寒さが緩んだので
今年の冬は寒かったので、例年に増して走れない時期が長くなり、いつもより多めに太ってしまったので、少し走る量を増やす必要がありそうです。で、いきなり無理をしてもやっぱり膝が怖いので、試運転でゆっくり3日間走ってました。でも、予報ではまた明日から寒さがぶり返しそう。なかなか、本格的に走りこめる天候にはなりそうにありませんね。
まだ、おもりの装着はしておらず、いつものコースを1週だけですので、適度に汗をかく程度。しかも、以前、衝動買いしたMP3プレーヤーが、ジョギング中には使えることに気が付き、適当に何曲か放り込んで、河川敷の遊歩道を走ってます。気持ち良い事この上ないのですが、私の体質ではこんなヌルい事をやっても痩せません。早く、走りこめるだけの基礎体力を取り戻さねば。
でも、いいこともありました。MP3で聴いていた曲の中に、レミオロメンの「粉雪」が入っていたのですが、これが、私のジョギングのリズムと完全に一致していたのです。初日にこれに気付き、2日目はそれ以外の曲を全部消して、ずっと「粉雪」ばっかり聴きながら走ってきました。完璧なペースメーカーです。コースにアップダウンがあるため、これまでは、歩調を保つことが難しかったので、非常に重宝しています。問題は、ずっと同じ曲を1時間くらい聴き続けること。さすがに飽きます。
で、似たようなテンポの曲を見繕って、編集ソフトで全く同じテンポに変換し、ジョギング専用ファイルを増やすことにしました。
さて、何からはじめましょうかね。
オススメがあれば教えてください。
ニュースにするまでもないニュース
運転免許更新講習のビデオの冒頭で、アダルトビデオのタイトルが流れたという記事です。
確かに、仕事としては絶対やっちゃダメなミスですけど、法律に触れたわけではないです。タイトルだけだったみたいですが、行為そのものの場面が流れたとしても、警察の天下り団体であるビデ倫が、「これは猥褻物ではない」というお墨付きを与えたものが、アダルトビデオとして流通しているので、いわゆる猥褻物陳列罪には当たらないはずです。別の微罪は適用されるでしょうが。
気になるのは、「わいせつな映像」が流れたと記事ではなっていること。一般的にとらえるならエッチな映像全般を指すと思われるので、警察の判断基準である、「性器の露出」があったかどうかは不明。まあ、それはなかったとして、この記事は書いてます。
現在はビデ倫の審査を受けず、申し訳程度の加工のみで、実際はほぼ無修正という物が平然と流通しておりますので、もしかしたら、そういったものだったかも知れません。(それらは、審査を受けた時点で猥褻物として扱われますので、「なぜか」それらを扱うショップは、警察の手入れが入る直前に店頭から隠してしまうそうです。)
実際に、性器の露出シーンが流れてはいなかったとしても、タイトルからそういったメーカーのものであることがわかるかもしれません。しかし、仮にそうだったとしても猥褻物の販売目的所持で無いことは明らかなので、罰することは出来ないはずです。{ただし、肝心の部分が流れてしまったら別。これは、過失とはいえ犯罪に当たるので、もっと大きく報道されるはずです。)
事は、極めて初歩的ですがテクニカルミスです。倫理上の問題は、ミスというよりも事故、それも極めて軽微な事故です。つまり、市民の安全保障に影響する犯罪報道ではなく、「アダルトビデオ」という美味しい単語が、警察の天下り団体に登場した下世話なタブロイド記事を、喜んで、「世界一の発行部数」を誇る読売新聞が掲載したと言う話です。
なんか、こうした他人のミスばかりをあげつらって、揚げ足を取って喜ぶと言う、幼稚なことを大マスコミが嬉々としてやっているのを見ると、いろんなことがあほらしくなってきます。もっと書くべきことは他にあるはず。でも、ニュースソースと癒着してしまっているので、書けないことだらけ。それを、キャバクラで自慢するのが精一杯なくせに、庶民を明らかに見下しているのです。
正直言って、この記事を読んで、胸クソが悪くなりました。「バカどもには、『こんなバカがいた』って記事でも与えとけば、喜んで読むんだ」みたいなことを言ってそうで。
現在のマスコミは、報道も芸能もゴシップも提灯記事も、クソミソだと思ってはいましたが、やはり、現場の意識もそうなんですね。
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日本の食卓の原風景
うちは、さらにシンプルで、とりあえずメインディッシュさえ作っとけば、外人も文句は言いません。ただし、奴の好きなもの=肉料理です。毎日、肉料理ばっかり食べていたら、普通のまっとうな日本人である私が、ダウンしてしまいますので、別におかずを用意しておく必要があります。まあ、納豆と梅干があれば大丈夫なんですけど。
ただ、たまには自分の嗜好に合わせて、晩飯を作ってみたいものです。で、何の気なしに作った今日の献立は、
キンピラゴボウ、ナメコの味噌汁、チルド餃子
でした。見事に原風景を再現していてビックリです。
すっかり、主婦のような思考パターンが身についてしまったようです。
と言うわけで、頼れる「お父さん」のような奥さんを募集しております。
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また3人組
以前、悪ガキが3人集まると行動がエスカレートするっていう記事を書きましたが、また3人組でした。
周囲から注目を集めるために、目立つ悪さをしでかすわけではなく、自らの欲望を満たすための短絡的な犯行が多く、しかも、その対象は必ず「弱者」です。で、一度悪さが成功すると調子に乗り、より大きな悪事を働きます。で、仲間内に自慢せずにはいられないので、犯行が一線を越えたときに敢え無く逮捕されるわけです。
警察もこの傾向を理解しているからこそ、少年であっても深刻な事件を起こす前に逮捕してしまうよう、「一線」の基準を下げているように思えます。こういう連中は、この事件で罰せられなければ、次はより大きな動物の虐待、やがては子供やホームレスなどを狙う可能性が極めて高いのです。ただし、決して屈強な大人や警察官への暴行には至りません。引ったくりがエスカレートして銀行強盗にも至らないのです。これが、現代の未成年犯罪の大きな特徴です。
こういう事件が発生するたび、「最近の若者は・・・」みたいな言い方をしがちですが、上で述べた特徴は、「自分で善悪の判断をして行動する」ということが出来ない人間の傾向に一致します。簡単に言えば、そういう「叱られ方」をしたことが無い人間だと言うことです。
で、その場の「空気を読んで」行動するので、おんなじような甘ったれが集まると、彼らの興をそがぬよう、かつ、自分に注目を集めるような「悪さ自慢」がはじまります。他の連中もその「空気を読んで」同様な行動に走り、どんどんエスカレートするわけです。やっていいことと悪いことの判断基準を自分が持っている人間がいないので、歯止めがかからないのです。でも、「自分は悪くない」「自分だけが悪いわけじゃない」という思いは常に抱えており、陰湿な方向へのみ、犯行をエスカレートさせます。
そういうクズはいつの時代にもいますが、これまではコミュニティがその抑止力となり、卑劣な弱者に対する虐待行為は、特に忌み嫌われてきました。しかし、あまりに個人の権利ばかりが主張されるようになり、コミュニティとしての統制が取れなくなることで、無軌道で卑劣を卑劣とも思わない若者が跋扈するようになりました。彼らは、ヤクザになるわけでもなく、このままダラダラひったくりや万引きを繰り返して、本当の社会のクズとして生きていくのです。
彼ら自身が悪であるのは間違いありませんが、一方で社会が見放したという側面もあるのです。実際、私もそうなってしまった奴に、いまさら注意したりするような危険を冒すつもりはありません。警察にさっさとしょっ引かれて欲しいと思っているくらいです。でも、もし、自分に家族が出来て、子供が出来たとしたら。その子の友達に、そういう傾向のある子供がいたとしたら・・・。
現代の核家族主体の生活基盤は、日本の経済政策と関係があり、「国策」と言っても良いものです。特に、税制、社会保障とは密接な関係があります。しかし、そのために我々が失ったコミュニティの横のつながりは、我々の安全を脅かすところまできてしまっているのです。
妙に豪華な分譲マンションのエントランスを見るたび、「虚飾の城」という言葉が頭をよぎります。その中の1戸1戸が、隔離された檻。しかも「内側に鍵のある檻」なんだと思います。
こんな妄想がリアリティを持ち始める時代なんですねえ。
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回収アガリクスの続報
ネット言論人(右寄り)として有名なDr.Mが、2月14日の記事でちらっと触れています。
-引用ここから-
この3社のうち、キリンウェルフーズの製品だけは中国産アガリクスが原料として用いられている。以前、市販されているアガリクス製品の分析を行ったが、キリン製品に含まれる重金属含量は異常に高くビックリした。
-引用ここまで-
今回のキリンウェルフーズの素早い対応も、「予防線」だったと言う私の穿った見かたも、あながち的外れでもない様相を呈してきました。
Dr.Mも指摘するように、キリンが持っている原料や製品のデータをいち早く公開するべきです。もし、このまま隠匿し続ける姿勢を見せれば、今回、調査されなかった製品にも風評被害が拡大するばかりでなく、キリンは危険性を認識した上でそれを販売していたのでは無いかという、「組織的犯行」の疑惑を抱かれてしまいます。やましいところが無いのなら、少しでも早く公表した方が身のためですよ。
ただ、アガリクス自体に問題があったわけでは無いことはほぼ確定的です。日常的にアガリクス由来のサプリを使用していたからと言って、すべての人が不安を感じる必要はなくなりました。あとは、どの過程で「発ガンプロモーション物質」が混入されたのか。他社製品にも同様な状態のものがあるのか。と言った調査が進むことで、事態解明が行われていくでしょう。
外人のパーソナルクイズ
外人のクイズも私が作成したので、本人はその存在すら知らなかったのですが、ついに見つかってしまい、自分で自分のクイズに答えてました。
本人、「I don't know. but maybe A」ということでA型を選択。って正解を自分で言ってるんですよね。正解は「本人も知らない」でした。
ちなみに奴が「魚だと知らなかったのは?」っていう問題。選択肢に「うなぎ」があったので、即答できたのですが、往生際悪くまた、「ウナギハ、サカナージャナイヨ。」とか言い出して、自分の電子辞書で「うなぎ」を調べてました。で、奴の辞書も辞書で、「蛇みたいな気持ち悪い魚」って説明でした。これで、やっと納得したのですが、私としては辞書の説明文がツボに入ってしまいました。
そのうち、もっと面白い問題を作ってやります。誰も遊んでくれないんですけどね。
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イランの核開発
先日のアフマディネジャド大統領の発言通り、核燃料の自国開発に向け、ウランの濃縮をイランが始めた問題です。
劣化ウランというのは、天然ウランよりも、ウラン235の濃度が低いものを指し、逆に20%を超えるものが高濃縮ウランです。原子爆弾は、90%以上に濃縮したものを使います。
低濃縮も高濃縮も、ウランの濃縮に違いは無いのですが、軍事利用するには高濃縮実験が不可欠です。1990年に韓国が高濃縮実験をやっていたことが2000年になって公になり、問題視されましたが、明らかな軍事目的の実験であったこれと、今回のイランが行おうとしている濃縮とは意味あいが全く違い、イランのものの方が遥かに安全です。
ただ、原発の開発の名目で、核兵器の基礎実験のいくつかは可能となりますし、他民族に対して極めて攻撃的な政府を持つイランが核開発を行うことは他国にとって脅威と言えます。
最も重要な点は、アメリカによるプロパガンダの必要性です。イラク戦争に置いて、その正当性に関し、イラクの大量破壊兵器=核兵器が存在すると主張していたにも関わらず、結局、見つからずじまいでした。この轍を踏まないためにも、「明らかに核兵器を保有しようとしていた」というアピールをしておけば、今後、イランと交戦状態になったとしても、「世界の警察」のメンツが保てます。そこで、イランに対し「核はダメだぞ。絶対にダメだからな。」と盛んに挑発していたわけです。これに、イランがつい乗ってしまったというのが、本当のところでしょう。
低濃縮ウランの開発が出来たところで、軍事利用が可能なプルトニウムの抽出まで行き着くには、相当の時間がかかります。まだ、直ちに世界の脅威となるような問題ではありませんが、これ以上、アメリカの茶番を放置しておくと、ますます、イランの暴走を煽り立て、「ああ、やっちゃった。」って言いながら、イヤイヤ米軍が出向く。でも、本当は大喜び。っていう壮大かつ醜悪なマッチポンプが行われてしまいます。
この辺のシチュエーションは、太平洋戦争前の日本とABCD包囲網の関係に似ています。短絡的で直情的な軍閥国家日本を挑発し、「卑怯な不意打ち」を「やらせた」上で、原子爆弾の実験場を作った手法です。
イラン=危ない国 との単純なステレオタイプは、実際の世界観を構築する上で、非常に有害です。危険性はありますが、だからと言って、○チガイ国家ではなく、彼らには彼らなりのルールがあり、それに乗っ取って行動しているのです。しかし、アメリカの政治手法は、大衆の無知を「計算の上」で、それをプロパガンダに利用してくるのです。
朝日新聞が、中国共産党の悪口を絶対に書かないのと異なり、ニューヨークタイムスは、ブッシュ政権を批判することもあるのです。ただ、それは、一見すると偏重報道をしていないように見せかけるためのアピールであり、最終的に世論をブッシュ政権の後押しをするように誘導することを目的として、記事が書かれているのです。
そういう、高度な情報戦略に対し、我々日本人は極めて無防備です。なんせ、日本に「一般紙」は存在しません。誰もが、何らかのバイアスのかかった新聞を、情報源とせざるを得ないからです。しかし、そういう状況でも、冷静な判断が出来る人と言うのは、入手可能な情報を元に、世界のあり方を中立の立場で見つめ、その世界観と各国の言動を照らし合わせることで、本当の意図を理解しようとしています。それが、必ずしも正しい結論に導かれるわけではありませんが、そういうトレーニングを積むことで、優秀な意見を見分けることも可能になっていきます。
日本人に決定的に足りない「リテラシー」は、そうしたトレーニングによって培われるものなのです。
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アガリクスの回収騒ぎ
厚生省の調査で、キリンウェルフーズ(キリンビールの子会社)が販売していた、アガリクス顆粒の健康食品に、発がん性物質の活動を促す効果があったとして、販売停止と自主回収を要請し、これに対し、指摘された商品以外のアガリクス製品も含め販売中止となりました。
アガリクス茸とは、ヒメマツタケとも呼ばれるブラジル原産のキノコで、マッシュルーム(ツクリタケ)と同じハラタケ科に属する食用菌です。ただ、日持ちがしないため、一般の流通経路で食用に販売されることは少なく、もっぱら乾燥させての薬理用が進んでおり、中国産の乾燥物が大量に流通しています。今回、問題になったのも、中国産の乾燥アガリクスが原料です。
抗腫瘍、抗がん、コレステロール低下、鎮痛などの作用が知られており、健康食品界のトップアイドルですが、それだけに痛々しいほどの信者と、それを叩くことを生き甲斐にするアンチの飽くなき不毛な戦いが繰り広げられてきました。今回の厚生省の要請で、一気にアンチが「それ見たことか」と盛り上がることは必死ですが、その前に冷静に考えて見ましょう。
元々、厚生省のチェックが入ったのは、アガリクスと劇症肝炎の因果関係の報告があったから。当然、他の商品や、他のメーカーのものも調査対象となっていたはずです。しかし、現段階で危険性が指摘されたのは、1種類だけ。もし、アガリクス自体に、発癌物質を活性化する作用があるのなら、なぜ、他の製品は大丈夫だったのでしょう。
調査が、同時に進行していないということもあるでしょうが、そんな非効率的なことをやるとは考えにくく、問題はアガリクスではなく、この製品そのものにあったと考えるのが妥当です。
健康食品は、有効成分濃度を高めるために、様々な加工がなされ、添加物が加えられます。問題の成分はその中に含まれていたのではないでしょうか。それならば、キリンは他の製品の販売を中止する必要は無かったはずです。
このニュースが流れることによる風評被害を最小限に食い止めるため、「誠意ある対応」をアピールすると言う目的があったのは明らかですが、さらに深読みすると、先に、販売中止を宣言しておけば、もしヤバイ事が発覚した際に「被害者面」ができるのです。
今回の原因物質が特定されて、もし、生産過程、もしくは製造工程で何らかの危険物質の使用が発覚した場合の保険と言うわけです。これは、相当、穿った見方ですので、話半分で聞いておいてください。ただ、今後の調査結果次第では、現実味を帯びる可能性のある見方の一つです。
ただ、私は常々、健康食品そのものが「健康には悪い」と考えています。人間の体が必要とする栄養素は、必要量も決まっており、体によいとされるものでも、大量摂取したところで効果は無いばかりか、逆に体調を壊す危険があります。ミネラルやビタミンAなどは典型ですね。
サプリメントは、不足する栄養素を補うためのもの。つまり、不健康な状態を改善するために使うものです。仮に効果があったとしても、もっと健康になろうとして大量摂取をすれば、ろくなことにはなりません。
アガリクスに関しても、抗がん作用があるからといって、たくさん飲めば良いと言うものではなく、適量を摂取することで、ガンになりにくくなるという効果が得られると言っているのです。そういう効果なら、別に高いアガリクスの粉末でなくても、毎日、ナメコの味噌汁を飲んでいれば同じような効果は得られるでしょう。でも、わざわざ、味噌汁なんて作ってられないと言う人が、サプリメントを利用すればいいのです。
かつて、マーガリンが健康に良いとされていましたが、やがて、傷ついた細胞の分裂を促す=ガンの発生率が上がる⇒「マーガリンを食べるとガンになる」という、まことしやかな都市伝説が巷を席巻しました。とかく、健康にうるさい人は、こういう話題に敏感で、なんでも極端に捕らえる傾向が強いのです。効果が1でも100でも、良い結果が得られれば、全面的に過信し、悪影響が0.1でも見つかれば、大騒ぎするのです。そんなことにこだわる前に、「コンビニに行くくらいは歩きなさい。」と言いたいです。その方がよっぽど健康に良い影響がありますから。
今回の発表で、アガリクスそのものが「悪いもの」とされたわけではありません。しかし、アガリクスに限らず、サプリメントは、食品として、極めて成分の偏ったものです。思いもかけぬ副作用が今後見つかる可能性も否定できません。バランスの良い食事を心がけていれば、必ずしも摂取しなければいけないものでは無いことを理解したうえで、賢く利用していきましょう。
イランの極右政権
イランの極端な保守派である、アフマディネジャド大統領(2005年選出)が、核開発を強行する声明であると言えるでしょう。
イスラム教国に置いて、保守派と呼ばれる人たちは、イスラム教の教えを忠実に守ろうとする人々のこと。偶像崇拝の禁止や映画、音楽の禁止。あるいは徹底した男尊女卑の思想などを、厳格に守ろうと言うもの。
かつて王政を強いていたイランでは、第2次世界大戦以後、親米のパフラヴィー朝により近代化路線が敷かれ、農地改革や女性の解放といった政策が、王朝の強権で持って実施されました。つまり、王朝は改革派だったのです。しかし、これに反発したのは、旧世代の富裕層や宗教界の反発を招き、ホメイニー師を中心としたイスラム教シーア派勢力に打倒される「イラン・イスラーム革命(1978)」が発生します。革命であるのに、実は保守派が起こしたものであるのがポイントです。
親米王朝を打倒したことにより、アメリカとの関係は急激に悪化するとともに、スンニー派主体のアラブ諸国とも、シーア派が政権を握ることで対立し、イランが孤立することになります。その後、1980年にはアメリカが支援するイラクとの間で、イランイラク戦争が勃発していきます。
しかし、ホメイニ師に師事し、イランイラク戦争で、最高司令官を務めたラフサンジャーニー師が1989年の大統領選挙で得票率95%を獲得し政権に就くと、状況は変化します。
ラフサンジャーニー大統領は、現実的、穏健保守派の政治家として活動します。つまり、頑ななイスラムの教えを少し緩め、アメリカをはじめとする西側諸国との関係完全に努め、イランの近代化を図ったのです。緩やかな開放路線を取ったわけです。
1993年の大統領選には勝利したものの、連続3期は勤められないので、ハータミー氏に職を譲り、2005年の選挙では再出馬しましたが、経済改革は難航し、一向に生活が改善されない市民の反発と、融和路線に否定的な保守派との対立もあり、強行保守派のアフマディネジャド大統領に敗れてしまいました。
改革開放を迫るアメリカと、イスラムの伝統の堅守を謀る強行保守派が、激しく対立するのは当然のこと。イランは対抗するために、核開発を推進します。原発の開発といっているものの、自国内でプルトニウムを作ることが出来る原発は、核兵器開発の第一歩と見られています。
エネルギー資源でいうなら、イランは世界第2位の石油埋蔵量を誇ります。最も、エネルギー政策上有利な位置にいるわけで、昨今の性急な原子力技術の開発は、エネルギー問題だけが原因だとは到底思えないのです。
実は、イスラム教の教えには「異教徒を殺していい」とされる部分があります。イスラムの教えに厳格に沿った社会の構築を、性急に目指す運動をイスラム原理主義と言いますが、この教えを加味すると、=イスラム過激派=テロリストであるとの認識が非アラブ諸国にはあります。
このため、強硬保守政権の台頭は、極めて危険視されるものなのです。アフガニスタンのタリバン政権がこれでした。実際、イランはヒズボラ(レバノンに第2のイランを建国しようとするシーア派の過激派)のような勢力を支援しているとされています。
また、イスラム教にはキリスト教、ユダヤ教と言った、同根の宗教の最高位に位置する宗教と言う考え方があります。同じ神を信仰しながら、最も進んだ教えこそイスラム教だと言うのです。一瞬、「じゃあ、仲良くできそう」と聞こえなくもありませんが、実際には異教徒を見下しているわけです。
ユダヤ教にとってのキリスト教、イスラム教など、異端の一部に過ぎません。キリストも、マホメットも預言者などではなく、本当の預言者はまだ現れていないことになっています。キリスト教では、ユダヤ教の教えに従って現れた救世主がキリストという立場です。
イスラム教では、最後に現れた最大の救世主がマホメットとしているのです。そして、それを認めないユダヤ教徒やキリスト教徒を、神に背く愚か者と考えているのです。骨肉の争いほど、内情はおぞましいものです。
ちなみに、3つの宗教で「信仰の父」とされているアブラハムの、正妻の子イサクの子孫がユダヤ人の祖とされており、キリスト教ではキリストはこの血筋で生まれたことになっています。これに対し、妾腹の子イシュマイルの子孫がアラブ人であると旧約聖書ではされているのですが、イスラム教では、旧約聖書は聖典と認めているものの、改竄されたと主張しています。ただ、アブラハムとイシュマイルがアラブ人の祖であることは認めており、その子孫にマホメットが出たとしているのです。
現在、世界的な問題になっている「マホメットの風刺漫画」も、たかが漫画ではすまない問題を根底にはらんでいるのです。自分たちの生きてきた歴史そのものを茶化されようとしているからです。ただ、この感覚は日本人には理解しがたいものであるのも事実。キリスト教でさえ、建前上、「聖書に書かれていることは真実」なのですから。様々な分野で科学的検証が進んだとしても、聖書に書かれた事柄と、研究成果が矛盾するようなことがあってはいけないのです。異教徒にとっては、ただの御伽噺でしかない旧約聖書の創世記を「真実」としなければいけない社会なのです。
ほんと、あほらしいとしか言いようがありませんが、これに、石油資源や軍事力やテロや核が絡んでくるのが現実の「国際情勢」なのです。
http://www.chunichi.co.jp/00/sei/20060212/mng_____sei_____001.shtml
間違ってもここに、政権なんか渡せないのは言うまでもありませんね。
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物価上昇が顕著になってきました。
企業物価指数は、必ずしも生活に直結した数字ではないため、いまいちピンと来難いですが、様々な商品、および公共料金の「値上げの理由」が出来ることで、すぐに、市民生活に影響を与え始めます。
この、物価上昇に背景には、原油価格の高騰も大きな要因の一つですが、先日の記事の福井体制の日銀が与えた影響は絶大です。今後も継続して、この路線を取るかどうかはわかりませんが、「デフレを克服した」と言える「数字」が次々と現れている以上、評価されるべきでしょう。
もっとも、このままインフレが思惑通りの水準で維持できるとは考えにくく、依然として舵取りは極めて難しい状況がしばらく続くでしょう。
ところで、インフレにより日本のマクロ経済は復調の兆しを見せ始めたと言われていますが、ミクロな視点ではどうでしょう?15年も続いた不況、「小泉改革」によるサラリーマンに対する課税強化、さらには、従来の雇用形態の崩壊など、市民の生活は随分と「安定感」を失いました。
この状況で、まだしばらくは銀行の金利も上がりそうにありませんし、給料が上がるのは、物価の上昇順で言えば「最終段階」。なにより、中小零細企業は、ギリギリの節約運営で何とかしのいできたわけですが、ここにきての原料高は、運転資金にゆとりが無い状況では、非常に厳しいはずです。上昇に転じるショックで、また振り落とされる企業が出る可能性は否定できません。
また、経済が復調しても、社会そのものの仕組みが、かつてよりも遥かに「中央集権型」にシフトしてしまったため、景気の回復効果が地方にまで及ばないことも充分に考えられます。とどめに、企業の経営が改善されても、多くの雇用者がリストラされ、中間業者の排除も進んだため、中高年の失業者は溢れています。彼らにとって、インフレは「死ね」と言われたも同然かもしれません。
日本は、決して豊かな国ではありません。一部の巨大企業が、高い技術力で生産した工業製品を、海外に輸出して外貨を獲得し、それを国内の非基盤産業従事者に還元して、1億人を養ってきたのです。実は、無駄に中間業者が多いと言うのは、1個の商品でそれだけ多くの人の給料が支払われていたことを意味するのです。これは、物価の話題の時、北欧の事例でご紹介したと思います。行き詰った資本主義社会では、「必要なこと」だったのです。しかし、中間業者を廃止し、生産を中国に切り替えることで、多くの企業は「母体のみ」を生きながらえさせようとしてきました。そこに、倫理的問題はありませんが、結果的に日本経済はより厳しい状況に追い込まれたと言えるでしょう。
北欧と致命的に違うのは、「ブロック経済」の体制を敷くことは、決して許されないことです。高い関税をかけて、国内産業を保護することは、アメリカが決して許しませんし、輸出で国民を養っている国家にとって、自ら首を絞めることになります。なにしろ、食料自給率が40%を切っている国ですから、貿易がストップすると途端に餓死者が出る国なのです。今後も、製造業の大半を中国やインドと言った、世界の工場との競争には勝てそうもありません。
さらに、公共料金、保険料の支払い額は増えそうですし、消費税も虎視眈々と上げる機会を狙ってます。市民生活がインフレに馴染む前に、これらの決定を下されると、橋本政権下97年の消費税率アップの時よりも酷い状況を生み出しかねません。ひいては、また不況への逆戻りも充分考えられます。
どうしても、「景気がよくなった」という記事に対して、素直に喜ぶわけにはいかないのです。
ただ、インフレ路線はしばらく継続しそうです。と言うことは、「貯金」はジワジワその価値を落とし始めることを意味します。うかつなことは言えませんが、貯金を「ユーロ建て」にしたり、「長期安定株」を購入することなども、考えておいた方がいいかもしれませんね。私は、蓄えが無いので無関係ですけど。
安定銘柄でなくても株はチャンスなのかもしれません。この波に乗る企業は現れますので。しかも、最近の変な「お祭り相場」では無い、本当の「上げ相場」が来そうです。でも、これこそ、素人にはオススメできませんものねえ。
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