9月14日(金)
高知市卸売市場での講演の前日、
高知県園芸連さんのご厚意で、高知県農業技術センター果樹試験場に伺いました。
栽培技術など、丁寧に教えていただき、大変勉強になりました。
【柿の木】
ビニール袋は、アルコール脱渋した跡
平核無柿なら1日で渋が抜けます。
ただし地元の古い渋柿 (川端、稲山など)には、3日脱渋しても、渋が抜けきれないことがあるそうです。
季節外れの柿の花↓
【ポポー】
アメリカではカスタードアップルと呼ばれるほど、濃厚な果実。
パパイヤのようなリンゴのような、独特の香りと風味があります
試験場で栽培されているポポーを頂きました^^
(大)プロリフィック種
(小)サンフラワー種
濃厚な甘さでとてもおいしかったです
実が残っているのは、サンフラワーという品種。
ポポーは北米原産で寒さに強く、また日本では害虫も少ないため、
高知では比較的作りやすいと期待されています。
でも、花はとてもグロテスクなのだそう
【水晶文旦】
文旦はゆずと並ぶ高知の特産果実で生産量1位の果実。
文旦のうち、これからシーズンに入るのが水晶文旦です。
水晶文旦は、ハウス栽培です。
↓白袋などをかけると、果皮での葉緑素が少なくなり、色が黄色くなります(カラーリング)。
黒袋の方が効果があるそうですが、温度が高くなるなどするので
黒袋の上に白袋または白袋だけをかけます。
手間がかかるので、白袋だけが多いそうです。
【龍水(梨)】
高知県が開発中の新品種、龍水です。
ネーミングは坂本龍馬から。
高知県で作られる、赤梨は、ほぼ全て有袋だそうです。
【新高(にいたか) 梨】
高知県の黒岩地区などでは梨栽培が盛んです。
あきづき、豊水と並んで、新高は、主力品種。
新高は、大きくなりすぎて、メーカーの最大袋をかけても破れてしまうそうです
【ゆず(青ゆず) 】
高知が生産量1位の果実の一つが、ゆずです。
今の時期は青ゆずです。
ゆずの木のトゲは、武器として使えそうなくらい長いです。
作業に邪魔なので、試験場ではトゲの少ないゆずの研究もされています。
ゆずは、中に黒、外に白の二重の袋をかけて、カラーリングします
【土佐文旦】
”土佐文旦”は露地で栽培されます。
うまく栽培すると、一本の木から300個も収穫できるそうです。
白マルチと呼ばれるシートを敷くとよりおいしくなるけれど、傾斜地栽培が一般的なのでマルチは使えません。
【熱帯果樹】
アボカド(ベーコン種、ハス種)、ジャポチカバなど、温室で熱帯果樹も試験栽培されてます。
携帯の充電が切れ、ジャボチカバは写真におさめられませんでした><
【あきづき】
ポポーの他にも、試験場で栽培されている”あきづき”をいただきました
今が旬だけあって、あまくてとってもジューシー!
十分渇いた喉を潤してくれます。
1個半、ペロリと頂きました^^
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