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ブルックリン美術館 その2

オキーフ、クールベ、デュフィ をアップしました。


アメリカ絵画所蔵の多いブルックリン美術館。サージェントやホッ
パーなども掲載したいところですが、まとめていないので、ともか
くは、オキーフから。


この美術館ぴったしの 『 ブルックリン橋 』 1949 という作品
があります。


オキーフの作品は、日本では、牛の頭蓋骨シリーズのウケが良

いように思いますが、米国では花のシリーズが圧倒的に人気の

ようです。書籍やポスターなどでは、ほぼ、ほとんど、花です。


一方で、オキーフは、ニューヨークのマンハッタンの摩天楼を描

いた作品も残しています。この 『 ブルックリン橋 』も、そのシリー
ズの一つでしょう。


HPのココで鑑賞できます。
http://www.brooklynmuseum.org/opencollection/search/?q=o'keeffe&search_scope=all


砂漠の白骨と近代大都市とではギャップが大きいのですが、どちら
も良いですねー。

イヴ・サン=ローラン コレクションの売却

去年6月に71歳で亡くなったイヴ・サン=ローラン氏が所蔵していた
絵画等のコレクションがオークションにかけられ、昨日1日だけで
2.64億ドル=約250億円で落札されたそうな。@o@


世界恐慌、どこ吹く風? すごい取引ですね。オークションは、あと
2日あるとのこと。


はてさて、世界中の持てる人のことなどは雲上の話として、ニュー
ヨークタイムズの記事に、美術品でいっぱいの、イヴ・サン=ローラ
ンの家の写真が載っていて、そのコレクション紹介がされています。

http://www.nytimes.com/slideshow/2009/02/18/arts/20090218_YSLAUCTION_SLIDESHOW_index.html


ドミニク、マティス、ピカソ、レジェ、グリス 等々。
業界では行方不明とされていた作品もあるそうです。


ブルックリン美術館をアップ

ニューヨークはマンハッタンの南、橋を渡った先のブルックリン地
区にある、ブルックリン美術館をアップしました。


とはいえ、各所蔵作品のご紹介は明日から。^^;


ココのHPは、まずは、画像がサムネール形式で、ずらずらずらー
と一覧表示され、それから選択していくという方式になっています。
これも一つの方法ですね。


あと、「館内ではネットの無線アクセスOK」との記載がありました。

アメリカでは空港やホテルなどでは無線アクセスは当然のものと

なっていますが、美術館にて正式に表明しているところは、まだ、
少ないんではないかと思います。


PC持ち込んで、絵画を見ながらカチャカチャしても良いのかな?


横浜美術館HPがリニューアル

先日でしたが、リニューアルされましたね。


企業連携を出したり、出展リストを城西国際大学のサイトに置いた
りとか、新たな試みを進められているようです。



一つお願いなのは、展示替え休館日などの特別休館日は、トップ

ページの下右へスクロールしないで済む、上の方に、早めに告知

を出していただきたいこと。あ、ケータイでもですね。


以前、普通の土曜日に、入っていこうとしたら、ガードマンさんに呼

び止められて、


「こらこら、君きみ、今日は休館日あるよ」

  「え? 普通の日ですよね。HPに出てませんでしたけど。。。」

「載っているはずよ。見てこなかったんかな?」

  「うっそでしょー」


という問答をしたことがあります。(笑)


家に帰ってサイトを確認してみるや、結構、奥の方におとな~しく

記載してあることはありましたけど、これでは判らんですわ。


時間とガソリン代と駐車場代が、パーになったわけでぇ。。
( 根に持ってて、すいません。^^;; )



そういえば、ハーバード美術館のHPは、未だにリニューアルされ
ていません。予定から、かれこれ半年になるのですが、かなり、苦

戦されている模様です。その分、期待しましょう。


イヴ・タンギー をアップ

キリコに影響を受けたシュルレアリスト。


キリコのシュールさは、地上における不可解な時間の表現ですが、
イヴ・タンギーのは、殺伐とした火星の地上に宇宙人の子供が残
した粘土みたいなものであったり、深い深い海の底に沈んだ巨大
生物の骨のようなものであったりと、まこと、不気味で摩訶不思議

な世界です。


どれも同じような構図なので、どの作品を見ても、すぐさま、タンギ

ーの作品だと判ります(ただ、それは、見てきた作品が少ないだ

けかもしれません)。


しかし、タンギーは、先に、こうと決めてから描いていたのでは無

いそうです。キャンバスに向かって、思うがままに作っていったと

述べています。


何か、夢の中とかで時空も越えて旅が出来る人、そして、それを

他の人が見られるように、何らかの形で表現をすることが出来る

人、そういう人だけが可能なことなのでしょうね。


さて、日本での所蔵は、ほとんどありません。まだ、横浜美術館
でしか会ったことがありません。

オルブライト=ノックス美術館 その7

モディリアーニ、モネ、ユトリロ、ルオー、ルソー、ルノワール、
レジェ、ロスコ をアップしました。


これで最後です。


さて、ロスコが出てきたことで、川村記念美術館でのロスコ展が
今日から始まりましたね。いつ、行けるかなー。


『 シーグラム壁画 - 無題 』、イギリスのテート・モダンの9点
から3点、川村記念美術館の7点、それと、ワシントン・ナショナ
ル・ギャラリーから5点来ています。


ワシントン・ナショナル・ギャラリーのHPデータベースを見ると、
Untitled (Seagram Mural) 2点
Untitled (Seagram Mural sketch) 7点


ありますので、5点来るということは、ココは9点所蔵していると
いうことなのですね。


実は2点だと思っていたので、展示会場にて確認できたら、修

正しようと思います。


ということは、全30点のうち、残り5点は、ロスコ財団にあるとい
うことでしょうか。内訳を明記した資料が見つからなかったので、
推測ですが、現時点で把握している状況です。


オルブライト=ノックス美術館 その6

ピカソ、ピサロ、ブラック、ボナール、マグリット、マルク、
メッツァンジェ をアップしました。


まだ、あります。


幅広い作家の作品を小数点ずつと、ほんと、教育的コレ

クションの方針が徹底してます。




オルブライト=ノックス美術館 その5

タンギー、デュフィ、ドガ、ドラン、ドローネ・ソニア、
ドローネ・ロベール をアップしました。


ドローネ・ソニアの作品があるのは、めずらしいですね。



オルブライト=ノックス美術館は、その時の協議会の意志によって
所蔵しているコレクションを入れ替えても良い、というルールを設
定しているそうです。


これは、なかなか勇気の要る方針ですね。
たとえ、過去に貢献のあった人からの寄贈作品で、その時は評

価が高かったとしても後に手放してしまうということは、申し訳な

いことでもあります。


なので、その評価の基準や手順は、かなり厳格なものに違いな

いと思います。


しかし、そういった、たえず血を環流させるようにしていることが、

コレクション全体のレベルを高く保つことにもなるのでしょう。



さて、そろそろ、イヴ・タンギーの作品が集まってきたので、近日、
ページを立てたいと思います。


オルブライト=ノックス美術館 その4

シャガール、シュヴィッタース、スーティン、スーラ、セザンヌ、
ダリをアップしました。



この美術館、教育機関なので、HPのコレクション情報も " Education "
のコーナー内に入っていて、解説文も教師・大人用と子供用とが用
意されています。

画像付きの説明が少ないのが残念です。


オンラインDBがいくつか用意されているようなのですが、これが
どうにも使い辛い。" AKAT Online Catalog " というのは、ホイッ
トニー美術館でも提供されていますが、何度かトライしてみました
が、未だに使い方が解りません。^^;


" AMICO Library " というのもありますが、現在、サービスされて
いないようですし、説明ページもリンクが切れているものが多々あ
り、、と。


なんで、こんなに使いにくいものにしてしまったんだろう ???
という感じです。


オルブライト=ノックス美術館 その3

カンディンスキー、キリコ、キルヒナー、グリス、クールベ、ゴッホ、シス

をアップしました。


古い水車小屋

ゴッホ 『 古い水車小屋 』 1888


この美術館の名称は、オルブライトさんとノックスさんから来ています。


大元は 1862年に設立された「バッファロー美術アカデミー」を母体とす
るもので、水力発電で財をなした、ジョン・ジョセフ・オルブライト
(1848-1931)氏が、20世紀の初頭に地元の教育機関、ならびに美術

館建物への積極的な援助を行ってきたことから、「オルブライト美術館」

と称されていました。


その後、1920-40年代、A.コンガー・グッドイヤー氏の資金援助や、

会員による寄付を原資に作品の購入が進められ、美術館のコレクショ

充実していきました。


さらに、1950年代以降、銀行家であったサイマー.H.ノックス(1898-1990)

氏が美術館への貢献を続けたことから、1962年に「オルブライト=ノック

ス美術館」という名称へ変更になったということです。


さまざまな篤志家の手によって、長い年月をかけて育て上げられてき

た美術館なんですね。