ファン・アッベ美術館 その5
こんばんわ。FishEyeアートです。
すっかり時間を開けてしまいました。オランダのファン・アッベ美
術館の続きです。
アペル、サム・フランシス、ベーコン、レジェ をアップしました。
とはいえ、レジェ以外は画家のページは、まだ立てていません。
それを実現するには、これまでの蓄積も少ないので、リストアッ
プから、やり直しとなり、多少、時間を要すことになります。
さて、最終回でとなりましたが、この美術館の経緯です。
オランダの南部にある、アイントホーヴェンという地方都市の市立
の美術館で、1930年代に、この町の葉巻製造業者であった、ヘン
リ・ファン・アッベという人が市に対して美術館建設費用と当面の
運用費の負担を申し出たことから設立されたものです。開館は
1936年。
しかし、その時点でのコレクションには、特筆すべきものは無いそ
うです。
この美術館が独自の特色を出すようになったのは、戦後に任命
されてきた館長たちの、先駆的で積極的な取り組みが続けられ
たからでした。
歴代の館長は若い時に館長に任命され、それぞれ 10年ほどの
在任期間中に、自らの同世代の作家の作品を中心に、ターゲッ
トを定めて現代美術を収集するということをやってきているのです。
それが、世界的にも評価される現代美術館として、成功の連続
になっているというのですから、すばらしいです。
若い館長さんなので、存分に突っ走るんでしょうね。
若手にすべてを任せてくれるという風土も、日本では、ちょっと考
えられないことで、うらやましいような感じもします。