1階部分のベースを終えた方は、
2階部分の科目別の対応に進みましょう。


既にこの時点で、ある程度のインプット、アウトプット
を繰り返して基礎的な部分は頭に入っているものとして
話を進めます。

6科目の対応を簡単に述べると
*以下、科目順に
1)金融
2)不動産
3)ライフ・リタイアメントプランニング
4)リスク
5)タックス
6)相続
とします

6科目どの科目も過去問題の類似問題はでます。
なので、過去問題を解く事が第一歩となるわけですが
中でも、2)不動産と4)リスク、6)の相続の分野は
過去問題の数値や状況を少し変えたぐらいの問題が
出てくることがあります。


なので、この3つの科目は過去問題をできれば受ける年の
4年分前ぐらいはそろえて、解いてみることで
かなり対策ができます。


それぞれの問題は定型の問題が多く、
例えば不動産の分野でいえば、マンションにおける、
空き室リスクを加味した収益の計算。


最終的に何年か賃貸して売却した場合の損益計算。

あるいは、公示価格を参考とした土地価格の計算等です。

これらの問題は解き方に一定の方法やチェックの
方法があります。それをマスターすれば、解けるように
なります。
メルマガでも紹介していく予定です。



テキストの学習に合わせて、
問題集を解くことをオススメします。


CFP試験は範囲が膨大ですので、
インプット(テキスト読み込み)をすべて終えてから
アウトプット(問題を解く)といった順番では
インプットが終わるころには、
最初のほうのインプットはもう消えてなくなっています。


それよりもインプットは最初ざっとでもいいので
スピードを重視し、早めにアウトプットに挑む。

間違える。間違えた箇所をインプットする。

またアウトプットする。という

インプット→アウトプット→インプット→アウトプット
というサイクルを小さく何回も繰り返して
すこしづつ大きくしていく感じが良いと思います。


最初のインプット・アウトプットサイクルは正答率
にこだわらず、どんどん進んでいくことです。

正確的に気持ち悪い方もいるかもしれませんが、
とにかく試験範囲が広いので、わからない箇所で詰まっていると
最後までたどりつかずに時間切れという結果になりかねません。


なので、とにかく猪突猛進に進むことです。

その際、学習効率を考えると夜にインプットして朝に
アウトプットするのが良いです。


人間の脳は夜寝ているときに、記憶を定着化する
機能がありますので、睡眠をよくとって朝早くおきて
前日インプットした内容をアウトプットする。


そして会社の昼休みにアウトプットで間違えた
問題の内容をテキストに戻って確認し、
インプットする。

帰宅して新しい分野のインプットを行う。

といったサイクルを回していければ、
膨大な試験範囲も少しづつ習得することができます。
一通り、テキストで学習を進めていき
基礎的な事項(CFP学習で初めてでてきた
項目も含めて)をマスターしたとします。


しかしそれだけでは、合格までたどりつきません。


例えば、年金でいえば、死亡保障で中高齢寡婦加算
というものがありました。

中高齢寡婦加算は死亡当時40歳以上の基礎年金を
もらえない人が、対象で自身が65歳になるまで支給されます。

これは基礎です。

中高齢寡婦加算を40歳以上だともらえるんだな
とだけ憶えていると、落とし穴が。

中高齢寡婦加算はなくなられた方(被保険者)が
厚生年金に加入していた場合、その妻に支給されるものですが、

被保険者が遺族厚生年金の長期要件に該当する場合、240ヶ月以上
厚生年金に加入していないと、中高齢寡婦加算は
支給されないのです。


なんのこっちゃって感じだと思いますが、ここまで問うのが
CFP。設問の要件に年金の加入期間があった場合、
この要件を知っているかどうかで正解にたどりつけるかが
決まります。


そして、この240ヶ月の要件は、短期要件であれば発生しないので
そこもわかっている必要がありますが、これらは
テキスト上は注:とかなお、~とかで基本プラスアルファ
みたいな感じで表記されています。


テキストにこういった感じであえて深いところまで表記されて
いる部分というのは、過去に本試験で取り上げられているから
記載されているのです。


ですので、一通り基礎の学習が終わったら、なお、書きや
注:の部分も確認すると、それがそのまま得点につながる
ケースがありますので、要チェックです。
テキストについては、何を使っても良いと思います。

実際は、CFPのテキストはほとんど
市販されていない為、日本FP協会発行の
FPテキストがメインとなると思います。

若しくは、様々な資格学校のテキストです。

どちらにしても6科目のテキストの量は
はんぱじゃなく多くなってきます。
これをどうやってこなしていくか。


まず3色のラインマーカーを用意します。

そして、対比するの項目について、
マーカーを使用して色分けしつつ読みすすめていきます。


CFP試験には2つや3つの対比した項目を
反対にして出題することが多くあります。


例えば、個人向け国債の3年物、5年物、10年物
の違いを問う問題。

財形貯蓄の一般、年金、住宅の違いを問う問題、

成年後見制度の、後見、補佐、補助の違いを問う問題などです。

これを対比するのに、表形式での記述や、文章での記述が
ありますがこれをラインマーカーで色分けすることによって
色の記憶が残ることで少しは憶えやすくなります。

自分の決めた色で色分けしたテキストを通勤途中でも
空いた時間でも眺めることで頑張って記憶を定着させてください。
3階建てのベース部分です。


早速テキストを…開きません。


まず、過去問をやりましょう。
時間も計って。本番と同じように。


いかがでしょうか?
まったく分からなかったのではないでしょうか?

そして圧倒的に時間が足りなかったと思います。


本番の試験は、相対評価で合格ラインも
公表されてませんが、一般的に言われているのは、
60点~70点ぐらいがボーダーだということです。

つまり、50問中30問は確実に取らないといけません。
6割取れたよって方は、もうテキストに取り掛かってください。


しかしほとんどの方は暗雲立ちこめてきましたね。
大丈夫です。私も最初びっくりするほど解けずに、
もうやめようかと思いました。


しかしこの経験が大事なのです。
過去問をやった目的は、
1)実際の出題の感じをつかむ
2)自分の苦手そうなところを見つける
3)時間感覚をつかむ

ということです。
とくに過去問題を解くことで
3)の問題を解くスピードと時間配分が
いかに重要かが理解できたかと思います。


その上で、テキストに挑むと頭の入り方が違います。

なんとなく読み飛ばしていたところが問われていることが
わかり、学習の効率があがります。


科目ごとに学習の方法を変えることが
合格への近道だと述べました。


学習の進め方としては、いきなり科目ごとの特徴を
学習していくのではなく、3階建てで考えていきます。


まず、ベース部分。建築でもそうですが、
このベース(基礎)がしっかりしていなければ、
頑丈な建築は建ちません。


2級やAFPを学習してこられたかたは、
もう基礎はできているという方も
いらっしゃるかもしれませんが、そこはやはりCFP。


FP資格の国際上級ライセンスなだけあって、
一筋縄ではいきません。


CFPのテキストをみると、それまでの学習では
でてこなかった項目がたくさんでてきます。
また、これまで分かっていると思っていた
内容も、そこまで聞くの!みたいな深い内容もでてきます。


ですから、ここはまずスタートラインに戻って、
真摯な気持ちでベース部分に挑んでください。


ベース部分で、一通り基本を学んだら、
次はいよいよ科目別の対応という形になります。
ここをしっかり学ぶと合格ラインが見えてきます。


そして最後に最上階として、時事問題の予想や、
法改正に伴う出題の予測など、実際の試験で一歩ライバルより
抜き出ることができる部分に
入っていきます。

この3階建ての各階をみなさんの残り時間を
見ながらこなしていってください。

1)試験範囲が広い
2)科目ごとの合格可能
3)時間が圧倒的に足りない

となります。

1)試験範囲が広い

CFPの試験では、人が生まれてから死ぬまでのいわゆる人生で
発生するお金にまつわるほとんどのことが範囲となっています。
株や、投資信託などの金融から始まって、不動産、年金、社会保険、
保険商品のこと、税金の知識、相続の知識まで
6つの分野で人間の人生を網羅しているようです。

その為、試験範囲は広く、膨大になっています。
AFPや2級FPでその概要は勉強されたかと思いますが
CFPではそれらを更に細かく、深く掘り下げます。

顧客のニーズにこたえるプロとして活動するためには
当然のことでありますが、試験という観点からすると
勘弁してくれといいたくなります。

試験範囲が広いので、6つの科目はそれぞれ連動することが
あります。例えば、死亡保障の必要額をだす場合、リスクの科目を
うけているのに年金の知識が必要になります。
相続財産の中に、不動産があった場合、相続の科目でも不動産の
知識が必要になる。

このように相互に関係する為、大変ではありますが、実は6科目を
いっぺんに勉強したほうが、相乗効果が高まります。

2)科目ごとの合格が可能

CFP試験は6科目それぞれの受験・合格も可能と
なっています。ですので、長期計画で何回かにわけて
こなしていく方もいらっしゃいます。
もちろん、科目によって得意、不得意はありますので
そのような方法をとられることもあると思います。
しかし、①試験範囲が広いでも述べたように
6科目一括で勉強するほうが、それぞれの科目の合格率は
高くなると思います。
さらに試験勉強全般にいえることですが、変化の激しい
この時代に、ひとつの資格取得を何年も続けることは
リスクでもあると思います。
勉強と仕事の両立が続けば、体力的精神的にも
追い詰められてきます。
そういう意味でもまずは、6科目一括にチャレンジしてみて
結果的に、落としてしまったら、その科目をつぶしていく
(もちろん一括合格を目指してのことです)という
方法が合格への近道なのではないかと思います。

3)時間が圧倒的に足りない

本試験の受験時間は120分です。問題は全部で50問。
1問にかけられる時間は単純計算で約2分~3分です。
いままでのFP試験のような設問であれば、
この時間でも十分ではありますが、CFP試験では
圧倒的に時間が足りなくなります。
なぜならCFP試験では時間がかかるトラップが
いくつも仕掛けられているからです。

トラップ1.設問が長い
CFP試験の設問は短いものはありません。
各設問は計算問題でも文章が長いのが特徴です。
さらに、設問以外に条件が提示されていることが
多く、答えにたどり着くのに必要な情報が
その条件内に記載されています。
ですからまず、設問や条件は必要な部分を
いかに早く発見するかが重要になってきます。

トラップ2.計算問題の過程が長い
設問をみて解き方がわかっても、答えにたどりつくまでに
単純な計算を何度か繰り返さないといけないと
いうことがあります。
全ての科目になんらかの形で含まれています。
それぞれに特徴はあるのですが、例えば
不動産やリスクは定型問題が多いので、解き方は
ある程度繰り返すとわかります。しかし解き方が
わかっても計算しなければ、答えはでてきません。
それにはある程度時間をとられます。
不動産の集合住宅の損益計算や、リスクの必要補償額の
計算などはその典型です。

こういった解き方分かってるのに計算が長い問題は
必ず存在しますので、これらを答えがでるだけでなく
ある程度のスピード感を持って解けるように
なっていなければなりません。

これらのトラップにひっかり、必要以上に時間を
費やしてしまうと、他の正誤問題で冷静な判断が
できなくなり、得点できた問題を落としてしまうのです。



このブログのコンセプトは
①働きながら
②なるべく短期間で
③効率的に
④CFP試験の合格を目指す

ものです。

①働きながら

私は、資格試験を受けるときには
なるべくなら仕事を続けながら資格取得を目指すのが
良いと思います。
ぎりぎりまで自分を追い詰めないと実力が出ない方は
別として、安定収入が無い中で試験勉強するのは
かなり精神的に厳しいものです。

さらに、資格を取得してもすぐに稼げるようになるとは
限りません。CFPは仕事をしながらでも合格は可能です。
(現に私がそうですから)
効率の良い勉強法でなるべくリスクをとらずに合格しましょう。


②なるべく短期間で
しかし、そうすると通常業務をこなした後、または休みの日に
勉強するということになります。これはかなりきついものです。
そして、そういった二重生活は体力的にも精神的にもストレスがかかります。
ですからそういった期間はなるべく短いほうがいい。
CFP試験では、科目ごとの合格ができますので、
長期計画で科目合格を狙う方もいらっしゃいますが
最初から長期でいくよりも、短期間で合格できるにこしたことはない
と思います。

③効率的に
働きながら勉強するということになりますと1日の内
勉強に費やせる時間はそう多くはありません。
なにしろ通勤時間等も考慮すれば1日に
約10時間は本業の方にとられます。少ない時間の中で
合格を目指すには、根性等の精神論より、論理的な戦略をたてて
効率的にこなしていかなければ立ち行かなくなります。

私の考える戦略は、6科目全てを同じ方法で学習するのではなく、
科目ごとに対応を変えるというものです。

CFP試験にはある特徴があります。
それは、出題範囲の広さと、試験科目の多さです。

本ブログをご覧になっている方は、これからCFP試験の
受験を考えている方だと思います。
そうするとFP2級やAFPの試験を受験された方だと
思われますが、CFPはそれらの試験とは全く違います。
過去問をご覧になった方はその情報量の多さと計算問題の
多さに圧倒されたかと思います。

しかし実は、各科目ごとに特徴があります。
例えば、不動産やリスクの科目は過去問題の類型問題が
そのままでることが多かったり、金融や、ライフは難しい
時事問題が多かったり、タックスはほぼ計算問題で
ひっかけ問題が多かったり等です。

一見同じようにみえる試験問題でも過去の傾向から
特徴がみえます。であれば、その特徴ごとに違った対策を
とるべきです。それが効率的な学習につながります。

本ブログはこのようなコンセプトで
①働きながら
②なるべく短期間で
③効率的に
④CFP試験の合格を目指す

為に必要なノウハウや、戦略の一案をご紹介するものです。

皆様の夢の実現にお役だていただければ幸いです。