吉祥天女が舞い降りた!    仙台市博物館 | emaの気ままにブログ

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心がふんわりほんわか穏やかに一日を送れたら…
さて、何をしてすごしましょうか

時間を少し遡ります。
6月に郷里へ帰省したおり、仙台限定特別公開ということを知り出かけてまいりました。
お付き合いくださいませ。

仙台市博物館

東日本大震災復興祈念特別展
国宝 吉祥天女が舞い降りた!
― 奈良 薬師寺 未来への祈り ―

2015年4月24日~6月21日 仙台市博物館

博物館正面玄関の硝子に映る緑が鮮やか
国宝・薬師寺の名宝を観ることができるとあって、開館時間に合わせて多くの人が既にチケット受付前に長い列を作っていました。私もその列の最後尾に並び、10分ほど待って展示室へ進むことができました。

第1章 舞い降りた吉祥天女(きちじょうてんにょ)
第2章 国宝 薬師寺東塔
第3章 薬師寺の歴史と信仰
第4章 祈りと救いの仏  地蔵菩薩
第5章 薬師寺と能満寺 仏がつなぐ奈良と東北
第6章 未来への祈り 国宝 聖観世音菩薩立像



吉祥天女像(絵はがきより)

奈良時代に、麻布に描かれた現存最古の色彩画。天平美人の面影を伝える天女の優しく高貴な姿を拝顔するのは何年ぶりであろうか。一切の災いを除き安楽となる。そして、望むものすべてが足りて円満となる。
「除災招福・豊穣」のご利益がもたらされるという。

東日本大震災からの復興を祈念し、吉祥天女は私たち東北の地へ舞い降りてきたのである。
※「奈良 薬師寺へ

また、人々が死後に向かう六道(天・人・阿修羅・餓鬼・畜生・地獄)に現れて衆生を救うとされる地蔵菩薩も平安時代につくられた6軀が公開されていた。
薬師寺境内の東院堂の本尊である聖観音菩薩立像の優美な姿と優しい笑みに、再び拝顔することができた。



会期中、前期後期を通して国宝や重要文化財等27点が展示され、別室にて奉納散華大小合わせて21点が展示された。
ミュージアムショップも大混雑、快く外出させてくれた父へのお土産に「薄墨桜」を購入する。





館内のロビー

博物館を囲むように広がる青葉の林を散策





残月亭(書院風茶室)の入り口


駐車場付近のツツジ



観光バスやタクシーも絶え間なくやってくる
人混みを避けて木立の中を歩く

仙台駅へ向かって大橋を渡る

橋の中ほどに立ち、青葉山を振り返る
深く息を吸って
静かに目を瞑る




奈良・国宝 室生寺の仏たち(仙台市博物館)もご覧いただければ幸いです。

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