北野恒富 『 戯れ 』 ~ from 東京国立近代美術館
こんばんわ。FishEyeアートです。
■ 所蔵作品展「近代日本の美術」
前期:6.13(土)- 8. 9(日)、後期:8.11(火)- 9.23(水)
前期のみ展示される作品
小林古径 『 加賀鳶 』 1910
菱田春草 『 四季山水 』 1909頃
徳岡神泉 『 蓮 』 1925
速水御舟 『 芦毛 』 1928 (寄託)
北野恒富 『 戯れ 』 1929
上村松園 『 母子 』 1934 等々
出展作品リスト
http://www.momat.go.jp/Honkan/permanent20090613/list.html
後期には、太田聴雨 『 星をみる女性 』 1936 が出るそうですよ。^^
なお、4F特集コーナーでは、坂本繁二郎 展
■ ゴーギャン展
期間:7. 3(金)- 9.23(水)
53点中、25点が海外からの作品
『 純潔の喪失 』 1890-1 クライスラー美術館 蔵
『 タヒチの風景 』 1892 メトロポリタン美術館 蔵
『 我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか 』
1897-8 ボストン美術館 蔵
など、8点が日本初公開 !
- ノア・ノア―タヒチ紀行 (岩波文庫)/ポール・ゴーガン
- ¥483
- Amazon.co.jp
秋野不矩美術館 その1 ~ 秋野色
こんばんわ。FishEyeアートです。
元天竜市で、今は浜松市天竜区にある、秋野不矩美術館をアップ
しました。その1です。
彼女は 50歳を越えてからインドの大学の客員教授として、その地に
1年間滞在し、その後、数々のインドの地の熱い作品を創作しました。
正確には 1962年、54歳の時です。
しかし、すぐに 「インド」 が表現され得たのではありません。
いわゆる「秋野色」の、濃い濃い黄色を特色とした、その真価が発
揮され始めるのは、1980年以降です。つまり、70歳を越えてからの
ことなのであり、期が熟するには 20年近くの年月が必要とされたの
でした。
さらにさらに、平成に入ってからが、作品に円熟味が増していると思
うのですが、それは、もぅ、80歳越えてからの力作の連発なのです
から、びっくりしてしまいますね。
多くの場合、80を越えると、線がブレたり、色が滲んだりするのです
が、この強さは一体、何なのでしょう?
まるで、インドの熱い太陽に焼かれた土が、硬く強い陶器になった
かのような力強さです。
- 秋野不矩創造の小径/秋野 不矩
- ¥2,100
- Amazon.co.jp
フアン・グリス その3 ~ タンゴの絵
こんばんわ。FishEyeアートです。
最後に日本に渡って、いや、戻って、
東京国立近代美術館、静岡県立美術館、メナード美術館、大原美術館
所蔵作品一覧をアップしました。
ところで、AllPosterを見ていたら、こんな作品がありました。
Tango-Bresilien
Gris, Juan
AllPosters で販売中
『 ブラジルのタンゴ 』
どう見ても、グリスらしからぬ作品です。
同姓同名? 掲載間違い?
ネットで探しても記事が出てこず、やっと1910年あたりの作品であ
ることは判りました。とすれば、初期の作品ですね。
20世紀のアーティスト、ランキング200
こんにちわ。FishEyeアートです。
ロンドンのタイムズ紙とサーチ・ギャラリーが行った人気調査。
投票数 146万といいますから、大規模です。
http://www.saatchi-gallery.co.uk/times_200/main.php
上位50位を、日本語名出してみました。
1 ピカソ
2 セザンヌ
3 クリムト
4 モネ
5 マルセル・デュシャン
6 マティス
7 ポロック
8 ウォーホル
9 クーニング
10 モンドリアン
11 ゴーギャン
12 ベーコン
13 ラウシェンバーグ
14 ブラック
15 カンディンスキー
16 ブランクーシ
17 マレーヴィッチ
18 ジョスパー・ジョーンズ
19 カーロ
20 キッペンベルガー
21 クレー
22 エゴン・シーレ
23 ドナルド・ジャッド
24 ブルース・ナウマン
25 ジャコメッティ
26 ダリ
27 ロダン
28 ロスコ
29 ホッパー
30 ルシアン・フロイド
31 リチャード・セラ
32 マグリット
33 ホックニー
34 フィリップ ガストン
35 ブレッソン
36 ボナール
37 バスキア
38 エルンスト
39 ダイアン・アーバス
40 オキーフ
41 サイ・トゥオンブリー
42 マックス・ベックマン
43 バーネット・ニューマン
44 キリコ
45 リキテンシュタイン
46 ムンク
47 ルノワール
48 マン・レイ
49 ヘンリー・ムーア
50 シャーマン
認知度の確認になりますね。
200位のリストはこちら ↓
http://www.saatchi-gallery.co.uk/times_200/main.php
- ウォーリー [DVD]
- ¥2,270
- Amazon.co.jp
ブランクーシの、つるつるの彫刻を観ていると、イヴを連想してしまうん
ですよねぇ。。^^;
ファン・アッベ美術館 その5
こんばんわ。FishEyeアートです。
すっかり時間を開けてしまいました。オランダのファン・アッベ美
術館の続きです。
アペル、サム・フランシス、ベーコン、レジェ をアップしました。
とはいえ、レジェ以外は画家のページは、まだ立てていません。
それを実現するには、これまでの蓄積も少ないので、リストアッ
プから、やり直しとなり、多少、時間を要すことになります。
さて、最終回でとなりましたが、この美術館の経緯です。
オランダの南部にある、アイントホーヴェンという地方都市の市立
の美術館で、1930年代に、この町の葉巻製造業者であった、ヘン
リ・ファン・アッベという人が市に対して美術館建設費用と当面の
運用費の負担を申し出たことから設立されたものです。開館は
1936年。
しかし、その時点でのコレクションには、特筆すべきものは無いそ
うです。
この美術館が独自の特色を出すようになったのは、戦後に任命
されてきた館長たちの、先駆的で積極的な取り組みが続けられ
たからでした。
歴代の館長は若い時に館長に任命され、それぞれ 10年ほどの
在任期間中に、自らの同世代の作家の作品を中心に、ターゲッ
トを定めて現代美術を収集するということをやってきているのです。
それが、世界的にも評価される現代美術館として、成功の連続
になっているというのですから、すばらしいです。
若い館長さんなので、存分に突っ走るんでしょうね。
若手にすべてを任せてくれるという風土も、日本では、ちょっと考
えられないことで、うらやましいような感じもします。
マーク・ロスコ 『 シーグラム壁画 』 30点の明細
こんばんわ。FishEyeアートです。
ロスコ 『 シーグラム壁画 』 30点の明細をまとめたページを
立てました。
http://www2u.biglobe.ne.jp/~fisheye/artist/world/rothko2.html
30点の中の個々の作品に複数のタイトルがあって見分けが付
けにくいのですが、ワシントン・ナショナル・ギャラリーとテート・
モダン所蔵の作品タイトルは各ホームページのDBの記載に従
いました。
川村記念美術館の所蔵は、先日の展覧会の際の図録が最新
の記述でしょうから、そのタイトル名に従いました。
今やっておかないと、ずぅっと、まとめられないに違い無い、と
思って、ようやく整理できましたけど、ふぅ、しかし、予想以上
に手間掛かりました。
- ロスコ 芸術家のリアリティ―美術論集/マーク・ロスコ
- ¥5,460
- Amazon.co.jp
フアン・グリス その2
こんにちわ。FishEyeアートです。
ヨーロッパへ移って、ポンピドゥー・センター、ストックホルム近
代美術館、フォルクヴァンク美術館、ファン・アッベ美術館の所蔵
作品をアップしました。
グリスは、ブラックやピカソに続いてキュビズムの作品を制作開始
したのですが、先人たちがキュビズムを離れた後も、ずっと、その
作品を作り続けたのでした。
長く続けたからという訳ではなく、当初から、対象を分解させすぎ
ずに色彩を多く配した作品は、結果として、鑑賞する絵画として
親しみやすいものになっていると思います。
フアン・グリス ~その1
こんばんわ。FishEyeアートです。
グリスの作品、アメリカの美術館所蔵の作品を、まず、アップしま
した。
MoMA、グッゲンハイム美術館、シカゴ美術館、コロンバス美術
館、オルブライト=ノックス美術館
ブラックのカラフル版。海外での所蔵は結構多いんですが、日本
では、そんなに目立たないですね。
フアン・グリス ~その0
こんにちわ。FishEyeアートです。
グリスの作品が結構貯まってきてますので、ページ立てようとしてますが、
時間取れません。ちょっと、多忙でして。^^;
ということで、プレオープンです。少し、お待ちください。
Le Journal, 1916
Gris, Juan
AllPostersで販売中
グリス 『 ル・ジュルナール新聞 』 1916 45.7*65.1 ノートン美術館
ジェームズ・アンソール その2
こんばんわ。FishEyeアートです。
アンソール その2。
ニューヨーク近代美術館、コロンバス美術館、リエージュ美術館、
ワロン美術館 所蔵の作品をアップしました。
もっとあったよな、という記憶なのですが、データの整理が悪くて、
今回はココまでです。気が付いたら追加します。
100年も前に、こんな絵を描いていたアンソール。周りからはクレ
イジーと思われていたことでしょう。確かに、そんな着想をする人
は、当時どころか、その後、ずぅっと居なかったはずです。
ただ、仮面であったり、おさな顔であったり、そのクレイジーさは
「グリム童話」に出てくる、身内の人を事もなげに殺めてしまう物
語的な範囲内かと思います。
アンソール自身、世間を嘲笑していたのか、嘲笑されている自分
を描いたのか、どちらとも取れますが、彼の第三者的な立場での
スピリットは、「所詮、..というお話」というカテゴリに納めている
ように見えるのです。
ところで、一方で、その一線を越えてしまって、タブーの領域
の絵を描く人も居ますね。このブログではネガティブ記事は書
かないことにはしているのですが、シッカートの殺人画、甲斐
庄楠音の「でろりでろり」しすぎたもの。橋本関雪の馬の目も
個人的には、もぅ、あかんのです。
気持ち悪~い闇の怖~い表現は、ノーサンキュー、ご勘弁く
だせ~ でして。。^^; アニメやネットでも同様です。
そういえば、コロンバス美術館。ココの2作品もシラク夫妻のコレ
クションです。
「コロンバス美術館? シラク夫妻?」と思われる方、多いでしょ
うから、過去記事をリンクしておきます。
→ 2008-06-29 15:55 コロンバス美術館のコレクション
http://ameblo.jp/fisheye-blog/entry-10110976972.html
→ 2008-09-15 10:01 ヴラマンクとパッションについて
http://ameblo.jp/fisheye-blog/entry-10139416961.html
さて、MoMAでの展示会は 6月28日から。Flash図録は提供し
てもらえるのかなぁ。展示数=120点。一挙に鑑賞できたら圧
巻ですね。
http://www.moma.org/visit/calendar/exhibitions/312?tmam_newex2_text
The Strange Mask
Ensor, James
AllPosters で販売中
『 奇妙な仮面 』 1892 ベルギー王立美術館
あ~ぁ、「犬の糞」コメントが毎日入るようになった。。
通報機能が無いのも困ったもので。。。