月曜日の「英語でしゃべらナイト」に、郷ひろみが出ていた。今までのキャリアのことや、ニューヨークでの生活のことなどを、英語で喋っていたのだが・・・


 意外に上手い英語でびっくりした。(@ ̄Д ̄@;)


 文法も正確、ボキャブラリーも豊富、発音もけっこうきれいで流暢に喋る。話す内容もちゃんとある。20歳まで、英語のえの字も知らなかったらしいから、相当勉強したのだろう。ニューヨークに住んだだけで、自然と身についた感じではない。


 なんでも、初めて教わった英語の先生が、常にタイプライターを携帯して何か文章を書いており、その姿が抜群にかっこよく映ったので自分も真似をして、いつでもどこでもタイプライターを持ち歩くようにしたのだそうだ。そうやって毎日毎日、英語で何か文章を綴っていたのだと言う。そりゃ、うまくもなるわな。「正しく話す」には書いて勉強するのが一番いい。自分のミスをすぐ訂正できるし、新しいボキャブラリーも記録することができる。文法もちゃんと身につく。


 郷ひろみって人は本当にストイックで真面目な人なんだなと思った。英語の徹底した勉強ぶりもすごいが、仕事が無かった3年間、週5回3時間のボイストレーニングを、欠かさず受けていたというのだ。お陰で50歳過ぎて音域が広がったと言う。本業の歌手の方も、決して手を抜かない。「スターであり続ける」努力を怠らないのは、本当にすごい。


 「パックン英検」の時間には、他の人に出た問題も全部分かってしまい、パックンから「(アメリカの)大学生レベルの英語」と太鼓判を押されていた。う~ん一体どれだけ勉強したんだろう。大学生レベルなんて・・・ちょっとやそっとじゃなれないゾ。( ̄_ ̄ i)


 郷ひろみって言うと、何となく軽くて頭悪そうなイメージあったけど、実際は全然違うんだなぁって思った。ほんとはすごく頭いいし、ちゃんとした人なんだ。


 人って分からないもんだなぁ。郷ひろみのファンになりそうだ。(^~^)

今いちばんはまってるドラマがこれ。何気なく第1話を見て衝撃を受け、第2話で号泣、第3話で驚愕、で第4話で衝撃&号泣。目が離せない、私にとってはジェットコースタードラマだ。重くて暗い内容で、見終わったあと必ずやりきれない気持ちになるのだが。

あらすじは、ざっとこんな感じ。とある公立中学に臨時教師として赴任してきた加地耕平( 伊藤淳史)。2年の担任を任されたが、生徒たちの様子はどこか不自然。クラスの中で浮いている感じの藍沢明日香(志田未来)という生徒を気にかける。明日香には両親が無く、施設育ちだと言う。

一方もう一人の主人公、積木珠子(菅野美穂)は敏腕弁護士。大手弁護士事務所に所属、婚約者もいる。珠子と明日香の意外な接点…珠子は明日香の義理の母親だった。昔、結婚していた男の連れ子が明日香だったのだ。

 ある時中学校で生徒同士の乱闘事件が起こる。学校中がそれに巻き込まれ、大混乱の最中、明日香が教室の窓から転落する。重態となった明日香は、後に死亡する。事故ではないかというのが大方の見解だったが、加地だけは、いじめによる自殺ではないかと疑う。明日香の死亡後発見された鞄の中に、ひどい言葉で落書きされた教科書がみつかったからだ。教科書には、『死ね』と書かれていた。


 鞄を学校側に提出し、同時に珠子にも相談を持ちかける加地。珠子は、学校側はいじめの事実を認めないだろうと言う。そんなことあるはずないと加地は反論するが、学校側は証拠の教科書を隠蔽した・・・。珠子は、誰にも分かってもらえなかった明日香の魂のため、学校側を提訴することを決意する。加地も、担任という立場から、真実を明らかにしようとするのだが・・・。


 舞台となる学校と弁護士事務所が、いかにも現代らしく殺伐として、うすら寒い雰囲気。弁護士事務所は営利至上主義だし、学校は生徒も教師も無気力でどこか病んでいる感じ。出だしから、明るいドラマではないことが思いっきり窺える。伊藤淳史演じる所の加地先生は新米の、世間知らずの熱血教師。金八先生に憧れて教師になったと公言する所など、いかにもイタい。「生徒の心に響く言葉を伝えられる教師になりたい」という理想が、やる気のない学校のムードの中で空回りしている。珠子は優秀な弁護士で超リアリストの野心家。自分を慕って訪ねて来た明日香に対しても邪険にする。一見正反対のこの二人が、明日香の死をきっかけにして志を同じくし、真実を求めて闘う、という展開になりそうなのだが・・・。


 毎回、見終わった後にどうしようもない無力感に襲われる。加地や珠子の努力が、報われるかと思いきや、思わぬ横槍が入るのだ。「これが現実か!」と思い知らされるような展開。正義が勝つとは限らない・・・。例えば先日放送した第4話では、珠子が明日香の実の父親を原告にしようと奔走したが、父親は若年性痴呆症にかかっており、責任能力がなくなっていた。しかし僅かに残っていた記憶と娘への愛情が、原告として法廷に立つという意思表示をさせた。珠子は男の父親を代理人に立て、提訴することを決意する。(この場面で私は号泣した(ノ_・。) )しかし、中学校の副校長・雨木(風吹ジュン)から逆に訴えられてしまい、事務所での立場が悪くなる。一方加地も、校庭で起こった画鋲ばらまき事件をきっかけに、教員の間に加地の情熱が伝わり、同僚教師たちとの関係が良くなる。が、珠子と二人きりで会っている所を同僚教師にみつかり、副校長にチクられ、「学校を訴えようとしている」と誤解され、教師たちの間で孤立させられてしまう。


 第5話の展開が気になるところだが・・・恐らく、あまり明るいものではないと思う。加地と珠子に試練が降りかかるのだろう。それに二人がどう対処するのかが見ものだ。私が思うに、加地はきっと挫けてしまうと思う。熱血だが純粋バカなところがあり、海千山千の雨木に、簡単に言いくるめらてしまいそうだからだ。加地はなんだかんだ言って、日の当たる場所を歩いて来た。友達や先生に恵まれ、念願かなって教師になれたのだから。挫折という挫折は経験していないと思う。そういう人間はイザという時脆い。珠子を、裏切るような行動にこの先出るのではないか。実際この加地という人物、今までも甘ちゃん過ぎてイライラすることばかりだった。きっと最後まで信念を曲げないのは珠子のほうだと思う。一見クールで現実主義者だが、心の中は熱い。明日香の作文を読んで涙を流したのだから。何となく暗い過去も背負っていそうで、一筋縄でいかない相手との闘い方も心得ている。加地よりも遥かに腰が据わっている。


 これから珠子目線で話が進むのだろうか・・・。菅野美穂はこういうちょっと癖のある役が本当にはまっている。つくづく演技の上手い女優さんなのだなぁ、と思う。伊藤淳史も、今の所電車男のイメージが強く出ているが、加地のダークな部分が出て来る(のだろうか?)のに従って、徐々に変わって行くのだろうか。基本的に上手い俳優だから、楽しみだ。(こないだ夢に出てきたし)


 このドラマのテーマは、「人間の二面性」だそうだ。一見善そのものに見える人間が実は悪だったり、悪人に見えても善の部分があったり・・・優しそうで冷たい、冷たそうで優しい・・・きっと誰もが持っている心の闇の部分に焦点を当てた筋書きになっているという。今の所、展開がまったく読めないが・・・どうか最後はハッピーエンドとまではいかないまでも、どこかに救いがあるラストにして欲しい。だって話の発端に救いが無さ過ぎるから。



公式HP:わたしたちの教科書

 5月4日に、京都に行った。5月の連休中だけ、川床で昼食を食べられる。事前に豆腐料理の店を予約しておいたのだ。


 この日はどうやら夏日だったらしく、お昼時には最高気温を記録していた。おそらく30度近くはあったろう。私は日焼けしないように帽子を目深に被り、首にはスカーフを巻いて食事をしていた。川床の向かいには鴨川が流れ、川沿いを散歩している人たちが見える。


 私の視線の先に、印象深いカップルがいた。鴨川のほとりに二人して休んでいる。後姿しか分からないが二人とも多分20代だろう。寝そべるように横たわり、女が男の腰の辺りに頭を乗せ、しなだれかかっている。男は女の頭を片手で抱え、髪をなでている・・・なんだか何とも言えない熱気のようなものが、漂っていた。うまく言えないが、すごく淫らなのだ。今にもナニヤラ始めそうな雰囲気で。


 川べりに座っているカップルはごまんといるが、これほどイヤらしい空気を醸し出しているのは他になく、道行く人も思わず見入っていた。小学生らしき男の子が立ち止まり、座り込んで凝視していたのには笑った。気持ちは分かる。


 それにしてもこんな公衆の面前でよくやる、と思った。しかも真昼間に、直射日光の下で。鴨川のほとりでキスするのを地元では「鴨チュー」と言うらしいが、あのカップルみたいなのは何と言うのだろう。



 「ちょっとちょっと、あの人ら、鴨ま○○いしてはったで!」



 ・・・なぁんて、言われてたりして。( ̄* ̄ )

第五夜

 

こんな夢を見た。


 「もう自分を抑えきれない」そう言って私を組み伏せたのは、なぜか俳優の伊藤淳史だった。私たちは彼の部屋に二人きりでおり、ベッドに座っていた私をいきなり押し倒しにかかったのだ、伊藤淳史が。


 まさかと思って油断していたのが間違いだった。いくら元チビノリダーでも、今は立派な成人男性なのだ。夢の中で私と伊藤は会社の先輩後輩という関係だった。もちろん、私が先輩だ。


 「私はあなたより15も年上で、夫がいる」何とかなだめすかして説得しようと、私も必死だった。しかし男の力にはかなわない。伊藤淳史は小柄だが私は更に小柄なので、押さえつけられて身動きが取れない。


 唇をふさがれて力が抜ける。伊藤は左手で私の両手をひと絡めにし、空いた方の右手で胸をまさぐり始めた。思わず体が反応してしまう。相手は伊藤淳史だというのに。


 「可愛くなってきた・・・」伊藤はそう言って更に愛撫を続ける。右手がゆっくり下がってスカートの中に入る。同時に膝で私の膝を大きく割り、固定する。私はシャレにならない状況になってきた。このままでは犯されてしまう・・・


 口をふさがれて声を出せない私は、頭を振って嫌々をするしかない。それを見た伊藤は「いいから、乱れちまえよ」と、キャラに似合わないことを言った。意外と百戦錬磨のようだ。


 それにしてもなぜ、伊藤淳史なのか?伊藤英明なら嬉しかったのに。なぜ英明でなく淳史なのか?思い当たる原因は一つしかない。木曜10時からの「わたしたちの教科書」というドラマを、私が見ているからだ。伊藤淳史が教師役で出ている。


 ところで、伊藤淳史はアツシなのか、ジュンジなのか。

 一昨日、ケータイを機種変した。前のがそろそろ壊れかけてきたからだ。定価15000円程度の機種が、色々割引されて最終的には0円になった。( ̄▽+ ̄*)

 W44K(京セラ製)というけっこう最近出たやつで、スリムケータイと呼ばれている。ちなみに色はピンク。ラブラブ


 何せイマドキのケータイだから、ワケの分からん機能がいっぱいついている。マニュアルも、分厚いのが2冊・・・。



 はっきり言おう。マニュアルを読む気など毛頭ない。( ̄ー ̄)



 私がケータイに求める機能は、通話とメール送信だけ。カメラも、はっきり言っていらん。音楽なんか聴けなくてもいい。なぁんの不自由もない。( ̄* ̄ )


 通話とメールの送受信はとりあえずマスターしたので、後はどうでもいい。



 私にとって最新型ケータイとは、まさに「猫に小判」だ。( ̄▽ ̄)=3



 ただ、ケータイでブログを見る時、画質が格段によくなったので、見やすくなって助かっている。新しいケータイに替えたメリットは、それだけ。あとは何にも変わらない。


 でも、それでいいのだ。タダだったし。

 韓国では夫婦別姓である。女性は結婚しても苗字は変わらない。子供は全員、父親の姓になる。例えば私の友達パク・ヘギョンは、イ・ヒョンテさんと結婚したが、パク・ヘギョンのままである。娘はイ・ソヨン。このことが何を意味するかというと、結婚してもその家に入る訳ではなく、嫁はいつまで経っても余所者、ということだ。


 結婚しても婚家の人間にならないということは、ずっと実家の娘であり続けるということでもある。韓国では、小姑は「アガシ(お嬢さん)」と呼ばれ、結婚して一旦家を出ても実家に行ったら、そこに嫁いだ兄嫁や弟嫁から、主のように扱われる。圧倒的に小姑の立場が上なのだ。嫁は常にアガシに気を遣い、誕生日の時などは贈り物を贈ったりしなければならないらしい。アガシは実家で我が物顔に振舞う。兄嫁に気を遣うこともない。まさに実家天国。


 ある時ヘギョンが、兄嫁たちの態度にえらく憤慨していたことがあった。ヘギョンには3人の兄嫁がいる。



お義姉さんたち、私が日本にいる間は私の誕生日に電話の1本も寄越さなかったのに、韓国に帰った途端、電話するようになって、お金まで送って来たんです。きっとお母さんに厳しく言われたからです・・・。



 姑であるヘギョンの母親から、アガシへの心遣いがなってないと叱責され、掌を返してきたのがわざとらしく、気に入らないと言うのだ。本当の心遣いではないからと。



私、お義姉さんたちに文句言ったことなんかなかったですよ・・・電話が無くてもね。でも、それがいけなかったみたい。私のことを軽く見てたんですね。今までは私、「優しいアガシ」でした。でもこれからは「ふつうのアガシ」になります。



 それ、日本では鬼小姑って言うよ・・・。( ̄□ ̄;)

 



 

 アンドリューとステファニーの住処は、ソウルきっての高級住宅街にある。私たちはアンドリューの職場でステファニーと待ち合わせ、そこからバスで彼らの家へ向かった。ちなみに韓国のバスに乗るのは命がけだ。


 バスで30分走り、いかにもセレブな雰囲気の住宅街を歩く。政府、大使館関係の人々が住む界隈らしい。パークハイアットホテルの前を通り過ぎると、ホテル周辺には警察車両が止まり、警察官が何十人といた。機動隊員らし一団もいる。あとで分かったのだが、ちょうどこの日に韓国とアメリカの間でFTAが締結されたらしい。ハイアットホテルはその会場になっていたのだった。


 アンドリューの家はひたすら広かった。リビングだけで30帖ほどあり、他にベッドルームが二つ、書斎が一つ、キッチン、ダイニング、バスルームといった造りだった。キッチンもダイニングも、日本の基準からするとかなり広い。更に全室バルコニー付きである。(ただしオープンエアではない)内装は完全に欧米風だが、やはり韓国の家だなと思ったのはオンドルが完備されていることとと、風呂場にバスタブがないことだった。韓国人は日本人のように毎日湯船につかる習慣がない。風呂はたいていトイレと一体型のユニトバスで、バスタブがないことも珍しくない。


 私たちが家のゴージャスさにみとれていると、アンドリューが帰宅して、ステファニーの手料理で宴会が始まった。彼女の料理は本当においしい。日本で食べる西洋料理は、結局はマガイモノなのだなぁということが、ステファニーの手料理を食べると分かる。いちいち名前を聞かなかったのでここで説明できないが、「料理の上手なイギリス人主婦が家族のために作る家庭料理」が、いくつか出てきた。どれもこれも、めちゃくちゃおいしかった。


 適度に酒も入り(風邪引きの私は飲めなかったが)、宴もたけなわになってきた頃、アンドリューの様子がおかしくなり始めた。



我々は悔い改めなければならないんだ!



 アンドリューは敬虔なクリスチャンで、実は今年一杯で韓国を離れ、発展途上国にキリスト教を布教するボランティア団体に加わる予定だ。その話を聞いていたら、突然熱く語り始めたのだ。



神の存在を伝えることで、彼らは文化を手にすることができる。文字を持たない彼らが英語で聖書を読むことで、文字を手に入れるんだ。そうすれば知性が手に入り、自分たちの権利を主張する術を知る。やがて彼らはおかしいことはおかしいと言えるようになり、先進諸国の搾取に神抵抗できるようになる。自立への道を歩み始めるんだ!



 要するに未開の人々(まだたくさんいる)にキリスト教価値観を植え付けるってことじゃないのか。宗教観のあいまいな日本人としては、どうしてそんなに自分たちの神様が唯一絶対の物だと信じることができるのか、理解に苦しむのだが。



すべての人間は神を信じるべき。そうすれば正しい道に進める。幸せになれる・・・。



 アンドリューは熱弁をふるい続ける。アンドリューからあやしい電波が出始めたのに比例して、私の体調はどんどん悪くなっていった。



かばこ!君は神を信じるのか?



 出たよ。( ̄Д ̄;; 今までに何度、この質問をされたか分からない。その度にのらりくらり逃げてきたが、今夜のアンドリューは酒が入っているため、いつもより真剣だ。逃げられる雰囲気ではない。



え?どうなんだ?



 えーとえーとあのう・・・(-。-;) 頭が朦朧としてきて何もかもどうでもよくなり、しまいには「はい」と言いそうになった。





セレブ感漂うアンドリュー宅


「花よりもなほ」韓国版ポスター

                         



 キム・ヨナは国民的スター



                      

宿泊したホテルのロビー


            


街角で撮った映画(?)のポスター



韓国にもダイソーがあった!

 実は・・・この記事書くの2回目です・・・さっき書き上げた時、私の操作ミスで消えてしまって・・・泣きました。(T▽T;)

気をとりなおして。



 ホテルに着いた時、私は絶不調だった。すみませんお先です、とケメコさんに断ってから、バスタブに湯を張り、入浴した。湯船に体を漬けると、ちょっとすっきりする。そうして何とか人心地ついてから、洗面所の鏡に向かって髪を乾かしていると・・・足元に違和感を感じた。見ると、バスマットがぐしょぐしょになっている。床一面、水浸しなのだ。

 

 シャワーを使う時に粗相したかと思い、確認したがそんな様子はない。よく見ると、排水口が溢れている。バスタブの水が抜ける速度も、何だか妙に遅い。どうやら排水口に問題があるようだ。詰まっているのかも知れない。



ケメコさん、排水口詰まってるみたいなんですけど・・・(;^_^A


あら~ どうしよう?でももう遅いし、どうしようもないよねぇ。


そうですよね・・・とりあえず、バスマットだけ取り替えてもらいましょうか?


そうだねぇ。私はシャワーだけにしとくよ。



 フロントに電話をした。



Hello?


あ、1033号室の者ですけど・・・


ハイ。


 私の日本語に反応し、相手は日本語に切り替えた。



洗面所の排水口がオーバーフローして・・・床がびしょぬれなんです。今日はもう遅いので修理は結構ですから、替えのバスマットをいただけませんか?


ワカリマシタ。ショウショウオマチクダサイ。



 それから約10分後に、修理人が大掛かりな工具を持ってやって来た。彼は洗面所に入り込むと、蛇口を外し始めた。何だか時間がかかりそうだ。悪いがそんなことをやっている場合ではない。こちとら一刻も早く寝たいのだ。


 修理人の青年に何とかコミュニケーションを試みたが、あいにく日本語も英語も分からないようだった。仕方がないのでもう一度フロントに電話した。さっきと同じ人物が出た。



Hello? May I help you?


さっきの者ですけど・・・なんか修理屋さんが来てるみたいですけど・・・話が違ってませんか?


アー・・・ハイ~・・・



 もしかして日本語がよく分からないのかも知れない。私は英語に切り替えた。



修理は結構ですので、新しいバスマットを下さい。できれば2枚。


Sure. Wait a minute, please.



 電話を切って待つこと5分。今度は、バスタオルを2枚持ったポーターが、満面の笑みを浮かべて現れた・・・。まぁ、いいか・・・バスタオルでも。( ̄ー ̄;



とりあえず、床を掃除して下さい。



 そう頼むと、ポーターは陽気に「OK」と言い、持ってきたバスタオルで床の水分をふき取った。床はすっかり乾いたが、結局替えのバスマット、もらってない・・・。



あの・・・バスマットを貰えませんか?バスタオルではなく。バスマットを2枚。


???バスマトゥ・・・?


えーと・・・そうだ、Floor mat. We would like two floor mats !


オー、プト(foot)マトゥ! OK!



 どうやら韓国ではバスマットのことを、foot mat (多分)と言うらしい・・・。30秒後、彼は2枚のバスマットを携えて戻って来た。やれやれだ。これでケメコさんもお風呂に入れる、私も眠れる・・・と、思ったのだが。


 20分後、けたたましい電話のベルで起こされた。フロントからだった。



はい。 (-_-メ


Do you want to room change now?


部屋を変わりたいなんて言ってませんよ。今日はもう遅いので寝ます。 (-_-メ


So you room change tomorrow?


部屋を変わる必要なんて無いでしょう。明日私たちが外出している時に修理していただければいいんです (-_-メ


Sorry, we can't do it. Please room change tomorrow.


どうしても変わらなきゃダメですか? (-_-メ


Oh, yes, you must. What time will you room change?



 何でわざわざ・・・という思いがあったが、仕方がないので、入浴中のケメコさんと洗面所のドア越しに相談し、明日10時に外出してから、部屋を移してもらうことになった。



Ok, so, please pack all your luggage by 10. Good night.



結局明日は早起きして、荷物をまとめなければならなくなった。(-_-メ めんどくさい・・・。しかし仕方がない。体調のことが気になっていた私は、余計なことは考えず、とにかく寝ることにした。


 翌朝、幾分だるさは残ったが、幸いなことにかなり回復していた。乾燥防止にとバスタブに少量溜めておいたお湯を抜いてみると・・・なんと、問題なく流れて行った。昨日のあれは一体なんだったのか。それでもお陰で部屋を変わらなくてよくなったのが嬉しかった。朝食の後、それを伝えるためにフロントに寄った。



 あの・・・昨日電話した者ですけど・・・



 私は一から顛末を説明しようとしたら、フロントの男性はすぐ「ああ、昨日の・・・」と言う顔をしたので、昨日電話で話した本人だと分かった。なら話は早い。



今朝排水口が直ってましたので、部屋は変わらなくてよくなりました。



 私がそう伝えると、彼は



I see.



 とニコリともせず言った。何となく気まずくて、私が意味も無くにやにやしていると、少し離れた所から



すみませ~ん。明洞へいきたいんですけどぉ。どういったらいいですかぁ?



 という、日本人の若い女性の声がした。すると彼は、そっちの方向へさっと駆け寄り、



はい、明洞はですね・・・



 と、かなり流暢な日本語で説明しだした。


 は?


 どゆこと?


 昨日のたどたどしい日本語は一体・・・あれだけコミュニケーションに苦労した私は一体・・・



 説明してもらおうじゃねぇの。ヾ(▼ヘ▼;)







 6時ごろ、ソウル市庁駅前でケメコさん、ステファニーと合流した。アンドリューは残念ながら仕事である。ステファニーが、大使館の中のバーに行こうと言う。なぜ大使館の中にバーがあるのか?と聞いたら、月に2回金曜日の夜だけ、大使館関係者のために有志で開くバーがあるのだそうだ。アンドリューが大使館関係の仕事をしている関係で、ステファニーもそのバーを利用できるらしい。私たちまでいいのか、と思ったが、ちゃんと事前にカバコとケメコの名前も登録しといたから大丈夫、とのことだった。ありがたや~。


 途中、ステファニーは何人もの韓国人から「ヘロー」と声をかけられていた。


よく声をかけてくるのよ。学校の宿題なんですって、外国人に英語で話しかけるのが。中には、話しかけた証拠に、写真を撮らせて欲しいっていう人もいるわ。A=´、`=)ゞ


 ステファニーはうんざりしたように言った。なるほど、彼女が声をかけられるのは分かる気がする。ハリウッド女優ばりの美女なのだ。同じ声をかけるならキレイなおねえさんに、と思うのは自然な感情だろう。


 大使館という所に初めて足を踏み入れたが、なるほど噂どおり、警備は厳重だった。入り口で住所氏名年齢を書かされ、規約書にサインを書かされ、ボディチェックをされた。そうして初めて真鍮製の、重い門の内側に入れるのだった。中に入ってみると、がらんとしたホールに、テーブルがひとつふたつ置いてある。即席だからこんなもんなのかと思っていると、次の部屋に、バーカウンターや立ち飲み席までしつらえた、本格的なパブが出現した。まるでロンドンのパブがそのまま引っ越したようだ。


 ステファニーが私たちのために飲み物を買ってくれた。お金は?と言うと、予めプリペイドカードで支払っておいたからいらないと言う。私たちの分もいいの?と聞くと、もちろんだと答える。おごりか・・・何だか申し訳ない気がした。


悪いね。


いいのよ。はるばる会いに来てくれたんだもの。ところでカバオは元気?


全然元気ないよ。仕事が忙し過ぎて・・・


あらあら大丈夫?来れなくて残念だったわね。


 周りを見回すと、ほとんどイギリス人。ちらほら韓国人。日本人はケメコさんと私だけのようだ。韓国人は大使館の職員なのだろうか・・・?流暢な英語を操っている。英語がヘタなのは、日本人。(≧▽≦)


今日ケメコと、パレスに行ったのよ・・・


 私がヘギョンの家にいる間、ステファニーとケメコさんは景福宮に行ったらしい。ステファニーは、韓国人の学生の一団にあとをつけられて、大変だったという。美人もいいことばっかりではないなァ・・・( ̄Д ̄;; 


 実を言うと私はこの時点で、体調があまり良くなかった。ヘギョンの家を出る時、ちょっと喉が痛かったのだが、だんだんひどくなり、ついには唾を飲むと痛みが走るまでになってきた。どうやら風邪をひいたらしい・・・しかもひどくなりそうなやつ。・・・マズイ。


何か食べる?スナックを注文しましょうか?


 ステファニーがそう言ってくれたが、あまり食欲が無かった。ミートパイとソーセージが運ばれて来たが・・・正直、あまり美味しそうじゃない。(-。-;)


 イギリス料理って基本的にマズイのだ。例外はステファニーの手料理で、彼女が作ったものなら私はいくらでも食べるが、それ以外のモノは・・・(-"-;A 見た目どおり(?)ミートパイはどえらく不味かった。牛肉の臭みが全然消えてない上に、味も無い・・・。

体調の良い時ならなんとかいけたかも知れないが、今は完全にお手上げだ。しかしステファニーは「おいしいおいしい」と言って食べている。韓国料理はマズイと言うくせに。イギリス人の味覚って・・・よー分からん。


 8時を少し回った頃、寒気を感じるようになった。鼻水も滝状態だし、どうやら私の体に限界が来たようだ。ステファニーに、済まないけど今日はこの辺で・・・と告げた。私たちは明日も会うことになっている。今日無理して明日ダメになったら、それこそ申し訳ないと思った。


分かったわ。お大事にね。明日2時にまた会いましょうね。


 もう少し飲んで行くというステファニーを残し、私とケメコさんは大使館をあとにした。地下鉄でホテルに帰り、体が辛いのですぐお風呂に入ってソッコーで寝ようと思っていたのだが・・・。


 そうは問屋がおろさなかった。


 詳細は次回・・・