・・・・・・・っということで、最近は西部劇がさっぱり作られなくなって寂しい限りです。
ぼくらが若かった頃、西部劇はアメリカの文化でした。
テレビでも西部劇のドラマがたくさん放映されていました。
そこでしばしば登場するのが騎兵隊です。
そこで調べてみました。
19世紀後半から20世紀初頭にかけて活動したアメリカ陸軍の一部で、正式名称は「アメリカ陸軍騎兵隊(U.S. Cavalry)」です。
彼らの任務は:
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ネイティブアメリカンとの戦闘
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西部の治安維
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国境警備
まあ、インディアンどもを駆除(?)するのが主な目的ですね。
では、いつ頃まで活動したのでしょう?
1876年の「リトルビッグホーンの戦い」は有名ですね。
スー族やシャイアン族が第7騎兵連隊を破った出来事です(カスターの最後の戦い)。
さらに1890年に発生した「ウーンデッド・ニーの虐殺(Wounded Knee Massacre)」。
これはスー族のキャンプが騎兵隊に包囲され虐殺された事件です。
馬を利用した騎兵隊が正式に解散したのは、1942年だそうです。
機械化されたので乗馬は時代遅れになったのですね。
1890年といえば日本では明治23年。
大日本帝国憲法が発布されて1年後、この4年後には日清戦争が起きます。
そんな時代に、アメリカでは騎兵隊がインディアンを殺しまくっていたのです。
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ネイティブアメリカンの人口は、1492年のコロンブス到達時には約500万人から1,500万人と推定されています(北アメリカ全体)。
ずいぶん大雑把ですね。^m^
1900年頃には約25万人まで激減しました。
この減少の主な要因は以下の通りです:
- 感染症: ヨーロッパから持ち込まれた天然痘やインフルエンザなど。
- 文化的迫害: 強制的な同化政策や子供たちの寄宿学校への収容。
- 土地の喪失と飢餓: 伝統的な生活基盤を破壊され、生存手段を失ったこと。
- 戦争と虐殺: 植民地時代から続く武力衝突や虐殺。
感染症については、天然痘の菌が付いた毛布をわざと配布したりしていて、自然死というより意図的な殺人と言っていいでしょう。
主な食糧源であったバッファローを絶滅寸前まで乱獲しました。
1800年代初頭には約3000万頭以上いたとされるバッファローは、19世紀末までにわずか数百頭にまで激減しました。
いかにもコーカソイドらしい、実に狡猾で卑劣な方法で追い詰めたものです。
これはれっきとした「ジェノサイド」あるいは「ホロコースト」だと信じて疑わないのですが、残念なことにアメリカ人はそう認識していません。
昔から、騎兵隊は正義でインディアンどもは悪だと刷り込まれてきたからです。
何が民主主義だ、何が人権外交だ、何が自由の旗手だ・・・って感じてしまうのです。
もちろんぼくと同じように歴史を客観的に認識するアメリカ人もいて、過去において何度か謝罪が表明されています。
2009年にアメリカ政府はネイティブアメリカンに対して正式に謝罪していますが、広く知られていません。
これは謝罪だけで、賠償や補償を伴っていません。
1971年、アラスカ先住民土地請求法(ANCSA)が発布され、先住民コミュニティに対して一部の資産や権利が回復されました。
2021年には、バイデン政権がネイティブアメリカンに関連するプログラムや部族政府への予算を大幅に増額する政策を打ち出しました。
確かに保証は大切ですが、それ以上にアメリカ人が過去に自分たちが犯した罪を認識する方が大事だと思うのです。
鍵を握るのは教育であって、歴史と向き合うこと/行動の変化/グローバルな視点をアメリカ人に持たせる努力が必要です。
今日の話題はちょっと暗いものでしたが、これをもって憎しみを増長させる意図は全くありません。
「平和は力ではなく、相互理解によってのみ実現される」とアインシュタインは言ったそうです。
いまの時代こそ、この言葉を噛みしめるべきじゃないでしょうかね。