5月4日に、京都に行った。5月の連休中だけ、川床で昼食を食べられる。事前に豆腐料理の店を予約しておいたのだ。


 この日はどうやら夏日だったらしく、お昼時には最高気温を記録していた。おそらく30度近くはあったろう。私は日焼けしないように帽子を目深に被り、首にはスカーフを巻いて食事をしていた。川床の向かいには鴨川が流れ、川沿いを散歩している人たちが見える。


 私の視線の先に、印象深いカップルがいた。鴨川のほとりに二人して休んでいる。後姿しか分からないが二人とも多分20代だろう。寝そべるように横たわり、女が男の腰の辺りに頭を乗せ、しなだれかかっている。男は女の頭を片手で抱え、髪をなでている・・・なんだか何とも言えない熱気のようなものが、漂っていた。うまく言えないが、すごく淫らなのだ。今にもナニヤラ始めそうな雰囲気で。


 川べりに座っているカップルはごまんといるが、これほどイヤらしい空気を醸し出しているのは他になく、道行く人も思わず見入っていた。小学生らしき男の子が立ち止まり、座り込んで凝視していたのには笑った。気持ちは分かる。


 それにしてもこんな公衆の面前でよくやる、と思った。しかも真昼間に、直射日光の下で。鴨川のほとりでキスするのを地元では「鴨チュー」と言うらしいが、あのカップルみたいなのは何と言うのだろう。



 「ちょっとちょっと、あの人ら、鴨ま○○いしてはったで!」



 ・・・なぁんて、言われてたりして。( ̄* ̄ )