FP754です。
久々に世間を騒がせた裁判モノです。
今回はあの馬券裁判の本です。
【オススメ本】
馬券裁判 ─競馬で1億5000万円儲けた予想法の真実/卍(メタモル出版)
(ひとこと解説)
この本は、競馬による収益が通常の一時所得にあたり、必要経費として認められるのは的中馬券の購入額のみか、それとも継続的な購入で得られた収益は資産運用による雑所得にあたり、必要経費として認められるのは外れ馬券も含めて、全ての馬券の購入額か争われた裁判の当事者である被告の告白本です。
2012年当時、この馬券裁判は話題になりましたし、FPとしても、競馬による継続的な収益は通常の一時所得なのか、それとも新たに雑所得として認められるのか、非常に気になる裁判でした。
結局、最高裁まで争われ、2015年の上告審で、競馬ソフトによる馬券購入は、継続的な資産運用にあたるとして、雑所得として取り扱い、外れ馬券も必要経費として認められることとなり、被告は無事解放されることになりました。
通常、この本を読もうとする方は、その裁判内容について、興味をもったためだと思いますが、残念ながら、裁判内容については、全5章のうちの1章のみでしか触れられておらず、それほど紙面を割かれていません。
しかし、この本は投資本としては非常に秀逸で、その心構えや分析、馬券購入法の構築など株式投資など他の資産運用でも十分通用するような内容が披露されていたことに、非常に驚きました。
その内容を加味すると、本当は画像2つではなく3つあげても良いと思えるくらい、唸らせる内容がいくつもありました。
さすがに、億単位稼いだだけのことはあります。
【最後にひとこと】
今回の本もAmazonのKindle版で読みましたが、Amazonのkindle
Fire(タブレット)を購入し、プライム会員になっていると、kindle版で月一冊無料で本を読むことができますので、オススメです。