カンブリア宮殿「失敗集団に学べ!大倒産時代を生き抜く極意とは…?」
ゲスト:野口誠一(のぐち・せいいち)氏(八起会(やおきかい)会長)
を見て。http://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/list/list20090216.html
今の状況には、うってつけのゲスト。
八起会は、会員は倒産社長ばかりで、自らの倒産経験を活かし、再起の道を探り、弁護士や仕事を紹介することもある。
すべてが無料の奉仕で行われている。
借金に対して、野口氏は、
「基本は前向きなんですよ。
ただ、忘れちゃいけないと言う事なんですよ。
過去の事で苦しんじゃダメですよ。
明日の事で苦しむんであって。」
と語っている。
借金を返せないと言う事は、債権者の人達に迷惑をかける。
この事から逃げると言う事は、一生逃げ続けなくてはならない。
借金とは、過去の出来事であって、いつまでもその事で苦しんでいては、いつまでたっても前向きにはなれない。
過去と向かい合い、その苦しみを解決することで、明日の、自分の可能性を広げる為にどうするべきかと言う前向きな苦しみを得る事が出来るのだと思う。
一番興味深かったのが、野口氏の「倒産する社長の共通点」。
1:自己中心
2:悪い事は、すべて他人のせい
3:嫌な事、苦手な事を避ける
4:真の勇気がない
5:頭で分かっていても実行しない
6:お人好し
7:還元の心なし
8:反省心の欠如
9:時間貧乏
10:公私混同
以上
この中で、”お人好し”について、
「人間的にはいいんですが、経営者には絶対に向きません。
ですからね、お人好しとはイコール無責任だと、覚えて欲しんです。
無責任なんです。
それとね、選択眼がないです、良い悪いが分からない。
それが、お人好しの特徴なんです。」
と語っている。
一昔前の日本であれば、お人好しの経営者は多くいたのでないかと思う。
経営者は、シビアな決断を強いられることが多々あるはず。
その事を考えても、お人好しでは務まらないはず。
そして、1番の”自己中心”が一番大事ですよねといい、
「自己中心、自己満足、自分勝手、それが元になって、あともう全部狂ってきちゃう。」
自己中心として考えられるのがワンマン経営だが、これについては、
「伸びるのもワンマン。
潰れるのもワンマンの性格です。
だから、失敗を覚悟しなくてはいけないと言う事ですよ。」
自分が知っている一番いい例が、本田技研工業だと思う。
本田宗一郎氏と藤沢武夫氏の二人のワンマン経営で、町工場から世界進出まで果たす大手企業まで育てあげた。
これは、ワンマン経営だからこそ出来た事であって、特別な才能を持った二人だからこそ、急成長を果たす事が出来たのだと思う。
そして、藤澤氏はワンマン経営の弱さを知っているからこそ、役員の大部屋制度を創り、研究所を独立させた。
もし、この二つを行っていなかったら、今のホンダはどうなっていただろうか。
今のグローバル企業の多くは、創業時代は、ワンマン経営でありながら、しっかりと次世代の経営者の育成をしてきているのではないかと思う。
だからこそ、順調に成長し、発展してきたのではないかと思う。
失敗社長の反省点に関して、
「『甘かった』という一言です。
人の給料、三倍も取れるですから、それだけの事をしなければいけないのにしなかった。
だから”社長”とは呼ばれたんだけど、”経営者”にはなれなかったと言う事です。」
”社長”と”経営者”とは、同じような感じを受けていたが、”社長”とは、言ってみれば雇われ店長であって、”経営者”とは、一国一城の主と言う感じになるのだろうか。
その事を考えると、責任の重さの違いを痛感してしまう。
番組内で、経営者の方が野口氏に相談するコーナーが設けられた。
企業存続のためには、”リストラ”それとも”全員の給与削減”と言う相談。
「本質的にはね、皆さん、リストラしないで、全員でやっていくのが一番理想です。
リストラと言うのは、こういう不況だからするものんじゃないんですよ。
ようするに不良社員を切ると言う事で、好況だろうがなんだろうが、いつでもやっていなきゃいけない事なんです。
それには、社員教育の徹底ですよね。
遅刻する人、二日酔いで出てくるような人、そういうチェックをして、普段から厳しく、厳しく、そうするとひとりでについてこれない人は辞めていくわけですね。
それもリストラの一つで、常に優秀な社員を残すと言う事を常日頃やっているかどうかですよね。
ですから、特に会社に損害を与えるような不良社員であったらば、やっぱり、厳しく言って自然に辞めてもらうように仕向けた方が一番良いと思いますね。
それと、やっぱり、あくまでも”一致団結”は忘れないで下さい。」
と回答。
不良社員を切ると言う行為は、日本の企業では難しいのではないかと思ってしまう。
そこが日本らしいと言えば日本らしいのだが。
それが、リストラと言う名のもとに、頑張っている従業員まで切られてしまったのが、バブル崩壊後だろう。
優秀な社員を残すと言うのは、簡単そうで簡単ではないと思う。
上司の教育、指導力によって、可能性を広げ、才能を伸ばす事が出来る人もいれば、伸ばす事も出来ない人も出てくるはず。
その事を考えると、不良社員を増やすも減らすも、上司の教育・指導力次第ではないかと思ってしまう。
そして、”一致団結”こそ、日本企業の本質の一つではないかと思う。
アメリカでは、倒産社長に対しては寛大な対応をするのに対して、日本での倒産社長に対する冷たい対応に対して、
「やっぱり、落第者だからでしょ。
子供だって、勉強しないのは落第する。
社長になって、経営努力しない人は潰れるに決まっているんだと。
だから、私らは落第生なんだよと。
でも、落第生だって、もう一回勉強すれば復活は出来るんだよと、そう事、言ってるんですよ。」
それでも、復活は難しい印象があるとの問いに対して、
「『倒産と言うのは、経営の失敗であって、人生の失敗ではありませんよ』と強く言っているんです。
ですから、人生を大きな”円”とするならば、倒産と言うのは“点”にしか過ぎないんですよと。
”点”から転んだから、自殺だとか前科者扱いはダメですよと。
恥ずかしい事じゃないんだと。
恥ずかしいのは、”点”から転んで立ち上がれない人の事を言うんですよと。」
「逆境を乗り越える力がなきゃダメですよ。
今の若い人でも、お年寄りでも、ちょっとした些細なことでね、もう俺はダメだなんてね、とんでもない話ですよ。
転んだら起きるですよ。
成功なんて、昨日までの事であって、明日、明後日は分からないんですから。
だから、成功じゃなくて、転んだらすぐ起きろと言っているわけです。」
と語っている。
まったく、その通りだと思う。
経営に失敗したと言っても、自分の長い人生の中の一つの出来事に過ぎないはず。
それを人生の終わりみたいに考えるのは逆境に弱いと言う事を表してるのではないかと思う。
とは言え、当事者になってみると、そうは言っていられないだろ。
そんな時こそ、本音で相談できる相手がいるかどうかが重要な鍵になるのではないかと思う。
相談する相手、話をする相手がいれば、自分で自分を追い詰める事はなく、新しい明日に踏み出せる事が出来るのではないかと思う。
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