(一社)ハートマッスルトレーニングジム代表
桑原朱美です。
今日のテーマは
「未来のために、私は早寝早起きをする~4年生の言葉に込められた力~」です。
「未来のために、私は早寝早起きをする」
これは、ある小学校4年生が授業後に書いた感想です。
ただの生活習慣指導で、こんな言葉が子どもから出てくるでしょうか。
私はこの言葉を耳にしたとき、思わず鳥肌が立つほどの感動を覚えました。
■習慣が「やらされること」から「未来への投資」へ
この実践を行ったのは、コミュニティ会員であり養護教諭のW先生。
昨年度ベーシックコースを修了し、
毎月の無料コンサルを受けながら挑戦を続けています。
これまでは「早寝早起きは大切」と直接訴えてきましたが、
子どもにとっては“やらされる習慣”。
取り組むことが、苦痛になってしまう・・・・
あなたの学校でも、そんな「やらされ感」が先に立ってしまう指導はありませんか?
そこでW先生が導入したのが「逆算思考」。
未来の自分を思い描き、そこから逆算して「今の行動」を決めるという考え方です。
その瞬間、早寝早起きは「未来のための投資」「未来のためのワクワクする行動」に変わりました。
■生き生きと未来を語る子どもたち
授業は、先週は、6年生から3年生まで、各学級で担任が行いました。
(指導案・指導資料は、養護教諭が作成・指導部で検討)
授業では子ども同士が「未来インタビュー」を行いました。

教室は未来の話で大盛り上がり。
W先生が授業の提案をした際には、
担任の先生からは
「3年生には難しいのでは」という心配がありました。
しかし、子どもたちが笑顔で語る姿を見て
「やって良かった」と感想を口にされました。
また、大谷翔平選手の逆算思考や睡眠へのこだわりを紹介したことも、
子どもたちの心に深く届いたようです。
ある4年生は感想文に「未来のために私は早寝早起きをする」と記し、
習慣が自分ごととして結びついたことが伝わってきました。
■W先生が得た気づき
W先生は今回の実践から次のように語っています。
・習慣を単独で押しつけても子どもには響かない
・未来からの逆算があることで、習慣が価値あるものになる
・理論だけの説明は心に届きにくいので、特に低学年には工夫が必要
どれも、次の授業づくりにすぐに役立つ大切な視点です。
■学校全体を巻き込む挑戦へ
さらに素晴らしいのは、授業で子どもたちが描いた「未来」を
保護者面談で共有できるように働きかけたことです。
担任へのレクチャーや、コミュニティで提供している
「保護者との連携資料」を活用し、
全校が同じゴールをめざす取り組みへと発展しました。
子ども・教師・保護者が一体となる――その中心にW先生の実践があります。
あなたの学校でも、保護者面談や学級活動の中で
「子どもの未来」をテーマに語り合う工夫ができるのではないでしょうか。
■あなたの現場でもできる
特別な教材や大きな仕掛けが必要なわけではありません。
「未来を思い描く」→「そこから逆算する」――このシンプルな流れを取り入れるだけで、子どもの表情は大きく変わります。
保健指導、保健だより、学級活動……どんな場面にも応用可能です。
そして、一人で試行錯誤するより、仲間と学び合う場=コミュニティがあることで実践は確実に加速します。
■最後に
私は現場を離れて18年経ちます。
私が現職中の頃より、子どもたちの健康課題は深刻化しています。
保健室コーチングも、現場の現状を考慮し進化し続けています。
コースを修了し、コミュニティで実践交流をつづける先生方が
保健室コーチングで学んだ考え方を応用し、
子どもの心を動かす先生方の姿には、心から敬意を抱きます。
残暑厳しい2学期も、
コミュニティでは熱心な実践交流や主体的な活動が続いています。
「未来のために私は早寝早起きをする」
そんな言葉を子どもたちが自然に語れる授業を、あなたの学校でも始めてみませんか。
次の保健指導や保健だよりに、“未来から逆算する視点”を少し加えてみてください。
きっと子どもたちの目が変わるはずです。
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