24年6月15日 長良川中央も期待大 | 長良川と郡上竿の世界

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6月15日(土)

今年は梅雨入りが遅い。
例年なら長良中央は梅雨明けからが本番なのだが、今年の一番遡上がどのぐらい育っているかが気になってしかたがない。
渇水の郡上でチビ鮎と遊ぶより、ダメ元でも長良中央で水遊びをすることにした。
朝6時に御神手洗(オミタラシ)の瀬に到着すると・・・やはり無人。
6月なのに、いきなり「荒瀬竿」を伸ばす。
一番早く遡上した鮎は、荒瀬から順番に縄張りを持ちはじめるから、「初期は群れ鮎狙い」などというセオリーは長良川中央では無意味だ。
ヘチで群れてはしゃいでいるのは、最近遡ってきたチビ鮎で私の相手じゃない。
目印がひったくられることを夢見ながら流心の良型鮎を狙う。
 
まず、瀬肩の波立ちからオトリを差していくが、アタリは無い。
その直後、絞り込みの頭で眠気を吹っ飛ばすようなアタリ。
やはり居た!
小さいが黄色い鮎だ。
それをオトリに更に追加。
サイズアップだが、それほど大きくはない。
しかし、よく見ると尾ヒレの先端が手が切れるほど尖っている。
先週私が釣った郡上には、こんな尾ヒレの良型鮎は一匹も居なかった。
解禁直前の大雨で郡上の鮎が下流に流されたという話も聞いたが、まったくの嘘だ。
今、郡上で掛かる良型は初期放流の鮎で、長良川中央のこの鮎が本当の天然遡上鮎なのだ。
(そもそも長良川中央の放流量は川の大きさに比べれば微々たるもの)
それから9時まで一通り瀬の芯を探って14匹。
今年の長良中央の魚影は大量遡上の事前情報ほど濃いとは感じないが、6月にこれだけ良型が掛かるのも何年振りだろう。
梅雨明けが楽しみだ。
 
それでも、昼前になると人が増えて動けなくなってきたので、長い休憩をしてから移動。
昼過ぎに入った場所も、いつも人が多いから「竿抜けなんか無いだろうなぁ」と思っていた。
しかし・・・
なんと、13時から15時まで、ノンストップ入れ掛かりの23匹。
それもナイスサイズばかり。
これも黄色い良型鮎。
この日は、15時までで37匹。
お陰で、半年ぶりの荒瀬釣りに体はボロボロ。
川は既に出来上がっているのに、まだ、私の体の方が出来上がってないなぁ(笑)