下請け(過去の記事をピックアップ) | 20年以上の倉庫現場経験者が伝える仕事術

20年以上の倉庫現場経験者が伝える仕事術

20年以上の倉庫でフォークリフトを使っての仕事経験を活かした現場で培ってきた仕事術をお伝えします。

カンブリア宮殿「フェラーリをデザインした男が語る「日本のモノづくり」(ゲスト:奥山 清行(おくやま きよゆき)氏)Ken Okuyama Design代表」を見て。(http://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/bn/080623.html

奥山氏は、自らの姿勢を

商品を信頼してもらう為には、作り手にとっての自信と言うモノを確固たる形で示さないといけない。

かなりの強気で高飛車で強引に出した物は、それだけに、作り手の自信が感じられるんですよ。

それがお客さんに伝わって、ブランドの価値を生み出す大きい要素になっているんですよ。」

と語っている。


強気で高飛車に出すと言う事は、作り手の自信だけでなく、熱意や想いが込められているのではないかと思う。

それが、商品にさらなる価値を与える要因になっているのではないかとも思う。


作り手の自信と言う事で、今では生産中止になってしまった初期のインテグラやシビック タイプRは、価格が300万以下にも関わらず、エンジンを生産する際、一部に手作業を取り入れていた。

高級車にしか取り入れられていなかった手作業を低価格のタイプRに取り入れる事で、タイプRと言うブランドを生みだした。


このタイプRは、マニュアル車しか設定がないのも、ある意味、強気で高飛車に出した車とも言えるのではないかと思う。


奥山氏は、一日100のデザインを描くのをノルマに対して、

「アイデア自体と言うのは、おそらく、アマチュアの普通の人の方が、モノを知らないだけにひらめきがすごく多いと思うんですよ。

だけども、なんでプロがプロたる仕事が出来るかと言うと、多分こういう積み重ねだと思ってって、手にもう一人の自分が宿っていて、違うアイデアを頭の中の自分に見せてくれるんですよ。」

と語っている。

プロとアマチュアの違いは、日々の努力以外にはないのかもしれない。

そして、その努力の中から、いろいろなモノを生み出すのではないかと思う。



村上氏の視点の「小説もデザインも組み合わせが大事」と言う事に対して、奥村氏は、

「アイデアを一万個作れと言うじゃないですか。

描く前だと、”こんなん馬鹿らしいから絶対に選べねえよな”と思って描かないのはダメなんですよ。

馬鹿らしいと思うものほど、紙に落とし込んで、客観的に見る。

それを一万個続けて、最後に一番良い一個を選ぶわけですよね。

選ばれなかった9999個は次へのネタになるんですよ。」

と語っている。


頭の中で考えるのではなく、紙に書き込む事で、抽象的なイメージが具体化し

、客観的に見る事が出来るようになると思う。

そして、多くのアイデアを組み合わせて、新しい形に作り変える事も可能ではないかと思う。

もし、頭の中だけで描いていては、作り変える事も出来ない。



日本には、大手企業の下請け企業である中小企業が存在しているが、労働力の安い海外へ生産拠点が移行する事により、年々減少の一途をたどっている。


イタリアの中小企業の割合も99・8%とかなりの高水準。

イタリアのアルミでボディーや部品をを作っている社長は、

「1社とだけ仕事をすることはしたくないんだ。

そうなったら、その会社の従業員と同じじゃないか。」

と語っている。


確かにそのとおりだと思う。

日本の下請けの中小企業は、表面上、名目上は、自立を保って見えるが、仕事の安定と引き換えに自分の会社の自立心を失くしているのではないかと思ったりする。


もう一つ、陶器で作られた薪ストーブを作っている会社は、エアコンの普及とともに一時は危機に陥ったが、大量繊細んを止め、完全オーダーメイドに切り替えた高級路線に切り替えた事で、復活を果たしている。

一台一台手作りなら、絵柄も手書き。

実用品に装飾品と言う付加価値を付けた事で、富裕層からの注文により、売り上げが10倍に。

そこの社長は、

「高い値段でも受け入れられるのは、大量生産品とは全く異なるから、一点モノなので非常に価値があるのです。」

と語っている。

そして、高級にしただけでなく、海外規格に対応する為に改良をしている。

そうする事で顧客は、イタリアだけにとどまらず、海外に広まっている。


お客さんの要望に応えて制作するだけではなく、海外規格に対応すると言う事は、世界中の富裕層に対しての一つのアピールではないかと思う。

いくら良いものでも、自国で使う事が出来なくては、買う事も出来ないのだから。




「イタリアの場合だと、たいてい自分の商品を持ってて、中小企業の社長さん達が、自分でそれを売り込みに海外に対して直接出ていく。

そうすると市場からインプットやフィードバックが直接得られるので、何が売れて、何が売れないか。

その場で売れたんだけど、どこが良かったのかと言う事が分かるんですよ。

それで、どんどん新しいものにチャレンジしていく。

ところが、残念ながら日本の中小企業というのは、ほどんどが大企業の傘下に入れられて、大企業の購買の人達とだけやり取りするわけです。

そうすると、見積もりを三つ取って一番安いモノを選んでいるだけで、けっして、新しい技術とか、新しいことに、チャレンジすると言う事は無くなってきて、やってる人達、作っている人達も、やりがいがないですよね。

だから、職人が育ってこないと言うのが一番大きな違いです。」

とイタリアの中小企業と日本の中小企業の違いを奥村氏は語っている。


市場からのインプット・フィードバックを得る事で、お客さんが求めているモノ、市場が求めているモノが見えてきて、次に繋げる商品のアイデアが思い浮かぶのではないかと思う。

その為にも、いろいろな購買層の人達と会い、いろいろな意見を聴くの事で、新しいアイデアが生まれ、意欲が湧き、いろいろな事にチャレンジ出来るのだと思う。

いつも同じ人達としか関わっていないと言う事は、狭い人間関係を構築し、知らないうちに時代から取り残される可能性を秘めているのではないかと思ったりする。


番組内で紹介されていた”オリエンタルカーペット(http://www.oriental-carpet.jp/index.html )”。

手織りの絨毯を得意とし、ローマ法王庁や皇居に納品したりしているので技術はおりがみつき。

だが、注文生産の高級品名だけに、箱物建築が下火になると苦境に陥った。


そこの社長のインタビューで、

「過去の納入実績をみれば、一つ一つの積み上げたとして、ひじょうに著名な建造物含めて、いろいろな所に納めさせてもらってけども、今は、その信用だけでは、なかなかこの企業を運営ししていくには、大変な時期にきていると言う事が正直なところですね。」

と語っている。


優れた技術があっても、それを生かす事が出来なくては、宝の持ち腐れと言う例ではないかと思ったりする。

その打開策として、奥山氏の協力を得て、比較的安価な商品開発を行っているのだろ。


そして、もう一つ、”菊池保寿堂”。

この会社は、茶の湯釜や鉄瓶などの工芸鋳物である山形鋳物を取り扱っている。

時代の流れとも言うべきか、その需要は頭打ち。

そんな中、日本国内の需要に頼るのではなく、世界に需要を求め、奥山氏と共に世界に通用する商品を作り出した。

その商品は、”ティーポット MAYU(http://www.kikuchihojudo.jp/shop/teapot/mayu-ss/index.html )”。

発売二年で、およそ一万八千個が売れた。

その販売先は、日本ではなく世界14ヵ国が取引先。


そこの菊池社長は、

「自分達の価値をもっとも評価して、適正に評価してくれるところであれば、東京でなくてもいいと。

海外へ行って、トップステージで、評価を受ける事によって、最も早くその質と言うのが、世界に伝わっていくと。」

語っている。


日本国内で正当に評価されたいと思っている人は、それ以上成長をする事は出来ないのではないかと思う。

本田宗一郎氏は、町工場の時代からミカン箱の上に乗り、世界一になると言っていた。

世界一になれば、自然と日本一になる。

誰にでもわかる理論。

今の時代、日本国内こだわる必要はないと思うし、こだわっていては、日本のトップステージには上がる事は出来ても、世界のトップステージには上がる事は出来ないと思う。


中小企業再生の問題点を奥山氏は、

「誰がやっても上手く行く仕組みをまず作る事がすごく大切だと思ってて。

お医者さんに腰痛持ちの人が来て、コルセットをはめて、腰痛が治ってと。

最初はいいんですよ。

ところが、コルセットと言うのは、ずっとはめていると筋肉がなくなってきて、下手すると前の腰痛よりもっと悪くなる。

コルセットは、歩けるようになったある時点で、ちょっとずつ取んなきゃいけないんですね。

その取る事と言うのが実は、付ける事よりも難しいと言うのが、すごく分かってきて。

何かって言うと、補助金と言うコルセットがあるんですよ。日本には。

その補助金と言うコルセットと言う中で、地場産業を生かすのは良いんだけど、やっぱり、それは三年以上続けてはいけないと思うんです。

歩けるようになったならば、やっぱり、コルセットを取って自立しなくてはいけない。

じゃないと、もっとひどくなるよって言うところにきてるんで。

日本は、ずーっとコルセットはめてて、歩けなくなった地場産業が、けっこう、たくさんあるんですよ。

やっぱり、補助金とか、そういうところか給料が出ているようではいけないと思うんです。

それは、先行投資だけであって、それによって新しいビジネスの形態を作って、次に繋げてって、あるいは、そのお金で職人さんを育てて、新しい技術を導入して、そう言うのがあって初めて次に繋がっていくと。」

と語っている。


島国であるが故に、一体感はあるが、別の部分で甘えのようなものが出て、補助金と言うコルセットを外すタイミングを逃してきたのではないかと思ったりする。

補助金を有効かつ効率よく運用していく人材がいなかったわけではないと思う。

補助金が永遠に続くものではなく、限られたものと言う認識が無かっただけではないかと思う。


自動車産業も、補助金ではないが、既存の乗用車メーカーを月産一万台以上生産する量産グループ、高級車・スポーツカー・ディーゼルエンジンなど技術の特色を生かした特殊車グループ、軽自動車中心のミニカーグループに集約すると同時に、新規参入する為には国による許可が必要と言う”特定産業振興臨時処置法案”が施行されていたら、日産やマツダのように外資が参入する事もなく、閉鎖された業界内で競争力も養われず、トヨタもホンダも今のような状態ではなかったのではないかと思ったりする。









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