FP754のオススメ本書評ブログ

FP754のオススメ本書評ブログ

新タイトルで心機一転、2008年以来5年半ぶりに復活させることにしたFP754初のブログです。
FP754が実際読んでみて自信を持ってオススメしたいと思えた本のみ取り上げる書評ブログです。

【簡単にブログの紹介】

・FP754が初めて立ち上げたブログ

・2005年8月スタート→2008年12月最終更新→5年半休止状態

 →2014年7月復活

・更新日は不定期(できるだけ毎週日曜日)

・取り上げる商品は本メイン、ただし別ジャンル商品も遠慮せずアップ

・取り上げる本はFP754が実際に読んで書評

・オススメ度は画像3段階表示→(3つ)とっても(2つ)まあまあ(1つ)ふつう

・オススメ本ランキングは、新旧刊問わず取り上げ、定期的に入れ替え

・以前に取り上げた本は2014年現在でも読む価値ありの本だけ公開

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皆さん、おはようございます。
FP754です。

久々に世間を騒がせた裁判モノです。
今回はあの馬券裁判の本です。



【オススメ本】


馬券裁判 ─競馬で1億5000万円儲けた予想法の真実/卍(メタモル出版)

(ひとこと解説


この本は、競馬による収益が通常の一時所得にあたり、必要経費として認められるのは的中馬券の購入額のみか、それとも継続的な購入で得られた収益は資産運用による雑所得にあたり、必要経費として認められるのは外れ馬券も含めて、全ての馬券の購入額か争われた裁判の当事者である被告の告白本です。


2012年当時、この馬券裁判は話題になりましたし、FPとしても、競馬による継続的な収益は通常の一時所得なのか、それとも新たに雑所得として認められるのか、非常に気になる裁判でした。

結局、最高裁まで争われ、2015年の上告審で、競馬ソフトによる馬券購入は、継続的な資産運用にあたるとして、雑所得として取り扱い、外れ馬券も必要経費として認められることとなり、被告は無事解放されることになりました。


通常、この本を読もうとする方は、その裁判内容について、興味をもったためだと思いますが、残念ながら、裁判内容については、全5章のうちの1章のみでしか触れられておらず、それほど紙面を割かれていません。

しかし、この本は投資本としては非常に秀逸で、その心構えや分析、馬券購入法の構築など株式投資など他の資産運用でも十分通用するような内容が披露されていたことに、非常に驚きました。

その内容を加味すると、本当は画像2つではなく3つあげても良いと思えるくらい、唸らせる内容がいくつもありました。

さすがに、億単位稼いだだけのことはあります。



【最後にひとこと】


今回の本もAmazonのKindle版で読みましたが、Amazonのkindle Fire(タブレット)を購入し、プライム会員になっていると、kindle版で月一冊無料で本を読むことができますので、オススメです。

タブレットで本を読むのはまだ不慣れな点がありますが、電子書籍なので、何冊でも端末に本を貯めておくことができ、持ち歩きにかさばらないのは非常に便利だなと改めて思いました。
皆さん、おはようございます。
FP754です。

またまた投資本です。
今回は投資に二の足を踏んでいる個人投資家にぜひ読んでもらいたい本です。


【オススメ本】


投資は「きれいごと」で成功する/新井和宏(ダイヤモンド社)

(ひとこと解説


前々回の記事で紹介したひふみ投信を運用するレオス・キャピタルワークス社長で、数々の投資本を出されている藤野英人氏の著書「投資家が「お金」よりも大切にしていること」でライバルとして出てきた直販投信で投資哲学が酷似している鎌倉投信の結い2101で、ファンドマネージャーをしている新井和弘氏の著著です。

投資本といえば、通常、投資手法や優良銘柄に関する本がほとんどですが、この本は、タイトルにある「投資は「きれいごと」で成功する」、つまり、投資の意義について考えるための本です。

まず、この本を読み終えて思ったことは、「このような真っ当な投資哲学を披露した投資本があるとは本当に驚き!」というものでした。

中でも、最も驚いたのは、新井氏が自身の資産内容を公開していたことです。

かつて、そのようなファンドマネージャーがいたでしょうか?

それだけでも、鎌倉投信は十分信用に値します。


おそらく、この本は私がこれまで読んだ投資本の中で、最も印象に残る素晴らしい本の1つとなりました。
特に、投資が怖いと言って、二の足を踏んでいる個人投資家にぜひ読んでもらいたいです。
投資とは、お金を儲けることではなくて、企業を応援することなんだ、その結果として、しっかり利益もついてくるんだということが、きっと理解できると思います。


【最後にひとこと】 


実は、以前、NHKかなんかの番組で鎌倉投信の新井氏のドキュメントを放映しているのを見たことがあります。

その時から、鎌倉投信が気になっていました。
仮に、私が
レオス・キャピタルワークスのひふみ投信鎌倉投信の結い2101のどちらに投資したいか?と問われれば、迷わず後者です。

例え、前者の方が運用成績が良くても、それくらい鎌倉投信の新井氏の本の言葉は響いてきました。
皆さん、おはようございます。
FP754です。

前回に続いて投資本です。
今回は2016年の相場予測本です。



【オススメ本】


岡崎良介の投資戦略/岡崎良介(Kindle版)


(ひとこと解説


投資において、他人の意見を聞く場合、最も関心を持たれるのは将来の予測ではないでしょうか。
この本は、ずばり著者が2015年末に緊急出版した2016年の予測本です。

予測の大筋は、2016年はリスク回避の流れが強まるというものでしたが、2016年5月現在、その予測は見事に当たっていると言えます。
そして、その後の展開についても触れていますので、気になる方は読んでみてください。


そして、私がこの本を読むきっかけとなったのが、2008年2月出版とかなり前ですが、以下の本の存在です。


相場ローテーションを読んでお金を増やそう/岡崎良介(日本経済新聞社)


この本を読んだ当時、その相場ローテーションによる分析方法は非常に興味深いものがあり、線を引きまくったのをよく覚えていますが、果たして現在でも十分通用するのか気になりますので、時間があれば、本棚から引っ張り出して、読み返して検証してみたいと思います。


【最後にひとこと】


今回この本はAmazonのKindle版で読んだのですが、Amazonのkindle Fire(タブレット)を購入し、プライム会員になっていると、kindle版で月一冊無料で本を読むことができるのですが、その特典があるのを思い出して、本を検索していると、以前、上記の本が印象深い岡崎良介さんのこの本が目に留まりました。

タブレットで本を読むのは初めてでしたが、本のページをめくるより、タブレット画面をスワイプする方が楽に本を読めました。
また電子書籍なので、何冊でも端末に本を貯めておくことができ、持ち歩きにかさばらないのは非常に便利だなと思いました。

皆さん、当ブログではご無沙汰しています。
FP754です。

久々に更新します。
今回は、投資の意義を考える本です



【オススメ本】



投資家が「お金」よりも大切にしていること /藤野英人(星海社新書)


(ひとこと解説


投資本といえば、通常、投資手法や優良銘柄に関する本がほとんどですが、この本は、タイトルにある「投資家がお金よりも大切にしていること」言い換えると、投資の意義について考えるための本です。

著者は格付け会社のファンド賞を受賞するなど評価の高い直販の投資信託であるひふみ投信を運用するレオス・キャピタルワークス社長で、数々の投資本を出されている藤野英人氏。

あらためて投資の運用成績だけでなく、投資の意義について資産運用のプロがどのように考えているのかその考えを知りたい、自分でも考えてみたいと思っている方にオススメです。

なお、この本の中で、他の投資信託について否定的な考え方を示す一方で、ライバルとして挙げているファンドが2つあり、1つは同じく直販投信で投資哲学が酷似している鎌倉投信の結い2101、そして日本株投信として長期的な運用成績が素晴らしいJPモルガン・アセットのJPMザ・ジャパン

この2つのファンドも要チェックです。


最後に、この本は新書なので、コンパクトで通勤時に便利、内容もサクサク読めます。



【最後にひとこと】 

実は、以前、資産運用のセミナー講師を活発的に行っていた2000年代は、どちらかというと、外国株に比べて日本株が低迷していた時期でしたが、それでも、このJPMザ・ジャパンは好成績を上げていたので注目していたところ、2008年のリーマン・ショック、2011の東日本大震災という苦しい局面を乗り切った後、2012年末からのアベノミクスに乗って、投信としては驚異的な運用成績を上げ、やっぱりな・・・と思ったものでした。

そして、同じく以前、ひみふ投信と鎌倉投信に興味をもち、2つの直販投信の目論見書や運用報告書を比較したことがあるのですが、その時は投資哲学などの定性評価は同じということで、過去の運用成績や組み入れ銘柄を評価する定量評価ではひふみ投信の方が魅力的に映りました。

皆さん、おはようございます。
FP754です。

あの戦国時代最大の謎である本能寺の変の全貌を解明しようした本です


【オススメ本】


本能寺の変 431年目の真実/明智憲三郎(文芸社文庫)

(ひとこと解説


最近、NHK大河ドラマで真田信繁(幸村)を主人公とする「真田丸」が人気を博していますが、戦国時代といえば、やはり根強い人気なのが、天下統一まであと一歩のところで、本能寺の変で家臣明智光秀の謀反により討ち取られた
織田信長ではないでしょうか。

この本は、その明智光秀の子孫にあたる明智憲三郎氏が「歴史捜査」となうって、国内外に渡る過去の記録を細かく精査し、本能寺の変の謎を解明しようとした本です。


驚くべきは、その「歴史捜査」は過去の歴史学者等の第一人者の主張も凌駕しているのではないかと思えるほどの多岐、詳細に渡り、一般的な歴史認識を完全に否定、予想もしなかったような事の顛末を述べ、結論づけている点にあります。

とにかく、ビックリするような斬新な結論のため、このブログでは、結論がわかるような記述は一切控えますが、特に、謀反の全貌について、織田信長、明智光秀、徳川家康、羽柴(豊臣)秀吉の視点から述べられた項は必読、とにかく読んでみてください、と言いたいです。


これだけの内容で、この値段は正直かなりお得感が高いと思いました。



【最後にひとこと】 

この本は、以前にその存在をたまたま知ることとなり、図書館で予約、半年以上待った上、忘れた頃に借りることになった本です。
ところが、元々歴史が大好きなこと
あり、あまり最近本を読めていない中、この本は隙間時間を作って、読んでしまいました。
幾分、説明文が細かすぎるところもありますが、面白いです。

皆さん、おはようございます。
FP754です。

以前、途中で読むのを挫折して、長年のモヤモヤ感がある意味スッキリした本です


【オススメ本】


マーケットの魔術師 エッセンシャル版--投資で勝つ23の教え/ジャック・D・シュワッガー(ダイヤモンド社)

(ひとこと解説


FXなど為替取引をするものにとって、少々お高いのはネックですが、それでもパン・ローリング社の
書籍は外せないくらい有名です。
そのパン・ローリング社の書籍の中でも、最も有名だと思われるのが本著のジャック・D・シュワッガー氏の著書「マーケットの魔術師」。
この「マーケットの魔術師」は4つのシリーズで構成されていますが、それらの内容を1冊に凝縮し、新たにダイヤモンド社から発売された本です。


実は、以前に「マーケットの魔術師」シリーズの1冊を読破しようとしたことがあるのですが、その小さな文字と分厚いページ数に行く手を阻まれ、途中で挫折した過去があることから、ずっとモヤモヤ感が残っていましたが、その4つのシリーズを1冊にまとめてくれて、しかも1,944円というお手頃価格(「マーケットの魔術師」は3,024円)で提供してくれる本が存在することを知って、すぐに購入しました。

内容としては、
「マーケットの魔術師」の4つのシリーズに登場する偉大なトレーダーたちの名言の抜粋とその解説という構成、珠玉の名言が随所に出てきて、何度も読み返したい本ですが、例えば、印象に残った名言を1つ挙げるとすれば、以下のとおり。

第3章の「自分に合った手法を使う」の部分。
トレーディングで唯一絶対の方法はないけれど、トーレディングで成功した人は、自分に合った手法を見つけていると述べられています。
例えば、自分は長期投資が得意なのに、短期投資で利益を上げようとする、逆張りが得意なのに、順張りで利益を上げようとする、というようなことですが、市場に合った手法を取り入れようとすることは、ある意味正しいのですが、それが
自分に合わない手法だとすると、過大なストレスがたまり、それが正確な判断、行動を狂わせ、結局、お金も時間も無駄になるという結果になる確率の方が多いのではないでしょうか。
この自分に合った手法に出会うには、多くの失敗を経験しなければならず、かなりの時間とお金を費やすことを覚悟しなければなりません。

一度通しで読み切った後、日々読み返していますが、これもこれもと
次から次へとチェックが増えていっています。
この本は、これまで
長年相場と対峙し、成功と失敗をある程度経験している方なら、非常に染み入る内容なので、中上級者向けの本と言えます。



【最後にひとこと】 

最近、あまり本を読めておらず、もしくは、手に取った本を途中まで読み進めて、途中で挫折してしまったものもあり、久々の更新となりました。
これからも気長に更新していきます。


皆さん、おはようございます。
FP754です。

新聞広告で見て、興味を持ち、図書館で購入希望を出したら、予約1番で割り当ててもらえてラッキーだったある種ドキュメント本です。


【オススメ本】


ドキュメント パナソニック人事抗争史/岩瀬達哉(講談社)


(ひとこと解説


パナソニックといえば、旧松下電器産業にして、創業者の松下幸之助氏は、日本を代表する創業経営者としてあまりにも有名ですが、そのパナソニックの業績は、最近こそV字回復しているものの、それまではプラズマテレビの撤退など長年迷走を続けてきました。


この本では、その原因をひとえに、人事抗争により、会社の舵とりをする社長の人選を誤ったことに尽きると断罪しています。

この本を読むと、特に2代目社長の松下正治氏(創業者幸之助氏の娘婿。幸之助氏が遺言で社長にさせるなと明言)、5代目社長の森下洋一氏(スポーツ枠出身)、6代目社長の中村邦夫氏(プラズマテレビ推進で松下凋落の大戦犯)が、かなり批判的に書かれています。

投資家的に言えば、株式の銘柄を選択する上で、重要な要素の1つに経営者の資質がありますが、この本に書かれているとおり、これらのあまりに利己主義で、社長の資質に疑問を呈する面々が、名門企業パナソニックの経営を担っていたと知っていれば、間違いなく投資対象から外したことでしょう。

特に、5代目の森下氏などは、2代目正治氏のイエスマンであり、しかも元々松下に入った経緯が、実業団のバレーボール選手というスポーツ枠だったことからも、偏見かもしれませんが、元々社長の器ではなく、単なる一時的な繋ぎと考えられていた社長人事が、予想外に長期政権になってしまったことが、大きな災いとなりました。
その代表例として、現在、大阪にある大人気のテーマパークUSJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)は元々松下の資本下で造られる計画だったのに、この森下氏の経営判断で反故にしてしまったことは本当に酷く、正直、損害賠償モノだと思いました。

読み物としては、あっという間に読み終えてしまうほど、非常に面白かったです。



【最後にひとこと】 

現在、森下氏は、パナソニックの社長を担った実績からなのか、関西の名門私学、関西学院の理事長に就いているようで、自分は身内にも友人にもこの関学出身者がいることから、なんだか心配になってしまいました。

皆さん、おはようございます 
P754です。

本日は番外編です。
いつものオススメ本から、ちょっと趣向を変えて、ちょっとだけ高級なシャーペン特集です。


【ちょっとだけ高級なシャーペン特集】

【企画の趣旨】


現在、社会人の仕事道具として代表的なものと言えば、PC、携帯(スマホ)、あとボールペン、電卓などでしょうか。
一方、その学生時代、仕事道具(勉強道具)といえば、筆記用具、特に鉛筆、シャープペンシル(シャーペン)とノートではなかったでしょうか。
私は社会人となった今でも、ペンを毎日利用しますが、どちらかというとボールペンよりシャーペンを頻繁に使っています。
このシャーペンですが、これまでの相棒は、PILOTのDr.グリップやUNI(三菱鉛筆)のクルトガなどで、だいたい500円前後のものを長年、愛用してきました。
ところが、今年の春先、仕事道具のシャーペンにはもっとお金をかけてもよいのではないか?と考えるきっかけがあり、もう1ランク上の1,000円前後のちょっとだけ高級なシャーペンに興味を持ち始め、半ば趣味のように収集するようになりました。
基本は、送料無料のAmazonで、実物を見たい場合は、おそらく札幌一(ということは北海道一)在庫が豊富な大丸藤井セントラルで購入し、計10本くらい購入して、元々所有しているものと合わせて、そのラインナップに十分満足したので、打ち止めとしました。
実際、手に入れて、使ってみた上で、順位をつけた「ちょっとだけ高級なシャーペンランキング」なるものを発表します。


【ランキング】

(第1位)                
(第2位)             

(第3位)


(第1位)
ぺんてる シャープペン グラフギア1000 0.5mm PG1015

ぺんてるの中で、最も高級感に溢れる質感を持ち、折れやすいペン先がワンタッチで収納できるという独自機能も併せ持った先進的なシャーペン。

一見てんとう虫のようなゴムとウォーレット加工のデュアルクリップ仕様は最初なんだこれと思ったが、ずっと見ていると愛嬌も出てきた。
肝心の書き味も重量感たっぷりの質実剛健という感じながら、ペン先のフィット感も2位のパイロットに通じるものがあり、なかなか素晴らしい。
とにかく高級感と機能を併せ持った所有欲を満たしてくれる一品。


(第2位)
パイロット S10 シャープペンシル 0.5mm HPS-1SR-TL5 透明ブルー
見た目はブルーのカラーが美しく、手で握るローレット加工部分の太さも丁度良い、何より重量バランスが絶妙で、書き味も素晴らしく、今回取り上げたシャーペンの中で、自分が求めるペン先のフィット感に最もマッチしていると感じた。

ところが、このシャーペンは自己主張が弱いのか、愛好家自体が少ないようで、Amazonのカスタマーレビュー数も少ないけれど、実は隠れた名品と言ってよいと思える商品であり、さすが老舗のPILOT!という感じの一品。

(第3位)
三菱鉛筆 シャープペン ユニ クルトガ ローレットモデル 0.5mm ガンメタリック
大ヒットしているシャーペンの芯が回る三菱鉛筆クルトガシリーズには、実は2種類の高級タイプがあり、こちらはその1つローレットモデル。
スタンダードモデルのクルトガとは明らかに違う見た目の質感があり、しかも重量バランスもほどよく、相変わらずクルトガ機能は実感できないけれど、使用した感じは思った以上に良く、日常的な利用にジャストフィットする感じ、まさに万人受けする優等生的な一品。
残念なのが、キャップ部分がプラスチック製であり、特にシルバーはそこだけ浮いた感じになっていることで、これが本体と同じ材質なら、更に高級感が増すのだが、色合いによりそれがわかりにくいガンメタの方が高級感があるように見える。
標準の0.5ミリなのだけれど、細めの0.3ミリのような書き味であることから、0.5ミリで繊細な文字を書きたいという方にもオススメの一品。



(第4位)                 
(第5位)            

  
(第6位)                  (第7位)


(第8位)               (第9位)             

(第10位)




(第4位)
ぺんてる シャープペン スマッシュ Q1005-1 0.5mm
ぺんてるのシャーペンで不動の人気を誇り、アマゾンの筆記用具カテゴリでも、シャーペンでランキングNo1。
おそらく北海道で最もシャーペンの在庫を置いていると思われる大丸藤井セントラルに行っても、今回のシャーペンの中で、唯一品切れ状態だった。
最初、どこが良いのかよくわからなかったが、使っていくうちに、そのポコポコしたグリップが手に馴染んで心地よく、絶妙な重量バランス、ちょっと短めの長さなど、その良さがじわじわとわかってくる噂通りの名品。
見た目は全身ブラックで一昔前の面構えで武骨、実際に触れると鉛のような重みで頑まさに「侍」という感じ。
2015年7月7日に復刻版のグレーが新発売となる予定。


(第5位)
ぺんてる シャープペン グラフ 1000CS 0.5mm XPG1005CSC ブルー
今回紹介するシャーペンの中で、最も色鮮やかでスタイリッシュ感がかっこいい。
ぺんてるの高級シャーペンは、他メーカーより細身であることもスタイリッシュな要因の1つ。
書き味は秀でて凄く良いというわけではないけれど、芯を出す時のカチカチ感が今回のシャーペンの中で最も優れていると感じた。
とにかく見た目が良く、スタイリッシュで細身のシャーペンを欲している方にオススメ。


(第6位)
パイロット Dr.グリップ ピュアホワイト シャープペン HDGPW80R-SL ソフトブルー
PILOTのDr.グリップは、三菱鉛筆のクルトガが出てくる前はシャーペンの最大勢力だったのは間違いない。
社会人になってから、たまたま会社の同僚に粗品をもらったのをきっかけに使い始めた。
適度に太いグリップの安定度、振るだけで芯が出てくるフレフレ機構など、日常の使い勝手の良さが秀逸。
本モデルは、Dr.グリップシリーズの中でも、比較的高価で、見た目の色彩がカラフルだったのが決め手となり選んだ。

(第7位)
ゼブラ シャープペン テクト2ウェイ0.5 MA41-BL 青
ガンダムのモビルスーツみたいなシャーペン。
今回紹介した中で、デザインのかっこ良さ、重厚さ、重量感は一番かも。
しかも、PILOTのDr.グリップと同じように振るだけで芯が出てくるフリシャ機能がついていて、ON/OFF切換まで可能。
ただし、他の物と比較してしまうと、書き味は少々ごっつくて、ちょっと不安定な感じ。
まあ、それを差し引いても、とにかく重厚な存在感抜群でかっこいいシャーペンを欲している方にオススメ。

(第8位)
ぺんてる シャープペンシル シュタインシャープ 0.5mm ホワイト軸 P315-W
定価312円とお手頃価格だけれど、適度な重量感もあり、持ち歩き用にピッタリ。
1,000円までは出す気になれないけれど、適度な高級感、重量感を求めている方にオススメ。
ちなみに0.3mmのブルーは鮮やかでとてもきれい。

(第9位)
ぺんてる シャープペン グラフレット PG503-ED 0.3mm
このシャーペンがまだ現役で売られていることにとても驚いた。
なぜなら、今から30年前、私が中学生の時に愛用していた2本のシャーペンのうちの1本であり、フォルムが全く変わっていなかったから。
元々筆圧がなく、繊細な字が好みの私にとって、この0.3mmは書き心地が良かったことを思い出した。
ちなみに、昔使っていたものは確か壊れてしまい、もう手元に残っていないが、もう1本の0.5mmのシャーペンは今も手元に残っている。

(第10位)
三菱鉛筆 シャープペン ユニ クルトガ スタンダードモデル 0.5mm ブルー
クルトガを世に広め、ベストセラーに導いたスタンダードモデル。
芯が回ってトガり続けることで、文字が太らない自動芯回転機構「クルトガエンジン」を搭載した画期的なシャーペンだが、筆圧が低い自分には、いまいちこの性能の恩恵を実感できないことや不安定な感覚を覚える書き味が不満。


【最後にひとこと】 

結局、自分は、学生時代にメインに使っていたぺんてると、社会人時代にメインに使っていたPILOTの2メーカーのシャーペンがお気に入りなのだということに改めて気付かされました。
このちょっとしたきっかけから収集することになってしまったちょっとだけ高級なシャーペンたちですが、何と言ってもその時の気分で個性豊かなシャ-ペンを使い分けるのが毎日楽しく、気分転換にもなり、仕事に勉強にプラスの効果をもたらしてくれています。
数本とは言いませんが、できれば自分に合った1本だけでも奮発して所有されることを強くオススメします。
皆さん、おはようございます。
FP754です。

最近、購入して、日々こつこつ読み進め、ようやく読み終えた本です。


【オススメ本】


運を支配する/桜井章一 藤田晋(幻冬舎出版)


(ひとこと解説


二十年間無敗「雀鬼」の異名を取る桜井章一氏と、アメブロを運営し、当ブログでもたびたび登場するサイバーエージェント社長の藤田晋の共著です。

この2人、一見接点がないように思えますが、実は、藤田さんが学生時代、桜井さんが主宰する雀鬼会の道場に通っていたことから、昔から面識がある子弟の仲なのです。

そして、藤田さんは、社長として経営に優れた手腕を発揮するだけでなく、最近、プロも含めて並み居る強者を押しのけて「麻雀最強位」タイトルを獲得したくらいの麻雀の腕を持つ強者なのです。

この本が出るのを知ったのは確か藤田さんのブログ告知と新聞広告だったような気がしますが、読もうと思ったきっかけは、2人の共著であることはもちろんですが、タイトルの「運を支配する」ということを無敗の勝負師と敏腕経営者がどのように捉えているのかということを知りたいと思ったからです。

実際、この本は、桜井さんが麻雀を通して培った運やツキの流れ、勝負勘というものを、藤田さんが仕事に置き換えて解説した本です。

その通り、桜井さんの話→藤田さんの解説という流れで展開していきますが、2人の話はきっちり分けられていますので、どちらかの話のみ読み進めることも可能です。

実際読んでみると、桜井さんの話は若干抽象的な内容がある一方、藤田さんはいつもと変わらず、具体的でわかりやすい解説をされているなという印象でした。

最初、この本の著者とタイトルを見た時、20年無敗の雀鬼と世界一のゲーマーという勝負師としての共通点から、当ブログのオススメ本ランキング第2位の世界一のゲーマー梅原大悟さんの「勝ち続ける意志力」と似たような本なのでは、と想像していました。
実際、似た部分も多少あるかなと思いましたが、読みやすさという点では、梅原さんの本に軍配を上げたいと思います。



【最後にひとこと】 

私は本を読む際、重要な部分には、以前は付箋を付けたり、折り目を付けたり、マーカーを引いたりしていましたが、最近は、仕事を通してプレゼントしていただいたあのPILOTの消せるボールペン「FRIXIONBALL」の蛍光ペン版である「フリクションライトこすると消える蛍光ペン」を大変重宝しています。
特に、重要だと思った部分にはどんどんマーカーしていき、読み返してもう理解できた、もしくは重要ではなくなった部分はどんどん消していく、という使い方をしています。
もし、プレゼントしていただいていなかったら、この蛍光ペンの存在に気付かず、このような便利な使い方も思いつかなかったと思いますので、とても感謝しています。

皆さん、おはようございます。
FP754です。

最近、読んだ本です。


【オススメ本】


追われ者/松島庸(東洋経済新報社)


(ひとこと解説)

以前、当ブログで紹介した優良バイオ企業の林原の「破綻」と同じような展開で、最終的に上場させた会社を乗っ取られた経営者であるクレイフィッシュ創業者社長の松島庸氏の回顧本です。

クレイフィッシュは、インターネット黎明期の1990年代後半に、早くからインターネットの将来性に着目して、ホスティングサービスを展開、2000年には、日米同時上場を果たし、サイバーエージェント、ライブドアとともにIT企業の三羽烏と呼ばれていたようです。
しかし、当時ヒットショップというドコモ以外の携帯電話を扱う販売店を急速に展開した悪名高き光通信と販売面で業務提携し、最終的に資本注入を受け、子会社化したことから、雲行きが怪しくなり、その後、光通信自体が架空取引など犯罪的な商法をマスコミに暴露され、更にITバブル崩壊により株価が急落し、資金繰りが苦しくなったことで、クレイフィッシュの巨額の上場資金を奪う目的で、訴訟も起こされ、最終的には、松島氏は社長の座を追い落とされ、会社を追われるという結果となってしまいます。
光通信の社長、役員、社員をはじめ、常識を疑う監査役、いかにも怪しいコンサルタントも登場するなど、巨額マネーに群がるまるでドラマのようなドロドロ劇が展開されます。

ノンフィクションということもあり、読み物として非常に面白かったです。


【最後にひとこと】

ちょっと古い本ですが、最近、その存在を知ったので、読んでみたいと思い、図書館で取り寄せてみました。
結局、ライブドアの堀江さんは、前回の「ゼロ」で紹介したとおり、刑期終了後、個人では活動していますが、2006年のライブドア事件で表舞台から一旦退場してしまったので、現在残っているのは、サイバーエージェントの藤田社長のみということになります。
ネットでちょっと検索してみましたが、松島氏自身は現在どうされているのでしょうか・・・。