【栃木・視察】1/11ナシ&イチゴ
10日(木)は、宇都宮でナシ生産者さんを対象に講演しました。
そして、11日(金)は、とちぎ農産物マーケティング協会さんのご厚意で、朝からナシとイチゴの関係施設などを視察しました。
【1】ナシ果樹園
まずは、10日の講演会にも参加された、山口果樹園さんに伺いました。
山口果樹園さんでは、ナシを中心に、ぶどう、柿、キウイ、レモン、ブルベリー、キウイなどを作られています。
ナシだけで3.5haと、県内でも大規模な果樹園を経営されています。
現在は、枝の剪定作業で忙しい時期です。
よい花の芽のついている枝をみきわめて、不要な枝を剪定します。
どの枝を残すのかは、生産者さんによって異なるので、大変興味深いです。
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SSと呼ばれる、散布車です。果樹園のアイドルともよばれます
個人的には、戦隊や仮面ライダーなどの乗り物っぽくて、男心がくすぐられるフォルムです。
写真のは、最新型の散布車(SS)で、 1台900万だそうです。
【2】農業試験場(宇都宮市)
次に、栃木県農業試験場に伺いました。
栃木の特産ナシ「にっこり」もこちらの試験場で開発されました。
育種以外にも、栽培技術の研究もおこなわれています。
ナシの栽培は、江戸時代に開発された、枝をひっぱる棚栽培が一般的です。
現在では、新しい栽培技術も研究されています。
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こちらの試験場では、根が張って樹が大きくなりすぎないようにシートを下に敷き、枝の誘引がY字の栽培方法を研究しています。
初期コストは棚栽培よりかかるそうですが、収穫が楽なことに加え、収量が倍になるそうです。
【3】イチゴ研究所(栃木市)
次に、栃木県農業試験場 イチゴ研究所に伺いました。
栃木県は、イチゴの生産量日本一です。
栃木県農業試験場では、女峰、とちおとめなどが開発されました。
スカイベリーもこちらの研究所で開発されました。
韓国などへの、日本のフルーツ流出が問題になっていますが、新しい品種を作るのは大変な作業です。
こちらのイチゴ研究所でも、毎年、1万株の中から新品種候補を選抜し、その中から、有望な品種を開発します。
さらに、市場に流通するのは、その中のわずかに過ぎません。
スカイベリーに続く新品種も開発されています。
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栃木iw1号(白)と栃木i37号(赤)を食味させて頂きました。
栃木i37号は、イチゴとは思えない、シャキシャキした食感でした。
それでいて、甘味がしっかりしつつも、酸味もある、おいしいイチゴです。
脳内でちょっとした混乱がおきます^^
売り出し方によっては、面白いと思いました。
白イチゴの栃木iw1号は、色も真っ白に近く、白イチゴとしては、甘みがあるイチゴです。
そして、あまい香りが鼻を抜けます。
栃木県産のおめでたい紅白イチゴとして、近い将来店頭に並んでいることと思います。
これらは、まだブランド名はついておらず、これから名前を公募される予定とのことでした。
【4】イチゴ圃場
最後に、全農とちぎさんが運営するいちごゆめファームさんに伺いました。
こちらでは、高単収を目指した実験を行っています。
まだ2年目ですが、昨年は10a当たり4.2tとのことでした。
10a当たり8t以上を目標にされているとのことです。
圃場を見学しました。
大き目なら、まだ色づいていない白いイチゴに、リンゴのような味がするものがあります。
だから、イチゴ園にいくと、色づく前のイチゴの味見もしています。
個人的には、先がいくつかに割れたイチゴが好きです。
特大のとちおとめを頂きました。
とってもおいしかったです!
ご協力いただたいた皆さま、ありがとうございました!
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