長良川と郡上竿の世界

長良川と郡上竿の世界

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また、今年も例のイベントの日がやってきた。

そう、あの接待釣りだ。

梅雨が明けるのを楽しみにしていた仕事関係の客人(超お偉いさん)が、郡上長良川にやってくる。

ぜったい粗相がないように鮎釣りを楽しんでいただかなくてはいけないのだ。

私が鮎釣りでこんなにプレッシャーを感じるのはこの時だけだろう(笑)

客人も超多忙な中、年一回だけ期待に胸を膨らませて郡上に来るので、私としては何としてでも楽しませたいのだ。

でも、私は最近ずっと長良川中央で釣っていて郡上にはひと月ぐらい行ってないから、直近の状況把握ができていないという不安があった。

 

8月3日(土)

東京在住のその客人は前夜から名古屋のホテルに泊まっているので、8/3(土)の早朝に迎えに行き、長良川と岐阜城を見ながら北上して郡上八幡に入り、釣具店でオトリ3匹と鑑札を購入して、更に八幡から大和方面へ車を走らせる。

客人は「還暦を過ぎた大都会の人」なので、実績があっても水量の多い危険な場所には案内できないのだ。

この日は渇水ぎみでポイントが限られたが、そんな時でもなんとか釣れる(だろう)大和のある場所に案内した。

客人は、この日が今年初めての鮎釣りだそうで、仕掛けも市販の完全仕掛けを用意したとのことだった。

ポイントを決めて川に立って竿を伸ばすと、なぜかその仕掛けがとってもゴツいのだ。

パッケージを見せてもらうと、大鮎仕掛けと書いてある(冷汗)

超渇水で厳しい長良川でこれはちょっと、尺鮎にもまだ早いかと・・・(涙)

しかたなく、私の手持ち仕掛けと張り替えていただく。

早速、瀬肩でオトリを泳がせてもらうが、なかなか掛からない。

やはり養殖では難しいか・・・

そのうち2匹目の養殖オトリも泳がなくなってきた。

ヤバい、オトリは3匹しか買っていない。

仕方なく私も竿を伸ばして、客人が引き倒してヨレヨレになった養殖オトリにハナカンを通し、竿抜けだろう白泡直下に差すと、すぐに黄色い天然が掛かった。

驚く客人をよそに「まぐれで掛かっちゃった・・・」と言い訳をして、それを客人の仕掛けに付けて釣ってもらう。

するとすぐに客人に今日の一匹目が掛かる。

ほっと肩の荷が軽くなった。(これでボウズは逃れることができた)

そして、客人も自分の釣った鮎で更に二匹目を掛けた。

しかし・・・

どうやら、タモから出してハナカンを通す際にスルリと手から逃げられたらしい。

あちゃ~(涙)

もう前の天然オトリは色が変わって泳がない・・・

仕方ない。

私は、先ほど使ったばかりの養殖オトリに再度出番をお願いし、また竿抜けポイントで新しい天然鮎を掛けて献上する。

私がすぐ掛けるので客人も同じようなポイントに入れたいというが、そんな白泡のピンスポットは素人ではオトリを入れることすら無理なのだ。

しかし、その釣ったばかりのオトリも客人が強引に引き回すので、すぐに泳がなくなってしまう(涙)

・・・仕方ない、私もまた先ほどの養殖チャンに出番をお願いするが、スタミナがある養殖でも、もう尾を振る元気すら残っていない。

こうなったらオモリの出番である。

自分でも褒めたいぐらいすぐ掛ける。(笑)

でも客人の方はオトリの心配せずに引き回すからすぐ弱ってしまい、また助けを求めるような目で私を見るのだ。

・・・熱中症警報級の暑さの中、私は汗か涙かわからない汁で目が霞んできた。

人生何事も試練だ!ガンバレ!

(気が遠くなって天の声が聞こえたような)

もちろん、お土産用の天然鮎は根掛かりでロスしたり弱らせて鮮度が落ちるのが心配で使えないから、この養殖一匹を使い続けるしかない。

可哀そうなその養殖オトリは、もうエラも動かさず目の焦点も合っていない。

こうなったら、この一匹でどれだけ掛けられるか挑戦してやろうじゃないか(笑)

結果、私はこの一匹の養殖オトリで連続11匹の天然鮎を掛けた。

それも、この厳しい渇水の中、まったく動かないオトリ+オモリで釣ったのだ。

これはこれで変な自信になった(笑)

結局この日は、夕方5時までやって客人13匹、私21匹の釣果だった。

私は客人を旅館に送り届けて川にオトリ缶を沈め、夜も蒸し暑い河原で泥のように眠り、明日のために体力の回復を待つのであった。(あの養殖オトリのように)

 

8月4日(日)

翌日も早朝6時、旅館に客人を迎えに行く。

昨夜は涼しい部屋で熟睡できたとのこと(笑)

「今日はどこに行きましょう?」

案の定・・・

「昨日と同じ場所がいい」

(言うと思った)

しかし、同じ場所に入ってみたが、水位は更に数センチ下がって超渇水状態で、どこに入れても昨日と打って変わって魚っ気がまったくない(涙)

私の方も、竿抜けだった白泡の下の鮎は、昨日自分で全部抜いてしまっている(冷汗)

これでは何ともならない!

「ここの鮎は昨日全部釣っちゃったみたいだから移動しませんか?」

「・・・そうだね」

朝から一匹も掛けられず移動する。

とは言っても、必ず釣れる場所の当てはない。

帰りの新幹線を考慮すると昼までの釣りだから、あと4時間か・・・

当てもなく、少しでも水量の多いところが良いだろうと吉田川合流より下流に車を走らせる。

数年前に入ったことのある場所に行ってみる。

石色は良いがどうだろう。

川から上がってきた上手そうな人に聞くと、朝からチビが数匹で周りも全然釣れていないとのこと。

ガビーン!

でも、もう時間がない。

ここで竿を出していただく。

でも、やはり釣れない。

オトリ缶の中の昨日釣った天然鮎も、これだけ水温が高いと一晩置いただけでも弱りが早い。

まっさらな天然オトリがほしい。

こうなったら、またイチかバチかだ。

・・・あの手しかない。

また、尻ビレが赤くなりスダレのようになった昨日の養殖オトリに出番をお願いする。

(ゴメン)

いきなりオモリを打って、絶対に私以外には誰も差さない(差せないだろう)段々荒瀬の最下段、超入れ難いポイントに引き込む。

ここに鮎が居ると思える自分がスゴイ。

期待の通り・・・ズドン。

真っ黄色の24センチ。

オトリとしてはちょっと持て余すサイズだが仕方ない。

客人に献上すると、さすが元気な天然!すぐ掛けてくれる。

結果、昼までに客人は10匹掛けて9匹タモ入れ、水量が多い場所だったのでずっと客人を見守りながら釣った私の方は11匹だった。

二日分合計で54匹。

これで充分な土産もできたので納竿。

氷でキンキンに締めて、全部クーラーボックスに入れて持って帰るという。

帰路の途中で「子宝の湯」で汗を流し、さっぱりして意気揚々と新幹線でお帰り頂いた。

やっと終わった(涙)

しかし・・・今月私はまだ数回、他の方との接待釣りをしなくてはならないのだ(涙)

たぶん接待釣りの腕は誰にも負けないと思う。(いい仕事しますよ)

 

今回は写真が少なくてスミマセン(事情をお察しください)

7月27日(土)

暑い暑い熱い・・・

毎日々尋常な暑さじゃない。

涼を求めて川に逃げる。

週明けの月曜日には、毎年期待している大事なお客さんに鮎を届けなくてはならない。

最低でも良型が30匹は欲しい。

そのくらいは、まぁ楽勝だろうと思っていたが・・・

 

 

まず、朝から寺瀬に行くが、いい水量なのにアタリが遠い。

オトリの鼻を強引に引いたらまったく追わない。

仕方ないからテンションを抜いて泳がせぎみに引いて掛ける。

・・・でも、なにか変。

それでも午前中に良型を10数匹ほど釣って、昼からはもっと水量の豊富な御神手洗(オミタラシ)の瀬に移動する。

到着してみると、意外にも釣り人が少ない。

このご時世、釣れてる情報があればもっと多いはずなのに。

・・・ また嫌な予感。

それでも、朝からだれも触っていないだろう荒瀬のド芯に元気なオトリを差す。

何回か底バレがあるが、追いが弱いのか針に乗らない。

仕方ない、針先を立たせるためのオモリを噛ます。

狙いは成功。

ガツン!ギューン。

竿を目いっぱい絞って強引に返し抜いた鮎はデカイ!

これは25センチあった。

しかし、これっきり。

荒瀬のド芯でもチビしか掛からないのだ。

ピン!と来た。

もしかして「土用隠れ」?

どうやら嫌な予感はこれだった!

(気が付くのが遅い)

そうだとしたら、悪あがきしても無駄だ。

あきらめて昼寝をすることにした。

ZZZZZZ・・・

遠雷で目覚めると、美濃の城に虹が掛かっていた。

夕方5時から竿を出すと、予想の通り時合があって30分で良型を7匹追加する。

水温が高いと掛かりどころの悪い鮎は翌日までもたないので、10匹ほど開いて干物にする。

この日は河原で車中泊。

夜中も暑かった・・・寝不足(笑)

 

7月28日(日)

待宵草の花がまだ萎まない早朝。

モーニングサービスはあるかどうか?

起きてすぐ、目の前にある御神手洗の瀬で早朝5時半から竿を出す。

が・・・

この日、期待したモーニングサービスはお休みだった(笑)

荒瀬の中はどれだけ引こうが、ウンともスンとも言わない。

掛かるのはチビだけ。

どうやら昨日と状況は変わっていない様子。

対岸の瀬の段々を泳がせていた人は入れ掛かりだったから、私の釣り方の問題に違いない。

(私に立て竿泳がせのテクニックはない)

やっとオトリサイズを数匹だけ釣って、しっぽを巻いて移動する。

まぁ、どこに行っても状況は一緒だろうが。

それにしても暑い。

焼けるようだ。

こんな炎天下で終日竿をなん出しているなんて正気の沙汰じゃない。

きっと鮎もビックリしているのだろう。

この日は諦めかけていた。

それでも土用隠れは毎年のこと。

試行錯誤する内にやっと状況に対応する勘が戻ってきた。

泳がせができないなら、私の経験とやり方で対応すればいい。

やっと土用隠れでも追う鮎がいる場所を探し当てた。

それさえ分かれば、こんな状況でも入れ掛かりモードに入る。

黄色い良型が面白いように掛かる。

しかし、久しぶりの2日間の荒瀬釣りで、そろそろ足腰が悲鳴を上げだした。

事故にでもなる前に早めに上がろう。

厳しい2日間だったが、終わってみればなんとか充分なお土産は確保できた。

サイズも良かった。

いよいよ大型との駆け引きを楽しむ季節に突入した。

 

 

 

 

 

 

 

7月21日(日)

今週は日曜日だけの釣行だが、前日(土曜日)は長良川中央はまだ無理な水位。
私の都合にあわせたかように、ドンピシャのタイミングで水が引いて竿が出せる。
中央は一週間以上だれの竿も入っていないはず。
否が応でも期待は高まる。
サラ場のパラダイスか?
朝から、懲りずに剛竿9.5ⅿを肩に背負い、大針8.5号を懐に白泡に挑む。
水位は30cm高ぐらいで先週土曜日より10センチ低い。
垢付きはまだ早いが、石色は良い。
この水位だと普通の釣り人では、流心には手も足も出ないだろう。
早速、養殖をド芯にネジ込む。
????・・・
最初はチビ。
どうやら、黄色いi鮎が入れ掛かりになるという期待は外れたようだ。
その後もしばらく音沙汰なし。
なぜ?どうして?
この水位、この天気なのに・・・
たまに掛かる鮎も白いやる気のないヤツばかり。
仕方ない、一歩前に出てもっと強い流れの芯にネジ込む。
ズキュン!
やっと黄色い鮎。
しかし、追い気は弱い。
入れて即、引ったくるような反応ではない。
仕方がないから、ポイントで待って掛けることにする。
そんな鮎でも荒い場所で掛かれば黄色い。
なんで?どうして?
でも、鮎達もやっと垢を満足に食めるようになり、ふっくらしてきたようだ。
釣った直後の香りも強い。
美味しそうな鮎だ。
 
それにしてもパラダイスとは程遠い。
フラストレーションが溜まる(笑)
周りの釣り人もほとんど竿が曲がらないから、3時間ぐらいで皆あきらめてどこかへ移動していく。
私も早めの昼食にすることにした。
そして再度、観測所の水位を調べると朝から5センチ程落ちている。
・・・朝から、ずっとこの時を待っていた。
この水位になれば、やっと川を切って対岸に渡れるのだ。
(良い子の皆さんは決してマネしないでね)
周りで見ていた釣り人は、無茶だ無謀だ!と思ったかもしれないが私は計算ずくなのだ。
(感覚ではない、数字と経験の積み重ねでの判断)
 
そして・・・
やはり、無人だった対岸には(プチ)パラダイスが待っていた。
手つかずの白泡の中にオトリを差すと即ひったくる。
この日、一番のアタリで剛竿を引き絞った鮎は、0.6号の付け糸を切って逃げて行った。
今年初めての親子ドンブリ(笑)
(これは臨時で手抜きした結束方法の問題だったかもしれないが)
やはり、大鮎は仕掛けの弱点を突いてくるね~
 
終わってみると34匹。
手からスルリと逃げたり詰まったりしたのも多かったから、そんなに釣った感覚はなかったけど。
先週より一回り大きくなったなぁ。
来週は23センチクラスとの対峙になると思う。
仕掛けもそれなりに、竿もワンランクパワーを上げなくてはいけない。
 
今日も私のブログを見ているという二人の方から声を掛けていただいた。
ありがとうございます。
でも、どうしてバレるのかなぁ・・・(笑)
 

7月14日(日)

 

梅雨時なので雨が降るのは仕方ないが・・・

せっかくの3連休なのに、ずっと雨予想で長良川の水位も高い。

それでも、日々「美濃観測所」の水位を見ながらチャンスを窺っていた。

7/13の土用日は到底無理だが、少しずつ下っているから、このまま降らなければ日曜日はできるはず。

(とは言っても、普通の人は絶対あきらめる水位)

あとは明日、実際に川を見て垢があるかどうかだ。

 

7/14日曜日

他の釣り人は皆、最上流まで上がるだろうから、ゆっくり家を出る。

中央本流に到着して川を見ると、水は濁っていない。

底石には薄っすら色がついているから、絶対に釣れない垢じゃないだろう。

水位は平水より40cm高、もちろん変態しか竿を出そうと思わない水位だ。

今日も終日雨予想だが、夕方までは強い雨は降りそうもない。

朝8時から竿を出すが、もちろん見渡す限り無人。

(そりゃそうだろう)

土手の車窓から見る人も、馬鹿が何してるんだという顔をしている。

そんな目で見られると、私のⅯ気がゾクゾクする(笑)

まず、タビの滑り方で垢のつき具合を判断するが、ずっと曇りの日が続いていたので残り垢か新垢なのかの判断が難しい。

困った・・・全面を竿で探るしかないなぁ。

竿を出すまでは、即入れ掛かりを期待していたのだが、予想に反して反応は無い。

岸側を向いてヘチの残り垢を狙っても掛からない。

残るは・・・まさか、ド芯か?

見た感じ新垢なんか無いはずだけど。

9.5ⅿ竿に超ベタ竿仕掛けを張って、ギリギリまで立ちこんで流心を狙う。

ズキューン!

居た!

黄色い。

次も。

しかし、入れ掛かりには程遠い。

追い気が弱いのだ。

ド芯なのにチビも掛かる。

まだ垢の付きが悪いのだろう、掛かる鮎も痩せていて薄っぺらい。

この日は、天気予報通りずっと雨が降ったり止んだり。

午後になると、上流で少し降ったのか2センチ程水位が上がった。

それで水温が下がってしまったのだろう、まったく追わなくなってしまった。

更に増水する可能性もあったので、万全を期して川から上がることにした。

私は、このような状況で釣りをする場合、普段より神経質に30分ごとに雨雲レーダーと上流観測所の水位を調べて、万が一の増水にもいち早く対応するようにしている。

自分の釣っていいる場所と、上流水位のタイムラグも知っておく必要もある。

もちろん水位に変化はなくても、雨雲レーダーで上流で強い雨が降る予想があれば早めに川から上がるのだ。

(現場の大雨より、知らない上流の増水の方がよっぽど怖い)

私は、人一倍臆病で神経質だと思っている。

無理と無謀はまったく違うのだ。

この日は15匹釣るのがやっと。

チビもいっぱい釣れたがノーカウント。

型は20cm前後が揃ったが、痩せた鮎ばかり。

梅雨が明けて照り込んで新垢が付けば、鮎も太って楽しくなるだろう。

もう少しの辛抱だ。

ちなみに、7/15月曜日は朝起きて川を見たら、カフェオレが川いっぱいに流れていたから、さすがの私も諦めて帰ることにした。

6月29日(土)

梅雨の合間、つかのまの晴天予報。

長良川も引き水で最高のコンディション。

前日の金曜日は水が高くて竿が入っていないはず。

入れ掛かりになるかも・・・

 

早朝、国道156号を北上する。

長良川中央は、もちろん無理。

美並もまだ高い。

郡上八幡の街を通りて、勝更大橋から「五町の瀬」をのぞくと無人。

???

引き水どきは、ここが最高の場所のはずだけど。

(このとき少し違和感があった)

でもやりたい放題!

早速、着替えて吉田川合流すぐ上の荒瀬から釣り始める。

手前から丁寧にオトリを入れていくが、何も触らない。

垢はしっかり残っているのに??

瀬の芯も肩もダメ。

・・・何かがおかしい。

毎年、誰かが入れ替わり立ち代わり入った後でも、必ず鮎が掛かる場所なのに。

そこを早々に見切って、上の長い瀬を上流の勝更大橋まで引きながら探り上がるが一匹も掛からない。

底バレもケラレも皆無。

古垢も新垢もダメ。

右岸も左岸もダメ。

橋直下の竿抜けすらカスリもしない。

小一時間で「五町の瀬」を見切る。

この調子だと長良川本流は、どこもダメだろう。

(予定が狂った)

さて、どこへ行こう。

情報は無いが吉田川へ向かう。

馴染みのオトリ屋さんで話を聞くと、吉田川も調子が良くないという。

解禁直後はよく掛かったが、ここ数日はビリ小が中心とのこと。

案の定、釣り人も少ない。

でも、仕方がない。

遊んでいこう。

チャラ瀬はチビ鮎が多いというので強い瀬を狙っていくが、アタリは遠い。

それでも、やっと黄色い良型が掛かる。

だんだん引いていく水位に合わせて、竿抜けだろう柳の際々を狙うと良型が掛かる。

それでも、石裏なんかの緩い流れではチビばかりが邪魔する。

頼むからオトリが弱るので掛からないでほしい(笑)

午後になると、本流から移動してきた人で混んできた。

話をすると、やはり長良川本流も小さい鮎しか掛からないとのこと。

小さい鮎は放流して、なんとか夕方まで20匹を超えた。

それにしても、久々に厳しい釣りだった。

やはり私は、支流のコマゴマした釣りは苦手だ。

早く梅雨が明けて、本流で伸び伸びと釣りがしたい。

郡上の長良川本流は、初期放流の良型は大方釣り切られた感じで、天然遡上のチビが梅雨明けまでに成長したら楽しくなるだろう・・・たぶん(笑)

6月15日(土)

今年は梅雨入りが遅い。
例年なら長良中央は梅雨明けからが本番なのだが、今年の一番遡上がどのぐらい育っているかが気になってしかたがない。
渇水の郡上でチビ鮎と遊ぶより、ダメ元でも長良中央で水遊びをすることにした。
朝6時に御神手洗(オミタラシ)の瀬に到着すると・・・やはり無人。
6月なのに、いきなり「荒瀬竿」を伸ばす。
一番早く遡上した鮎は、荒瀬から順番に縄張りを持ちはじめるから、「初期は群れ鮎狙い」などというセオリーは長良川中央では無意味だ。
ヘチで群れてはしゃいでいるのは、最近遡ってきたチビ鮎で私の相手じゃない。
目印がひったくられることを夢見ながら流心の良型鮎を狙う。
 
まず、瀬肩の波立ちからオトリを差していくが、アタリは無い。
その直後、絞り込みの頭で眠気を吹っ飛ばすようなアタリ。
やはり居た!
小さいが黄色い鮎だ。
それをオトリに更に追加。
サイズアップだが、それほど大きくはない。
しかし、よく見ると尾ヒレの先端が手が切れるほど尖っている。
先週私が釣った郡上には、こんな尾ヒレの良型鮎は一匹も居なかった。
解禁直前の大雨で郡上の鮎が下流に流されたという話も聞いたが、まったくの嘘だ。
今、郡上で掛かる良型は初期放流の鮎で、長良川中央のこの鮎が本当の天然遡上鮎なのだ。
(そもそも長良川中央の放流量は川の大きさに比べれば微々たるもの)
それから9時まで一通り瀬の芯を探って14匹。
今年の長良中央の魚影は大量遡上の事前情報ほど濃いとは感じないが、6月にこれだけ良型が掛かるのも何年振りだろう。
梅雨明けが楽しみだ。
 
それでも、昼前になると人が増えて動けなくなってきたので、長い休憩をしてから移動。
昼過ぎに入った場所も、いつも人が多いから「竿抜けなんか無いだろうなぁ」と思っていた。
しかし・・・
なんと、13時から15時まで、ノンストップ入れ掛かりの23匹。
それもナイスサイズばかり。
これも黄色い良型鮎。
この日は、15時までで37匹。
お陰で、半年ぶりの荒瀬釣りに体はボロボロ。
川は既に出来上がっているのに、まだ、私の体の方が出来上がってないなぁ(笑)
 
 

2024年 長良川鮎釣りシーズン始動

長いことブログ更新してせんでしたが、無事生きておりました(笑)

今シーズンも始動しましたのでボチボチ再開いたします。

よろしければ、またお付き合いください。

 

 

私の今年の解禁は、6月08日(土)から

長良川中央を見るが5月末の増水の爪痕があちこちに残っており、その後一週間の照り込みでも、まだ垢つきは悪い。

下流域で竿を出してみたい誘惑を抑えて、友人の待つ郡上白鳥まで北上する。

ここまで上がると垢は十分すぎるほどついていた。

でも、解禁から一週間で一番鮎は抜かれているだろうなぁ。

案の定、サイズは小さい。

(写真をとるのも恥ずかしいくらい)

念のため強い瀬の中も探ってみるが音沙汰は無い。

仕方なく、立て竿でチビ鮎と遊ぶが・・・

なんだかなぁ(笑)

 

翌6月09日(日)

今にも泣きだしそうな曇天の空を見上げながら、ゆっくり朝のコーヒーを飲む。

昨日のような釣りは性に合わないので、釣れなくてもいいから水量の多い下流に向かうことにする。

大和と八幡の堺くらいまで来ると、水量が増えるにつれて釣り人が減ってきた。

解禁初期のセオリーに反して荒瀬を狙うのだ。

昨日までの照り込みで新垢がつきだすタイミングで、解禁からまだ誰も触っていない瀬には一番鮎がついているはず。

引き水時の今日が千載一隅のチャンスだろう。

トコトン「荒瀬バカ」である(笑)

荒瀬の真ん中に立ち、白っぽい石を歩くとタビが滑る。

(やはり新垢がつきはじめている・・・鮎がいれば間違いなく掛かる)

急瀬竿に複合メタル0.1号のベタ竿仕掛け、針は8号、ハリス1.5号。

躊躇なく強気で攻める。

ダメ元で、養殖鮎を荒瀬の白泡から底流れに引き込む。

瞬殺だった。

竿先をひったくったのは真っ黄色のヌルヌル鮎。

それからは怒涛の入れ掛かり。

1時間ちょっとで12匹。

今年の長良川の鮎は、背びれも長くて鱗も細かく、見とれるほど美しい。

場所を移動して新しい荒瀬でも追加する。

やはり荒瀬釣りは面白い。

たくさん掛かったビリは全部放流してもこれだけ。

氷水で絞めてお土産にする。

この時期にしては型揃いの20センチ前後ばかり。

今年の長良川は楽しくなりそうな予感がする。

 

10/28(土)

 

日を追うごとに秋色は濃くなっていく。

長良川から夏の喧騒は消え去り、澄んだ青空の下を滔々と流れている。

あれだけ賑やかだった長い瀬にも人影はない。

久しぶりに郡上美並の福手さんのところに遊びにいくと、工房には留守で、奥さんに聞くと川らしい。

早朝から網漁をしてるとのこと。

 

「昨晩に夕立があっただろう…」

この時期の落ち鮎は、少しの水位変化と濁りをきっかけに一斉に下るのだという。

それも、未明から夜明け頃に群れで動くらしい。

そんな長年の経験による読みで、昨晩に入れた夜網を今朝上げると沢山の鮎が掛かっていたとのことだった。

更に下ってくる鮎を、今度は投げ網で狙っていたのだ。

風も無い小春日和の土手に二人で座り、網を解きながらいろいろな話をした。

福手さんも、もう88歳。

体を心配した奥さんが川に行くのを止めるのだが、どうしても鮎が気になって仕方ないのだと言いながら笑った。

若い頃から、もう何十年も鮎釣りと網漁で生きてきた漁師の血が騒ぐのだ。

尽きない話の途中で突然…

「見てみろ」

と川面を指さした。

いつのまにか鮎の大きな群れが来ていた。

音もなく、すっと立った福手さんの右手には投げ網が握られてる。

水面を睨むそれは「漁師の目」だった。

じっと群れの動きを読んでいる。

直後、右手がピクリと動いた。

迷いも無駄もない一瞬の動きだった。

手から放たれた網が鮎の群れを囲むように広がって川面に落ちたと同時に、手前に小石を投げて鮎を網に追う。

年齢などまったく感じさせない見事な技だった。

 

覗くと、水中では20匹ほどの鮎が網の中で銀色の身をくねらせていた。

福手さんはゆっくりと舟を出し、慣れた手つきで網を上げていく。

それでも、今年の鮎は小さいという。

網に掛かった鮎を外していると、福手さんが

「今日はそろそろ終わりだな」

と言った。

直後、それまで鏡のように静かだった水面に強い風が吹きだした。

老漁師には、川のことは何でも分かるらしい。

 

昨年の今頃は一日で60㎏も獲った日があったというが、この日の漁では15㎏。

昼になり、川から舟を上げる。

この古舟も作られてから33年もの長い間、福手さんと一緒に長良川をみてきた。

鮎が落ち終わると、長良川もいよいよ長い冬に向かう。

 

 

 

 

10/22(日)

 
朝から天気がいい。
しかし、鮎釣りの道具はもう片付けた。
何でもいいから釣りがしたい・・・
そうだ。久しぶりにハゼ釣りにでも行こうか。
潮を調べてみると小潮。
ノベ竿で釣るにはちょうどいい。
場所は、家からそれほど遠くない木曽川下流。
餌は途中の釣具店でイシゴカイではなく、あえてアオイソメ(青虫)を買う。
到着すると、ちょうど干潮から潮が上げ始めたベストタイミング。
竿は郡上竿。
カーボンの「郡上あまご5.4ⅿ」。
郡上竿でハゼを釣るのは三年振りぐらいだろうか。
仕掛けも、渓流釣りとほとんど一緒の脈釣り用。
移動式天井糸。
道糸は伸びがなく感度がいいPE0.3号。
蛍光毛糸の目印4個。
オモリだけはアマゴ釣りより少し大きい0.5号。
ハリは藤本重兵衛の「新アマゴ」。
腰には郡上タモと郡上魚籠。
首からは郡上の虫入れ。
到着して第一投目からハゼ特有の小気味良いコンコーン!というアタリが出て、10センチクラスをタモに飛ばす。
上げ潮でちょうど活性が高く、アタリは止まらない。
それでも、上げ潮と一緒に群れで移動してくるのか、アタリが頻発するタイミングにもムラがある。
だから、手返し良く釣るために、ハゼをタモに10匹くらい溜めてから魚籠にいれる。
手元にアタリが出る前に、目印で糸フケを読み取って合わせないと、飲まれるか餌だけを取られる。
渓流のアマゴ釣りのように、微妙なアタリをとらえて合わせ、遊ばせずに抜いて腰に差したままのタモに飛ばしてハリを外す。
硬い穂先の郡上竿だから、それができる。
穂先の細い普通の渓流竿では、こうはいかないのだ。
簡単なハゼ釣りだが、奥が深い。
餌は、アオイソメの頭が一番針持ちがいい。
そして、アタリを出すためのハゼとの駆け引きと、小さい魚の割に強い引き。
これが、時が経つのを忘れさせるくらい面白いのだ。
私は、ハゼ釣りでも何匹か釣ると針先が鈍るので砥石で研ぐ。
すると、アタリを合わせて針に乗る確率が格段に違ってくる。
 
2時間半ほどで魚籠が重くなったので納竿。
数えてみると114匹の束超え。
 

鮎もハゼも一年で一生を終える年魚。
釣ったハゼは、命に感謝していただいた。
 

葛の葉の隙間からのぞいたミゾソバの花とツユムシ

 

 

気づけば夏が終わっていた。

うだるような日差しの中で、嬉々として流れに浸かり鮎を追いかけていた日々。

寝ても覚めても、頭の中は鮎のことでいっぱいだった。

虫取り網をかついで野山を駆け巡っていた夏休み。

五十路になっても、あの頃からまったく成長できない自分がいる。

 

 

10/7(土)

今期最終の釣行

天気が良いのは今日だけだろう。

鮎の顔だけでも見たい。

今朝寄った長良中央の矢島オトリ店もこの週末分までしかオトリがないようなので、どちらにしても今シーズンはもう強制終了だ。

踏ん切りがついてちょうどいい。

土曜日は朝から寺瀬。

もう専用区じゃないから釣り人も少ない。

この時期の鮎は、深トロか淵に群れているのは分かっている。

もしくは、チャラの泳がせがセオリーだろう。

だが…

最後まで自分らしい瀬釣で、竿先を引ったくるアタリを記憶に刻んだままオフシーズンを過ごしたい。

単なる自己満足だが譲れない。

しかし、この時期の鮎は私のワガママをきいてはくれなかった。

早速、瀬を一通り探ってみるが留守番の鮎はいない。

やはり、トロか淵でオトリを取って瀬の時合が来るのを待つしかないだろう。

深いトロでは盛んに鮎が跳ねている。

群れ鮎だ。

フロロ仕掛けに替えて泳がせると、面白いように絡んで掛かる。

自分の釣りではないが仕方ない。

そこで掛けたオトリを持って移動し、大淵を狙う。

仕掛けをロングメタルに張り替え、オモリを打って流心の底を引く。

狙いは正解。

淵の底では、良型の黄色いメスが追って掛かる。

午後2時過ぎ、そろそろ瀬の時合が来る頃。

風が出て来たので竿を9.5から9.0mに替えて瀬を狙う。

ガツン、ギューン!

読みは正しかった、やっぱり居た!

黄色いオスが瀬に入ってきていた。

オトリを差す度に、また面白いように目印が飛ぶ。

だが、鮎のサイズの割に竿が硬すぎたのだろう…3つもバラした(涙)

見ていた友人にも笑われてしまった(笑)

それでも午後3時までに20匹。

この時期にしては上出来で、このまま終わっても満足できる釣果だ。

夜は、また釣友達と河原で納竿の大宴会。

私はいつものコック長。

毎週毎週、何やってんだか…(笑涙)

 

 

10/8(日)

今日は午後からは雨。

午前中が今シーズン最後の釣りになる。

場所はいつもの御神手洗(オミタラシ)。

釣友達は皆、この時期のセオリー通りにトロを狙いに行く。

私は昨日の釣果で満足したから、今日は徹底して自分らしい釣りをする。

釣れなくてもいい。

もう荒瀬に鮎が居ないのは、先週痛いほど確認している。

それでも今日は「荒瀬のド芯だけを攻める!」と決めた。

もちろん、この時期の荒瀬の真ん中に立つ人など誰もおらず、無人。

やった!やりたい放題だ!(アホ)

傍から見たら、馬鹿にしか見えないだろう。

幸いにも元気なオトリは沢山ある。

釣れても釣れなくても、荒瀬の底流れをノーマル仕掛けのゼロテンションで引く感触だけ体に刻み込んで終わりたい。

「バカの一つ覚え」と言われても、これが確立した私のスタイルなのだ。

そう言い聞かせて、無人の荒瀬に立ち込んでいく。

最後だからなのだろうか…

オトリを沈めると、いつも以上に感覚が研ぎ澄まされている。

荒瀬の中でも、竿先からラインを通じでオトリの泳ぎが水中映像でも見るかのように伝わってくるのだ。

ガンガン瀬の白泡の底、オトリの鼻先を引かずに石から石へと横にスライドさせる。

掛かるはず・・・

そう思った直後。

コン!

ギューン!

居た!!

なんと、そこから黄色いオスの4連チャン。

ギューン!

ギューン!

ギューン!

ギューン!

荒瀬で掛かった鮎の引きを味わうことで、私は生きていることを実感する。

 

そして、シーズンの終わりに、長良川の荒波に身をあずけて水流に抱かれる。

長良川の流れを全身で受け止めて、その感触を脳裏に刻むのだ。

(聖なるガンジス川で沐浴するヒンズー教徒のように)

 

…ギューン!

そんなキツイ荒瀬の芯で、まだ良型が追ってくれた。

やはり、荒瀬で釣れたこの日の釣果は全てオスだった。

でも、この時期のオスを引くと…悲しいかな黒くなる。

もう、そういう季節なのだ。

そろそろ納竿しよう…

 

この日、長良川は最後まで私のワガママに応えてくれた。

実釣3時間で良型ばかり10匹。

シーズン最後の釣行で納得の出来だ。

これで後ろ髪引かれずに納竿できる。

愛竿にもお礼を言いながら仕舞うと、それを待ってくれていたかのように空から冷たい秋の雨が落ちはじめた。

(この日、友人が撮影してくれた鮎たわけ)

 

 

 

今シーズンも長良川でたくさんの新しい友人と知り合うことができた。

また、毎年のように増える釣り友が一緒だからこそ、川でも淋しくない日々が過ごせた。

若い友が成長し追ってくる姿と、人生の先輩の後ろ姿、だからこそ自分の今の在るべき姿が見える。

このブログを通じて関わらせていただいた多くの方々に感謝したい。

そして何より、シーズン中の全ての週末を釣行に費やす「たわけ」を、笑顔で許してくれた妻に感謝したい。

最後に、豊かな長良川の恩恵に感謝し、これが末永く続くことを願ってやまない。

さて、来シーズンまでの半年、何を生きがいに日々を暮らそう(涙涙涙)

 

鮎シーズンが終わっても、新しい「ディープな世界」でブログを更新しますので見に来てくださいね。