・・・・・・・っということで、映画グラディエーター2の評判が良いようですが、まだ観ていません。
ローマ帝国の映画を見ていると、剣がやたら短いのが気になりませんか?
グラディウスというそうです。
グラディウスとは剣のことで、グラディエーターは剣闘士で剣を使う者という意味です。
ひょっとしてこのグラディウスがローマ軍の勝利の原因ではないかと思い調べてみました。
面白いことに、グラディウスはローマ軍の「戦法」と密接に関係していたのです。
ローマ軍の戦法とは密集隊形です。
片手に大きな盾を持ち、片手に槍を持つ。
そして距離が縮まり、白兵戦になればこの短い剣が役立つのです。
重くて長い剣ならば、盾とのバランスが悪いし、行軍の時も軽い剣の方が良いというわけです。
両刃で直剣であるため切り付けることも突き刺すこともできます。
密集隊形は秩序が取れていないと威力を発揮できません。
ローマ軍だからできた戦法なのです。
いっぽう彼らが相手にしたゲルマン人は長剣を好みます。
力の強い戦士が個々に戦うからです。
もう一つの敵であったパルティア(ペルシャだと思います)は騎馬戦に長けていました。
彼らは馬上から槍や弓で攻撃しました。
逆にローマ軍はこの短剣だと届かないので、騎馬戦には向かない武器です。
調べると、ローマ軍の騎馬隊は主戦力ではなく、偵察や連絡、敵の切り崩し、追撃に使われていて、あくまでも密集隊形の歩兵(レギオン)が主力でした。
しかし、その不利を補うために、ローマ軍は騎馬戦が得意な(征服した)ガリア騎兵やヌミディア騎兵をリクルートしてきました。
この辺がローマ人の柔軟さでしょうね。
・・・・・・・
ここまで剣の話をしてきたら、とうぜん「日本刀」の話になりますね。(^^)/
ご存知の通り、日本刀は細くて長くカーブしていていかにも繊細で扱いにくい武器ですね。
ものすごい切れ味を持っていますが、刃こぼれや湾曲、折れることが頻発することは容易に想像できます。
世界に稀な武器といえるでしょう。
なぜ日本刀はこのような形になったのか?知りたいですよね。
グラディウスと違って作るのが難しいです。(大量生産と再利用に向かない。)
日本刀は砂鉄から作られます。
砂鉄は不純物が多く、繰り返し鍛える必要があります。
硬さと柔軟性を併せ持たせるのですから、高度な技術力が必要です。
いかにも日本らしく、名人と言われる刀鍛冶を多く輩出し、仕上げられたものは「美術品」と言えます。
当初は直剣だったようですが、騎兵が出てくると斬りやすい湾曲した形に変化しました。
戦国時代は槍と弓矢および火縄銃が主力兵器でしたが、最後の接近戦では刀を使いました。
日本人は一対一の個人戦による決着が美意識の根底にあります。
片手に短い剣、もう一方に盾を持って集団で戦うローマ兵とは両極端なのが面白いですね。
そして、江戸時代。
刀は武器というより、武士の象徴になったというわけです。
最初に指摘した通り、日本刀は使いこなすのがものすごく難しいです。
下手をすれば自分が怪我をしてしまいます。
使い方を会得するにはものすごい量の練習が必要です。
すると、刀を上手く扱える人は、技術とともに精神性が必要だと考えるようになるのが日本人の良いところですね。
集団で優位を作り出し、合理的に敵をやっつけるのは卑怯だと考えるのですね。
ローマのグラディウスが「実用性と効率性」を極めたのに対し、日本刀は「美と精神性」の追求によって発展したのです。
あ〜〜面白かった・・・とぼくは思うのですが、皆さんはどうですか?^m^
















