蹴り者 ~FC☆蹴の仲間たち~
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背番号44 松下 勇 【天上天下唯我独尊ボーイ】

KERIMONO/NO.44

SAMU ATSUSHITA

松下 勇



ームとチームが対戦相手としての関係を解消するような移籍劇があった。

その激動の主役となったのは、他ならぬ松下勇。通称『ボーイ』である。


対戦相手との“そういう関係”になってしまったことはFC☆蹴としても非常に申し訳なく、

残念なことだが、その決断は間違っていなかったと自信をもって言える。


なぜなら松下勇はFC☆蹴に欠かせない存在となったのだから。


カッコツケで生意気な、寂しがり屋のかわいい後輩


戸と同じ港町、横浜から単身やってきたこの青年。

右も左もわからない関西という地で、ボールを蹴ることができる場所を探していた。

インターネットで募集がかかっていたチームに参加すると、鍛え上げてきた

その実力で瞬く間に中心メンバーとして頭角を現す。


そして、彼はやがてFC☆蹴と出会うことになる。


インターネット経由で加入したチームでは主に司令塔の役割を担っていた。

繰り出すパスは的確でディフェンスも屈強、チャンスとみれば

ここぞとばかりにドリブルで仕掛けてくる。

敵として対峙した、この青年のプレーにFC☆蹴は翻弄される場面も多かったと記憶している。


そうして対戦を繰り返していくうちに松下勇とFC☆蹴はいくらか会話もするようになり、

人数が足りない時には、紅白戦にも参加してくれるようになった。

やがて信頼関係を深めていった後、あの歴史的な“移籍劇”を迎えることになる。


松下勇は当時所属していたチームで自分の本領を発揮仕切れておらず、

気持ちのどこかに迷いを生じさせながらプレーをしていた。

そして、その迷いに対しFC☆蹴がひとつの可能性を示すこととなった。


それが「移籍」だった。


松下は所属していたチームを辞めることを決め、それを代表に伝えた。

そのチームから移籍したのは、松下がはじめてではなかったため、

相手チームからは今後の対戦はできない旨の連絡を受けた。

これは仕方の無いことであり、もし反対の立場であれば同じことをしたかもしれない。


さて、FC☆蹴に加入した松下だが、

サッカーの実力を評価してください--そう言わんばかりの態度。

カッコつけで生意気な発言もあるが、自分の実力を発揮できる環境で

プレーしたいと考えていたのだから無理はない。


そして、山本一成や杉本といった実力者とともにプレーし、松下はさらに躍動する。


相手陣内を主戦場に置いた男は、ドリブルで切り裂くことを止めはしなかった。

チームでも最高位に入る程のゴール数を誇り、守備的にプレーしていたプレーヤーが

もともと持っていた“攻撃センス”を爆発させたことを証明した。

フットワン兵庫デビューで早々にゴールを決めたことも記憶に新しい。


人として、ステップアップは大切だ。


今いるステージで、それなりの経験を積めば、

次はさらに上、すなわち、ネクストステージへと行きたくなる。


松下勇は新たなる決意をした。


実力者ひしめくTTCというチームに加入し、ミドルリーグを主戦場としている。


これも移籍と言えば移籍なのだが、前回とは違い、

両方のチームに籍を置く形の移籍である。

このふたつのチームはレベルや緊迫感が大きく異なる。

しかし、舞台は異なっても、彼はどちらも手を抜かない。

ここでFC☆蹴のフットサルを手を抜くような男であれば、恐らくメンバーからの

信頼は勝ち得なかったはずだ。松下勇はFC☆蹴でも本気でフットサルをしている。

まわりを鼓舞し、プレーで引っ張り、時には、その後輩キャラで先輩たちをなごませる。

彼という人間は、ネクストステージへの道を突き進み続けている。


☆PERSONAL DATA ―――――――――――――――――――――


主なポジション

OMF、FW、ALA、FIXO

ニックネーム

ボーイ

別名

天上天下唯我独尊ボーイ

入団時期

2009年

好きなチーム

ラモスが10番をつけている頃のヴェルディ川崎

好きなサッカー選手

ガットゥーゾ、アンリ、ビジャ、ピレス、みんな

試合前にテンションを高める曲は

Beginner(AKB48)

メンバーに勧めたい映画は

GO

好きな女性のタイプは

自分を持ってる人


★HISTORY ―――――――――――――――――――――――――


社会人になったと共に横浜から神戸にやってきた。インターネット募集で加入した

チームがFC☆蹴の対戦相手だったため、そこで引き抜きを受けた。

池田同様、チーム最年少でありながら、チーム中心人物へと成長。

近年TTCにも加入、ミドルリーグでも活躍をしている。


☆RECOMMEND ―――――――――――――――――――――――


松下君について?大ゲームでは、サイドをやっていたらしいね。
ドリブル突破や時折見せる綺麗な弾道のシュートを見るとうなづける。
「松下」という攻撃オプションが
我々の得点力を何倍にもしてくれるだろう!


#0 KAZUNARI YAMAMOTO


★PLAY STYLE ―――――――――――――――――――――――


鳴り物入りで加入して以降、驚く程の順応性で瞬く間に頭角を現し、
現在ではチームトップクラスのゴール数とドリブル精度を誇る。
本来は攻撃で非凡な才能を発揮するタイプだが、守備の意識も
非常に高く、対人プレーも強いので攻守両面での活躍が可能である。
強さ、巧さ、正確性と能力的にバランスの取れたプレーヤーで、
味方へのアドバイスも積極的に行い、自身も熱い闘志で闘うタイプ。
ゴールキーパーでのファンブルこそ稀にあるが、万能型選手。


☆MEMBER'S VOICE ―――――――――――――――――――――


見た目はチャラい、中身は真面目。あまり取られるとこを見てない。

 (【ドリブルスキル】 #13 尻池 克吉)

ワックス命。スタイリングしすぎ。

 (【ヘアスタイル】 #30 天王寺谷 和也)

モノマネの完成度が高い

 (【歌唱力】 #1 宮本 めぐみ)


★TITLE ――――――――――――――――――――――――――


オレ★チャン2012 【ドリブルスキル】 2位

オレ★チャン2012 【ボディバランス】 4位

オレ★チャン2012 【スタミナ】 3位

オレ★チャン2012 【スピード】 4位

オレ★チャン2012 【ヘアースタイル】 3位

オレ★チャン2012 【トークスキル】 4位


☆SIDE STORY ―――――――――――――――――――――――


横浜出身じゃん。


神戸にやってきたのは大学を出てから。それまでは関東で生きてきた。

渋谷、六本木、思春期は早々に、いや違う、彼は港町横浜育ちだ。

だからこそ、港町神戸にもすっと溶け込んだのかもしれない。


バラード、ヒップホップ、英語歌詞、なんでも唄えます。


カラオケに行けば、GLAYやらSUM41からなんでも唄えるのが特徴。

しかも相当クオリティが高く、盛り上げ上手。

物真似もできるし、帰国子女ということもあり英語も唄えて非常に多彩。


オシャレへのこだわりは半端ない。


ファッションやヘアースタイルの流行に敏感。オシャレボーイの名をほしいままにしている。

彼にとっての美のカリスマは木村拓哉と武中硬太だ。

自転車、iPhone、サングラス、ジャケット。。。オシャレ感度ビンビンだぜ。


★CONNECTION ―――――――――――――――――――――――

松下勇×廣狩拓也


先輩後輩でありながら、松下が同い年のように話せる相手、廣狩拓也。

松下が廣狩に対しては、タメ口で話しているのをよく目撃されている。

しかし、それは心を許している証拠。。。だと思う。


松下勇×山本一成


松下勇が師匠と仰ぐ男、山本一成。

チーム加入時期が同じだが性格やタイプは全然違う。

松下はよく師匠からダメ出しを受けているが、その実、山本は松下を非常に評価している。


松下勇×石川雄介


松下勇を引き抜いたのは紛れもないキャプテン石川雄介。最初こそ松下の言葉が

キッカケだが、テンションがあがった石川はロングメールで想いのたけを松下に伝えた。

最終的にはごり押しの勧誘だったようだが、石川は都合の悪いことは忘れている。


背番号42 大江 航 【エル・マタドール】

KERIMONO/NO.42

ATARU OE

大江 航



通な男。大江航。


大江は至って普通な男である。

運動神経は普通に良くて、バスケットボールはもちろん、サッカー、野球、

最近では湘南の海でサーフィンもこなす男だ。


センスも普通に良い。


ファッションもシンプルでお洒落、読書も幅広くするし昔は美術も得意だった。

中学・高校とキャプテンを務めるほど人望もあり、

コミュニケーションも得意でまわりから慕われるタイプだ。


大江に対して良くない印象を持っている人間をみたことがないし、

それこそ欠点という欠点を見たことがない。


そんな普通な男。

大江航は本当に普通なのだろうか。


“普通”に生きるのが難しいこんな時代


から、何をやっても難なくこなしていたのが大江航である。

バスケットボールをメインとして昔から取り組んできた。

中学校、高校ではキャプテンとしてチームをまとめた。


サッカーもこなすし、野球やその他の球技、水泳や器械体操などそつなくできる。

学校の授業の美術では通知表も高い数字を取っており、勉強も普通にできる。

身長も高く、シンプルなものを好む服装もオシャレである。


非のうちどころがない、と言えば当てはまるのだろうか。


しかし、彼は飢えている部分があった。

なんでもそつなくこなすことができるのは、ただ単に“器用貧乏”なだけではないか。

「普通」という表現で収まりたくない、凡人とは言われたくない。

そう考えてしまうことが真面目である、と言えなくもないが

そんな自分と戦いながら、彼はチャレンジをしていた。


中学時代から通っていた美容院では、美容師に対してこう注文したらしい。


「ロベルト・バッジオのような髪型にしてほしい」


美容師はさぞ困惑したことだろう。

ロベルト・バッジオはイタリア人である。直毛ならまだしもそうではない。

また髪を後ろでくくっており、世界のサッカー界でも独特な髪型をしている。


美容師はこう言ったそうだ。

「髪質が違います」

そりゃそうだろう。


時は過ぎ、浪人時代には煩悩を断ち切り勉強に集中するために、頭を丸めたのだった。

しかし、その丸め方がそれまでの大江からは想像できない

お洒落な風合いにかけるものだったため(自分への戒めもあったと思うが)、

まわりかた大層いじられることになった。


その他にも、ヒッチハイクを繰り返して遠くまで行ったこともあるし、

橋本遼平とヨーロッパへ行ったときは、現地の人に橋本は日本語でなにか言われたのだが

大江は中国語でなにかを言われたようだ。

石川の結婚式二次会では、AKB48のDVDをビンゴで引き当てた。テレビが無いのに、だ。


大江航という男を見ていると思う。

“真面目な性格”が個性になる、そんなことがあるということを。


彼は普通に生きていれば、普通の人生、流れからそれない道を歩いていく。

もしかしたら勘違いかもしれないが、なんとなくそういう道を辿るような気がする。

そして、彼自身は“普通の道”を自ら“それる”努力をしているように見える。

それが結果的に彼の魅力になっているように見受けられる。


大江が受験勉強で見せた姿はストイック以外の表現ではあらわせることができない。

朝から晩まで夜通し勉強をしていた。遊ぶ場にもあまり顔を出さず、

まわりの人間が心配するほど根を詰めて、集中していた。


そして見事に結果を出した。


昔から何でもそつなくこなしてきた“器用貧乏”なところがある彼だが、随所で

人に真似できないような努力をし、人が真似することができないような成果をあげることがある。

それはきっと「自分はやればできる」ということを知っていることと、

「やらないと普通のところで終わってしまう」というように思っているのかもしれない。


真面目で素朴で温厚。

彼のまわりにはいつも人が集まる。今も昔も変わらない。

それは人づきあいに関しては不器用で、“それなりの付き合い”では終わらせない

彼の性格を表していると思う。


“普通”を嫌い、そこから遠ざかるべく様々な経験と血の滲むような努力を

繰り返してきた彼はいつの間にか“普通”という枠を超えてしまい、

あらゆることが高水準である。


総じて「普通」であることには変わらないのだが、

「普通」であることが難しいこの世の中であれば、もはや「普通」である自体

異質であり、とてつもなく個性的なのかもしれない。


大江航は「普通」と「個性」をあわせもつ。

ハイブリッドな男である。


☆PERSONAL DATA ―――――――――――――――――――――


主なポジション

CB、SB、FIXO、PIVO

ニックネーム

おおえ、おおえちゃん

別名

エル・マタドール

入団時期

2003年

好きなチーム

清SHOW

好きなサッカー選手

エディ・ジョーンズ(元レイカーズ)

試合前にテンションを高める曲は

はじまりの合図(ケツメイシ)

メンバーに勧めたい映画は

フェイク

好きな女性のタイプは

笑顔のイイ人

★HISTORY ―――――――――――――――――――――――――


大江、橋本遼、石川の3人は幼い頃から同じマンションで過ごし、成人を迎えても

その縁は切れることは無かった。マンションでサッカーをするときは“清SHOW”と

名づけたチームで活動していたが、それはそのままFC☆蹴に引き継がれた。

背番号42はNBAのスタックハウスをモチーフにしているという。


☆RECOMMEND ―――――――――――――――――――――――


彼には昔憧れていた。

そう、中学時代だ。いち早く美容室に通いだしたから。

ジーンズや靴もオシャレで。カリスマだったよ。

中学のときは。


#18 YUSUKE ISHIKAWA


★PLAY STYLE ―――――――――――――――――――――――


各身体能力のバランスが取れており、得点能力に非常に優れたプレーヤー。

長身で手足のリーチも長いため、相手よりワンテンポ先にボールに到達することが可能。

ヘディングの打点も高く、お盆に5得点宣言をして臨んだフットサルでは8得点を叩き込んだ。

しかし、彼の何よりの持ち味は長年のバスケットボール経験で培った、その守備能力。

フットワークを駆使したマンツーマンのマークとポジショニング、スクリーンアウトにも近い

接触プレーも厭わない。スタミナも豊富で相手は彼を振り切るためには相当な苦労をする。


☆MEMBER'S VOICE ―――――――――――――――――――――


石川の意見同様。かっこよかった、もう昔の話だけどね。

 (【へアースタイル】 #21 橋本 遼平)

年に一回ぐらいしか見ないけどあのセンスには驚かされます

 (【ゴール嗅覚】 #22 中山 眞徳)

そのうちうまくいきますよ。大江さん頑張ってるから。

 (【メンタリティ】 #14 武中 硬太)


★TITLE ――――――――――――――――――――――――――


オレ★チャン2012 【ディフェンス】 3位
オレ★チャン2012 【ヘアースタイル】 3位


☆SIDE STORY ―――――――――――――――――――――――


アパレル関係で働く女性も認めるファッションセンス


手足が長く、身長も昔から高いためスタイル良く見える。さらにファッションのセンスも

良いため、ジーンズやスウェットといった定番のものから革ジャンなど着こなしが難しそうな

ものまでさらっと着こなしてしまう。そのセンスはアパレル関係で働く浅田も認めたほど。


部屋にテレビなし、仙人のような達観した男


大江の部屋にはテレビが置いていないという。それも結構昔から。本人曰く「見る時間が無いから」

とのことだが、もともと読書家であり、平日はバリバリ働き、休みの日にはサーフィンに没頭する

彼ならそうかもしれない。しかし橋本曰く話題についてこれないから面白くないとのこと。


テレビゲームでは、決まったキャラクターを使うのがポリシーである


大江航はテレビゲームをするときに使うキャラクターにこだわる。通称ダンジョンではアルダン、

通称ドカポンではシーフ、通称ポイポイでは金髪のやつ、そしてドラクエ5ではビアンカを嫁に選ぶ。

しかし小学生時代、上級生にからまれて抵抗する大江がバルログのような構えをしたときは驚いた。


★CONNECTION ―――――――――――――――――――――――

大江航×橋本遼平


オレ★チャンで「男前」「ファッション」等で票を集める橋本遼平がセンスが良いと認めて

いるのがこの大江航である。しかし、それは大江がジーンズでお洒落にサッカーしている頃で

頭を丸めたあたりから、その印象は大きく変わってしまったそうだ。まことに残念である。


大江航×中井祐貴


中学時代、バスケットボール部でともに汗を流した仲間。当時キャプテンだった大江は

チームが分裂するような形になった際に中井が離れていったのは残念だったと語った。

不器用で努力の天才大江と器用で真の天才中井という対象的なふたりという印象がある。


大江航×玉井隼人


玉井隼人が本気で鬼ごっこで追い掛け回したと言えば、その相手は大江航だろう。

小学生時代、玉井は鬼ごっこ中に「ぬおお、許さん!大江航!」と言いながら

大江を追いかけたことがあった。あの毎日の本気具合も今では良い思い出である。


背番号39 川尻 俊 【アイランド・ボルケーノ】

KERIMONO/NO.39

YUN AWASHIRI

川尻 俊



きな選手はロベルト・バッジオ。誰もが知っているファンタジスタだ。

しかし、こう言い張る彼の外見はロベルト・バッジオというより、

コロンビアのスーパースター、カルロス・バルデラマだった。


少し伸ばした髪にパーマをあて、その髪の色は金に近い茶色。

その髪の毛はピッチのうえで彼が躍動する度に、暴れ回る。


ゴールに向かってドリブルで突進する姿は、まるで獲物を狩る

ライオンのようなにも見えた。


しかしその中身は、幼い頃から島で育ったのんびりした青年。

川尻俊、FC☆蹴の獅子王とは彼のことだ。



月火水木金土日、フットサル


ットサルのプレー時間が一時期一番多かったのは彼だったのではないか。

FC☆蹴がまだ平日の夜にも活動していたとき、そして大学の講義でフットサルがあったとき、

よく対戦をしていて川尻も所属していたティフォージが活動していたとき。


この時期はほぼ毎日のように川尻はフットサルをしていたような気がする。


家に帰ればウイニングイレブンをし、壁にかけている

ロベルト・バッジオのユニフォームを眺める(実際にフットサルでも着ていたが)。

FC☆蹴のメンバーには他のチームと比べても遜色のないほど

サッカー好きなメンバーが多いのが特徴だ。

天王寺谷や廣狩は海外サッカー選手のフルネーム古今東西で盛り上がるし、

大橋はヨーロッパ各国に試合を観に行く、橋本大希も高校サッカーから

Jリーグにかけての知識が非常に豊富。


そんなメンバーと比べても決してひけをとらないほど、川尻も

非常にサッカーを愛していた。


瀬戸内の島出身で、その島でサッカーをはじめた彼は、高校では

広島県内で有数のサッカーの強豪校に進んでいる。

ここは現在の日本代表選手も出身者がいるほどだ。

その高校には毎日フェリーを経由して通っていたという。

つまり“フェリー通学”だ。


そして大学進学にあたり関西に進出する。大学で入ったのは

校内でも名前が知れ渡っている強豪サッカーサークル。

そこで運命の出会いを果たす。そう、籔内元貴だ。

出身こそ広島ではないが籔内も高校時代を広島で過ごしており、

そういう意味では同郷とも呼べなくはない存在。


サッカーサークルでは想像以上に選手たちのレベルが高く、

また雰囲気としても合わない、そんな中で籔内と川尻はサッカーに

楽しみを見出せなくなっていった。と言うと大袈裟かもしれないが

そんなタイミングでFC☆蹴を知った彼等は、結果的にサークルを辞めて

FC☆蹴に加入することを決めた。


川尻がFC☆蹴に入ることになったのは、2003年の春頃である。

そして、その時期にFC☆蹴はフットワンというリーグ戦に参戦することが

決まっていた。彼が加入するタイミングでは、既にリーグがスタートしていたため

試合に参加することはできなかったが、それでも見学に来てくれた。

ポートアイランドで行われた仁王戦も彼は見学に来てくれている。


結成時のメンバーがいて、その後に籔内や松本といった二期目のメンバーの加入があり、

川尻の加入はそのちょっと後となる。ユニフォームを作るとき、背番号は39を選んだ。

彼にその番号の理由を尋ねると、「サンキューじゃけえ」と言っていたような気がする。

それでこそ、自然豊富な環境の良い島で育った青年。

言葉で表すのが難しいが、この感じが川尻俊なのだ。


喋り方はいつも穏やかで、人を悪く言ったり悪態をついたりすることはほとんどない。

丁寧な性格で、付き合いが長くなってもメンバーを「くん」付けで呼ぶことも止めなかった。

極端なびびりでもないし気が小さい訳でもないが、よく悩み、よく眠れなくなった。

東京に出てからは新聞の勧誘が怖いということも言っていた。

なんせ心根の優しい人間である。


その人間性にチームのメンバーからは非常に好かれており、

米本や木村純矢とも仲が良く、橋本遼平や石川とは埼玉まで格闘技を見に行き、

廣狩や卜部、北田など、どのメンバーともバランス良く接していたような気がする。


唯一、玉井隼人に対しては大ゲームのウォーミングアップ時に間近で

思い切りシュートを放ち、それが玉井の顔面に直撃。

そのまま倒れこむというハプニングこそあった。

もちろんわざとではなく、笑い話だが。


東京に出てから長いが、彼は都会に染まりきらない。

話し言葉は今も方言まじりで、話し口調も変わらない。

今も彼と話していると、学生当時のままの雰囲気が味わえる。


都会を恐れながらも、一生懸命頑張っている。

都会に染まることなく都会で生き続けるのは、難しいことかもしれない。


自分の故郷を忘れず、まわりに流されない彼は、

優しいだけでなく、実は芯が非常に強い男なのかもしれない。


☆PERSONAL DATA ―――――――――――――――――――――


主なポジション

CB、FW、FIXO、PIVO

ニックネーム

シュン

別名

アイランド・ボルケーノ

入団時期

2003年

好きなチーム

サンフレッチェ広島

好きなサッカー選手

R・バッジオ

試合前にテンションを高める曲は

alone in my room

メンバーに勧めたい映画は

プラダを着た悪魔

好きな女性のタイプは

笑う子

★HISTORY ―――――――――――――――――――――――――


大学のサッカーサークルでともにプレーをしていた籔内元貴の誘いでFC☆蹴の

中野南公園でのサッカーに参加したことがキッカケでチームに加入。参加初日から

びっくりドンキーで自身の悲劇的なエピソードを披露した川尻とFC☆蹴メンバーの

波長は、その時点で既にガッチリ合っていた。広島の離島出身。


☆RECOMMEND ―――――――――――――――――――――――


パワープレーヤー。彼が前線にいる時は、僕は彼の頭しか狙わない。

だって彼に空中戦で勝てるやつなんていないんだもん。
わ○るがぴ○ん。
足下も繊細でキーパーを抜くこともできる。僕がもっていないものを
彼はすべて持っている。高さ、パンチ力、テクニック。
私生活に憧れるやつはいないと思う、いや、いない。
また彼とプレーできる日を心待ちにしているよ。


#20 GENKI YABUUCHI


★PLAY STYLE ―――――――――――――――――――――――


数多くの項目において高い能力を誇る万能型プレーヤー。ピッチの後方にポジションをとれば、

屈強なフィジカル、持ち味のパスセンスを活かしゲームコントロールを。前方にポジションを

とるときは強烈なキック力、ドリブルテクニックを駆使し、相手ディフェンスを恐怖に陥れる。

放つシュートは閃光のようにネットに突き刺すか、大きく枠の外に外れるかといった弾丸シューター。

心身ともにコンディションが良ければ対戦相手のゴールキーパーすらもドリブルで

抜き去ってしまうほどの躍動感があり、相手からするとまさに“嵐”のように脅威である。


☆MEMBER'S VOICE ―――――――――――――――――――――


目をつぶれば枠を外れたシュートがハーバーのコートの壁にめり込む音が今も聞こえます

 (【シュート破壊力】 #2 浅田 早織)

「幸行こうっ」て笑った顔が忘れられない。結局行かんかったけどね。

 (【スマイル】 #21 橋本 遼平)

ライオン

 (【ヘアースタイル】 #32 米本 謙介)


★TITLE ――――――――――――――――――――――――――


オレ★チャン2011 【シュート破壊力】 2位
オレ★チャン2011 【ヘディング】 2位
オレ★チャン2011 【メンタリティ】 4位
オレ★チャン2012 【シュート破壊力】 2

オレ★チャン2012 【ヘアースタイル】 3位

オレ★チャン2012 【トークスキル】 4位

オレ★チャン2012 【スマイル】 2位

☆SIDE STORY ―――――――――――――――――――――――


カラオケでの選曲は、まわりとは少し違う


FC☆蹴メンバーのほとんどがまだ学生だった頃はカラオケにも頻繁に行っていた頃だ。

その中で川尻の選曲は少し人と違う。島倉千代子「人生いろいろ」the虎舞龍「ロード」など。

久々に行ったカラオケでは全員の前で悲しい曲を熱唱。どれも聴き入ってしまうから不思議。


自称潔癖症だが、住んでいる部屋は・・・


川尻は学生時代独り暮らしをしていたため、FC☆蹴メンバーが遊びに行くことも多かった。

彼自身寝る場所は綺麗にしたい、とのことだが、寝る場所以外は恐ろしいことになっている。

箸の置き場所がカーペットの下だったり、炊飯器が風呂に置いてあったり。


愛用しているブランドはヒュンメルである


普段はスウェット姿で行動しておりそれほど服装にこだわりがあるようには見えなかった

川尻だが、フットサルアイテムにはこだわりがあり、結構なアイテムをヒュンメルで

揃えていたようだ。また、ヒュンメルではないが地元愛からかサンフレッチェ広島ユニも所有。


★CONNECTION ―――――――――――――――――――――――

川尻俊×籔内元貴


FC☆蹴に川尻を連れてきたのは籔内であり、広島から神戸の大学にやってきたという

似たような境遇で仲良くなった。籔内は川尻と話すときは広島弁になるというところが面白い。

川尻の家によく籔内が遊びに行き、ウイニングイレブンをしたり女子の話をしていた。


川尻俊×橋本遼平


橋本が総合格闘技PRIDEを愛していたことは周知の事実だが、その熱に冒された人間が

ふたりいる。それが石川と川尻だ。特に川尻は格闘技自体もそれほど詳しくなかったのに

埼玉まで興行を見に行くことになった。そしてちゃっかりグッズも購入したのだ。


川尻俊×石川雄介


大学が同じで授業をともに出ることもあった。しかし需要は聞かず女子の話ばかりしていた。

就職活動中に偶然同じグループで面接を受けることになり、川尻が副キャプテンをやっています

と言ったことで石川は面接中に噴出しそうに。東京に行った際、川尻は家に泊めてくれた。汚いけど。


背番号33 藤本 拓麻 【侍ストッパー】

KERIMONO/NO.33

AKUMA UJIMOTO

藤本 拓麻



織には若い力が必要不可欠だ。

この若い力とは組織にとって刺激になり、そして動く活力になる。


FC☆蹴メンバー最年少だった松下勇もこのたび良い感じに

年齢を重ねたタイミングでFC☆蹴は若い力に目をつけることになった。

それが藤本拓麻だ。



最年少ながら、侍のような落ち着きを持った新卒


半のメンバーが同じ年齢であるFC☆蹴だが、

そのメンバーたちとは年齢が6個も7個も離れている。

すなわち年齢の近いメンバーはチームにはいない。


大袈裟に聞こえるかもしれないが、そんな世代の異なる藤本に

今後のFC☆蹴の命運がかかっていると言えなくもない。


藤本拓麻は昔から生粋のサッカー少年だった。

関西出身で幼い頃にサッカーをはじめ、

高校では単身山梨県の学校に行った。

この高校で、彼の学年がサッカー部一期生だったようである。

藤本が卒業してからしばらく後に、この高校が全国優勝をしているところを見ると

彼が在籍している時分から、高いレベルでプレーしていたことが窺える。


そんなサッカー留学を経験した彼も高校を卒業すると、

関西に戻りたいという気持ちが芽生えたようだ。

希望通り関西の大学に進学し、サッカーは体育会系の部活動として続けている。

FC☆蹴の中で、大学の体育会系サッカー部に所属していたのは

恐らくキング古本ぐらいである。


余談だが、大学進学にあたって自分が進む学校を選ぶ訳だが

青春時代をサッカーに捧げ、かつ関西から離れた山梨県に長くいたせいか、

関西方面にどんな大学があるかわからなかったという話だ。

結局いまいちわからずに、入れる大学に入ったとも言っていたが、

これはあくまで冗談だろう。

ただ、割とのんびりした彼ならあり得ない話ではないかもしれないと思ってしまう。


いずれにせよ、結果的に入った大学では良い仲間に恵まれて

体育会系のサッカー生活はここで終わりを迎えることになる。

小学校から大学まで、そんなサッカーをバリバリでやってきた藤本を

FC☆蹴が迎えることになる。


藤本とFC☆蹴の出会いは偶然と言ってしまえば偶然である。

しかし、藤本がFC☆蹴のキャプテン石川に知り合った以上、

そこで勧誘を受けたのは必然であったのだと思う。


勧誘を受けるにあたって、もちろんサッカーの実力は申し分ない。

これまでメインでやってきたポジションはセンターバックだが、

足元の技術にも長けており、短いパスの精度も高く視野の広さをも持っているため

助っ人として参加していた頃から、フットサルにもすんなりフィットした。

献身的なプレーも得意で、まわりのメンバーからは一緒にプレーしやすいと評価が高く、

杉本からもそのプレーを絶賛されたほどである。


しかし、サッカーの実力以上にチームへの勧誘を急がせたのは

他でもない、藤本拓麻の人間性だった。


もちろん、会社の先輩後輩という関係性を考えるとある程度は

当たり前のことなのかもしれないが、それを抜きに考えても

藤本の礼儀の正しさ、受け答えの丁寧さ、謙虚な姿勢、自己犠牲の精神は素晴らしく、

それだけでなく橋本大希や松下勇が持っている後輩特有の人懐っこさも持ち合わせている。

話を聞いてるようで実はヘラヘラしているだけで聞いていない、そんな一面もあるが

それもご愛嬌である。


いじられてナンボといったFC☆蹴の文化の中で、真面目な性格で上手くやっていけるか

というところが少し心配されていたが、加入してすぐに「新卒」「ドングリ」「イガグリ」といった

愛称でいじられている彼を見ると、杞憂だったようだ。


チームに年齢の離れたメンバーが入るということは大きなメリットと同時に

同年代のノリだけで片付けてはいけないことになる、つまり気を遣うことになる。

そして、チームに入る当人からすると、年齢の離れたメンバーばかりの集団に

飛び込むということは相当な気を遣うことになるだろう。


それでもチーム加入を決めてくれた藤本。


ひとつふたつではない年齢の差を飛び越えてきてくれた彼に対し、

気兼ねせずに心の底から楽しめる、つまり同年代と同じように

チームに溶け込める環境を作るのは、キャプテンをはじめとした

ひとまわりも年の離れたメンバーたちの使命でもあると思う。


今後、FC☆蹴が藤本のような若い力を取り入れて行くのかはわからない。

彼が加入したという経験が、ひとつのモデルケースとなる可能性はある。


しかし、それ以上に、藤本拓麻という男が今後のFC☆蹴を引っ張る

若き原動力になってくれることを願ってやまない。


☆PERSONAL DATA ―――――――――――――――――――――


主なポジション

CB、FIXO

ニックネーム

ふじもん、じゅんご、新卒

別名

侍ストッパー

入団時期

2013年

好きなチーム

ヴァンフォーレ甲府

好きなサッカー選手

ジョン・テリー

試合前にテンションを高める曲は

終わりなき旅

メンバーに勧めたい映画は

タミーナル

好きな女性のタイプは

ゆるふわっな人

★HISTORY ―――――――――――――――――――――――――


キャプテンの職場のお手伝いに来てくれた縁で知り合い、サッカー経験値は抜群に

あったため、助っ人で参加してもらうこととなった。近頃の若者は、とぼやく

年頃にさしかかってきたFC☆蹴メンバーも彼の礼儀正しさに感心し、チームに

正式加入することとなった。現在チーム最年少メンバーである。


☆RECOMMEND ―――――――――――――――――――――――


自分と同じ時期にFC☆蹴に入った貴重な存在。

基本的に謙虚な姿勢の彼だが、若さ溢れるパワーで

これからのFC☆蹴を盛り上げて行こうという情熱もあわせもつ。

いじられ役もこなせるのでまさにオールラウンドプレーヤーである。


#28 SUSUMU YAMAMOTO


★PLAY STYLE ―――――――――――――――――――――――


相手と向かいあってボールを奪う刹那の静かながらも迫力のある様子は圧巻であり、

それは侍の真剣勝負を思わせるほどだ。知識と経験値からポジショニングにも優れ、

個人戦、組織的な守備の両方に絶対の安定感と自信を持っている。

ピッチを俯瞰して見ることができる広い視野も持っているので、タイミングを見計らっての

前線への飛び出しとワンツーでフィニッシュまで持っていく。ボディバランス、空中戦、

パスセンスに加え、楔でのプレイも習得し、チームの新時代を牽引していくだろう。


☆MEMBER'S VOICE ―――――――――――――――――――――


どんぐりみたーい。素朴。

 (【癒し系】 #14 武中 硬太)

全体的な基礎能力がしっかりしている所

 (【ボディバランス】 #44 松下 勇)

いつも笑顔、お手本のようなスマイル。でも話聞いてないのに笑ってることも。

 (【スマイル】 #18 石川 雄介)


☆SIDE STORY ―――――――――――――――――――――――


趣味は囲碁、読書。すなわち侍。


チーム最年少、他のメンバーとひとまわり違う訳だが、落ち着きでいうとチームトップクラス。

それもそのはず、趣味は囲碁と読書であり、まるでバカボンドに登場しそうな人間である。

オシャレ番長でテーマが袴であれば、優勝候補筆頭である。イメージで。


関西→山梨→関西というジャーニーボーイ


少し変わった経歴を持っている。関西出身でありながら山梨県の高校に進んでいる。

サッカー部第一期生として活躍した後、進学をしようとした際、関西に帰りたいが

関西にどんな学校があるかわからず、入れるところに入った。真相はいかに、的な。


見た目は素朴、真面目だがいじられ上手でもある


会社に入社間もなくして髪型がいがぐりみたいだと言われたことがある。FC☆蹴に加入して

間もなく頭がどんぐりみたいだと言われる。真面目なのに。BBQに行くと子供に水鉄砲を

かけられる。名前があるのに新卒と呼ばれる。素朴なのに。ポテンシャルの高さをうかがわせる。


★CONNECTION ―――――――――――――――――――――――

藤本拓麻×山本晋


同時期にチームに入ったメンバーは仲良くもなるし、ライバルにもなる。このふたりは年齢は

大きく異なるが同期入団としてお互いを尊重している。実は誕生日が近く、ユニフォーム授与式と

誕生日パーティを同時開催した縁がある。藤本は酔うと赤どんぐりになる。


藤本拓麻×石川雄介


会社の後輩になる藤本を即座にFC☆蹴にスカウトした石川。メンバーの勧誘に関しては慎重(?)

な石川だが、藤本に関しては今この場で誘っておかなくてはならないと「ビビビ」と来たという。

石川にとってお気に入りの後輩だが、まわりからはパワハラではないのかと心配の声も。


藤本拓麻×武中硬太


藤本と初対面で武中はどんぐり、もしくはいがぐりのようだと感じたようだ。藤本の謙虚さを

武中も認めているようでメンバー加入時もすんなりと賛成の意を示した。武中の職業が

ひよこのオスメスを見分ける仕事だとホープ軒で聞いた藤本はしばらく笑いが止まらなかった。


背番号32 米本 謙介 【FC☆蹴のコントロールタワー】

KERIMONO/NO.32

ENSUKE ONEMOTO

米本 謙介



段はあまり口を開かず、

また、割と気ままにフットサルに参加している、そんな印象の米本謙介。

しかし、時折見せる笑顔はいたずら好きの子供のような屈託の無いものである。


普段はメールの返信が無かったり、あっても素っ気の無いことが多いので、

あまりチームのことも興味が無いのかとも思っていたが、

時にチームに対して、熱い気持ちを打ち明けることもある。

BBQ等のチームの集まりには、できるだけ参加をしようとしてくれる。


なかなか掴みどころの無い米本。

旧友にも話を聞いてみた。



寡黙で素っ気無いように見えるが、実は


本を語るうえで、欠かせない男。それが古本智大だ。

米本と古本は幼い頃からの付き合いであり、高校も同じ学校に進み、もちろん

サッカーも一緒にやり続けた。昔から家に遊びに行き、

お互いの家族も知るような言うならば幼馴染だ。


そんな古本に米本について聞いてみた。

するとこんな返答があった。


・大人しいが自分を持っている。

・少し頑固なほど、やると決めたものはやる。


このあたりは米本らしいと言えば、米本らしい。口数が少なく職人気質なところもある。

古本の返答はさらに続いた。


・高い声で笑う。


確かに。素っ気無いところもあるが笑うときは高い声で豪快に笑う米本。

そして、米本と言えば、咄嗟の“振り”にも冷静に対応できる精神力も持っている。


自身の結婚式では、友人の歌う嵐の名曲を突然歌うように言われたが、

すぐさま歌の途中から対応した。

そして、石川の結婚式二次会では古本による乾杯の挨拶時の

無茶振り(腹話術の人形役)を見事に対応してみせた。


ピッチ上でも動揺しているシーンは見たことが無いほどだが、

それはピッチを離れても同じのようである。


しかし古本が言うにはこんなこともあったようだ。


中学の英語の授業の時間。

「I play tennis」

を教師から日本語に訳すように言われた米本は思わず、

「わたしは、テニスを、しゅる」

を答えたらしい。

これには古本は相当萌えたとのことだ。


中学、高校と同じ学校に通っていた竹永にも米本について聞いてみた。


・人懐っこいイメージ

・まわりをよく見ている

・派手にワイワイはしないけど、楽しそうにしている

・米本のことを嫌いな人は見たことがない


長い付き合いもあって、さすがに竹永も米本をよく見ているという印象を受けた。


そうなのである。

米本は、自分から騒いだり、なにかをしたりということはしないが

皆が集まる場所には、積極的に参加するし、

そのために子供をしっかり寝かしつけたり、家族の了承をとって一緒に来たり、と
一生懸命になってくれるのだ。

石川の結婚式の余興のダンスをFC☆蹴メンバーでやろうとしたときに

リーダーの廣狩が米本はやらないだろうと思っていたら、自らやると

名乗り出てくれて驚いたというエピソードもある。


口数が少なく、連絡等も素っ気無いときがあるので、

たまに誤解されることもあるが、籔内や川尻、松本といった地元以外から

FC☆蹴に加入したメンバーにも早いうちから親しく接していくような

優しい部分も持っている。


最後に中学時代、鉄壁の守備を互いに築いていた武田にも

サッカーに関しての米本の話を聞いてみた。


居るのと居ないのとでは、本当にチームががらっと変わってしまうほどの

存在感を持ったプレーヤー

こんな評価が返ってきた。


まさしく、FC☆蹴というチームは米本というプレーヤーが後ろにいるのといないのでは

本当に別のチームのようになるのである。

後ろに米本がいることで、他のプレーヤーは安心して自分のプレーに集中できる。


ミスをしてもカバーしてくれるから。

自分のほしいところにボールを出してくれるから。

そして、相手の攻撃を跳ね返してくれるから。


一家でも、チームでも大黒柱、コントロールタワーである米本。


ぶれず、倒れず。

大きな大きな不動の柱である。


☆PERSONAL DATA ―――――――――――――――――――――


主なポジション

CMF、CB、FIXO

ニックネーム

よねも、ぱぱも

別名

FC☆蹴のコントロールタワー

入団時期

2003年

好きなチーム


好きなサッカー選手

ファンバステン

試合前にテンションを高める曲は


メンバーに勧めたい映画は


好きな女性のタイプは



★HISTORY ―――――――――――――――――――――――――


FC☆蹴がかつて栄公園をホームグラウンドにし始めた頃、米本と出会うことになる。

中学時代は顔見知り程度の仲だった米本と石川だが、米本の実力は野球部だった石川

まで伝わっていたため、すぐにFC☆蹴に勧誘をした。得点源の卜部、相手の攻撃を

ほとんど封鎖してしまう米本。初期のチームを支えたのは間違いなくこのふたりだ。


☆RECOMMEND ―――――――――――――――――――――――


彼はスーパーでバイトをしていた。
商品が無くなるとすかさず品出しをし、かつ、

お客さんの進路を妨害することはない。
ボールをキープし、敵を引きつけ、味方の前にスペースを作る。
そして、ボールを供給する。
彼はスーパーでバイトをしていた。


#23 NOBUSUKE TAKENAGA


★PLAY STYLE ―――――――――――――――――――――――


後方からゲームを支配する文字通り“舵取り役”。類稀な視野の広さと

狙ったところに正確かつ迅速にパスを供給する技術、抜群のボディコントロールで

ボールの被奪取率も非常に低い。自身がボールを運んで攻めあがることも可能な、

欠点の無いゲームメーカー。その攻撃力が普段はあまりピックアップされないのは、

それにも増してディフェンスでの貢献度が高過ぎるからである。彼にマークをされた

相手はそれだけで戦意喪失になりかねない。言うまでも無く空中戦も強い。


☆MEMBER'S VOICE ―――――――――――――――――――――


俺が動き出した時見てくれる、欲しいときくれる。一番イメージが共有しやすいかな。

 (【パスセンス】 #20 籔内 元貴)

足の長さが違って懐が深いです

 (【ディフェンス】 #39 川尻 俊)

とれへん

 (【ボディバランス】 #4 廣狩 拓也)


★TITLE ――――――――――――――――――――――――――


オレ★チャン2011 【パスセンス】 2位
オレ★チャン2011 【ボディバランス】 2位
オレ★チャン2011 【ディフェンス】 1位
オレ★チャン2012 【シュート破壊力】 4

オレ★チャン2012 【ドリブルスキル】 5位

オレ★チャン2012 【パスセンス】 4位

オレ★チャン2012 【ドリブルスキル】 5位

オレ★チャン2012 【ヘディング】 4位

オレ★チャン2012 【ディフェンス】 1位

☆SIDE STORY ―――――――――――――――――――――――


物持ちの良さが一流の証


米本は中学時代のサッカー部のジャージを今も愛用しているとのことだ。そして、

今後も生涯に渡り、愛用することだろう。ユベントスのユニフォームも、イングランドも

彼のトレードマーク。イチローしかり、道具を大事にするプレーヤーは一流である。


ウイニングイレブンはじめサッカーゲーム最強説


こう見えてサッカーゲームが大好きな米本。巷ではウイニングイレブン最強説が

囁かれている。実際に対戦した者に聞くと、ゲームの中でも前に米本に立ちはだかれている

ようなそんな錯覚に陥るらしい。サッカーではないが『ワギャンランド』にもはまったらしい。


父親にしたいランキング第1位最有力候補


米本のいない所で奥さんに聞いても父親としての評価の高かった米本。夜出かける際には

子供を寝かしつけてから外出する米本。BBQのときも手が空いた時間は子供につきっきりな

パパ本。オレ★チャンで父親ランキングがあれば、彼がチャンピオン。。。かもしれない。


★CONNECTION ―――――――――――――――――――――――

米本謙介×古本智大


いわゆる幼馴染である。幼い頃から一緒にサッカーをしてきた仲間であり、小学校・中学校、

そして高校でもチームメートだった。家族ぐるみの関係でもあり、古本が米本の家に遊びに

行き「お邪魔します」と言うと米本母に「邪魔するなら帰って」と言われたこともある粋な関係。


米本謙介×武田博行


武田博行が「恵まれていた」という中学校時代のチームメートのひとりであり、守備の要として

互いにチームを支えたふたり。プロ入り後も米本は武田の活躍を期待し、注目しており

万博競技場では試合終了後に「武田Tシャツ」を手に、PR活動を行っていた。泣かせる話である。


米本謙介×川尻俊


チーム結成の序盤の方から意外にも仲が良いのがこのふたり。試合中ピッチの後方で

コンビを組むことも多かったがよくふたりで会話している姿が見られた。「シュン君」と呼びながら

いじる米本に対して、川尻が「米本君」と呼びながら対応しているのが懐かしい。


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