秋野不矩美術館 その1 ~ 秋野色
こんばんわ。FishEyeアートです。
元天竜市で、今は浜松市天竜区にある、秋野不矩美術館をアップ
しました。その1です。
彼女は 50歳を越えてからインドの大学の客員教授として、その地に
1年間滞在し、その後、数々のインドの地の熱い作品を創作しました。
正確には 1962年、54歳の時です。
しかし、すぐに 「インド」 が表現され得たのではありません。
いわゆる「秋野色」の、濃い濃い黄色を特色とした、その真価が発
揮され始めるのは、1980年以降です。つまり、70歳を越えてからの
ことなのであり、期が熟するには 20年近くの年月が必要とされたの
でした。
さらにさらに、平成に入ってからが、作品に円熟味が増していると思
うのですが、それは、もぅ、80歳越えてからの力作の連発なのです
から、びっくりしてしまいますね。
多くの場合、80を越えると、線がブレたり、色が滲んだりするのです
が、この強さは一体、何なのでしょう?
まるで、インドの熱い太陽に焼かれた土が、硬く強い陶器になった
かのような力強さです。
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