すぐに答えが出ない「問い」こそ、子どもの脳を動かす
(一社)ハートマッスルトレーニングジム代表桑原朱美です。今日のテーマは「すぐに答えが出ない「問い」こそ、子どもの脳を動かす」です。「こんな質問、答えたくない!」そう叫んで、質問カードを投げつけた中学生の男の子。あなたなら、どうしますか?■問いが潜在意識に届いた!この生徒は、反抗期でしょうか?いいえ、その瞬間こそ、脳が動き出した証拠なのです。これは、保健室コーチング受講生が体験した、ある日の出来事。彼女はこう続けて話してくれました。うふふ、しめしめ、と思いました。この問いは、彼の潜在意識に届いたね!意識が忘れても、脳はずっと、答えを探し続けると知っているからこんなに冷静に対応できるんだと自分でもびっくりですこれは、単なるエピソードではありません。保健室コーチングで学んだ脳科学の教育的活用法が生きています!保健室コーチングでは、言語的アプローチと体感的なアプローチの両輪で、子どもの内側に働きかけます。言語アプローチの中で、パワフルな影響力があるのが「質問アプローチ」です。質問には、脳に空白(答えた埋まらないままの箱)をつくる力があります。この空白を埋めようと、脳は意識・無意識を総動員して、答えを探し始めます。スラスラ答えが返ってくるうちは、意識(頭)でわかっている範囲の話。でも、答えに詰まり、黙り込み、じっと考え込む――。そんな時こそ、思考のベクトルが潜在意識に向かっている証拠です。だからこそ、沈黙は大切な時間。“答えが返ってこない=質問に失敗した”わけではありません。本当に向き合った末に出てくる答えは、たいてい沈黙の後にやってきます。それは明日かもしれないし、3か月後、あるいは10年後かもしれない。でも、確実に、子どもの脳は動いているのです。■教育における問いの重要性教育とは、成果をその場で確認するものではなく、「問い」という種をまき、いつか芽吹くことを信じる営みではないでしょうか。支援者が「相手から答えを引き出すこと」「自分が期待した通りの答えを出させること」に執着すると、目の前の反応に一喜一憂してしまいます。何より、それは、子どもの可能性の芽を摘んでしまうかもしれません。「答えが出ない」「もやもやする」実はその状態こそ、成長のスタート地点。脳は、問いがある限り、眠りません。あなたが、いま問い続けているテーマはなんですか?そして、子どもたちの中に、どんな「問い」を残してあげたいですか?それでは、今日も素敵な1日を!p.s. 新しい診断テストはじめました!(無料!養護教諭の先生以外でもOK) 「養護教諭のための『3分でわかる思考診断』~あなたは「未来型」or「振り返り型」~」 https://www.reservestock.jp/page/fast_scoring/2384 お友達にも紹介していただけると嬉しいです。 ※一時的に診断ぺージに乱れがあったようです。申し訳ありません。修正しました。p.s. 質問カードの詳細はこちら ■ライン公式アカウントではメルマガの内容をブログに再掲しお届けしています。https://lin.ee/7ay1V0S 講座等の情報【ほけコよみよみ会】4月、5月のよみよみ会は、桑原の公式ブログ(2024.9.9と2024.9.11掲載)「脳を上手に使って思考を切り替える」「続・脳を上手に使って上手に生きる」を扱った2か月継続した構成となります。詳細は「ネヂカラ」ホームページをご覧ください。https://hm-nedikara.net/support/support-2086/【アイシン波動個人セッション・名古屋会場(6月)募集開始】https://www.reservestock.jp/pc_reserves_v2/courses/24840【アイシン波動ワークショップ名古屋会場(6月)募集開始】https://www.reservestock.jp/events/1043762【ハートマッスルトレーニングジムの対人支援ツール・脳科学教材の紹介サイト】https://heart-muscle-sub.my.canva.site/【養護教諭の仕事力を高める7日間チャレンジメール(無料)】https://www.reservestock.jp/subscribe/277327【保健室コーチング無料メール講座】https://www.reservestock.jp/subscribe/250872【保健室コーチング漫画(立志編)ダウンロードできます!】https://heart-muscle.com/wp/wp-content/uploads/hoken-coach-vol.1.pdf【桑原朱美 公式youtube】https://www.youtube.com/channel/UCeRjASykbzzuUMhfUjfFDHw