1 たくさんの種類があるつまみ細工のバラ
2 基本の作り方①:バラと言えばこれ!庚申バラ
3 基本の作り方②:コロンと可愛い玉バラ
4 基本の作り方③:シャープな印象の三角バラ
5 ちょっとした作り方の違いで変わる庚申バラの種類
6 羽二重で作る庚申バラのコサージュ
7 つまみ細工花びらの上級コース
1 たくさんの種類がある、つまみ細工のバラ
七五三や成人式、舞妓さんのかんざしなどの和のイメージのあるつまみ細工ですが、洋風のバラを作ることも可能です。
バラについて詳しくポイント、コツを解説していきます。
薔薇、って漢字で書くとより華麗なイメージですね。
つまみ細工で作るバラには、作り方によっていくつもの種類があります。
丸つまみや剣つまみは形がしっかり決まっていますし、ある程度
「こうすると美しい」
「こうなってしまうと失敗」
ということが言えますが、バラは重ねていくとある程度形になってしまう、初心者や(私のような)大雑把な性格のひとにも向いている作品と言えます(笑)。
またちょっとした違いによって、印象も大きく変わる出来上がりになりますので、バラに正解はない。と言えますが、
「自分好みのバラはどれか」
「そのバラを作るにはどのような手技で作ることができるのか」
作り方とそのコツ、ポイントを知ることは大切ですね。
オールドローズと庚申薔薇
実は、つまみ細工で作れる薔薇にはいくつか種類があります。
代表的な3つをご紹介したいと思います♪
2.基本の作り方①:バラと言えばこれ!庚申バラ
バラと言えばこの形を思い浮かべる方が多いのではないかと思います。
庚申バラ。
この作り方は簡単で、合わせつまみという丸つまみがペタッと開いたような形のものをたくさん用意して、花びらとします。
①図のように三角に折った生地の端を裏側で接着する
①´もしくは、丸つまみを作って開く
②少し隣と重ねながら並べていく
1段目は5枚、同様2段目も5枚、3段目3枚、4段目2枚
五芒星を描くように。
③最後に丸つまみを丸めたものを中心に入れる
③´もしくは中心にビーズや花芯などを入れてもOK
花びらの形や枚数、重ね方などによって印象が大きく変わるのが特徴の庚申バラ。
後の章で、形の違いをお伝えしていきます。
3.基本の作り方②:コロンと可愛い玉バラ
ころんと可愛い形が人気の玉バラ。
ちりめん細工のような幾何学的な形態で、こちらも形の整え方で変化可能ですが、基本の玉バラをご紹介します。
①丸つまみを作る
3枚×3段で作るのが基本ですので、2.5㎝3枚、2.3㎝3枚、2㎝3枚のように、大きさを変えて3枚ずつ用意します。
②丸つまみの足を広げて葺く
③3枚を向かい合わせて葺く
④同様に3段葺く
角をかくっとさせて作るのも、見本のようにまあるくするのもお好みで。
また、これをアレンジしたオールドローズのかんざしは、上級最後の難関です・・・。
4.基本の作り方③:シャープな印象の三角バラ
シャープな印象の三角バラは、剣つまみで作ります。
剣つまみですが、花びらを増やして丸く葺いたり、剣をしっかり立たせてよりシャープにしたりと楽しむことができます。
①剣つまみを作る。
これも、玉バラ同様、内側に行くにしたがって小さいサイズの生地を用意。見本は2.5㎝3枚、2.3㎝3枚、2㎝3枚
②剣つまみを広げて葺く。
③内側に同様に3枚ずつ並べる。
④最後に丸めた剣つまみを差し入れて完成。(こちらも中心は花芯やビーズにしても)
大きさや枚数を変えると印象が変わる三角バラ。
玉バラや丸つまみのお花と組み合わせてかんざしにしても可愛いですね。
5.ちょっとした作り方の違いで変化する庚申バラ
庚申バラは、
■花びらの大きさ
■花びらの枚数
■花びらのちょっとした形の違い
などで、印象が大きく変わります。
同じ花びらでも葺き方を変えたもの。
基本のピンクのバラから、黄色のように花びらをふっくらさせたり、青のようにシャープにしたり。
生地を変え、枚数を増やしたもの。
羽二重4匁はかなり薄いので、何枚も重ねて豪華に作ることが可能です。
私的失敗作。
つまみ細工では失敗はないので単に好みの問題なのですが、こんな感じにのっぺり平坦にならないように、と教室では指導しています。
これはこれで可愛いですけどね。
どの庚申バラがお好きだったでしょうか。
バラには正解がありません。
ただ、作り方のちょっとした違いで、結果は違ってきますので、どのやり方がいい、ではなく、どのように作るとどんな形になる、ということをしかり押さえて頂ければ、いつでも好みのバラができますよ♪
講座へのお問い合わせ、お申し込みには、土日祝日を除く3営業日以内にお答えしております。
6.羽二重で作るバラのお花
つまみ細工花びらの本科コースでは、バラのお花も数種類習得して頂いています。
基本的には羽二重のお花は上級での取り扱いとなりますが、通信講座ではお好きな講座一つから受講が可能です。
9月8日(金)
9月9日(土)
大阪で開催されるOsaka 手づくりフェア
にて庚申バラのコサージュを作るWSの講師として、日本紐釦様のブースにお邪魔します。
秋から発売となるカット済みの羽二重四匁を使っての講習です。
色合わせのご相談などにも乗れますので、ぜひブースでお声がけ下さいね♪
つまみ細工花びらの上級コース3番目の作品はこちらの庚申バラになります。
羽二重で作ると縮緬で作るのとは違ったコツ、形の作り方などのポイントがあります。
中級、上級コースの構成作品は、教室での受講はコースでのみお申し込み可能です。
ただ、経験者で丸つまみ、剣つまみなど基本のつまみについての指導が不要な方は、初級コースを受講せずに、上位のコースを受講することができます。
(認定証の取得には下位のコースの認定を取っていることが必要です。)
通信講座での受講では、コース構成講座でも、お好きな作品一つから受講可能ですので、作って見たい方はどうぞ♪
基本の作り方とともに、8種類の庚申薔薇のバリエーションをご紹介しています。
庚申薔薇には、様々なアレンジがあります。
庚申薔薇のバリエーションを学びたい方もどうぞ!
また、コロンと可愛い玉バラも羽二重で作るとまた違った可愛さがあります♪
(こちらは上級コース4作品目の講座です。)
同じ上級コースでは、玉バラをアレンジしたオールドローズのかんざしもございます。
こちらは上級コースの7作品目の作品です。
かなり大物ですので、宿題も出ますよ〜。
こちらも通信では単品での受講が可能ですが、かなり難易度が高い作品となります。
教室ではコース受講のみとなります。
7.つまみ細工花びら 上級コース
つまみ細工花びらの初級コースでは、初心者に扱いやすいレーヨンちりめんを使用し、
■基本の丸つまみ、剣つまみをキレイに形作るコツを習得
■松竹梅や丸剣のシンプルなお花だけでなく、人気のモチーフである桜や鶴、蝶なども製作
■クリップ、アメピン、パッチンピン、コームや2wayピンなど様々な金具への応用
■希望者にはかんざし金具セットをご購入頂くことも可能
となっており、コースでの受講のみですが、中級、上級コースの作品は、花びらの初級を受講していなくてもお好きな作品一つから受講が可能です。
上級コースでは、主に羽二重四匁という舞妓さんや七五三などのかんざし職人さんが使っている薄い正絹生地を使用しています。
(一部正絹ちりめんあり)
どの作品も、葺く数が多く、かなり時間がかかります。
どのくらいかかるかは、習熟度合いにもよりますが、こちらの記事にてご紹介していますので、ご参考まで。
上級コースでは、上記で紹介している庚申バラやオールドローズのほか、百合、椿、桜、牡丹などの一般的なモチーフほか、アネモネなどのオリジナル作品も作成頂けます。
【上級構成作品】
■百合のコサージュ
■庚申薔薇のコサージュ
■姫椿のコサージュ
■玉バラのリースコサージュ
■アネモネのチェーンコサージュ
■山桜のかんざし
■オールドローズのかんざし
■扇つまみの牡丹のかんざし
8.お問い合わせ、お申し込みはこちら
お問い合わせ、お申し込みには、土日祝日を除く3営業日以内にお答えしております。
※残席が少ないものに関しては、お申込みいただいた時点でタッチの差で満席、ということがございます。ご了承の上、お申し込み下さい。
講座のキャンセルは、1週間前までは振込手数料を引いた全額を返金致します。
それを過ぎてのキャンセルでは、100%のキャンセル料がかかります。
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今一度ご確認下さい。
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バラも色々載っています♪
基本から始めたい方は初級からスタートできます。
■開催講座のご案内■
つまみ細工を基本の基本からしっかり学びたい方は初級講座へどうぞ
応用の技術は中級、上級コースへどうぞ♪1回からでも参加できます
受講生向け、受講を検討されている方向けの情報を発信しています。