「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」:リック・ダルトンのキャラ設定を考察する。
レオナルド・ディカプリオ演じるリック・ダルトン。
彼は、「賞金稼ぎの掟(バウンティロー)」
という賞金稼ぎを主人公としたテレビ番組で人気スターになるが、
そのシリーズが終了してからは、どうもパッとせず、
悪役でテレビドラマにゲスト出演したりして
食い扶持を繋いでいるといった、ちょいと落ち目の俳優なのだ。
このキャラ設定は、さまざまなことを思い起こさせる。
まず、賞金稼ぎを主人公にしたテレビシリーズで思い出すのは、
スティーブ・マックイーン主演「拳銃無宿」だ。
日本ではフジテレビでオンエアしてたんだっけ。
1960年代前後の話。
子どもの頃からティーン時代にかけて、観てた。
30分番組なんだけど、起承転結が上手くできていた、というような記憶はある。
テレビにレギュラー出演している間は脚光を浴びているが、
それが終わると人気が下降する、という流れは
その頃、よくあった話。
レオ扮するリックは、アル・パチーノ演じるマーヴィン・シュワーツと会ったときに、
彼から、君のドラマは素晴らしいと褒められるものの、
今では悪役専門で、レギュラー役者から殴られる役ばかり、
それならイタリアでウエスタンに出たほうがいいと薦められるのだ。
ここでパチーノが例に出すドラマが
「グリーンホーネット」や「FBI」「ナポレオン・ソロ」「アンクルから来た女」等々、
懐かしいタイトルのオンパレード!
今度は、ロバート・コンラッドに殴られるのか、と言ったりもする。
こういうセリフは、当時を知る私みたいな人には溜まらない!
ロバート・コンラッドの名前は、ほんと懐かしい。
けど、彼については、次回に。
こうして、リックは結局、イタリアに渡って
スパゲッティウエスタン(アメリカではマカロニウエスタンとは言わない)
に出演するという流れになるのだが、
ここでタランティーノがオマージュを捧げているのは、
テレビで一時的に人気が出たものの、以後は悪役や端役などで食いつなぎ、
マカロニウエスタンにも出たりして、いつの間にか消えていってしまった俳優たち。
レオ自身、インタビューで、
タランティーノからはエド・バーンズやタイ・ハーディンについて聞かされた、
と語っている。
エド・バーンズ。
いわずと知れた「サンセット77」のクーキー役で一世を風靡した若手俳優(だった)。
以前にもこのブログで「サンセット〜」についてとエド・バーンズについて書いていますが(→ココ)
でも、今回のこの作品でもう1度リサーチしてみるまで、
彼がマカロニウエスタンに出ていたことは知らなかった!
それと、タイ・ハーディン。
ハイ、「ブロンコ」観てましたよ〜
これは、1958年から62年までアメリカでオンエアされたが、
そのまま日本でも全シーズン放送されたのかは憶えてない。
タイ、とても締まったカラダつきで、カッコ良くってね〜
毎回、楽しみにしてた。
この他にも、
「シャイアン」のクリント・ウォーカー、
「ライフルマン」のチャック・コナーズ、
「ボナンザ」のパーネル・ロバーツとかダン・ブロッカーとか。
(末っ子役のマイケル・ランドンはその後「大草原の小さな家」でランクアップ!大スターに!)
「シュガーフッド」のウィル・ハッチンスも、ああ、懐かしい〜。
みんな、その当時は人気があったけど、長続きしなかった。
そんなテレビ俳優へのタランティーノのノスタルジックな愛がリック役に象徴されていると思う。
(ついでにその種の俳優で、ウエスタンではないけど、「コロネットブルー」のフランク・コンバースとか、
「インベーダー」のロイ・シネスとかも思い出す。全部、観てました!)
当時、テレビと映画の格差って、今よりずっとあったと思う。
やはり、テレビ俳優は格下げして見られていた、という事実があり、
その壁を超えるのは、至難の技だったのかもしれない。
そんな中でも、壁を超えて、成功していった人たちもいた。
そんな1人が、クリント・イーストウッド。
彼の場合、「ローハイド」の後で、やはり都落ち的な決意でイタリアに渡ったんだろうけど、
「荒野の用心棒」がメガヒットを記録して、アメリカに凱旋。
それから大スターへの道を突っ走ることになった。
運もよかったけど、それを創りだしたのは、やはり彼の力だよね。
ひょうひょうとしたロディが、実はしっかりと先見の明を持った頭のいい男で、
アメリカ映画界を制覇していくことになろうとは、あの当時はそこまでわからなかったけどね。
また、スティーブ・マックイーンの場合は、「拳銃無宿」が終わるや、
「荒野の七人」の1人に抜擢され、ブレイク。
その後は、トントン拍子で、「大脱走」でスーパースターの地位に上り詰めた。
タランティーノはけっこうマックイーンが好きよね。
「レザボアドッグス」のギャングたちの与太話の中にも、「大脱走」のシュルツの穴掘りの話が出てきたし、
この「ワンス〜」では、さらに派手になって、
なんと、リック・ダルトンが実はマックイーンが演じたシュルツ役の候補だった、
というハナシが出てくるのだ。
御丁寧に、「大脱走」の一場面をリック(レオ)の顔にすげ替えて、という念の入りかたで、
ここは劇場内も大爆笑!
その際に、他の候補の「3ジョージ」と競った、として、
ここにペパード、マハリス、チャキリスの名前まで登場するのだ!
これも、そのジョージたちを知るファンにとっては、にんまりしてしまうシーン。
ペパードとは、「ティファニーで朝食を」でオードリーの相手役を務めたジョージ・ペパード。
彼には、「大いなる野望」という、ハリウッド内幕ものもあって、
これは、ハワード・ヒューズをモデルにしたと言われている。
ご存知のように、レオは「アビエーター」でハワード・ヒューズを演じてますよね。
そうだ、それと、「ワンス〜」には、ペパード主演「ペンタグラム」の映画看板も登場する!
マハリスは、テレビ「ルート66」で人気爆発したジョージ・マハリスよ。
これも、いつも観ていた。
相棒役はマーティン・ミルナーで、私は彼より渋いマハリスのファンだった。
彼はこのテレビの後に、「大脱走」ジョン・スタージェス監督の「サタンバグ」に主演したけど、これがあまりヒットしなかったと記憶している。この映画は観ていない。
チャキリスとは、多分、一番ピンと来ると思うが、「ウエストサイド物語」のジョージ・チャキリス。
彼も「ウエストサイド」1本でオスカー受賞してしまったけど、あまり人気は続かず、
(一時は日米合作「あしやからの飛行」に主演のため来日もして、ファンは大喜びしたもんだが)
その後、宝石デザイナーに転身してしまった。
この、タランティーノが描いた「大脱走」パロディシーンだけでも、
こうした、さまざまな人たち、映画人へ、我々ファンも想いを馳せることになって、
それはノスタルジーでしかないかもしれないが、
テレビや映画で一時代を築いたスターたちをリスペクトするという機会を与えてくれたこの映画に感謝!
と私は言いたい。
ちなみに、この「大脱走」オーディションについて、リックに尋ねるのは、
ティモシー・オリファント扮するジェームズ・ステイシー。
彼は「対決ランサー牧場」のレギュラーで、ゲスト出演するリックに敬意を表して、あれこれ聞いてくるわけ。
この「対決ランサー牧場」、あまり憶えていなんだけど、ジェームズ・ステイシーのことはよく憶えている。
「ワンス〜」の中で、彼はオートバイで去っていくのだが、
ここは、彼のその後を知っている人には、ちょっと切なくもあった。
タランティーノはそこも意識して、この場面にしたのか。
ステイシーはオートバイ事故で瀕死の重傷を負い、片手と片足を失ったのだ。
それでも俳優人生を続け、2016年に79歳で世を去った。
ちなみに、彼は一時、コニー・スティーブンスと夫婦だったことがある。
そういえば、この映画でも、コニーはプレイボーイマンションでのパーティーシーンに、
マックイーンと一緒に登場した。
演じたのは、ドリーマ・ウォーカーという、知らない女優。
マックイーン役は、もちろん、我らがブロディこと、ダミアン・ルイス様!
ところで、さきほど「FBI」がパチーノの口から語られると書いたが、
その後で、もっと凄いシーンが登場する。
リックが「FBI」に悪役でゲスト出演する、という場面。
そのエピソードは実際の「FBI」の1話なんだけど、
リック(レオ)が実際に演じていて、
それをリックとリックのスタントマンのクリフ(ブラピ)が一緒にテレビを観るという下り。
あの懐かしいテーマ音楽とともに、「スターリング エフレム・ジンバリスト・ジュニア〜」
と、ナレーションは聴こえて、こっちはワクワクするけど、
そこは、リックとクリフがテレビを観ているという映像になっていて、
あのジンバリストが登場するオープニングは観れなくて残念。
(これは権利の関係かなにかで使えなかったのだろうか。マイク・コナーズ主演「マニックス」のオープニングはしっかり出てきたのにね)
これは、「サンセット77」で大人気を得たジンバリストの次なるシリーズで、
当時は毎週ちゃんと観てました。
多分、リックがここで演じるエピソードも観たと思うけど、完全に忘れてる。
実際には、その役は当時、バート・レイノルズが演じていたのだそうだ。
そういえば、レイノルズもテレビ出身で、その後、マカロニウエスタンに出稼ぎに行った口だった。
その後に、じわじわと成功への足がかりを掴んで、大スターの地位を確立していった。
そんなレイノルズにオマージュを捧げて、タランティーノはスパーン牧場のオーナー役をオファーしたのに、
急逝で叶わず。その役は、ブルース・ダーンが演じることに。
バート・レイノルズと彼のスタントマン、ハル・ニーダムのコンビはよく知られていたらしく、
(というか、私はあまり知らず。ハルは監督としてのほうがもう有名になっているので)
この映画のリックとクリフの関係の元ネタになっているらしい。
ついでにマックイーンと彼のスタントダブルだったバド・イーキンスの関係からもインスパイアされているらしい。
話があっちこっちに飛んでしまったが、
肝心のリック・ダルトンは「対決ランサー牧場」でセリフを忘れたりして、自尊心を大いに傷つけられ、
自分のトレイラーに戻ってから、自己嫌悪を爆発させるシーンがあるのだが
(脚本になく、レオのアドリブだそう!)
その後、子役の前で、つい自分の本音を口にして、涙する。
この子役の子が、その美しさも驚きながら、
大人顔負けの思慮深さと知性で、リックを励まし、
そんなこともあって、次のシーンでは、監督もビックリの一世一代の名演技を見せるのだ!
(この監督のこと、演じている役者については、次回)
そのシーンの撮影が終わるや、
彼女は彼の耳元で「That was the best acting I've ever seen in my whole life」とささやく。
その言葉に、リックは感動して、幸福感に包まれる。
つまり、ここでリックはようやく浄化されたわけですね。
悪役しか仕事がなくても、こうして、認めてもらえれば、また頑張れるというもの。
くすぶり続けた気持ちの整理もつき、
勇気を得て、イタリアへと渡るというわけだ。
ラストでついにリックはお隣さんのシャロンと出会う。
この後で、リックの人生がどう変わっていくのか、それは各自の想像に任せることにしましょう。
というわけで、
どんなキャラにも、どんな場面にも、色々な意味があるこの映画。
だらだらと語ってしまいました。
なんか、書き忘れてないかな、と思いつつ、
次回は、これまで書けなかった、トリビアのトリビア!
も少しおつきあい、下さいませ〜!
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」、楽しみが尽きませんね〜!!!!!
やっぱり語っておきたい、シャロン・テートのこと。
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」で
メインテーマとして、というか、
タランティーノの映画愛のシンボルとして登場するシャロン・テート。
(タランティーノ自身は、この映画の“心臓”だと語っている)
この映画の中のシャロンは、
美しすぎて、ピュアすぎて、キュートすぎて、、全く欠点のない、お嬢様という感じで、
本当に、完全無欠の天使として描かれている。
マーゴット・ロビーが今までで最も可愛らしい演技を見せてくれて、
彼女が夫ロマン・ポランスキーと車に乗っていたり、
白いブーツで街中を歩いたり、
あるいは、ビッグ・サーまで行くというヒッチハイクの女性を途中まで乗せてあげたり、
ポール・リビアとレイダースの歌に合わせてリズムをとったり、
プレイボーイマンションでのパーティーで無邪気に踊ったり、
夫に「テス」をプレゼントするために本屋を訪れたり、
自分が出演している映画を観るために映画館に入って、タダで観るおねだりをしたり、
映画館の中では、裸足を投げ出して、心から楽しそうに映画を観たり、
妊娠8ヶ月のお腹で、友達のジョアンナ・プティットと家で過ごしたり、
すべてのシーンで、シャロンはいつも、笑顔!幸せそうな笑顔でいるのだ。
だから、観ているうちに本当に愛おしくて愛おしくて、
その完璧な笑顔のまま、エンディングを迎えるので、
このハッピーエンドで、、、涙があふれてくるのだ。
それは、
よかったね〜、シャロン、あなたはスクリーンにもう1度、大輪の花を咲かせたよ〜
という気持ちでもあったり、
こうして、タランティーノは最大のリスペクトと愛をもって彼女への追悼を捧げたのか、
という感慨であったり、
でも、だからこそ、いっそう、切なくなったことも、また確かなことだった。
シャロン・テート。
当時、「スクリーン」「映画の友」誌などで、彼女の名前を知っていたが、
実際、あの惨劇が世界中に発信されるまでは、
それほど有名な女優ではなかった。
それよりも、
「水の中のナイフ」でいきなり注目され、カトリーヌ・ドヌーブ主演「反撥」で評価を高め、ドヌーブの姉フランソワーズ・ドルレアックらが出た「袋小路」、そして、シャロンを起用した「吸血鬼」と快走を続け、「ローズマリーの赤ちゃん」で決定打をキメた、ロマン・ポランスキー監督と結婚したことで有名になった。
実際、60年代のシャロンは、有名男優とのデート相手といったゴシップでも登場していた。
当時私が好きだったリチャード・ベイマー(「ウエストサイド物語」ほか)とも一時的だが付き合っていた。
念のため、ネットで探してみたら、写真、ありました。
私は当時、映画の友のゴシッップ欄で読んだ覚えがあるけど、
ネットの記事によると、1年間、婚約していたらしい。
62年頃なので、彼女のキャリアもまだスタートしていなかった時代。
その後、何本か映画に出て、次第に知られるようになった。
「サンタモニカの週末」(67)は初期の1本。(初期とはいえ、この2年後には亡くなってしまうのだが)
主演はトニー・カーチスと当時ハリウッド進出していたクラウディア・カルディナーレ。軽いラブコメで、大した出来ではなかったと記憶しているが。。。シャロンの出番は全く憶えてない。
それからポランスキーとの出会いとなった「吸血鬼」。
これも、観たのは確かだけど、内容、憶えてない><
次の「哀愁の花びら」は、ジャクリーン・スーザンのベストセラー小説「人形の谷」の映画化で、
パティ・デューク、バーバラ・パーキンス、とともに、3人の女優の1人を演じた。
確か、テレビ放送かで観た記憶はある。
全体に格調のない、どちらかというとチープな、ハリウッド内幕もの、といったストーリーだったかと。
一応、監督はマーク・ロブソン。当たり外れのある監督だったかと。。
(ちなみに、パティ・デュークは「奇跡の人」の子役出身で、今ではショーン・アスティンのママとしての方がわかりやすいか。バーバラ・パーキンスは「ペイトンプレイス物語」で有名になったが、当時、私はこのシリーズは見ていなかった。なお、彼女はシャロンがポランスキーと結婚したとき、ブライドメイドを務めたらしい)
その後、「ワンス〜」にも登場する「サイレンサー/破壊部隊」。
ワンスの中で、ここだけ本物のシャロンがそのまま出てきたけど、
これは、タランティーノの粋な計らい、というか、よかったね、シャロン!と言ってあげたい。
このわずかな場面でもわかるけど、彼女は決して上手い女優ではなかった。
だから、ポランスキーと結婚して子どもも出来て、
生きていれば、そのまま、セレブ夫人の幸せな生活を送っていたかもしれないのだ。
ポランスキーだって、妻があんなことにならなければ、その後で、セックス絡みの事件を起こさなかったかもしれないし。。。
まあ、それはわからないがね。数年後、子連れで離婚、というケースになったかも、だけど。
そういえば、この映画の最後で、レオ扮するリック・ダルトンが憧れのシャロンについに会う場面。
エミール・ハーシュ演じるシャロンの元恋人が、
シャロンに対して
リックの西部劇での役柄によせて、
もしもダンナ(ポランスキー)が手配されたら彼に頼め、
とジョークで言うシーンがあり、
数年後のポランスキー事件を意識しての、揶揄的なセリフみたいで、ここ可笑しかった。
なお、私の手もとにあるスクリーン外国映画・テレビ大鑑(1972年版)でのシャロンの記載は以下のようになっている。
惨殺されたときのニュースは、最初、新聞で知ったんだったか。
スクリーンや映画の友でも、特集を組んで、記事が出たはず。
(掲載号をはとっくに捨ててしまったのが残念だけど。。。)
そのときの状況が赤裸裸に書かれていて、
ただただショックを受けた。
これは、ハリウッドの汚点の歴史の中でも抜きん出てショッキングな事件だった。。。
ああ〜、もっともっと語りたいことがありすぎる「ワンス〜」、
まだまだこれから続きます。。。。
トリビアで語る「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」その1 追記あり。
(以下、ネタバレご容赦)
(以下、間違ったことを書いてましたので、訂正、及び追記しています)
タランティーノの映画愛の爆発と、マニアックなトリビアが満載されているこの作品。
賛否両論が色々ある中で、
大学時代の友人から
LINEが送られてきて、、、
ラストで涙があふれたって。。。
ああ、やっぱり、同じ思いよね。
と、嬉しくなった。
タランティーノの映画愛の最大のシンボルとして描かれるのが、
マーゴット・ロビーが無邪気に演じるシャロン・テイト。
彼女の、あまりにも有名すぎる惨劇を
彼は決して、ここでは見せなかった。
それこそが、彼のハリウッドへの愛の証、なのよねー。
それを知っての感動、涙、
そして、あの当時の映画やテレビに夢中だった世代にとっては、
すべてが懐かしくて。
トリビアについて、どうしても語りたくなるの。
その友達に
アル・パチーノの奥さん役が
ブレンダ・バッカロだって気づいた?
ってLINEしたところ、
全然、知らなかったーって。。。
かく言う私も、以前、imdb調べたときに、あら、彼女も出るのね、
って、認識していた筈が、
映画を見ているときは、全く思い出せず。。。。
それもその筈、彼女の出演シーンはカットされていたのです!
本日、2回目を観に行って、それが判明しました〜!><
アル・パチーノが奥さんの名前をレオに語るシーンが印象的で、
てっきり、その後に出てきていたような錯覚に捉われていたのですね。。。><
エンドクレジットのTHANKSで、
ティム・ロスの次に、彼女の名前があったと思う。
思う、というのは、一瞬で次の画面に変わってしまったので、。。。
ティム・ロスの出演シーンもカットされてしまっているので、THANKSに登場したものと思われます。
すみません、ですので、以下は間違い。
だけど、ブレンダのために、掲載はしておきたく。。。
ブレンダは、69年当時、「真夜中のカーボーイ」に出演していて、
弾けるような若さが印象的だった!
タランティーノが69年を舞台にした本作で、彼女にもオマージュを捧げているのは素晴らしいと思う!
(以下は、本日最確認し、クレジットにも出ていたし、
再度ご本人を確認したので、間違いないです!)
あと、これも後から知ったんだけど、
マーゴット・ロビー扮するシャロンが「テス」の本を取りにいく場面。
本屋の店主を演じていたのは、クルー・ギャラガーだった。。。
クルー・ギャラガー、90歳だって!驚いた〜!
彼は、かつて日本でもオンエアされていた「西部の対決」でビリー・ザ・キッドを演じていた。
テレビ局、どこだったかな。。60年から62年頃ですよ。
共演のバリー・サリヴァンはパット・ギャレット役よ。
このウエスタンテレビシリーズのこと、今もご存知の方ってどれぐらいいるかな〜。
いやあ〜このキービジュ、懐かしいったらない!
(しかし、クルー・ギャラガーにときめいたの、私ぐらいかなあ。。。><)
そんな彼がカメオでこの映画に出てくるとはね〜
彼も、タランティーノから声がかかって嬉しかっただろうなあ。
こんなところにも、
タランティーノがかつてのテレビスター、映画スターたちに惜しみなく愛を注いでいるということが
わかって、
ますますこの映画が愛おしくなるってわけですよ〜
ま、そんなわけで、
さまざまなトリビアがあらゆる場面(画面)に散らばっているこの作品、
次回も、思い出すままに語っていきたいと思っています!
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」はタランティーノの映画愛が炸裂した傑作!
「ロケットマン」の余韻に浸る間もなく、
ず〜っと観たくてたまらなかったこの映画も見てきました〜!
これは、ほんとに驚きですよ〜!
ほとんど事件!
といっていいぐらい、私の中ではツボった!
素晴らしいです!
タランティーノの映画愛の集大成!
といっても過言ではないぐらい、
彼のパーソナルな映画への想いがあふれているのです!
あまりにもそっちに偏向しているので、
もしかしたら、
ツマラナイ!
と思われる危険もある、
確かにyahooなどのコメントは賛否両論!
絶賛派ももちろんいるけど、
こんな筋のないつまらない映画だったとは、、、
という失望の声も確かに多くて。
でも、それは仕方ないと思う。
映画経験値の多少によって、観る人の評価は徹底的に違うはず。
私みたいに、1969年をリアルタイムで体験し、
その頃に青春を過ごした人にとって、
そして、特に私みたいに、
その頃までにアメリカ産のテレビ、映画を浴びるように観ていた世代にとっては、
その蓄積がまんま、
この映画の中ではおもちゃ箱をひっくり返したように、
とにかく、いっぱい出てくるので、
ああ、あれもあった!
ああ、こんなのもあったなあ〜!
うわっ、懐かしい〜!
という、
感涙ものの宝庫になっていて、
まさに「溜まらん!」という作品になっているのですよ。
しかし、
タランティーノも贅沢よね〜
ブラピとレオという最高の豪華カップリングに、
1969年当時のハリウッドを完全再現(CGでなく!)し、
自分の映画愛からキャスティングした豪華役者陣を結集させて、
自分のハリウッドへの熱い熱い想いのたけを、
2時間41分*のラブレターにして、
世界に発信するという芸当!
やっぱり、こんなことは彼じゃなくちゃできないわ〜
(*私にはこんな長尺には感じられず、あっという間でした!もっとあってもいいぐらい!)
とにかく、冒頭から、
画面ごとの情報量がハンパない!
例えば、
何気なく壁に貼られたポスター、
何気なくテーブルに置かれた雑誌、
今ついているテレビの画面、
バックに流れている音楽、
車で走っている街の通り、
そこで垣間見える街中のポスターなり看板、
さらに、それを演じている俳優たち、
役者が口にするセリフ、
そのどれもが、
深い意味合いを持っている。
ときにはパロディにもなっているし。
また、一瞬しか出てこない役者でも、
実はあの人ね〜という
昔を知っているファンにとってはあっと驚く役者だったり、
もう、相当の映画ファンでも追いつかないぐらいの情報量!
何もかもが深い意味や背景を持っているので、
まあ、言ってみれば、
タランティーノのfull of trivia
でもあるのだけど、
そういう全編を通して、
タランティーノが込めている映画愛の大きさに気がつき、
それはラストに至って、
おお、そういうことだったのか〜
と、タイトルの本当の意味に気づかされ、
タランティーノの想いに対して、
観る側としても、切ない感動が溢れ出て、
そこに、
こういう映画を観れた
という感嘆と歓びが入り交じる、
まさしく、映画ファンにとっては至福の想いを堪能できる!
そういう意味でも、
これはタランティーノ史に輝く最も壮大な作品、だと思います!
とにかく、とても、1回では語り尽くせない!
次回は、
この作品の中にあふれているトリビアについて、
私なりに語ってみたいと思っています〜!
それにしても、
ダミアン・ルイスのスティーブ・マックイーンは
なかなか、似ていたわよ〜!

マックイーンといえば、
もっとケッサクなシーンがあって、
これは本当に大爆笑した(客席でも結構笑いが!)
それについても、次回に、続きま〜す!
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「ロケットマン」
あまり期待せずに観に行ったんだけど、
これが、まあ、想像以上によくて〜!
今まで何の思い入れもなかったエルトン・ジョンが、
俄かにクローズアップ!
こういう人生を送ってきたのね〜という
彼の赤裸裸な半生がすべて描かれていて、
非常に説得力がある演出。
そして、何といっても、
エルトンを演じたタロン・エガートンに完全にやられました!
「キングスマン」には全く靡かなかった私だが、
このエルトンで完オチ!
この才能、ヤバい!
ある意味、人間の内面を緻密に描ききっているという点で、
「ボヘミアンラプソディ」よりも
映画的には上かも!
ミュージカル仕立てだが、
そこで歌われるエルトンの歌の歌詞(本作にも出てくる相棒バーニーの作詞!)
が、その場面ごとの彼らの心情をそのまま表現しているというのが、
これ、ほんとにお見事、というしかない展開!
最初に歌詞と歌ありき、
なんだけど、
映画を見ていると、
映画のために用意したもの、みたいに見えてしまうのです。。
脚本、監督、そして製作総指揮のエルトンの存在あってこそ、ですね〜!
イチバン感動したのは、「ユアソング」誕生のシークエンス!
この切り出し映像だけ見てても、何度でも泣けます!![]()
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家に帰ってから、
CDラックを漁ってエルトンの探したけど、
ウチにあるのはこれだけだった。![]()
でも、「ライオンキング」には
ボーナストラックとして「ユアソング」が収録されてて、
今になって、
お、お得だった!なんて改めて思ったり!
これからも音楽映画が続々登場予定。
レニー・ゼルウィガー主演「ジュディ」(これ、どうかな
)
とか、
ジェームス・コーデン、ジェニファー・ハドソン出演「Cats」とか。
ジェニファーがアレサ・フランクリンを演じる映画もあるらしい。
あと、ボーイ・ジョージの伝記も作られるのね。
ま、どんな出来なのかはともかく、
好きなジャンルなので、楽しみ〜!

















