ギターは “ 見た目 “ で選んでます。(完結編) | FLOATING JAM の 『続・浮いたり、沈んだり。』

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『後-後編』から つづく。)


昨年、まとめ切れなかった案件のホントにホントの最終章。

“ 一目惚れ “ で購入した『Fender  PLAYER PLUS STRATOCASTER  (Tequila Sunrise)』のピックガードを、「見た目重視」で ” 再々 ” 換装したい。



これまでの顛末を要約しようと思いましたが、それだけで長~くなってしまうのでご興味ある方は ↓ こちらをご参照くださいませ。

 

 

 

 

 

 



↓ 画像 右側の『’57 リイシュー(ジャパン)』に寄せた外観にしたかったのに、 “ 再 “ 換装したピックガードでも満足出来なかったところの解決をば。

目標の「白/1プライ」は叶ったものの、オリジナルの(恐らく)「’72 準拠」のピックガード仕様のビス位置に従った結果、当然ながら『’57』に対してビスの本数が増えてしまっております。せっかくの「白」が阻害されてしまってもったいない。
加えて、ビス自体を頭の一回り大きいもの(= 太いビス)に換えたい。
・・・という、あまり理解の得られそうにない拘り。

前にも書きましたが、この『’57(ジャパン)』の仕様が考証的に正しいのかどうかはこの際どちらでもよくて、ただただ “ 私の好みに合致しているか否か “ が問題なのでした。


ということで、再度『ギターワークス』さん にて、取り付け用ビス穴未加工の「白/1P」を購入。

ついでに、「あったら便利だろうな~。」と気になっていた弦高調整用ツールもセットで購入。


ビスは ↓ こちら。

前回、画像 ↓ 下側の『ストラト用』と謳われたステンレス製に交換済み。
今回は上記の『’57(ジャパン)』に合わせて画像上側の一回り太いタイプにします。(こちらもステンレス製。)

別の『’57 リイシュー(メキシコ)』ストラトは細いビス仕様だったので 恐らく細い方が考証的には正しいのでしょうが、頭がデカい方が断然(?)カッチョよいので。


“ 再 “ 換装の時と同じく、オリジナルのピックガードのビス穴をトレース。

ブリッジ側を基準にすると、やっぱりネック側の切り欠き量が足りてない。

もう 3度目になりますが、青ペンのところをヤスリで削り込みます。



ボディ側のビス穴で使わなくて隠れてしまうはところは放置ですが、逆に一箇所『’57』特有の位置に追加加工せねばなりません。
矢印のところ。

外すのは面倒なので、↓ こんな感じで外周とスイッチを基準にビス位置をトレース。


実際にはスイッチの位置はピッタリとは合わないので、どちらかというと外周を優先しながら位置決め。


下穴を開けたら、前回と同じく皿ビス加工用ハンドリーマーにてグリグリと。




一旦ピックガードを仮止めしつつ、追加穴の位置決め。


流用するビス穴はホントは一回り拡げるべきところですが、そんなに細かく刻んだ径のドリル刃を持ち合わせておりませんので そのまま使用。
クラックが入らないように やや慎重に、セルフタップを切り直すくらいのイメージで。


ピックガード “ 再々 “ 換装、完了。

これまた前回同様、ポット用の穴は USA 仕様に合わせて別のリーマーで少し拡げてます。
この後ブリッジの再調整などもあるので、ナットで締めてしまうポット周りのみ先に保護フィルムを剥がして、他は温存。



あと。
バックパネルは引き続き 1回目の換装時の「白/1P」の端面がテーパー加工のもので行きます。(ちょっと透け感ある材質。拘ってる割にはこういうところはあっさりスルーだったり・・・。)
ビスはオリジナルの鉄製のままだったので、今回外して余った細い方のステンレス製に変更。

こっち ↓ も。

鉄+メッキ のままだと、数年後 確実に錆びますしね~。



今度こそ完成!!





因みに、サーキットは現状のままにします。
前回記事でちょっと予告的に書いた仕様だと操作性は上がるのですが、考えてみたら「センター P.U. 単独」が使えないので。
仕方がないので、レバースイッチをウマくハーフポジションに止められるように鍛錬いたします。


改めて・・・。




撮影用に、ストラップはたまたまネットで見付けたフェンダー純正の『Tequila Sunrise』にしてます。
帯が イエロー ~ レッド のグラデーションになっていて、呼び名も含めてこの機体の仕様に合わせたものと思われます。
ストラップも “ 見た目 “ の要素としてヒジョ~に重要なので、ギター 1機体毎に専属ストラップ 1本 という固定の組み合わせにしております。
本来はこの機体には「白のリッケンタイプ」がベストだと思ってますので、実用時はそちらで。

(画像 ↑ の本体は “ 再 “ リプレイス時のもの。)



余談「その1」。
当連載初回から読み返してみるとピックガードの厚みに関する要件がなんだか途中で揺らいでおりますが、結果オーライということにしておきます。
『’57』の薄~いペカペカなピックガード(1.8mm厚)は、改めて眺めてみると「そりゃ 浮くわな・・・。」と思える程に工業製品としては何とも心許ない仕様な気がして来ましたので。
まあ、レトロ家電みたいな “ 味わい “ はたっぷりですけど。
(むしろその “ ペカペカ “ 具合から生まれる音こそが『’50s ストラト』ってことなんでしょうね〜、きっと。)
最終採用のものは 3プライと同等の 2.2mm厚 なので、素材自体に剛性感があって浮く感じはしません。



余談「その2」。
別のメキシカン機体に標準装備されていた ↓ これ。


『トレモロアーム テンションスプリング』の名の通り、アームのネジ穴に落とし込むだけでアームのネジ部先端にテンションを掛けて、アームを任意の位置で緩〜く固定可能。

こんな便利なモノがあったとは!
まとめ買いして手当り次第シンクロナイズド系のユニットに突っ込んでおります。(まだまだ足りない・・・。)
トレモロの個体によってテンションの掛かり具合の調整が必要な場合もありますが、もっと早く知りたかった~。
ただ、搬送時とかにアームを外すとスプリングが落下して紛失してしまう可能性もあるので要注意。
ユニットが鉄ならスプリングに着磁してしまえばよいのですが、逆に「外したい時に外しにくい」ってのもアレだしな~。



余談「その3」。

ヘタったストラップのロックには やっぱりこれ ↑ です。
 

 


・・・という締めで、当連載記事はホントにようやく完結いたします。


とはいうものの、” 見た目重視 “ で選んだギターは他にも多々あるので、『Part 2』とか『Part 3』はあります。(恐らく・・・。)





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