読者の方からメッセージをいただきました。

内容はこちら
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私は相見積が当然の業界にいて、不動産業界の相見積りは失礼というマナーがあることを知りませんでした。
どこまで(WEBで問合せて詳細情報もらった、内見させてもらった、等)したら、不動産屋さんの変更不可でしょうか?

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とのことです。

メッセージありがとうございます♬


私なりの考えを書いていきますね。


そこら中にお店を構えてる不動産屋さんは「不動産仲介」です。

「不動産仲介」とは、「売りたい人」と「買いたい人」をつなげるお仕事。

結婚相談所の不動産バージョンみたいな感じ。

とはいえ、私が結婚相談所を利用したことがないので(笑)詳しいことは分かりませんが、不動産仲介に於いては料金(仲介手数料)の上限が決まってます。


契約金額が400万円以上の売買を成立させたとき、

売買価格 X 3% + 6万円 の消費税



3000万円のおうちを買った場合

96万円の消費税

が仲介手数料となります。

これ以上もらうことはできません。

安くする分にはOK。


で、

新築一戸建てのおうちを買ったときの主な諸費用を羅列します。


①収入印紙
→郵便局 (契約書に貼付)

②固定資産税の日割り精算
→売主さん (引渡日で金額が変わる)

③表示登記費用
→土地家屋調査士 (売主さん指定)

④登記費用
→司法書士 (売主さん指定)

⑤ 保証料・事務手数料・印紙代
→銀行 (融資を受ける銀行次第)

⑥ 火災保険
→保険屋さん (お客さんが選べる)

⑦網戸などの追加工事
→オプション業者 (お客さんが選べる)

⑧仲介手数料
→不動産屋さん (上限は決まってる)


主な諸費用はこんな感じ。



そもそもなのですが、
不動産屋さんが金額を決めれる項目は、

⑧の仲介手数料のみ

それ以外の金額は手出しできません。


なので、「見積書」という概念が私にはありません。

資金計画書を作成して、

このおうちを買ったら、これぐらいの費用がかかります。

と、各項目を説明してお渡しするだけ。


この資金計画書を持って、よその不動産屋さんに行ってもらっても全然構いません。

だって、よその不動産屋さんで買っても、かかる費用は同じですから。


比較対象は仲介手数料だけ。


それ以外には、

どこの金融機関を紹介するか?
どんな火災保険を提案するか?
オプション工事をちゃんと提案できるか?

などのサービスの部分ぐらいですかね?

不動産屋さんの違いって。

でも、決めるのはお客さんだから、あくまでも提案。



なので、

相見積もりというか、不動産屋さんを比較することに対してマナー違反とは思いません。




また、

スーモなどで問い合わせいただき、たくさんのおうちを案内して、よその不動産屋さんで買う。

なんてお客さんはいます。



私だってそんなことされたら、

悔しいし、文句も言いたくなります。


でも、それは私都合の勝手な言い分。



お客さんからすれば「お家を買う」って、人生のターニングポイントですから、気持ちよく買えるところを選ぶのは当然のこと。


私に不手際があったと反省して、次のお客さんを対応していきます。



でも、不動産業界は、未だに古い考えを持ってるところもたくさんあって、


「営業は断られてから勝負だ!家売ってこい!」


なんて怒鳴ってる不動産屋さんもあります。


今は令和ですよ(笑)


そんな不動産屋さんだったら、

相見積もりを取るのはマナー違反だ!

なんて言ってくるんでしょうね(笑)



不動産屋さんは、

購入申込書

を記入するまでは、自由に選んでもらってOKです。



さすがに、購入申込書を書いてから、よその不動産屋さんに行くのはマズイかな・・・


購入申込書は、意思が固まったら書きましょう!

それまでは書いちゃダメですよ♬





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