睡眠改善インストラクターの鶴田名緒子です。
ご訪問ありがとうございます。
最近NHKハートネットTV でも特集されていましたが、子どもの睡眠障害ってとても深刻になってきているんです。
しかも、日本人の平均睡眠時間って、世界一短いんです。
でも、それだと、「へえ、そう。ふーん。あっそ。それで?」で終わってまう!!
世界一短い理由を私の睡眠人生を振り返ることで、紐解いてみたいと思います。
それって、私だけではなく、結構一般的な日本人の睡眠への考え方やスタンスだったりするのではないかな?思うから・・・。
睡眠って、削れるものなら削って、起きている時間を増やしたい。
睡眠って、一日の4分の1を割いてしまうから、なんか「もったいないなー。」って思うようなところがありませんか?
ときには、「こんなに眠ってしまった。」という罪悪感もあるかもしれませんね。
私は子育てがきっかけとなって、睡眠を人生で初めて見直すようになりましたがそれまでは、睡眠はかなりテキトーでした。
でもね。
「睡眠はテキトーではなく、戦略的にとると、人生変わりますよ!!!」ってことを今後は、伝えていければいいなと思います。
今回は、私自身の睡眠ダメダメ人生を赤裸々に振り返ってみたいと思います。
私は幼稚園と小学校の頃は、両親がとても夜の睡眠を大切に思ってくれていたので、小学校に入ってからも夜8時に寝ていました。
部屋の窓からは富士山しか見えない、とても田舎に住んでいました。
夜は真っ暗になります。星しか見えない。
朝は裏が林なので鳥のさえずりが朝を知らせてくれました。
幼稚園から中学校の記憶はとても鮮明に残っています。
すごく楽しかったし、性格も溌剌としていた。
友達もいっぱいいました。
冒険心に溢れ、野山に探検に行ったり、季節の行事を楽しみ、生き生きしていました。
とにかく、自然の中で、昆虫や木の実、野鳥、動物、花、田んぼ、湧水という資源を使っていかに遊ぶかに頭を回転させているような女の子でした。
勉強も、新しいことを学べるので大好きだったんです。
絵を描くこと、モノを作ること、文を書くこと、とにかく毎日楽しかった!!
ところが、高校に入ってからは生活が一変。
家から高校まで毎日1時間半かかる進学校へ進みました。
大学合格をひたすら目指すという・・・。
山でのびのび育った私は、毎日きゅうきゅうで、高校生活が全く楽しくなくなっていきました。
友人関係も一から作り直さなければならない。
その頃すごく内向的だったので、友達もうまく作れないので、ひたすら目立たぬように日々を送る・・・。
勉強もあんなに大好きだったのに、大学受験の手段になってしまってから全く興味がなくなって・・・。
でも大学には行かなければならないから受験勉強はするけど、興味がないから、身が入らない。
睡眠はその頃毎日3時間でした。
勉強せずに寝ることが罪悪だと感じるようになっていました。
でも、夜の勉強なんて疲れてほとんど身が入りませんでした。
無理やり起きて、睡魔と闘い、「つ、つまらない・・・。」とやっつけ仕事でこなすだけの勉強。
夜中の3時に就寝して6時に起床して、往復3時間の通学。
全国大会に出るような筝曲部という部活にも入っていて。
本当に疲れていたので、授業はもう起きていられない。
ほとんど眠っていました。
そんな状況なので、勉強に身が入るわきゃない!!
あんまり疲れていたときは、仮病を使って保健室で眠らせてもらったりしました。
保健室のベッドですごく考えていました。
「私は、一日でも休んだら、このままだと、たぶん不登校になるな。でも親が心配するからそれはできない。だから、休まないようにしないとならない。」
と、成績は悪いのに、3年間皆勤賞でした。
私は、高校時代の記憶がほとんどないんです。
こんなに睡眠時間が短かったら、そりゃそうだ、と今ならわかります。
当時は授業中がどうしてこんなに眠いのかもわからなかった。
どう考えても、不眠ですよね。
私の年代は、団塊ジュニア世代で、受験だって、就職だって、とにかく競争率が高かった。
結局、すべり止めの短大に行くことになり。
短大生活もそれなりには楽しかったけれど、どこか、後悔は残っていました。
本当に学びたいことができなかったからかも。
その分早く社会人になれたのが、まだ救いでした。
面白いこと大好きの私には、よかったみたいです。
でも、高校の時間を無駄にしてしまった、という悔いは少なからずあります。
じゃあ、当時はどうすればよかったの?
もし私が過去の私にアドバイスするなら、睡眠を整えることから始めさせます。
授業の先生が、この子はどうして毎時間授業で居眠りしているのかと疑問を持って、一言でも聞いてくれたらよかったのになぁ、と思います。
当時、その進学校の先生に対して、たぶん私は不信感があったのかもしれませんね。
「勉強ばっかりで、私のことを見ていない。」とていう諦めににた気持ちがあって、なんとなくいつも「一人だなあ。」と悲しかった。
社会人になったら、仕事はとっても楽しいし、趣味はスキューバーダイビング、スノーボード、テニス、カヌーと、少女時代のような、野山を駆け巡る冒険人間へ戻ることに・・・。
そして、学びたい欲もムクムクと!
仕事をしながら、大学に入り直して卒業しました。
でも、睡眠時間があるなら、遊びたい、学びたいという欲は強くて、睡眠は依然として「削れるものなら削るもの!」でしたね。。
若いって、体力だけで乗り切れるところもありますからね。
大人になっても昼夜逆転生活になることもありました。
でも、そういう生活リズムというのは、夜に猛烈にネガティブな気持ちになって将来を悲観してしまったり、時には不眠にもなります。
起きている間も、慢性的に疲れている感じでした。
食事も遅く起きるので、1日2食。
こういう生活するとね、夜食もすごかったので、痩せることは絶対できませんでした。
どう考えても健康に悪い、太る生活というのも今ならわかります。
そんな、睡眠を軽視しまくっていた私が、子育てを通して睡眠の大切さに開眼させられます。
だって、きちんと適正睡眠をとるだけでびっくりするほどメンタル面でも体力面でもメキメキ元気になっていったからです。
親子でその良さを実感して、「すごいなぁ、睡眠って。毎日リゾートの気分!!沖縄へわざわざ行かなくても日々リセットできるんだ!!」という発想はここで生まれます。
そして、自分の子どもと私の睡眠を見直すことによって、世の中の子どもの睡眠に目が向くようになりました。
そして、現代の子どもの睡眠障害の問題に直面することとなるのです。
おわっ!!
もう書ききれないですねぇ。
ふふ。
さて、次回はママと子どもの「眠育」。
そして、具体的にどんなことをするの?ということをお話ししていきたいと思います。