噛みしめを防ぐために、ナチュラルケアでできること。

前記事で、歯肉の腫れを緩和、防ぐ話をしましたが・・・。
歯肉の腫れの原因の一つとして、「噛みしめ」があります。

夜寝てる間、もしくは昼間無意識に、ぐーっと奥歯を噛み締めています。
人によっては、「歯ぎしりしている」と指摘されたりします。

原因は、主にストレスです。

誰でも少なからず、寝てる間に噛み締めていることはありますが・・・。
程度が重くなると、歯茎の腫れだけじゃなく、様々な問題が起こってきます。

・詰め物やかぶせものが外れる。
・歯ぐきが下がる。
・歯がすり減ったり、グラグラしたりする。
・歯周病が悪化する。
・歯髄炎（神経）、知覚過敏、虫歯になる。
・開口障害、顎関節症になる。
・頭痛、肩凝り、首凝り、腰痛になる。

寝てる間、無意識にやってしまうことなので、なかなか予防することが難しいのが、噛みしめの困った点です。

口腔外科でも、起こったトラブル（虫歯とか）の対処療法はできますが・・・。
根本的に予防するとなると、「マウスピースを作る」ことくらいしかできません。

でも。原因がストレスなのに。
寝てる間にマウスピースをすること自体、ストレスになりそうですよね・・・。

ストレスは、「自分の世界の捉え方」に原因があったりするので・・・。
そこを見つめ直す、自分と向き合うことが必要です。

「目次:毒を作らない心の処方箋」を参考にしたり、心屋仁之助さんのブログや本を読んだりするのもいいと思います。

それを踏まえた上で、とりあえず物理的に噛みしめを予防するには・・・。
寝る前に、口、耳、顎関節周り、頭全体を緩めることが有効です。

脳波でいうと、覚醒している、ストレスを感じている状態時の「ベータ波」のまま入眠してしまうと、噛み締めが起こりやすいです。

入眠時に、リラックス状態のアルファ波、瞑想状態のシータ波になっていれば、心と身体が緩んでいるので「噛み締め」が起こりにくいと思います。

噛み締めを予防する、頭部を緩めるケアとは？

・側頭部、耳周りを軽くマッサージして緩める。耳を引っ張る。

顎関節症になりかかってる人は、↑のあたりが固〜くガチガチになっています。

「聞きたくない！」ことがあると、人間耳周りが固くなります。

鬱っぽい人は、側頭部、海馬のあたりが萎縮します。

この辺りを指の腹でくるくるとほぐしていくと、顎関節が緩みます。
耳をひっぱるだけでも、周辺の血流が良くなります。

・音叉、シンギングボールを使って、緩める。瞑想状態に持っていく。

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音叉、アマゾンでも売ってます！

シンギングボールは、手作りでそれぞれ音が違うので、買うならちゃんと触れて自分の耳で確かめて買った方がいいです。

ちなみに私は広尾・西麻布にある「アマナマナ」という専門のショップで買いました。
↑ので、一万円くらいです。

最近私は寝る前に、音叉かシンギングボールのどちらかを、頭周りで鳴らしています。
ものすごく緩みます！

目の奥とか頰の内側まで、ジーンと響いてきて、じわっと唾液がでてきたりもします。
意外と後頭部（首のすぐ上）に響かせると、頭全体がすごく緩みます。

この前しつこくシンギングボールを鳴らしてたら、全身の力が少しずつ抜けてきて、「ああ、そういえば瞑想ってこんな感じなんだよな。もっといくと身体の感覚がなくなるのかな？」と思いました。

緩むと、身体の内側が流れます。
潤い（水分）を、自分の内側から調達できます。

逆にいうと、歯にダメージが起こるほど、口が開かなくなるほど、強く嚙みしめてる時は・・・。
身体の内側の流れが滞っていて、各器官の潤いを分泌できてません。

日常生活に支障が出るほど「噛み締め」ているときは・・・。
自分の「受け止め方」「ライフスタイル」を見直すチャンスです。