砂糖より怖い？！果糖ブドウ糖液糖

私の弟は、たまに顔をあわせるとき、ドキっとするようなものをよく飲んでいます。

朝から白砂糖とミルク入りのコーヒーを、立て続けに3杯も飲んでいたり・・・。
なんだかわからない緑色の「メロンジュース」と書いてある清涼飲料水を、ご飯を食べながら飲んでいたり。

義妹も心配して家で「またそんなの飲んでる！お姉ちゃんに言いつけるよ！」などと言ってるらしいのですが、奴は聞く耳を持ってません・・・。

案の定、砂糖のせいかはわかりませんが、彼の日常生活はチョンボの連続。
コンタクトとか、家や車の鍵を失くすのはしょっちゅう（可哀想な義妹と姪たち）。

ひどいときは会社の避難訓練を忘れて、彼が会社の鍵を持っていたため早めにきた皆さんが中に入れない！という大失態もあったとか。

・・・・・。
おっとー遠藤家大丈夫か？！父より弟の方が先に若年性なんとかになったりして。

（しかも2人とも何をやらかしても落ち込まない。落ち込まないから反省も成長もしないのである。）

前記事で、血糖値の乱高下が、肥満や病気（認知症も含む）の大きな原因の一つであるとお話しました。

精白砂糖や精白炭水化物などが、血糖値を上げる1番の食べものです。
ところでこの砂糖よりも、もっと怖い糖があります。

それは、果糖ブドウ糖液糖です。

果糖ブドウ糖液糖とは、トウモロコシのでんぷんを酵素処理したもので・・・。
清涼飲料水、100%濃縮果汁水などに、よく含まれています（なんだかわからない緑色の飲みものにももちろん大量に入っている）。

低コストで加工しやすいので、ドレッシングとかタレとか液体調味料やその他もろもろ甘みのあるものには入っていることが多いです。
なので、気づかないうちに体内に入れちゃっています。

果糖なので、実は砂糖ほど血糖値を急上昇させるわけではないのですが、他にいろいろ問題があります。

・遺伝子組み換えトウモロコシが使われている。

遺伝子組み換えの食品は、いろいろな病気を引き起こす可能性があると言われています。
だから表示があって、多くの人が「遺伝子組み換えでない」食品を選んで買っているわけですが・・・。

まさかスポーツドリンクとかコーラなんかに、ひっそり使われてるとは思わないですよね。

・AGEs（強力老化促進物質）が、たくさん作られる。

体内に入れた糖が多すぎて代謝できない分は、AGEsになって老化を促進させます。
アルツハイマーの人の脳には、大量のAGEsがあることがわかっています（ああ、弟のアタマにも！？）。

・中性脂肪が増える。

果糖ブドウ糖液糖はほとんど肝臓で代謝されるので、過剰に摂取するとすぐ中性脂肪になります。
コレステロールというと、油っこいものばかりが頭に浮かびますが、実はがぶがぶ飲んでる清涼飲料水が犯人という場合もあるのです。

普段散々悪口を言ってる白砂糖ですが・・・。
たぶん、果糖ブドウ糖液糖より、まだマシです。