京都市内から1時間と少し
山奥の花脊の地で120年あまりの時を刻む「野草一味庵 美山荘」
土地の趣の「摘草料理」と、
「気づかいすれどもおかまいなし」の至高のおもてなしです。
2年前お邪魔したのは春。今回は本当にタイミングよく紅葉の季節です。
今回も満席で予約は無理かなと思いながら、数ヶ月前に電話したところ、年内は11月17日のお昼だけ空きがあるとのことで、即申し込んで今回訪問してきました。
先回は途中の山道は2017年の台風被害で山崩れなどによる通行止めなどで細すぎる迂回路などを使って行って大変だったが、今回はずいぶん良くなったとはいえ、所々車のすれ違えない山道を走って行った。
自宅を8時に出て丁度お昼12時の5分前に到着
案内された部屋は谷川に向かい 外に二軒ほどのぬれ縁床もある。


部屋からは紅葉が正面に見え、いい景色。ぬれ縁からは下に谷川が流れて心地よい。
女将が挨拶に来られて、今、この部屋が一番紅葉がよく見える部屋です、と言われた。どうも一番良い部屋を用意してくださったようです。
昨夜美山荘の動画を私がFBにアップしたものも見ていただいていたようです。憧れの美山荘などと書いたので、気を遣ってくださったのかもしれません。
床の間が見事!
お軸
天高一笛清(てんたかくいってききよし)
よくみると、花押が、表千家13代家元 即中斎。
即中斎の書いた短冊を軸にしたものですね。
いかにも秋らしい軸ですね。
どこまでも青く澄み渡る空に一笛の音が響きわたる清々しさ
生花は紫陽花に 山帰来が床に長く伸びて
地を這い晩秋の寂美感が溢れている。
花を低く飾ることにより、
書と花で
さらに天の高さまで現す情景を
さりげない
晩秋の
いい演出です






