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上記内容をご理解いただいた上で、読んでいただけると幸甚です。
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<参考>
ちなみに上記記事では、代わりに豆乳を
↓
牛乳に関する驚くべき記述がありましたので、
本日はそちらをご紹介いたします。
本の著者である 山田豊文 氏は、牛乳に対して
完全に否定的な立場を取っています。
本の中で
「ずばり、牛乳を飲むと骨が弱くなるのだ」と
断言しているくらいです。
その根拠としてあげているのは……、
以下、同書P69-79より引用します。
長いですが、是非読んでみてください
ハーバード大学では、78000人ほどの女性を対象に12年間、追跡調査をおこない、乳製品の摂取と骨折の関係を検証している。その結果報告は次のようなものだった。
「骨折は乳製品を摂取するほど多く、大腿骨頸部骨折の増加の危険度は、乳由来のカルシウムに関係している」
同じくアメリカのイェール大学では、こんな研究発表がなされている。
「骨粗鬆症は乳製品や肉をもっとも多く摂取するアメリカ、スウェーデン、フィンランドがもっとも多い」
「1日1000mg以上カルシウムを摂取するアメリカ移民黒人は、296mgしか摂取しない南アフリカ黒人よりも
、大腿骨頸部骨折が9倍多い」
以下、関連する研究報告をあげよう。
「動物性タンパク質をもっとも多く摂取していた女性は、植物性タンパク質を摂取していた女性よりも、骨量の減少と大腿骨頸部骨折のリスクが3.7倍高く、動物性タンパク質の摂取量を減らすことが骨粗鬆症には大切」(アメリカ国立衛生研究所、カリフォルニア大学の研究)
「乳製品の摂取が年齢の低い時期であるほど、高年齢になったときの大腿骨頸部骨折の危険度を増加させる」(シドニー大学・ウエストミード病院の研究)
沖縄の百寿者は牛乳なしでも骨が丈夫
オッズ比というのは、ある事柄の起こりやすさについて2つの条件のもとで比較したものだ。オッズ比が1であれば、どちらの条件でも起こりやすさは同じで、1より大きかったり小さかったりすれば、どちらか片方の条件の場合に起こりやすくなることを意味している。
たとえば、表の一番上には「自立で入浴できない」という項目があり、オッズ比が2.09となっている。こらは、自力で入浴できる人と比べた場合に、自力で入浴できない人では大腿骨頸部骨折のリスクが2.09倍になるということである。
これと同じように、1より大きい項目では、すべて骨折リスクが高まることになる。骨折が原因で寝たきりになるケースはよく知られるが、この表からは、寝たきりが骨折リスクを高めることもわかるだろう。また、糖尿病や脳卒中がリスクを高めていることからは、骨折とメタボとの関連性が改めて実感できる。
そして、やはり気になるのは食生活の項目だ。世間では「骨を強くするためにカルシウムの豊富な牛乳や乳製品をとろう」と散々いわれているにもかかわらず、ヨーグルト、牛乳、チーズの食習慣はすべて、骨折リスクを大幅に高めている。それは、自力で入浴できなかったり、家事がこなせなかったりといった、いわゆるロコモの状態の人のリスクをも上回るほどだ。
また、肉類を週2回程度食べるだけでもリスクが高まっている。この項目など、みなさんの大半があてはまるのではないだろうか?
この事実からは、牛乳や乳製品、肉類が脱灰を促進することで骨粗鬆症を招き、結果として骨折リスクを高めているのではないかと推測できる。脱灰の問題は本当にあなどれないのだ。
一方で、運動習慣のある人や硬いものをよく食べる人(=歯が丈夫な人)は、オッズ比が1より小さい。運動しない人ややわらかいものばかり好んで食べる人に比べて、骨折リスクが低いということである。
-中略-
そして、やや意外なところでは、薬物治療を受けていないということが、表の項目の中でもっとも骨折リスクが低い点に注目したい。逆に言えば、薬を安易に使用していると骨の健康にも悪影響を及ぼすということであり、こんなところからも「クスリのリスク」を痛感させられる。
なかったことにされた「衝撃の結果」
ところで、73ページの表は日本の調査結果であるにもかかわらず、おそらくこれを見たのははじめてだという人のほうが多いのではないだろうか? とくに、牛乳や乳製品が骨折リスクを高めるという「衝撃の結果」が出ているだけに、本来であれば、これらが骨にいいと信じ込んでいる人たちに少しでも早く伝えるべきであろう。
繰り返すようだが、これは欧米からの限定的な情報ではなく、日本国内で高齢の骨折患者を対象におこなわれた大規模調査の結果であり、私たちに直結する非常に重大な情報なのである。
この研究は1996年の学術誌に掲載されたもので、発表されてからすでに15年以上もの月日が経過している。それなのに、テレビでも新聞でも、この調査結果が報じられた形跡は全く見当たらない。
しかも、この論文の結論では、「衝撃の結果」にもかかわらず、牛乳や乳製品に関する骨折リスクについては一言も触れられていないのである。
これほど素晴らしい研究が、なぜ日本で全くといっていいほど表沙汰にならず、高く評価されずにいるのか……。おそらく、これはある種の「アクシデント」だったのではないかと思われる。つまり、研究者らは当初、「牛乳や乳製品の摂取率が多い人ほど骨折リスクが低くなるだろう」と思い込んでいたのだろう。だからこそ、生活習慣の項目に牛乳や乳製品の名前をわざわざ入れたのである。
ところがふたを開けてみれば、牛乳や乳製品を習慣的に摂取する人ほど骨折リスクが高まってしまうという事実を、日本で証明してしまった。思いもかけず「大発見」してしまったわけである。あくまでも私の推測だが、これはまずいと思った御用学者たちは、その事実については言及せず、何事もなかったかのように振る舞ったー。このように、背後で何かの力が働いたとしか考えられない。この論文が掲載された学術誌が、なぜか今では入手できなくなっているのは、はたして単なる偶然だろうか?
日本という国が病みに病み切っていることを痛感せざるをえない。なぜこのような状況がいつまでたってもまかり通っているのか、私には心底理解できない。
如何でしたか?
なかなか衝撃的な内容でしたよね?
これを読めば、骨を強くするために
牛乳や乳製品をとろうとは
思えなくなるはずです。
骨を強くするどころか、その真逆の結果が
数々の調査で明らかにされているとなれば、
むしろ、摂取は控えようと思えるのでは
ないでしょうか?
ちなみに、上記引用にたびたび出てきた
「脱灰」(だっかい)について、
解説しておきます。
血液中のカルシウム量が足りなくなると、骨に貯蔵していた分を引き出してくる。これが「脱灰」だ。
私たちの身体の中にあるカルシウムの99%は、
骨や歯に存在しています。
そして、残りの1%は血液や体液の中に
含まれています。
血液中のカルシウムは、常に一定の濃度に
保たれており、筋肉の収縮や弛緩を
コントロールしたり、情報の伝達に関わるなど、
体内のさまざまな機能に関与しています。
実に重要な働きを担っているのです。
私たちの体内ではこの血中濃度1%を維持する
ために、必要であれば、骨からカルシウムを
溶出させ、血液に補充しています
それが脱灰です。
いやー、人体の不思議ですよね
人間の身体に備わった機能というのは、
どんな精密機械にも及ばないすごさがある
というのがよーく理解できたのではないで
しょうか?
牛乳に関してはさまざまなことが
言われておりますが、
今回取り上げた内容、特に、
最後に紹介されていた1996年の日本の調査に
ついて、私はこれまでまったく知りませんでした。
ここまではっきりとした結果が出ているのに、
一切表に出てこない研究結果……。
世間の闇や利権の力を感じざるをえませんね。
牛乳について、
なかなかスタンスを決められずにいる
という人に、今日の記事が少しでも
お役立ていただけたら嬉しく思います
……
土日は記事を書くのをお休みしています。
皆さま、素敵な週末をお過ごしください
また来週