月曜日の更新で、私の物忘れをネタにした内容を書きました。
その中で、
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『自分は〇〇だ。』だけでは、単なる認識であって、
『だから〇〇出来ない、苦手だ』という言い訳にしかならない。
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と言うことを書きました。
これを読んだSさんという方から、メッセージを頂きました。
せっかくですので、今日はその内容について書かせていただきます。
※Sさんからはご了承をいただいております。
『確かに、苦手だったり、出来ない理由が、自分は◯◯だから、
では、何の進歩も得られないですよね!
それを踏まえて、どうするかが大切だと、内海さんのブログを
読んで実感しました。』
このような、共感をいただけるのは、何とも嬉しい限りです。
ありがとうございました。
さらにSさんは、従業員の教育にも携わっている方のようで、
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『自分の周りにも、私は、頭が悪いんで。昔からこういうの
苦手なんですよね。』
などという言葉で、済ませてしまっている人間がいるので、
それを踏まえてどうするのか?ということをしっかり考えさせて
みたいと思います。
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とういふうにもおっしゃっていたんですね。
仕事でそれを言い訳にするひとは、恐らく、謝ったり反省の言葉よりも、
自分の習性について、周囲に強調するタイプが多いでしょう。
まぁざっくり言えば、自分に甘く、他人に厳しい自信家タイプでは
ないでしょうか?
だからSさんの様に、そういった言動を改めさせたいと思う気持ちは
良く分かるんですね。
以前の私も、『自分は〇〇だから』、なんて言葉を聞くと、
『は?どんだけ自分に甘ったれてんだよ!』
と、相手に直接詰め寄ってしまうタイプの人間でした。
でも、私はSさんからのこのメッセージを呼んで
なんかモヤモヤしたものを感じてしまいました。
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他人に、その人が持っている短所を受け入れさせることは出来るのか?
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自分のことなら、前回のブログで書いた様に、自分の意思で、
悪い習性を受け入れて、あたらしい習慣を身につけようと
することも出来るでしょう。
しかし、それを他人にさせるのは、全く次元が違うような
気がするんです。
例えば、出勤時刻がいつもギリギリだったり、
遅刻が多い人がいるとします。
あなたが、もっと余裕を持って出勤するように注意すると
『すいません、どうも朝が苦手で。分かってるんだけど、
いつもバタバタして、ギリギリになってしまうんですよ。』
ときます。
『じゃ、せめてあと5分早く目覚ましをセットしてみたら?』
などと当然のことを言いますよね。
さぁ、こういう言い訳を普通にできちゃう人が、翌日から言われた通りに、
毎朝目覚ましを5分早くセットすることを、習慣にするでしょうか?
甚だ疑問です。
先日お伝えした、私の『物忘れ』と同じような状態で、そのことを意識する
習慣がもともと無いんです。
私がこれをエラそうに言うのも変ですが(汗)
『私はこういう人間なんです。だから◯◯が苦手だ。出来ません。』
というのは、何とも魅力的な言葉だ。
反省する必要もないし、自分を変えようと努力する必要も
ありませんから、悩むこともありません。放置しておいていいわけです。
要するにこれは、例え本人にそのつもりがなくても、学んだり、
成長することよりも、自分にとって安全で楽なところに留まることを
選んでいることになっていますよね。
それを良しとしてしまっている相手に対して、
『おいおい、そんなことじゃダメだろっ!』
と言っても全く響かないんです。
それどころか、これが仕事に関わることである場合、
『あの人なんか◯◯なのに、何でそれは良くて自分にばかりに
注意してくるんだ。あの人の方が問題じゃない?』
などと他人の批判に転じたり、自分を否定する人間を否定し返す
ことで、状況を免れるようとする行為にもつながりかねません。
これは人の気持ちの持ち方に影響する部分なので、難しいです。
ルール違反や、やってはいけないことを指摘して改めさせる、
というよなこととはちょっと違うと私は思うのです。
心構え、マインド設定と言ってもいいでしょう。
では、自分が人に今までと違う意識や心構えを持って
もらいたい時にはどうすればいいのでしょう?
多分納得出来ない人もいると思いますので、これはあくまで、
私個人の考えであることを改めてご理解していただき読み進め
て下されば幸いです。
★相手の気持ちを動かすためには、まず自分から相手を受け入れる。
ことだと私は思うのです。
言葉自体は、なんとも響きの良い、もっともなことのように聞こえますね。
でもですね、これって実は、もの凄い時間がかかることなんです。
(少なくとも私にとっては・・・)
何故なら、相手を受け入れようと思う前に、もう既に
『あの人は〇〇だからなぁ・・・』
というレッテルを相手に対して貼ってしまっているからです。
それと同じように、相手もあなたに対してレッテルを
貼り付けていることでしょう。
『ああやって私に言ってくるけど、むこうだって〇〇なくせに。
言ってることおかしくない?』などと周囲にも吹聴している
ことでしょう。
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相手が自分に貼ったレッテルを剥がそうとせずに、自分の言葉を
相手が素直に受け入れて考えてくれるのか?
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はっきり言って不可能だと思います。
規則や規律に従わせることなら可能ですが、Sさんのようにその人の
人間的な成長や、どんな考え方を持つべきなのか?という部分を
教えたいというなら、尚更ののような気がするんですね。
だからまず、本気で相手を受け入れることが必要だと思います。
その方法は、
『あなたはそれが苦手なんだね。』
『その理由は〇〇なんだね。なるほどね。』
『そういうタイプの人もいるよね、確かに』
と相手の前で、偽りの無い気持ちで言うことです。
人間には感情がありますから、こういう問題の場合、
自分の言い分が正しいかどうかはあまり関係ありません。
自分が正論と思っていることでも、相手にとっては
理不尽なこともあるものです。
~~~~今日のノートの中身~~~~~~~~~~~~~~~~
相手が自分の考えや言っていることを理解して、行動や意識を
変えようとしないことに不満を感じること自体が、自分を棚に上げて
相手の考えを変えてやろうという気持ちにまみれてしまっている
のではないだろうか?
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そんな人の言葉で、人が変わることなどないでしょう。
★相手を受け入れるために、まずは自分が変わる。
そう覚悟を決めて、それが自分の成長にもなると信じて
相手を受けれる努力を続けていれば、相手の意識や考えを
変えようとする自分の気持ちにも、きっと変化が生まれてきます。
『こっちはこんなに受けれて、認めてやってるのに、どうして
むこうは変わってくれないんだ。一体どうしたらいいんだろう?』
もし、こんな自問をしてしまようなら、それ自体がまだまだ自分が
変わっていないということの証拠です。
そんな時には、忍耐の無さを反省し、更にエネルギーを注ぐことです。
さて、私がここに書いたことは、人材育成やコミュニケーション力
といったことではなく、人間関係そのものを変えていくための
心づもりです。
繰り返しになりますが、これは物凄い時間がかかることです。
いつも通り長々と書きましたが、それほど確信しているわけでも
自信があるわけでもありません。
ただ私が自身の経験から感じてきたこと。
それ故、きっと他の人から見ればまだまだ未熟な部分も
あるとは思いますが、Sさんの行動に僅かでもお役に
立てれば幸いです。
※本文は、Sさんからご了承の上、公開させていただいております。