スペイン・サッカー珍道中 -23ページ目

東方の三賢者

日本の子供達にとって、正月といえばお年玉ニコニコ


自分も小さい頃、お年玉をもらいに岐阜から親戚の多い九州まで行ったものです。メラメラ


さすがは九州の人!羽振りも良く、岐阜の3倍くらいもらえた。


しかし、往復の新幹線代で、結局地元と変わらない収入だったのを覚えています。叫び


一方スペインは、キリストが誕生した日に、それを聞きつけた賢者達3名が東方から贈り物を1月6日に持ってきたという事で、この日が子供にプレゼントを渡す日となりました。


子供は嬉しいが親は大変です。


前日にせっせとプレゼントを買いに行き、自分でかなり雑に包装しています。


見ていて正直絶対に喜ばないだろうと思われる、怪しい人形とか、可愛くないぬいぐるみのプレゼントは、もらう方もいらないし、あげる方もできればこんな習慣止めたいと思っているに違いないでしょう。


とにかくスペインの年末年始は大変な出費になるようですよ。




空港マック!

今日の夜中、留学生を迎えにマドリッド空港に行きました。


到着時間が当たり前のように遅れたりする中で、いかに時間を潰すかが自分の中の課題でもありました。


しかし、マドリッドのターミナル4には24時間開いているマクドナルドがあるのです。アップ


しかもビールも注文でき「1€均一」で、ハンバーガー(チーズ、フィッシュ)、コーヒーとドーナッツセット、アイス、サラダ、ナゲット・・・その他色々なメニューがあるのです。


ソファーもあるので早朝便で空港野宿する人には持って来いですねグッド!

バーゲン

今月からスペイン全土でバーゲンが始まります。


このバーゲンで買うと、普段買い物するのが馬鹿らしくなるくらい・・・


50%オフは当たり前ビックリマーク


中には70%オフや90%オフというのまで出てきます。


一体原価いくら?ガーン


っと気になりますが、とにかく在庫処分といった感じでバンバン売りまくるこのシーズンは楽しみですクラッカー



明けましておめでとうございます!

新年明けましておめでとうございますクラッカー


スペインの年明けはとにかく飲んで騒いで、そのまま年が過ぎるといった感じです。


昨日は風も強く寒かったので、家で年を越しました。


ベランダから花火が見えて良かったですが、その後3か4時まで街中でドンドン音楽が響き渡るわ、どこからか花火が上がるわで騒がしかったです。爆弾


元旦は日本のように参拝して、その帰りに出店でたこ焼き、お好み焼きといったものが無いので寂しいですね。


皆大晦日に飲みまくって元旦は午後まで寝ていますぐぅぐぅ



今年も無事に新年を迎える事ができて、心機一転頑張りたいと思います!



奇跡のリンゴ

トレドの年末は家で過ごす事になりそうです。


雨降って風も強いし、寒いしで外に出かける気が起きません。


だから最近家で本を読んでいます。


前回は「地道力」と言う本で、今回読んだのは「奇跡のリンゴ」という本です。


これもかなり良かったので、皆さんにお勧めしたいですパー


この本を読んだ後で奇跡という言葉を使うのは、この本の主人公である「木村秋則氏」に相応しくないと思うけれど、正に信念で「奇跡」を起こした方であります。



木村さんと言う方は青森県のリンゴ農園の出身の方ですが、本人は効率人間の機械いじりが好きで、東京に就職もしているので、根っからの農業好きというわけではありません。


何にしても転機はあるもので、ある事を切っ掛けに木村さんは青森の実家に呼び戻されることになります。


そこで東京に戻れる機会があったのですが、宿命というのでしょうか農業の婿養子になってしまったので農業(リンゴ農園)の道を歩むことになる。


最初に農業を勉強した方なら知っているかもしれないですが、リンゴには農薬がかかせませんでした。


昆虫・カビ・細菌・ウィルスなど何十種類もいて、それを駆除する為にこれまた「防除暦」という、いつの時期に、どの農薬をどれくらいの量で散布すれば農薬残留0で作れるかなどのガイドラインに基づいて散布します。


これを年に10数回やらなければ、リンゴの木はまたたく間に枯れ果ててしまうのです。


しかし、農家に生まれ育った木村さんは当然ながら農薬を使ってリンゴを育てる事は常識以外のなに事でもなかったのですね。


でもこれまた出会いというか、本屋で欲しくない本を誤って落下させ責任を取って買う事になりました。


福岡正信さんが執筆した「自然農園」という本との出会いで、リンゴを無農薬で育ててみようと試みたのです。


勿論ただ農薬を止めればいいとかではなく、リンゴと農薬に関する知識を徹底的に勉強しました。


そこで農薬を別の物に置き換え回数を減らしながらやり、最終的には一度も農薬を使わずしかも全てのリンゴ園を無農薬にするという後戻りできない事をやり始めたのです。


1年目から早速カビの病気にかかり正体を掴むが、撃退には農薬しか方法が無かった。


それだけで家にある醤油からニンニクワサビなど、何万回という試行が施されたが無駄だった。


それ以外にも害虫が何百匹と付くので、隣の農園に被害が出ないようにそれも毎日毎日手で摘まんで駆除していたのです。


リンゴは1年に1回のみの収穫で、リンゴ農園で生計を立てる木村さんは結果的に収入が0でした。


初めの1~3年程度は蓄えもあり、何とか頑張れるけれど、子供もいる家族をそれ以上は負担掛けたくないと思い普通であれば辞めてしまうでしょうね。


しかし木村さんはリンゴは病気のせいで実らなくても、信念と他の農園に被害を与えないようにと片道2時間、毎日のように害虫を取りに通っていたのです。


勿論畑から農機具全てを売り払って、電気ガスも止められたり、税金も払えなかったという日が7年も続いた。


できる限りの全ての方法をやり尽くしたが、リンゴの実はおろか、リンゴの木自体が倒れかけていた。


っで、最終的に木村さんはリンゴの木一つ一つに声をかけることしかできなかった。


その上、家族も酷い暮らしを強いられているので、これ以上迷惑をかけたくないという思いが強かったが、一方でここで引き下がれないという信念というか引き留める心があったのでした。


しかし、終止符を打とうとついに自害という決断に踏み切ろうとするのだけれど、この極限状態で意図も簡単に突破口を見つけ出す事になる。


一つの事にとらわれ過ぎているから目に見えている部分しか見てこなかった。


結局この突破口とは・・・


続きを知りたい方はお近くの本屋さんで読んでくださいねドクロ



要は、全てを「自然に返す」というやり方です。


人間はじめ動物、植物も自然界の産物。


人間が人工的に手を加えれば人工的な物しかできない。


所謂、永遠と人工的な手を加え続けなければ、それを辞めた時点で弱っていってしまう。


サッカーなども結局は人間同士が行うスポーツであり、いくら最新の人工的なプログラムで練習してシステムを組んでも本能で動く者には敵わないという事。


つまり、練習から全て監督の指示でやっていたのでは人工的な選手しかできない。


見た目は統率がとれて素晴らしいと思うけれど、勝負に関しては限界があると思う。


科学が自然に到底敵わないと同じ事で、データの中で指示されて動けない選手はそれ以上の選手には成れないという事。


例えば昔ヤンキーがいた頃、サッカー部のヤンキー(ヤンはな奴)程サッカーが上手だった。


しかし、彼らはクラブ、学校の厄介者として消されてしまう。


なぜならば、彼らは基本的に支持されるのを嫌い、ある種本能でサッカーをしているから予測できない動きをするし教科書通りプレーする選手にない「特徴」を兼ね備えているからだ。


欧州や南米の選手に良い選手が多いのは、子供の時からやりたいようにやっているから、誰に教わったわけでもなしに「自然」と回避の仕方など身についていくのである


「臨機応変」という言葉があるように、同じ場面の試合は二度とないから、色々な状況に対応・乗り越えることのできる選手が一流選手となる。


日本と海外が決定的に違う練習方法があります。


それが子供の練習で監督は楽しませてやるという事。


ワンタッチ、ツータッチでプレーしろではなく、FWは取られるまでドリブルして、ディフェンスは一発で抜かれてもいいから取りにいけということ。


何回もボールを取られるFWはそのうち自分で何が悪いのか考えるようになる。


何回も抜かれるDFはどうしたら抜かれずにボールを奪えるか考えるようになる。


すると選手は色々な状況でそれが自然と考えられるようになる。


そういう選手はレベルが上がるにつれてどんどん成長する。


一方で色々な戦術やら知識を詰めさせる指導のベクトルが子供たちへ一方通行の場合、小さい頃は圧倒的に強いかもしれないが、大人になるほど複雑に絡んだ未知の状況に対応できずそれ以上伸びない選手となってしまう。


じゃあ、指導はほったらかしの方がいいのかと言えば、そういう事でもない。


技術を教え、子供たちが自然に考えるようになる練習メニュー・環境を作ってあげなければいけない。

システムや戦術の指導はこれが出来てからの話だと思う。


日本で良く耳にする監督の言葉は、やる気が無いのなら帰れ!や、考えてやっているのか?といったマイナスの言葉です。


子供のころは間違うだけ自分の中のデータが増えるので逆に失敗した事、新しい事に挑戦した勇気を褒めなければいけません。


同じ間違いをずっとし続けている子供はバカです。


それを直す子供は秀才ですが、天才には成れません。


しかし木村さんは「死ぬ前には一度バカになってみたらいい」とこの本でいってたけれど、バカになればかならず一流もしくは奇跡の域にたどり着くということです。


純粋でバカになれるのは子供の頃が一番です。


大人が指導する以上に子供は柔軟で素晴らしい考えを持っていますので、逆に子供から指導されるという気持ちで臨んだ方が新しい知識が得られると思います。



でもスペインの子供は生意気なのでビシビシ指導したいですねむっ



皆さん良いお年を迎えてください。クラッカー














地道力

先日インターネットで「地道力」という題名の本を購入しました。


この本を書いた方は、美容界では知らない人はいないといわれるカリスマ、國分利治氏です。


僕自身美容業界に詳しいわけでもなく、実際この方の事を全く知りませんでした。


ただ、その表題に惹かれて注文してみた。


その1週間後、遥か日本から味噌や、ラーメンと一緒にその本が送られてきた。


基本的に僕は本を読むのが非常に遅く、200ページくらいのものでも1週間以上ダラダラ読んでしまう。


しかし、この本を読む時は自分でもビックリするくらい早かった。


それだけ親近感があり、努力すれば成功するという事を、自分自身の身で徹底的に証明した人です。


本当に成功の秘訣があるとすれば絶対にこれだろうと皆思う書物です。



この國分という方は「アース」という美容室をFC展開で成功させた、およそ生まれ持った秀才とはかけ離れた一般人である。


学生時代はヤンキーで勉強もしない所謂一般以下とされていた頃で、上京して美容の世界に入ったのも車の免取をくらって仕方がなく美容師になろうと決めたことでした。


10万円と目覚まし時計を持って・・・


この過程であれば、殆どの人がある程度の人生設計をして、もう少しまともな進路の取り方をするでしょうね。


スタートラインでは明らかに他者とは遅れを取っていたのですが、その後がすごい。


六畳で4人生活するというタコ部屋生活から始まり、19歳で上京してから独立するまでの10年間お正月以外は一度も休まなかったという。


もし、一つの事に取り組み、1年で1回しか休まず、それを10年続けて成功しない人がいれば誰も夢を見ないでしょう。


その他の内容については是非本屋でただ読みして欲しいですが、美容師もサッカー選手も似ているのが、年齢に比例して現場でやっていくのが難しくなる事。


さすがに30過ぎたおっさんに髪を切られるよりも、20代前半のイケ面に切ってもらった方がお客さんとしては当然のことである。


サッカー選手も30過ぎたら、あとは体力維持でどこまで耐えられるかとなる。


この地道力の凄さは、歳を取っても、窮地に立たされても自分を信じ100%以上の力が出せる事だと思う。


サッカーの試合でいえば、五分五分のチーム力、もしくはそれよりも劣る場合でも、後半の苦しい場面で必ず差が出てくる。


日本は古来から大和魂と言われるように、「地道力」といわれるこの部分の精神力が他国よりも飛びぬけてあると思う。


より色濃く表れるのが、後半の苦しい時間帯。


ラテン系はノリの勢いで突っ走って凄いプレーをだすけれども、後半での勝負に弱い。


一方ヨーロッパでもドイツはゲルマン魂と呼ばれるくらい地味だけれど後半には強いと思う。


今の日本はサッカーも含め欧州の文化が入りすぎ、本来の日本の姿を見失っている気がします。


色々とありますが、単純に練習で走る量が昔よりも減ってきているという事。


練習のやり過ぎと、走る量は全くの別問題。


練習の中で一番の苦痛がフィジカルの走る事である。


これも毎日やればいいというものでもないけれど、月に1~2回はきついフィジカルトレーニングを導入した方がいいと思う。


それをやったチームとやってないチームでは、接戦した時にやってチームには必ず結果が出ると思う。


達成感を知っている選手は、苦しい場面で更に走ろうとする。


一方苦しい事から逃げる選手は、いざとなった時「技術」で逃げようとする。


技術は大切だけれど限界がある。


しかし気持には限界が無い。


この差は技術・戦術以上に、勝負に関して大きくチームに影響すると思う。


技術ばかりをと入りれる事で気持ちの部分が退化してしまう。


心技体というように、「技術」「気持ち」と「体」は一体化していて、どれが欠けても成長はしない。


留学でヨーロッパはじめ他国で学ぶ事は技術以上に、言葉が通じない、文化も違う厳しい環境で「心」である精神面も鍛えている事を忘れないでほしいです。


ここで苦労してやった事が自信となり、サッカーだけではなくこれからの苦境で必ず力が発揮されると思います。


40歳、50歳となるにつれて体は衰えるけれど、地道やってきた精神の土台は、やっていない者と比べ明確に差が出る事でしょう。



「地道力」こそ日本人が世界の舞台で戦える武器ではないでしょうか。パンチ!





僕は地道に小銭を貯めていますチョキ
















躍進!

先日嬉しいニュースがありましたクラッカー


高円宮杯全日本ユース(U-15)のサッカー大会で、岐阜のJUVEN(ジュベン)が岐阜県代表として全国大会に出場した事!!


ジュベン公式サイト:http://juven-fc.com/contents5.html


さらに予選1位通過で決勝トーナメント(ベスト8)に駒を進めた事!!


大会の様子:http://juvenfc.seesaa.net/


肩入れするのは地元のクラブと言う事もありますが、一昨年スペイン遠征に来てくれたメンバーが活躍しているからです。


スペイン滞在記:http://cibrasil.seesaa.net/category/2067895-1.html


まあ、僕が何をしたというわけでもなく、監督・コーチ方の指導が良かったのが一番の要因ですが、少しでも係わった以上自分の事のように嬉しいのです:*:・( ̄∀ ̄)・:*:


日本の中学生年代はまだまだ潜在能力が高く埋もれている選手が沢山いるので、こうした大会やちょっとした切っ掛けで大化するので今後が楽しみですねアップ


勝利の条件

こんにちは。


先日首位をキープするタラベラと、2位のチームが首位争いを繰り広げました。


タラベラには2人の日本人選手が練習参加しています。


そのクラブが首位にいるとあって応援する方も力が入りました。


試合会場にはリーグ会長ハビエルロサーノ氏の姿も見受けられ、選手初め周りの観客も気合が入りますメラメラ



相手チームは個々の技術がありましたが、タラベラはスペイン元代表選手のジョアン中心に組織的なプレーで、結果3-1と勝利しました合格


本当に「勢い」というのは勝利条件の一つだと思う。ビックリマーク


相手に見えないプレッシャーを与え、普段入らないシュートも入るもんですし、プレーの質自体も向上する。


勢いとは、サポーターのあと押しもあるだろうし、日々の練習も選手がやらされるのではなしに、自主的にやるという事だと思う。


解り易く言えば、練習に臨む姿勢などが時間丁度に来るのではなしに、30分前から来てストレッチしたり、練習中から選手同士が盛り上げたり、また率先して用具の後片付けや掃除など、選手がチームの為に自ら行動する姿がある時は勢いがあるときではないかな。





地デジ到来!

先日トレドもついに地デジになりました。


ブラウン管のテレビは外付けで変換装置を買うか、地デジ対応のテレビに買い替えるかしなければいけません。


家のテレビはブラウン管のテレビですが、まだまだ使えそうなので、外付けの変換装置を買いました。


55€もしましたよー目


でもいっきに25チャンネルも見られるようになったし、画像もかなり良くなったので満足です!!アップ



フットサルピヴォ!に掲載!!

フットサル・タラベラのトップチームに練習参加している留学生が、先日フットサルピヴォに紹介されました。


http://www.pivo.co.jp/news/index.php?id=270