foo-d 風土 -56ページ目

foo-d 風土

自然や芸術 食など美を 遊び心で真剣に

新幹線発車直前 慌てて

生ビールと書いてある

まだ飲んだことがないビールを購入して、乗り込んだ。






ビールだろうと思って缶を開けた。
 一口飲んで なんか微妙に違う
 
よく見たら
 原材料名
麦芽、ホップ、米、コーン、スターチと書かれている。

ビールとは 水、麦芽とホップのはず。

 調べると、ビールの主な原料は水、麦芽、ビール酵母、香味料(ホップなど)である。

 副原料としてトウモロコシ、米、砂糖等が使われる。特にこれらの副原料は大麦麦芽の安価な代替物として使用されることがあるとは書かれているが、
米 コーン スターチ 等を入れる場合は、美味しかろうが不味かろうが、ビール風飲料とか添加ビールとか表現して欲しいなっと思う。

因みにドイツでは麦芽とホップ以外はビールとして認めていないよ。

っと思いながら、飲んでいる😅😅😅。

山寺に
 紅葉を愛でつ
   椎拾い

 倉吉から1時間 鳥取市の摩尼寺へ参拝
  
紅葉狩り

1200年前の古刹
 三百段の石段の中程でスダジイを発見






拾い歯で齧った白い実はずいぶん甘い。
 といっても本来微かな甘みしかない実だが、よその山のものより甘い。

どんぐりの仲間でありながら、ドングリとは異なり、苦味も渋みも全くないその実は、純白。
子供の頃、 おやつがわりによく拾って食べた思い出の木の実
早速 子供に戻り 椎の実拾いに熱中

60個程拾った



















石段を登って到着した摩尼寺は いかにも愴然たる古刹である。

 古刹門
  額縁の中
   紅葉映え

 見事にうつくしい



山風に


 ただ一人揺れ
  子守柿

  鳥取県 摩尼寺

大山を借景にしたとても素晴らしい美術館です。

  土門拳と同時代、写真家が一番伸びた時代。

 ドラマチックな報道写真や美しい景色や建物ではなく、何気ない日常を独特の視点で捉え演出した写真で世界的に有名になった植田正治の美術館です。

 写真愛好家だけでなく、芸術好きな方には是非行って欲しい美術館です。

 展示物は撮れないので、一番の場所だけの写真を載せます。

 

 

 




シルクハットの怪人がパトカーに追われていた

 

 



三日間の京都の旅の後 今日11/21は故郷の鳥取県で大山をドライブルートで一周です。

東西に広がる山脈なので見る角度によって険しさも変わり 優しくもある素晴らしい山。

 子供の頃から、この見える山脈の稜線を端から端まであらゆるルートで何度も登山し縦走してきた心の山です。

倉吉から山守方面 鏡々成 三の沢というふうにドライブしました。

大山

 

烏ヶ山

自然、道路、空、木の画像のようです

 

ニノ沢

植田正治写真美術館の前より

 京都市内から急峻な山道を1時間と少し

山奥の花脊の地で120年あまりの時を刻む「野草一味庵 美山荘」

この土地の

 趣のある心こもった「摘草料理」と、

「気づかいすれどもおかまいなし」の、

世界のグルメが認める至上のおもてなし処。

 

さて、

食事ですが、

お酒をお願いしようと思った矢先に

まず、一献どうぞと、銀の酒器に紅盃で 冷酒が出されました。

(注文はしてなかったのですが、 先回お酒をいただいたからでしょうか)

 こういう気使いは 本当に嬉しいですね。

酒器の大きさ形がイイね。

 若狭のお酒 ここは京都市左京区と言っても北の外れ 日本海側も近いです。

 

●銀杏の朴葉みそ焼き

 山家のイメージの自家製削りのお箸

お箸はお店の皆さんで削って作られたもの みんなで作るのですが手が痛くなって大変だそうです それでも作ってこうやって出していただくと、少し曲がった枝がいかにも山家の粗野感が出ていい感じですね。

銀杏の朴葉みそ焼きは

 味噌特有の辛味にやや甘めの味は銀杏を最良の酒の友にしてくれます。

 

●菊芋の甘酢漬け

 味噌の味が付いているからと次は別の箸 利休箸

箸先はちゃんと湿らせてある

(こういう細やかさがいいね。)

●栗マッシュの白味噌椀

要は栗きんとん入りの白味噌汁

麹の味わいのする少し甘目の白味噌

栗きんとんは漉してとても細かく

 

●自家池の鯉の洗いと大根の茎

泥臭味は全くなく生臭みもない、いきの良い平目の生臭みを取った感じになっている。

 一般の鯉はやや泥臭く生臭いから、鯉を湯通しをして少し白くなったぐらいで出されることが多いが、こちらでは綺麗な谷川の清流で育てるため 45℃位のぬるい湯でさっと洗うとだけだと思われる。

 いい味だ。

付いている山葵は、擦りたてのねばみまである優しい辛み

 

●黒川茸の鯉の卵の真砂和え

やや苦味のある黒川茸

お酒によく合う

 

●季節の盛合わせ

ポップコーンの檜香

栃の実蒟蒻

蕎麦煎餅の鹿肉と林檎挟み

胡桃とお焦げのカリカリ

黄身

落花生

甘薯の銀杏

 

●焼き松茸

(焜炉に乗っている写真を撮り忘れた)

松茸のつゆ

蓮華の載っている器は島岡達三の作によく似ている。

蓮華の中は松茸を焼いている時に出てくるつゆをあつめたもの。

 口に入れると口腔から一気にフワーっと松茸の香りと特有の旨味が広がり 特別 お い し い

松茸のつゆほどおいしいつゆはそうあるものじゃない。

ここは北山杉の産地なので、松のあるすぐ近くの京北産とのこと。

子供の頃から何度食べても占地より松茸の方が美味しいのにどうして「匂い松茸味占地」というのでしょうね。

結構大きな松茸だ

 

●松茸土瓶蒸し

雉の出汁 雉の団子

濃厚なお味

 おいしい

●追加でお酒を注文

 浦霞

浦霞は時々私も家で呑んだりしますが、いい酒を醸す醸造元です。

酒器はなんでもない形なんだけど胴の中央が少し多く膨らんだ可愛さ これも良い形

美しい女将が注いでくださいました。

お忙しいのに

季節の移ろいや花背や料理についてお話をさせていただくいい時間。

 

●鯖寿司

近くを若さからの鯖街道が通っており、美味しい鯖が食べられる。

鯖寿司の花柄の器は先程の島岡達三に似た皿と同じ作者と思われるが、

 花の色等は濱田庄司の色使いによく似ている。 作を聞いていただいたら河井寛次郎の写しだそうだ。

 (花の色等は濱田庄司の色使いによく似ているが、若い頃は濱田庄司と河井寛次郎は一緒に仕事をしていて、似た作品もあるから、そうかもしれないが、より、濱田庄司風だ。)

 

●丸い陶器の炙り器に大きな赤い葉 黄色い葉 紅葉を被せて出された琵琶湖の子持鮎の柚庵漬けの杉板焼

1人、室内の画像のようです

 

 

焼杉の香りに    鮎の味

腹がはち切れんばかりに膨らんだ鮎の卵

 いい味 旨い 酒が合う

 

●きのこ鍋

 

 

 

 

鮑茸

舞茸

畑占地

なめ茸

蓮根饅頭

なめ茸の出し汁仕立て

良い出汁が出ている これを薄めておじやを作るとさぞやおいしいだろうね。

陶器の分厚い鍋がいつまでも熱さを出してくれている。

 

山椒の効いた唐辛子等の七味の匙

イイね。

 

栗の未熟皮でできている。

  これを作ろう

 

 

●香茸と黒豆の炊き込みご飯

 

香の物は

柴漬け

昆布

沢庵古漬け

 

炊き込みご飯も美味しそうな香りだが、お腹がいっぱいで 仕方なく、少しだけお茶碗に注いでいただく。

いい味 お焦げ混じりの香ばしさも入り

美味しいご飯でした。

 

★最初から使われていたアンダープレート代わりの大きな根来塗のお盆

 

これが 中々味のある良いお盆です

使い勝手よく紅漆に黒漆がバランス良く磨かれてなかなか良い根来です。

永仁六年(1298年)十月の二月堂のお盆の写しだそうです。

このお盆 欲しい!

 

 

デザート

●代白柿とアイス 冬山苺

 代白柿は京都名産の上品な味

表面は火でキャラメリゼされている。

スプーンで食す とろとろ軟らかい果肉の大玉柿 代白柿 甘さ抜群!お口でとろける果肉

 

最後に

●栃餅

 まだ熱くビヨーンっと伸びる

餡は甘さ控えめ 栃の苦み走った味が十分あり特に美味しい

 甘味は別腹というが 口はもっと食べたいがお腹がいっぱいで食べられない😭

最後にお薄をいただき 堪能しすぎた食でした。

紅葉真っ盛りの

大自然に囲まれた深い里 花背でゆったりとあるがまま

 自然のものを自然体でいただける贅沢な食の時間

器だけをとっても、土物には土に合う器とか、それぞれきちんと料理に合う気の利いたものを上手く使いこなされて、どれも出過ぎないで 料理と一体化している。

お部屋 外の景色 お料理 お店の方達 全てが調和し 自然体

様々な発見と気付きがありとても勉強になる貴重な時間

お昼12時にお邪魔して、15時半過ぎまでゆっくりゆったりとここにしかない京の山家料理をいただきました。

秋の心地よいお昼 お料理25000円+お酒+サービス料+税で一人約3万円でした。

 …………………………

野草一味 摘草 美山荘

京都府京都市左京区花背原地町375

075-746-0231

 興味を持たれた方は、予約が特に取れにくいですから、数ヶ月前には申し込んでくださいね。

美山荘の女将の中東佐知子氏はミシュランが個人に贈るサービスアワードを受賞されています。

サービスアワードとは訪れる人を心地良くすることができる、おもてなしに優れたスタッフに授与される賞。プロフェッショナルかつ魅力的であり、レストランでの体験が特別なものになるような接客をする人に授与される。サービスに対する心からの情熱を称える賞 です。

と言ってもこんな賞より数段上の世界の方ですけどね

ここは、京都でいちばん予約のとれないと言われる日本料理の「草喰 なかひがし」の実家でもあり、テレビによく出られる料理研究家の大原千鶴さんの実家でもあります。

京都市内から1時間と少し

山奥の花脊の地で120年あまりの時を刻む「野草一味庵 美山荘」

土地の趣の「摘草料理」と、

「気づかいすれどもおかまいなし」の至高のおもてなしです。

 

2年前お邪魔したのは春。今回は本当にタイミングよく紅葉の季節です。

 今回も満席で予約は無理かなと思いながら、数ヶ月前に電話したところ、年内は11月17日のお昼だけ空きがあるとのことで、即申し込んで今回訪問してきました。

先回は途中の山道は2017年の台風被害で山崩れなどによる通行止めなどで細すぎる迂回路などを使って行って大変だったが、今回はずいぶん良くなったとはいえ、所々車のすれ違えない山道を走って行った。

自宅を8時に出て丁度お昼12時の5分前に到着

案内された部屋は谷川に向かい 外に二軒ほどのぬれ縁床もある。

部屋からは紅葉が正面に見え、いい景色。ぬれ縁からは下に谷川が流れて心地よい。

女将が挨拶に来られて、今、この部屋が一番紅葉がよく見える部屋です、と言われた。どうも一番良い部屋を用意してくださったようです。

昨夜美山荘の動画を私がFBにアップしたものも見ていただいていたようです。憧れの美山荘などと書いたので、気を遣ってくださったのかもしれません。

 

床の間が見事!

お軸

天高一笛清(てんたかくいってききよし)

よくみると、花押が、表千家13代家元 即中斎。

即中斎の書いた短冊を軸にしたものですね。

いかにも秋らしい軸ですね。

 どこまでも青く澄み渡る空に一笛の音が響きわたる清々しさ

生花は紫陽花に 山帰来が床に長く伸びて

地を這い晩秋の寂美感が溢れている。

花を低く飾ることにより、

   書と花で

 さらに天の高さまで現す情景を

       さりげない

        晩秋の

             いい演出です

 

染めと織の万葉慕情34

  榛の木染

   1982/11/26 吉田たすく

つるばみ染(どんぐり染)によく似た植物染に「榛(はん)染」があります。ハンの木の葉や実を使って染色しますが、このハンの木の実をヤシャブシといいます。

 荒地に育つカバノキ科の植物で、私は倉吉陸上競技場の上の斜面にあるヤシャブシを取って染めています。 先日は大山に紅葉を見に行く途中、路ばたの林で小かごにいっぱい取って来ました。 このヤシャプシで染めますと、グレー、黒茶、または茶色など、媒染によっていろいろな色に染まり、大変深味のある落ち着いた色に染まります。

 着物や帯の織糸を染めています。そのヤシャブシのなる木のハンの木を、万葉集では榛の木(ハリのキ)といって歌われているのです。

 

 へそがたの

  林のさきの

   狭野棒(さのはり)

  衣に着くなす

   目につくわが背

 

 へそがたとは地名だそうですが、次のような意味が含まれます。

 原文には「綜麻彩乃」と書かれていますから、それは麻糸を績()むとき麻糸をつないでは玉に巻いていきますと、その玉が「ヘソ」の形に似るのでヘソガタ〟というのです。 そのヘソガタの林のとっつきのところに立つ野榛(のはり)の色が衣に染まり着くように、鮮やかに目立って麗しい吾が背の君よと歌います。

 ところで、(ハン)の色が染まるという歌があるとすれば、万葉人はこの木や木の実のヤシャブシで染色をしていた事がわかります。

 以前に花摺染の歌を書きましたが、花摺はまもなく色がウツロウのです。ただ色をつけるだけですから色があせてしまいます。

 この榛の木染は、摺染では染まらないで灰などで媒染し、化学変化をさせて定着させなければ染まりません。ですから、万葉時代すでに媒染による染色のあった事がわかるのです。 今、私がヤシャブシで染色しているテクニックが、すでに千数百年も昔にあったのです。

また一首。

 

 引馬野に

  にほふ榛原(はりはら)

   入り乱れ

  衣に匂はせ

   旅のしるしに

 

 これは大宝二年十一月、持統天皇が三河の国に行幸された時の歌ですが、三河の国の引馬という野に色づいている榛の木の原に入ってその木とたわむれて、衣ににおうように染めつけなさいよ、旅の記念になりますよ。

 榛の林で木とたわむれるだけでは美しくは染まらないけれども。

 榛の木は染料として媒染すれば、よい色に染まるという事を知ってのうえで、歌っているのです。榛の木の林を見ては、このように華麗な表現で歌えるとは、万葉歌なのですね。

 

引馬野ににほふ榛原とは、可憐な乙女が麗しい少年のたとえであって、旅の記念に乱れあって心まで染まってみたい、との想いの歌なのかも知れません。

 

 万葉の染料ハリの木、ヤシャブシで糸染めして、ことしの冬の着物を織りあげるつもりにしています。

 

    (新匠工芸会会員、織物作家)

天高く

  山装う頃

      花眠る

晩秋の青空に

 紅衣(べにころも)

   黄衣(きごろも)

 を羽織る山々が増えてきました。

 山の葉が煌びやかになる頃 調和を取るように花たちは静かに眠りにつきます。

自然な野山の幸を使う「物語のある料理『野の花料理・恵那の野山の 蕎麦懐石』」もこの時期はアミューズなどで使う食べられる花を探すのがちょっと大変。

 でもその代わり よく探すと木の実が見つかり花の代わりに舌を楽しませてくれます。

 少し前には棗(ナツメ)や山栗を、次には椎の実を見つけ、今回もまた、山奥で萱の実(カヤノミ)を見つけ拾ってきました。

 木になっているのはまだ緑の実ですが、それが落ちてしばらく経つと表皮が腐り黒く半乾燥してむきやすくなってきます。この時が狙い目。

 家に持ち帰り、萱のヤニが少し手にベタベタと付いてくるのを無視して黒い表皮を剥いて行き、綺麗に洗って、少し乾燥させてフライパンで20分ほど炒ります。

 

 次にプライヤーで割って種を取り出します。 周りには黒い渋皮が付いていますが取れないのでそのまま食べます。

 このおかげで、渋皮の杉の香りを含んだ深煎りコーヒー豆をちょっと含んだ様な、針葉樹の実だなっと少し感じさせる味わい。

 これぞ生きた山の味だと思わせてくれます。

 

棗、山栗 椎の実に

もう一つ、甘酸っぱいナツハゼの実も共に

  来週のお客様へ 霜月の味わいを楽しんでいただきましょう。