女性枠が激戦区。
かなり熾烈。今まで最大で2枠だったけど、3枠もあるかも。

石出奈々子(浅井企画)✕
キャプテン渡辺(SMA)△
中村涼子(ワタナベエンターテインメント)✕
紺野ぶるま(松竹芸能 東京)△
あばれる君(ワタナベエンターテインメント)△
とにかく明るい安村(よしもとクリエイティブ・エージェンシー東京)△
まとばゆう(アミーパーク)✕
スリムクラブ真栄田(よしもとクリエイティブ・エージェンシー東京)〇
ぶらっくさむらい(SMA)✕
パーマ大佐(太田プロダクション)△
平野ノラ(ワタナベエンターテインメント)△
マツモトクラブ(SMA)〇
もう中学生(よしもとクリエイティブ・エージェンシー東京)✕
ナオ・デストラーデ(SMA)✕
アキラ100%(SMA)✕
出せないw
AMEMIYA(SMA)✕
脳みそ夫(タイタン)△
西村ヒロチョ(よしもとクリエイティブ・エージェンシー東京)△
今年になって準決勝っていう再評価は勘ぐってしまう。
パタパタママ木下(よしもとクリエイティブ・エージェンシー東京)△
ニッチェ近藤(マセキ芸能社)✕
アイデンティティ田島(太田プロダクション)〇
横澤夏子(よしもとクリエイティブ・エージェンシー東京)〇
サンシャイン池﨑(ワタナベエンターテインメント)〇
バイク川崎バイク(よしもとクリエイティブ・エージェンシー東京)✕
ブルゾンちえみ(ワタナベエンターテインメント)〇
ルシファー吉岡(マセキ芸能社)〇
エハラマサヒロ(よしもとクリエイティブ・エージェンシー東京)△
守谷日和(よしもとクリエイティブ・エージェンシー大阪)✕
藤崎マーケット田崎佑一(よしもとクリエイティブ・エージェンシー大阪)✕
中山功太(よしもとクリエイティブ・エージェンシー東京)△
おいでやす小田(よしもとクリエイティブ・エージェンシー大阪)△
レイザーラモンRG(よしもとクリエイティブ・エージェンシー東京)〇
三浦マイルド(よしもとクリエイティブ・エージェンシー東京)△
藤崎マーケットトキ(よしもとクリエイティブ・エージェンシー大阪)✕
粗品(霜降り明星)(よしもとクリエイティブ・エージェンシー大阪)△
フリップ全部新ネタとかじゃないと無理な気がするのと1度期待をやめてみたらすんなり上がりそうなので
クロスバー直撃前野(よしもとクリエイティブ・エージェンシー大阪)✕
ゆりやんレトリィバァ(よしもとクリエイティブ・エージェンシー大阪)〇
ZAZY(よしもとクリエイティブ・エージェンシー大阪)✕
ヒューマン中村(よしもとクリエイティブ・エージェンシー大阪)△

✕がつまらないというわけではないですよ。
〇が9人。
・スリムクラブ真栄田
特にウケたという統計がある訳では無いけれど、高水準ではありそうなのでこの辺はあるかな。
・マツモトクラブ
準々決勝で改変部分が上手くいかなかったみたいな感想見たけど、大事なとこでネタ選びミスるタイプなのかな。3回戦までは評判いいけど準決勝でやらかすのがここ2年だったけど、さすがに今年はストレートでは。
・アイデンティティ田島
問題はテレビの賞レースでこれを良しとするかどうか。旬ではあるのでそこだけ。

・横澤夏子
ここがR-1の難しい所なんだよな。
こういうことしてくるから。

・サンシャイン池崎
旬枠。昨年と違ってお笑い好きだけが知ってるわけではないから多少粗くてもあげそう。

・ブルゾンちえみ
ちょっとあまりにも旬の芸人すぎるけど、かつては1年目のキンタローを入れて翌年にはキンタローとスギちゃんをセット売りしたことあるR-1だからなあ。
平野ノラとどっちを取るのかは気になる。

・ルシファー吉岡
今年は下ネタ禁止って見て準決勝で何のネタやるかわからないけど、通りそう。
ただ、昨年のネタ見る限りちょっとお笑い好きの過大評価なところもあるので、うーん。

・レイザーラモンRG
旬枠。旬枠多いな。いつも準決勝だと好きな事やって「おいおいw」みたいなことあるけど、今年はずっとシュリンプだし
元々実力は言うまでもないわけだから
しっかりと上がると思う。

・ゆりあんレトリィバァ
女性枠が多くて、昨年ドンズベリしてるからどうかなとは思うけど、ゆりあんをあげないと本当にあげる人がいない関西だからね。ここは確定で、横澤夏子かブルゾンどちらか削る感じかね。

敗者復活も考えてみよう。
△の中で可能性がありそうな人。

・キャプテン渡辺
3回戦で改めて見たけど、やはり実力がしっかりとしている。ただ、R-1って漫談軽視というか漫談やっても割食うと芸人がやらないのか、正当なものを評価しないから準決勝で落として、敗者復活でそれでも根強い支持があれば上げそう。

・紺野ぶるま
3回戦、準々決勝としっかりと受けている。が、芸能人批判は決勝に挙げられないので準決勝の賑やかしで、実名を出さず「あるある」ネタとして精査すれば敗者復活あるか。

・パタパタママ木下
ノーシードが準々決勝まで「一ウケ」と言われてるので、そのまま決勝はありそうだけど、そういうのをバッサリ捨てるのもR-1だし、意外と拾うのもR-1だからわからない。最近だと敗者復活で拾うっていう手があるのでそのパターンかな。

・三浦マイルド
今年は爆発力があるので、決勝に推したいのはやまやまなんだけど、去年とネタのテーマが同じなんですよね。やっぱり審査員はずっと見てるわけだから、そこは通さないのでは?だから、あるとしたら観客の意見が通る(とされている)敗者復活。


平野ノラとパーマ大佐は決勝か敗退かどっちかだと思います。平野ノラはブルゾンとどっちか、パーマ大佐は演芸枠がないのでそこにあるかもしれないけど森のくまさん準々決勝で披露してそれがヤフーニュースになっちゃったし仮に準決勝でやってもお笑いドスケベたちは「あーはいはい」って特に盛り上がらなさそう。


決勝進出者が出たらまた書きます。
現場からは以上でーす
行ってきました。賞レースは3回戦が1番「ヤバイ」という個人的な説がありまして。その説を立証すべく渋谷に向かったわけです。

総勢63組でメモをしてたわけではないので覚えてる範囲で。レポっていうか感想ですね。

↓受かった人たち


ぶらっくさむらい(SMA)
・多機能ベスト。歌歌うよりこういうヒップホップネタの方がキャッチーだね

オジンオズボーン篠宮(松竹芸能 東京)
シャッフル男爵。しょうもない世界観そのままだ。


中村涼子(ワタナベエンターテインメント)
留守番電話。最後ありきのネタで「最初にまちがえてますよ」と伝えればいいのでは?と思った。


西村ヒロチョ(よしもとクリエイティブ・エージェンシー 東京)
ロマンティックコント。ここ見て席離れる客がそこそこいて「はー本当にいるんだなー」ってなった。


さらば青春の光森田(ザ・森東)
風刺がすごいwwwこれは準々決勝でも見てもらいたいネタ。


おぐ(SMA)
少し食傷気味ですね。

阪口通昭(アマチュア)
音が小さくて「あれ?」ってなったけど
R-1はこういうミスに寛容ですね。

AMEMIYA(SMA)
さすが儲かってますね。「人一人殺せば犯罪だけど、戦争でたくさん殺せば英雄という矛盾」は普通にいい歌詞だなって思っちゃった。

紺野ぶるま(松竹芸能 東京)
面白かった!!よくある誹謗中傷ネタだけど、こういったネタもするんだなー。


浜ロン(ナチュラルエイト)
クズコント。

ダイス(よしもとクリエイティブ・エージェンシー 東京)
いわゆるオトボケ一発ギャグコントだったけど、そんなに嫌味じゃなかったのが良かったですね。生徒!!

アマレス太郎(ニュースタッフプロダクション)
個人的に舞台汚す系が好きなので、2手目にジェンガ崩壊してからがめちゃめちゃ面白かったです。帰りにハシミコフのテーマ調べちゃったし。


ミヤシタガク(タイタン)
誰も傷つけない平和な漫談だった…。

田上よしえ(プロダクション人力舎)
10数年前からこのネタじゃんw

パーマ大佐(太田プロダクション)
森のくまさんは別の機会にやるそうです。

キャプテン渡辺(SMA)
このクラスになると安心して笑えますね

ユーマ(ホリプロコム)
ちょうどこの前コラムを読んだので割と知った情報(NHKに出たいなど)だったんだけど、何も知らずに見たら3回戦ヤベエなってなってたと思う。

ウエスP(よしもとクリエイティブ・エージェンシー 東京)
ふ、普通にスゲェー!(DMCジャギ様)

バイク川崎バイク(よしもとクリエイティブ・エージェンシー 東京)
コント初めて見たかも。割としっかりとしたコント。

とにかく明るい安村(よしもとクリエイティブ・エージェンシー 東京)
賞レース、たまに「このへんで笑ったらダメ」みたいな空気あるけどそんな空気だった。

トップリード新妻(太田プロダクション)
女性だけど男言葉だから誰視点?ってちょっとなった。

街裏ぴんく(トゥインクルコーポレーション)
そんな女性を集めてバレーボールチームを作ってます、は良かったけど後は話がとっちらかってた。

本間キッド(SMA)
タドコロ=サン

タブレット純(トップカラー
どんどん女性っぽくなってくね!?
ルックルックこんにちはで笑ってるのが僕含め数人で悲しかったね。

中山功太(よしもとクリエイティブ・エージェンシー 東京)
安心その1。

横澤夏子(よしもとクリエイティブ・エージェンシー 東京)
安心その2。

三浦マイルド(よしもとクリエイティブ・エージェンシー 東京)
最後の方、みんな疲れてる中ドッカンドッカンウケてた。さすがっすね。

与座よしあき(マセキ芸能社)
天使と悪魔ネタ多かったけど、何を取るか?っていう方にシフトしていったのが良かったネタだった。

あばれる君(ワタナベエンターテインメント)
これも最初は天使と悪魔ネタ。

エハラマサヒロ(よしもとクリエイティブ・エージェンシー 東京)
昔やったネタのマッシュアップって感じですね。


落ちた組で印象的だったひと。

ケンキ…ウシジマくん漫談。親兄弟でも笑ってもらうぞ。
三遊亭とむ…ものすごいウケてたけど、身内ネタだからな…。
モグライダー芝…サイコロ振って出た目のモノマネ。家にあるトランプのジョーカーのモノマネ。偶発的に面白い。
わたなべるんるん…すごい好きなタイプの声質だった。好きな人のお父さんは少し好きな人の要素ある。
加藤誉子…こういうコントすきだなあ。なんというか、女性芸人だと「誹謗中傷系の女性目線ネタ」か「等身大の女性モノマネ」しか受け入れられないみたいなところあるけど、こういった平和的な、素材で勝負のコント好きだ。


落ちる落ちないのボーダーが
「声が出てるか出てないか」でまず振り分けられて、「ネタになってるかなってないか」で振り分けられて、最終的に「ウケたかウケてないか」で振り分けられてるんじゃないかなあってちょっと思った。
だから、「ウケたのに落ちてる」は「ネタになってるかどうか」ですでに脱落してるし、「ウケてないのに残ってる」は「声が出ていてネタになってる」で残ってるってことなんじゃないかな。
というほど、声量にかなり差があった。

それと、ピンネタは自由だけど、自由にやっていいわけではない。
これが振り分けられるのも3回戦からなのかな。ちょっとそれがわかったので、やっぱり3回戦は面白い。
感想です。前の記事では展望も書いてるのでそちらも合わせて読んでもらえれば。

審査員ねえ。審査員が早く決まってれば予想書きやすいんだけどねえ。


〇アキナ
前説ぐらいになってくれれば...
と言っていたけど、いやはや面白かった。
THE MANZAIの頃はノンスタイル式の漫才だったけど、こちらはもっとワードに寄って漫才をしていた。
THE MANZAIは「わかりやすさ」M-1は「ワード力」というのを嗅覚でわかっているのか計算か、しかしながらトップバッターだったからか、その賞レースに何が必要なのかというのを分かりきっている今回の審査員にはそこを見透かされていたのか、点数は残せなかった。

〇カミナリ
2010のスリムクラブのように最終決戦まで行くかと思ってたけど、緊張してたなー。
予選のときと、叩くテンポと独特な間があまり出ていなかったように思えた。
というか、服を正すの今までやってた?
やっぱりGYAO配信は埋もれてた芸人を有名にしてくれる。やはり、笑いというのは認知度もあると思うし。
してくれるけど、決勝の審査員はそれを知らないしなあ。
でも、上沼恵美子以外にはハマってたし
昨年のメイプル・馬鹿よ枠で、年末年始は大忙しなのでは。

〇相席スタート
上記とも少し関係あるし、展望でも書いたんだけど
やはり、相席スタートのネタって2人の前情報あってのものだとちょっと思っちゃうんですよね。0→1というか、中が上になる感じですが。
客席もかなりウケていたし、わかりやすかったけど、審査員からしてみれば、ただのシチュエーション漫才、ただの男女間あるある漫才、と捉えられても致し方なしかも。

〇銀シャリ
昔は「見せかけの正統派」と思っていた時代もありましたが、昨年ぐらいからボケとツッコミがようやく整ってきて、「正統派」と呼べるようなネタになってきたなと思ったので、今年は優勝予想でした。
1本目。ドレミの歌。
ツッコミワードは相変わらず凄いが、マイルドになっていて
ボケは抑えつつも、主張するところは主張する
なんというか、魚介豚骨スープみたいな感じですね。

〇スリムクラブ
ここだけ前情報なしだったので、どーなのかと思ったけど
ワード力の殺傷力よ。
五年の間に取り戻しましたね。
ただ、やはり2回目だとね。難しいところで、テンポは少し戻しつつワード力のみで勝負せざるを得なかったところと、今大会にカミナリがいたのが悪かった。
それと、2010年は「テンポ至上主義」と「手数至上主義」が横行してる時代で、それをぶち壊す形のカタルシスがあったが
今年は何も無かったのも大きい。
ワード力だけはとても面白かっただけに。

〇ハライチ
なんというか...
漫才師として、“ハライチの漫才の印象”をブラッシュアップしてきてるのはわかるんだけど、これについて来れるのファンとラジオリスナーだけなんじゃないかね、と思ってしまうのは思考を放置させすぎかな?
何も、あのスタイルだけで行けとは思わないけど、何かしらの武器はあってほしい。
ボケもツッコミもさほど無いというのは何も生まないと思うんだけどな。
優しい世界が広がるだけ。
あと、召使いの下りでチーモンチョーチュウ思い出した。息づかい~

〇スーパーマラドーナ
昨年のパターンと同じで、後半でテーマを回収するパターン。
昨年の落ち武者よりかは、そこが弱かったように思えたけど、さらっと流さずガッツリ見せたのでわかり易く良かった。
松本人志が「途中しんどかった」と言ったのは、やはりボケる→ツッコむが並列していくことかと思うけど、ネタの練度で支えているよね。

〇さらば青春の光
準決勝とネタを変えたのは、さらばと後述の和牛。
このネタ、数年前にM-1(THE MANZAIかな?)でそこそこ評価されたネタで、ここだと思ってかけたのか
準決勝のネタでは、舞台レベルでは受けるが今回の審査員では通用しないと思って変えたのか。「批判する人を批判する」ってネタだったので。本人達のみ知るところだけども。
やはり、ワンアイディアでの漫才ってコント師がやるイメージだけど、割と採点高かったですね。
最終決戦が見たかった。何のネタやったんだろう。ジャックと豆の木な気もするけど。

〇敗者復活︰和牛
これも準決勝と違うネタ。
パーツ、パーツでは面白いけど、これもボケる→ツッコむのリピート。
ただ、ツッコミの演技くささというのをもう初めから演技させてしまうというので払拭させていた点と、ストーリーに膨らみがあった点が高得点に繋がったか。
僕としては昨年までの屁理屈漫才って好きだったけど、あれでは頭打ちなので少しその匂いを残しつつ、ポップなネタに変えてきたのは良かったと思います。
ちょっと採点高くない?とは思ったけど。

最終決戦
〇スーパーマラドーナ
こりゃまた、えらい古い題材だな。
テンダラーがやったときも古いなと思ったのに。
準々決勝の女の幽霊のネタで行くかと思ったけど、思い入れのあるネタなのかな。
最後のオーバーキルがめちゃくちゃ面白かったです。

〇和牛
これは準決勝のネタ。準決勝のレポ読んでも、ここまでハネたように聞いてないから
決勝の舞台では優勝受け入れ態勢があったように思える。
1本目のネタより、上下迷彩やカエルの下り、指輪を探す下りで盛り上がるところが多く、これは行ったかと思ったけども。

〇銀シャリ
うんちくんのゆるキャラは下痢
は良かったけど、もう雰囲気で笑いが起きてるだけで、1本目と前2組に比べると弱かったのは否めないよね。
1本目ほど掛け合いもなく、雑学というジャンル上「へー」や「ふーん」という余計な感想が入ってしまい笑いに繋がりにくいネタだったように感じた。

悩む審査員。
そして優勝は銀シャリ。
これは「誰が」っていうよりかは、「和牛が面白かったけどまた敗者復活で優勝だとなあ。かといって、他2人も圧倒的だったかと言われると...」というのも含まれてるんじゃないかと思うんですよね。
結局、漫才という形をなしていた銀シャリに。


まあ、銀シャリとスーパーマラドーナは予想通りというかオッズ低かっただろうし
昨年の時点で「来年は銀シャリだろうな」と予想してた人は僕含め少なくなかったことだと思う。
なので、昨年ほどワクワクしなかった。
無難。
ただ今年も、カミナリ、相席スタート、さらばのチームインディー(まあ相席スタートは吉本だが)が爪痕を残し、年末年始のネタ番組で暴れてくれると思うので良しです。

来年の話します?
来年もたぶんあると思うんですけど
現状、優勝候補がいないなあって。
今年のメンバーで言えば、スーマラ、和牛だと思うけど、スーパーマラドーナって芸歴よく分かんないんですよね。一応、あと3年あるけど。
メイプルやカミナリなんか、ここまでなんて思えなかったし、全然予想出来ないんですけど
ミキはまあ来るでしょうね。
あとは、去年戦慄を覚えたAマッソ。今年は準決勝まで行けたので覚醒しないかなあ。何気に静岡ローカルでレギュラーあるし。関西では金属バットも応援してまーす。

おわりでーす

いよいよ明日ですね。
なので、展望と予想をしたいと思います。
準決勝は見ていないので、あくまで感であり勘で。

・アキナ(初出場)
・カミナリ(初出場)
・相席スタート(初出場)
・銀シャリ(3大会連続3回目)
・スリムクラブ(2大会ぶり2回目)
・ハライチ(4大会連続4回目)
・スーパーマラドーナ(2大会連続2回目)
・さらば青春の光(初出場)

こうなってます。
さ、アキナから展望。

〇アキナ
THE MANZAIでは「わかりやすさ」を評価されていたが、M-1が今年も去年の審査員陣ならば「ネタは良いけど、それ以上が突き抜けてこない」となりそう。
なので、M-1の1発目として平均点はたたき出すものの、総合してみると5位あたりの成績になりそう。

〇カミナリ
そこでぶち壊すのがカミナリ。
準決勝では、おそらくトップ通過。
茨城弁と鋭いツッコミ。
問題は出番で2番目ではまだ温まってないところ。そこでのカミナリはまだ早い可能性がある。
なので、アキナの出来次第というか前説力というか。アキナには申し訳ないけど、そういう見方になってしまう。

〇相席スタート
相席スタート、すごい好きだし
相席スタートが賞レースで認められるっていうのを数年前から望んでいたし
今年のネタは今までの中で一番だと思ってるけど
キャラクターが浸透していてウケるのって
準決勝までじゃないかなあ。
今回のネタって、ケイさんのキャラが浸透していることが前提で且つケイさん主体のコンビだという認識のもと、山添さんが最大限に輝いたから大きくウケたんだと思う。
だから決勝だとどうかな。前がカミナリだし。

〇銀シャリ
優勝候補筆頭。
4番目という順番はいいけど
準決勝のネタがドレミの歌っていってたから決勝でもその可能性が高いから
題材で突き抜けない可能性もあるんだよなあ。最終決戦には残るけど、初戦はギリギリって感じかも。

〇スリムクラブ
準決勝がウケたっていう情報は知ってるんだけど、その他の情報がなくて全くわからん。
ただ、審査員が前のメンバーだと「目新しさ」よりも「ワード力」を評価しそうだから、いい所までは行きそう。

〇ハライチ
準決勝のレポ見るとそこそこウケで決勝来ちゃった感。
去年もハライチだけ「そうかー決勝かー」って感じだったから今年もなのでは?

〇スーパーマラドーナ
去年は序盤に出てきたけど、今年は後半だから爆発するんじゃないかなと。
ここ数年の賞レース、見た目が地味でもネタがしっかりしてるのは評価してるから、スーパーマラドーナは最終決戦に来るんじゃないかと。

〇さらば青春の光
まさかのM-1出場。コントは3回戦落ちだったのに。だいぶメタなネタだと聞いてるから、審査員に嫌われそう。特に正統派なところは。

〇敗者復活
メイプル超合金かインディアンスの2択だと思ってます。でもこの2択なら最終決戦には残らなさそう。敗者復活が最終決戦率高いとはいえ。

最終決戦。
カミナリ、スーパーマラドーナ、銀シャリで銀シャリ優勝と予想。


さてどうなることか。
キングオブコントの感想書きます。

今年は「わかりやすさ」ブームに観点を起きながら見ていきます。
昨年のコロチキ、トレエン、R-1のザコシショウと様々な面での「わかりやすさ」がブームになっています。
元凶は昨年のキングオブコントなわけですが、そこが今年はどうブラッシュアップされているか。

まず1組目から。
〇しずる
犯人どころか誰もいないビルに乗り込み、するべきことをして達成感に溢れるコント。
ラストも含め、ものすごい良いコントなんだけど、もう一つボケの展開があったらなあ。そういう構成なんだけどさ。
でも、良いコントってだけで高得点をつけてもいいネタ。

だから松本人志の「トップバッターだから基準点を作る」で85点ってのはちょっと違うな~と思う。それはさ、事前に個々で基準点を作ってから臨めばいいものでは?

〇ラブレターズ
ラブレターズってちょっと捻った設定というか人物をやるイメージだけど
これはどストレートだな。
「とにかく楽しんでみてください!」と言っていたように、去年からの「わかりやすさ」対策をしてきた結果だろう。
歌唱力が物凄いし、ネタ自体も楽しい。
が、「スリーバント失敗」などのボケが突き抜けない。ストーリーだけが残って、そこに笑いが追いつかない。
以前、コントとは「笑い」と「劇」の狭間との問題で
「笑い」はアルコール、「劇」は原液。
このネタは甘味炭酸飲料といったところで、すっきりはするが...。

〇かもめんたる
それっぽさはあるものの、もっと狂気性のあるワードが欲しかった。
動きやツッコミでの笑いはあるが、やはり以前出場したときの満ち溢れた狂気と比べると、本ネタは少し弱かったように思える。

〇かまいたち
後で言及するけど、本当「同じことをやる」ってネタの組が多い。
このネタの大事なところはやっぱりツッコミワードじゃないですかね。
こればっかりは関西出で良かったのかもしれない。特に突き抜けたネタではないが、やっとコントっぽいというか笑えるネタが来たという安心感はあったかもしれない。

〇ななまがり
「ナス持ち上げる時だけ左利きダヨー」
僕はこのワード、ハマったので良かったのだけどハマらないとキツイ。
導入はどちらか板付きで「あー疲れたなー」みたいな言葉があっても良かったかも。
あと、上手をチョロチョロ見るのがすごい気になるなー。いや、気になってるという話なんだけど、演技ではないように思える。

〇ジャングルポケット
あー、これいいネタだなぁ。
東京03っぽいけど、3人がちゃんと繋がった会話になっているから
ネタに深みが出るし、洗練もされている。
ウォッシュレットのところで、今大会ようやく声をだして笑えた。
ただ、トイレに入った時のおたけの顔が余計な情報で気にはなったけど。

〇だーりんず
バイきんぐを尊敬してるだけあって
演技の仕方がそっくりだ。
演技論的には褒められたものではないんだけど。
演技中に客席の方を見るのは、舞台上が孤立した空間にならないし
文節を変に間を空けてこねくり回すのは
演技が下手な人が「これ演技うまくみえるかも?」という苦心の結果なのだが
実はこれが悪手で逆に悪い演技になる。
バイきんぐはこれらのマイナスを圧倒的な声量とコントの設定で覆したのだけれど、だーりんずにはそこまでの勢いはなかった。
それと「童貞」という言葉は人によってはあんまりワードとして弱く、それを推していくにしては少し脆いワード。
ただ「探すよ、あの頃夜な夜な探してくれたようにね」のようなパワーワードがあったのも事実。なんだか、もっと迫力があったら違う展開だったのではと思ってしまう。

〇タイムマシーン3号
有吉の壁でやっていたネタ。
ビジュアル的にも面白いし、そもそも舞台が汚れていくシチュエーションが好きなのでかなり面白かった。
タイムマシーン3号の漫才のような、相手をスカすような下りもあったし
有吉の壁でやったものより、かなり長尺用に考えられてるものだとわかる。
ただ、最後の古代通貨は袖から出てきた時点で暗転の方が良かったのでは。

〇ジグザグジギー
今回、かなり「同じことを何回もやる」というネタが多いけれども
ジグザグジギーに関してはこれが一つの持ち味で、寄せたというか今テーマだから上がれたという感じ。
ジグザグジギーの弱さとして、ツッコミがハイテンションではなく区切るような喋り方なので爆発しにくいというのがある。
また、会話が少ないのも特徴で
目の前で起こってること以上の情報が得られないという弱さもあり
ジグザグジギー、好きなんだけど
とても脆い芸人スタイルなのが。
今回も、そこそこウケていたけど
そのへんだったのでは。

〇ライス
手芸部のブス。
「〇〇してくれぇーい」という繰り返しではあるが、かなりコントとしてはベーシックな作劇。
なので正直、例年なら中位クラスのウケ度だと思うが、そこは今大会が低調なところで確かに面白いけど...といった感じ。
ただ、コント内の押し引きがあったのはライス含め上位組と、毛色が違ったラブレターズぐらいで
「肩揉んでくれぇーい」が評価されてたところを見ると、やっぱり最低限のところは見られてるんだなと思う。
個人的には、本当に撃っちゃうところと
ときどき心配しちゃう優しさが出てるところが、なんだか両立してなくて面白かったですね。

ファイナル
〇かもめんたる
あー、これこれ。かもめんたるに求めてるのはこれ。
笑えるとか、ボケの量とかではない
狂気性という個性。今年のキングオブコントで足りないな、と思うのは個性。
そこはやはり、チャンピオンで最後に見せてきた。

〇タイムマシーン3号
漫才のネタのよう。
この、漫才のネタのようなのを「コントに引き延ばしたように見える」ってのは
かなりマイナス点かも。
お金のネタは独創性があったけども、このネタは割と使い古された設定なのがなんとも。

〇かまいたち
かまいたちの有名ネタ。
動きやビジュアルや「給食費が落ちちゃう」っていう小ネタもあるし、評価されるべき点はたくさんある。
ただ「このお菓子、昔からあるけどやっぱり美味いね」っていう感じになって
安定感はあるけども、存在感が出せていたか...というところはある。

〇ライス
「お水かけられたと思ったらおしっこ漏らしただけ」という裏切りから始まるコント。これも極めてベーシック。
1本目もそうだけど、関町の演技力を軸に進めており、この力がベーシックなだけのネタをさらに昇華させている感はある。
また、動きに対立関係が見えるのもベーシックだがベターな動き。
僕が演劇部に入って1年ぐらいのときに言われたのが「役者同士との間には綱があって、綱引きをするように押し引きをするのが演技」だと。そこから改良して僕は
「矢印の向く方意識」としたんだけど
つまり、○→〇左の人が右の人に向かった場合
○→〇→と右の人は体を引くのが普通で
そこで対立関係を表すことが出来る。
ここまでわかりやすく、基礎をネタの中で出したコンビはライスぐらいかもしれない。
ベーシック、ベーシック
決して貶しているわけではない。
ただ...続きは最後に。

〇ジャングルポケット
「あと残り時間3分です」で、メタネタだなあと思ってしまった。
つまり「4分のネタをかかないといけない」→「時間が決められてるネタを書こう」
邪推かもしれないけど、「あと〇分で何が出来るか」「30秒意外と長い!」というのもそう思うところ。点数の低かった設楽ももしかしたら、こんなところを感じ取っていたのでは?
あと、1本目で良かった3人の絡みが2本目では皆無で、斎藤と太田のみの絡み。ここが読めないのはどうかな。
昨年のキングオブコント以前では、前の年のハネたところを対策として取り入れるんだけど、ドンずべりするし
昨年の新生キングオブコントでやっと決勝にあがってこれたわけだけど、いまのままだとただのバラエティ向けの賞レースを作るためのお人形になってしまう。
対策だけでなく「予測」までしないと、優勝はできない。


というわけで、優勝はライス。

正直言って、今年はかなりレベルが低かったです。あっけにとられた。
これは出ていた芸人が、というわけではないんです。
準決勝の審査員はかなり悩んだと思います。
例年なら、昨年の対策してきたところはほとんど落として「新しいコント」「洗練されたコント」など様々。賞レースとは「新たなブーム」を生み出すツールで、審査員ももちろんそこをわかった上で、決勝に送り出す。
しかし、昨年の準決勝で一、二のウケを争ったコンビが決勝ではあの5人にハマらず。
「今年、新たなブームを作ろうと送り出したところであの5人にハマらなければどうしよう。準決勝の審査員の信用度問題になる」となってしまう。
だから本来なら有り得ない、昨年のブームを傾向と対策で研究してきたコンビを多数決勝にあげた。「あの審査員なら、こういうのが好きなはず...番組が成り立つはず...」
はっきり言えば、これはもう賞レースではなくネタ番組だ。
たけしの演芸館で「殿、如何でしたか?」「あんちゃんたち、面白いね」
年始の東西ドリームマッチで志村けんが「いや、面白いね」って評価するのとわけが違う。
今年の何がレベルが低かったか。
番組サイドも含めて「審査員のみなさん、好きそうなネタ作ってきました。見てください!」という右倣え。
これはもう「よいしょ」ではなく「老人介護」だ。
それでも審査員はあーだこーだ言う。
なんとなく、賞レースっぽく見える。
違う。違くないですか?
キングオブコントってもっと違くないですか?
もっと、「僕達こんなに表わしたいことがあるんです!」という熱量があるもんじなないんですか?
今回それがあったのは、しずる・ななまがりぐらい。もちろん、下位。

ただ、今回決勝にあがってきた人たち
準決勝はほとんどウケてあがってきたんですよねー。
これが昨年からのテーマ「わかりやすさ」サブテーマ「天丼と呼ばれる、繰り返しの美学」の厄介な所で
これらのテーマ、昔からある極めてベーシックな手法で、トップどころに来られる人たちは簡単に扱える食材なわけ。
見る側も、簡単に扱える食材のものを
受け付けないということはなく
大ウケもする。

僕は今大会を見終わった後「10年前か15年ぐらい前のお笑い番組を見ているようだ」と思った。
それもそう、審査員(多角的・本質的にネタを見てくれている設楽は除く)のお笑い論がそこで止まっているのだから。
その審査員におべっかを使ったネタ番組だから、昔のような感覚になるのは当然だ。
経歴は素晴らしい審査員なのに...。

なんだか、最新ヒットチャートが入ったカラオケ機種と謳っているのに2000年代までしか入ってないみたいな感じのキングオブコントでした。

どうにかなりませんかね。









行ってきました。私、初めての芸人単独ライブ。鳥居みゆきはネットで有名になった頃からのファンですが、深く知ろうとしない性格なので、今まで単独の存在に気づいた頃にはチケット即完売。今回はたまたまタイミングが良く、チケットが残っていたので行くことが出来ました。

雑感になってしまいますがネタバレはありますのでまだ観ていない人はお気を付け下さい。









舞台にはスクリーン幕。タイトルが映し出されている。
客入れ曲は80年代を中心とした歌謡曲。
前説前の曲は坂本九の「上を向いて歩こう」
今回、飛行機墜落の話だからね。
演劇論になってしまうのだけど、客入れ曲は大事。主催者側の趣味が見えて
そこで合致すると、見る前から融和性が生まれる。つまり劇に入りやすくなる。

前説は機長に扮したラブ守永。
一通り声出しをしてから、注意事項。
「携帯ですとか音がなるものは、出てる人が不安定になるのでおやめ下さい。こう、飛行機のように不安定になるので」
また、「私は何万回とフライトをしていますので安心してお乗り下さい」
ああ、これは落ちますね。

少し時間が空いてから開演。



ネタについて色々と書こうと思ったのですけど、なんだか元も子もないような気がするので掻い摘んで書きます。

●ビーフオアチキンオアしゃり?→海原雄山→左ばかりに偏らないで!
で爆笑しました。鳥居みゆきの、マニアックな風刺がウケた時に照れ笑いするのがめちゃくちゃ好きなんです。

●ちょっと前の流行った話題からいま話題のネタまで、かなり豊富に入れていた気がします。

●リアルタイムボイスチェンジャーすごい。

●「まあ、これもゴミになるんだけどね」悲しい顔からを見せてからの暗転
コックリさんのオチもそうだけど、かなりこだわりの演出なのだろうと思う。
舞台なのに映像的というか、鳥居みゆきの中でも好きな演出の一つ。

●今回もポポタン。モンスターと化し、周りはノケモンにされるゲーム。ゆーたった、まれに起こる
とポポタン節炸裂。
そして、今回のテーマが何故飛行機墜落なのか?飛行機の定義とは?最初のネタと繋がる。





生の鳥居みゆきは女優のように綺麗で
生の鳥居みゆきのネタは、したたかながらとても熱量を感じる。
遊び心と知性と狂気を併せ持つ、今世最高の芸人だ。
「生と死」というメインテーマを持ち、様々なアプローチを見せてゆく。
それを「お笑い」に変えるというのが凄いところだ。

今回の内容では完全版でのDVD化は不可能なので、実際に観劇出来て良かった。

今さらR-1ぐらんぷり2016の感想です。
ざっくり。

Aブロック
〇エハラマサヒロ
なんだか原点回帰みたいなネタでしたね。
今さらドラえもんをいじるのはどうかと思ったけど、ワードも強めだし今大会の出だしとしてはとても良かった。
バラエティ感は強かったけど。

〇小島よしお
この人形3人って、水曜日のダウンタウンでたむけんが言ってたやつだけど、どっちが先なんだろうね?
小島よしおが決勝あがったのって、観客投票な気がするんだけど、「サンミュージックはいま大変」1つでのし上がってきた感はあるよね。正直、ネタ自体は毎年の小島よしおのウケ度とさして変わらない気がする。

〇シャンプーハットこいで
こいちゃんは男前だなあ。
思ったんだけど、R-1でイラストフリップネタって割とややウケ止まりが多いような。さっくんとかバカリズムとかいるけど。結局、最後と腹芸だけこいちゃんっぽくて後のネタは実のところ誰でもいいんじゃ?ってのがこのネタの弱みだったような。

〇サンシャイン池崎
ほー、池崎が敗者復活ねえ。確かに準決勝のレポで名前よく見たわ。
ハイテンションだけでなんとなく面白く見える、ってのが今回の人選なんだけど
まさにそんな感じ。でも「手を挙げていない全ての人」って辺りはちゃんとしてるなあって思った。あと、池崎の顔をしっかりと見たのが今回が初だったんだけど、意外とベビーフェイスなのね。

勝ち上がりは小島よしお。エハラに票が集まらなかったのが意外。みんな盛り上げ担当ってわかってるのね。

Bブロック
〇ハリウッドザコシショウ
これぞあらびきスピリッツ。
なんというか世紀末感。
世界が今日崩壊するからこれで笑おうって感じ。まあ、冗談はともかく。
事前番組で観客投票1位って言っていて
今回、観覧がどんな反応するかなあと思ったら、割とお笑い好きが集まったのが勝因でしょう。下手したらドンずべりもあるわけだし。野々村っていう一般向けネタもあるけど。個人的には誇張シリーズよりもサラリーマンやホラー音の方が好み。

〇おいでやす小田
去年見た感じだと、関西芸人特有の「してやろう」感があったんだけど、今回のは全くそういうのを排除してシンプルに仕上げていた。息つく暇もなくどんどんと突っ込んでいっていて、テンポがあるし「山田太郎」のキャラ設定に嫌味がない。「わたしそういうの気にしないから」と性へのフォローもある。ただ、特段それ以上の何かがなかったのが敗因か。なんというかSIMPLE2000シリーズ「the面接」って感じだった。

〇横澤夏子
柳原可奈子も友近もそうなんだけど、こう形態模写系って感想に困る。
「幸せー」「私があの幸せですー」「あなたより幸せです」あたりは面白かったのだけど、他はコントってより寸劇だなあ。
オチは準決勝と変えたみたいね。
準決勝で特別ウケたわけではないから決勝にあげるならオチを変えて...というアレがあったように思う。

〇ルシファー吉岡
今回、敗者復活ガチなんだなあ。いや前回も2位と1位はガチだったけど。
準決勝でかなりウケていて決勝当確と言われていたルシファーがここで来るとは。
ネタは少し緊張していたのかテンポが悪いなと思いました。「iPhone作るぞー」「ナマコ食ったぞー」ってところがヤマで、あとはややウケだったもんな。多分、もうちょっとウケてもいいし逆に準決勝がウケすぎてたのかもしれないし。

Cブロック
〇厚切りジェイソン
あー、これフリップほしい。
やはり片言だとすっと頭に入ってこない。
漢字は実際に書きながらやっていたから不安定さを取り除けてたんだなあ。
「可愛い子には旅をさせよ」
その可愛いじゃないよー!

〇ゆりあんレトリィバァ
ツギくるもんでやっていたネタ。
これなあ。ゆりあんのワードセンスってのは出てるんだけど、後半からバテて声量が落ちてるときあるから諸刃の剣だと思うんだよね。「動けるデブ」っていうか「動いてるデブ」って感じなんだもん。

〇とにかく明るい安村
3回戦落ちなのに追加合格で何故か決勝まで。うーん。
R-1の七不思議だ。
ネタはやっぱり3回戦で落ちるレベルだなあと思ったけど、去年の石田みたいに決勝でテレビフィルターだとそれっぽく見える。バラエティ向きだってこと。
ジャムはちょっと面白かった。

〇マツモトクラブ
わあ、ネタがシティー派だあ。
準決勝とネタが違うから敗者復活でネタ変えたんだね。
だいぶ劇寄りだったけど、笑いも入っていた。でも板尾のコメントがまさに、でパンチは無かったよなあ。あれは面白かったからこそのコメントだと思うけど。
あと、完全暗転がいいけど電飾があるからなあ。むずかしいね。

ファイナル
〇小島よしお
一本目よりは薄い。やはりサンミュージックネタ一本だったなあ。
〇ハリウッドザコシショウ
一本目よりも薄かったけど、ハンマーカンマーを残してたのは巧いなあ。
よほどの自信がないと出来ないぞこの構成。
〇ゆりあんレトリィバァ
すごいスベりようだ...。
このネタの弱点はCブロックで書いた通りだけど、そのワードセンスも出し切れなかった。下ネタを重く描いているのに、言ってることは小学生レベルってのは辛い。

優勝はハリウッドザコシショウ。
これほんと「面白かった」「つまらなかった」で別れると思うけど、準決勝では一ウケだからね。準決勝一ウケで優勝したのってかなりさかぼらないと無いんじゃないの?
それだけ今回はお笑い好き向けの大会だったと思う。
いつも準決勝の客と観覧の客の差問題って出てくるけど、今回は気にならなかったもんね。
それと今回の人選や今の傾向から見るに
「知があるお笑いこそが優秀」っていう風潮が終わったんじゃないかなと思う。
まずキングオブコントで巨匠のネタを「知のお笑い」の代表者である松本人志が「昔なら好きだった」と言ったわけじゃん?さらばも低評価だったし。それでコロチキが優勝した。
M-1でフィギュアスケートのプログラム化していた風潮をトレンディエンジェルの優勝で流したわけじゃん?
で、永野のブームや今回のザコシの優勝のわけで。
時代が「とりあえず笑いたい、わかりやすい笑い」っていう風にシフトしていていってるように思えるんだよね。
エンタの神様やあらびき団が流行っていたあの頃の混沌とした時代に。
某アニメの某歯が出ているキャラが
「お笑いは知識と教養」と言っていて
僕もすごく納得したんだけど、その概念が変わってくるかもしれない。


あと言いたいのは毎年3回戦落ちのハリウッドザコシショウが今年決勝まであがれたのは実はパンツの色を黒にしたから、であってパンツの色って大事だなあと思いました。