UFC291 ざっくり見所紹介 | 銀玉戦士のアトリエ

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7月30日(日曜・日本時間)にいよいよUFC291が開催されます。

 

メインイベントは、🇺🇸ダスティン・ポイエーVS🇺🇸ジャスティン・ゲイジーによるBMFタイトルマッチ。実質上はノンタイトルマッチではあるのですが、何度もファイトオブザナイトを獲得している両選手だけにこれは間違いなく噛み合うよな‼️ってマッチメイクに、ホルヘ・マスヴィタルの専売特許のようなものだったBMF(Baddest Motherf😝cker)のベルトを賭けて、箔を付けてあげましょうという大会です。

 

インスタの海外MMAコミュニティの書き込みを見ても、事前の期待度が前回のUFC290に負けず劣らず高いのが分かります。

この日は色々と格闘技興行がバッティングしている日でもあるのですが、海外MMAコミュニティにおける話題はUFC291で持ち切りです。

 

他にも次期ライトヘビー級王座決定戦出場を賭けた🇵🇱ヤン・ブラホビッチVS🇧🇷アレックス・ペレイラがセミイベントに控えていたり、華のある回転系の蹴り技が得意な選手同士の激突となる🇺🇸スティーブン・トンプソンVS🇧🇷ミッチェル・ペレイラ、更には連敗中で崖っぷちの🇺🇸トニー・ファーガソンが🇺🇸ボビー・グリーンと戦います。

 

今回も関連リンク記事と共に、主要な試合の見所をざっくりと解説していきましょう。

 

 

 

⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️

 

 

 

🌃メインカード(U-NEXT、UFCファイトパス・日本時間午前11時〜)🌃

 

 

🏆メインイベント(BMFタイトルマッチ・ライト級5分5R)🏆

 

 

🇺🇸ダスティン・ポイエー(元暫定王者)VS🇺🇸ジャスティン・ゲイジー(元暫定王者)

 

 

UFCでもタフネスに定評のあるお馴染みの名勝負男二人が、BMFベルトを賭けて争う一戦。

両者は2018年4月に一度試合をしています。

その時も激しい打ち合いが繰り広げられましたが、基本ブロッキングで相手のパンチをガードする傾向が多かったゲイジーに対し、ポイエーがブロックの隙間を縫う巧みなボクシング技術とローキックを駆使してゲイジーを追い込み、4RTKO勝利を納めています。

 

ただ、ゲイジーはWSOF時代やUFC参戦初期の頃は荒削りなファイトスタイルでしたが、ここ3、4年はブロッキングだけでなくヘッドムーブも多用するようになってディフェンス力が幾分向上し、下手に無駄打ちせずしっかりとカウンターを狙えるスタイルへと変貌を遂げました。

 

https://ameblo.jp/fanroad-gindama/entry-12596785222.html

 

昨年行われたマイケル・チャンドラー戦も激闘となりましたが、チャンドラー  の出入りや踏み込んだ後に足が居着いたところへのアッパーのカウンターでダウンを奪うシーンも見られました。ハビブやオリベイラのようなグラップラーならともかく、噛み合う相手とならば意外と冷静に戦えるのが近年のゲイジーの特徴です。

 

一方のダスティン・ポイエーは、UFC歴が10年を越えていて長年トップファイターとして活躍しているだけあって、対戦相手のスタイルに合わせて戦術を自在に変える事が出来る技巧派のMMAファイターです。

 

それが最も顕著に現れた試合が、2021年1月に行われたコナー・マクレガーとの第二戦で、当時ボクシングに傾倒していたマクレガーに対し、ポイエーは序盤からカーフキックを効かせ、最後はコンビネーションで2RTKO勝ちを納めました。

 

https://ameblo.jp/fanroad-gindama/entry-12652690773.html

 

打撃全体のテクニックとしてはポイエーだと思いますが、ゲイジーもその部分に関しては1戦目よりも強化されています。

一発の強さではやはりゲイジーでしょうか。

しかし、ポイエーが後半グラウンド勝負でサブミッションを狙いに行く展開というのもあり得ます。

 

バチバチの打ち合いが期待されますし、実際そういう試合になる可能性が高いマッチアップではあるのですが、その中でも両者の戦術だったり技術面の部分が勝敗を分ける試合になると思っているので、そこに注目していけばより楽しめる試合になるんじゃないかなぁと思っております。

 

 

 

🎗ワンマッチ(ミドル級・5分3R)🎗

 

 

🇵🇱ヤン・ブラホビッチ(元ライトヘビー級王者)VS🇧🇷アレックス・ペレイラ(元ミドル級王者)

 

 

元ライトヘビー級王者で、元キックボクサーでもあるヤン・ブラホビッチと、元ミドル級王者で、元GLORY2階級制覇王者のキックボクサーでもあるアレックス・ペレイラの対戦。

恐らくこの試合の勝者が、ジャマール・ヒル王座返上に伴って、イリー・プロハースカとライトヘビー級王座決定戦に挑戦する流れになると予想されます。

 

この試合の焦点はただ一つ。

ペレイラが階級を上げた上でもテイクダウンディフェンスといったグラウンドに対する処理能力が機能した上で、どこまでキックボクシング時代の異次元の打撃をヤン・ブラホビッチ相手に引き出す事が出来るのか。

 

https://ameblo.jp/fanroad-gindama/entry-12797420038.html

 

当たれば倒れるペレイラの凶悪な打撃。

それがブラホビッチ相手にも炸裂すれば、宿敵アデサンヤでさえ成し得なかったUFC2階級制覇が見えてきます。

 

 

 

 

🎗ワンマッチ(ウェルター級・5分3R)🎗

 

 

🇺🇸スティーブン・トンプソンVS🇧🇷ミッチェル・ペレイラ

 

 

伝統派空手的なステップワークと華のあるトリッキーな打撃が特徴的なストライカー、スティーブン・トンプソン。

 

https://ameblo.jp/fanroad-gindama/entry-12647527225.html

 

https://ameblo.jp/fanroad-gindama/entry-12133068422.html

 

対するミッチェル・ペレイラは、試合中にケージを蹴ってバク宙したりとトリッキーな動きが得意な選手ですが、UFCで試合を重ねるにつれて無駄な動きが少なくなり、基本のジャブやワンツー、ローキックといった打撃で堅実に勝っていくスタイルへと変貌を遂げています。

 

とはいえトンプソンも接近戦のカウンターが得意な選手ではあるので、基本に忠実な中にもいかに変則的な攻撃で相手の意表を突けるのか、というのが見所になりそうです。

 

 

 

 

🎗ワンマッチ(ライト級・5分3R)🎗

 

 

🇺🇸トニー・ファーガソン(元暫定王者)VS🇺🇸ボビー・グリーン

 

 

現在5連敗中と崖っぷちのベテラン、トニー・ファーガソン。

2010年代末期はMMAにおけるクロフォードVSスペンス的なガチカードでもあったVSハビブ・ヌルマゴメドフ戦が強く熱望されていた時期もあり、幾度か組まれた事はあったものの、怪我やコロナといったイレギュラーな出来事も重なってか結局実現は叶わず。

そんな悲劇のヒーローでもあるファーガソンの相手は、L字ガードをMMAで使いこなすボビー・グリーン。

これまで連敗してきた相手と比べると1ランク劣る相手で、ファーガソンを勝たせるために組まれた感のある試合ではありますが、もしこの試合に負けるようだと引退止む無しかもしれません。

 

 

🎗ワンマッチ(ウェルター級・5分3R)🎗

 

 

🇺🇸マイケル・キエサVS🇺🇸ケヴィン・ホランド

 

 

 

🌆プレリム(U-NEXT、UFCファイトパス・日本時間午前8時〜)🌆

 

 

🎗ワンマッチ(ウェルター級・5分3R)🎗

 

 

🇧🇷ガブリエル・ボンフィムVS🇺🇸トレヴィン・ジャイルズ

 

 

 

🎗ワンマッチ(ヘビー級・5分3R)🎗

 

 

 

🇺🇸デリック・ルイスVS🇧🇷マルコス・ホドリオ・デ・リマ

 

 

🎗ワンマッチ(ミドル級・5分3R)🎗

 

 

🇷🇺ローマン・コピロフVS🇧🇷クラウディオ・リベイロ

 

 

 

🎗ワンマッチ(ウェルター級・5分3R)🎗

 

 

🇦🇺ジェイク・マシューズVS🇺🇸ダリウス・フロワーズ

 

 

 

🎗ワンマッチ(フライ級・5分3R)🎗

 

 

🇺🇸CJ・ヴァルガVS🇧🇷ヴィニシウス・サルバドール

 

 

🎗ワンマッチ(ウェルター級・5分3R)🎗

 

 

🇺🇸マシュー・シュメルツバーガーVS🇺🇸ウロス・メディック

 

 

🎗ワンマッチ(女子フライ級・5分3R)🎗

 

 

🇺🇸ミランダ・マーヴェリックVS🇧🇷プリシラ・カショエイラ

 

 

 

 

 

最近は国際色豊かなカードが多いUFCですが、今大会はアメリカ勢が多かったり、2010年代前半のUFCでよく見られていたアメリカVSブラジルというカードもポツポツと見られています。

その時代からUFCにハマってきた人達にとっては懐かしさを覚えるカード構成かもしれませんね。