10月に入ったので…美味しいもののお話でも。
今年は、いつまでも暑いっ〜
それでも、いつの間にか、秋の季節の入口ですよ〜
ま、食欲の秋だから、というわけではないが、
最近のスマホに溜まっている外食写真をちょっと紹介しちゃいましょうか。
↓
これは広尾のお寿司やさんにて。
長女に案内してもらって初めて行ったお店。
美味しかった〜
↓
これは、二子の高島屋。
もう何回行ってるかわからない、おなじみのトンカツやさんよ。
何と、最近、リニューアルで店内の雰囲気が変わり、器までみんな変わっちゃった!
この日は、60年来の親友と、相変わらずの映画トーク炸裂でした〜
でー、これらは、実はギックリ腰になる前。
ギックリ腰に襲われてーー、
この3週間ぐらい、会社以外の外出を控えてました。。。
それが、ようやく回復したので、
昨日の夜は、
本当に久しぶりに銀座まで。
どれも、繊細なお味で、気に入りました!
同僚がしてくれたお店のチョイスは、さすがのセンスの良さ!
実は、30年以上もお世話になっているボスが、
何と古希を迎えたということで、、、
そのお祝いを兼ねての集まり。
しかし、ねー、古希って、、、、![]()
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あーあ、こっちも年取るわけよね。。
初めて会ったときは、互いに30代前半で、若かったよなあ〜><
同じ頃からの最古参仲間も健在で、
こんな年齢になるまで、
ずっと一緒にいられて、
昔話に花が咲いて、
今後のことも、いっぱい話して、
とっても素晴らしい、幸せな時間だったわ〜
銀座4丁目の交差点に立つレストラン。
7Fのオープンテラスからの眺めも壮観でした〜!
ギックリ腰でも、止まらない本のおはなし。
実はーーー
先週の3連休の最終日に、ぎっくり腰に襲われてしまい、
先週1週間は、全く調子が悪くって、
この3連休も、まだ本調子が戻らずで、
でも、
今日、ようやく美容院に行き、
その後、長女とS王子とちょっとカフェデートして、
帰ってきましたが。。。。
ちょっと油断して、
コルセットを外したりしてると、
また、ギッ、って小さな発作が起こったりするので、
ほんと、
これはクセモノですよ。。。><
ギックリ腰、
今まで何度もやってるんで。。
その度に、気をつけないと、
と、わかってはいるんだけど。。。
このところ、
仕事が忙しくって、
なにせ、7タイトルぐらい、抱えてるんで(って前にも書いた気がするが^^;)
その中には、
シウォンもいるし、
パク・シフ(どうも好きになれませなんだ)もいるし、
チュ・サンウク、イ・ミンジョン、
もちろん、チュ・ジフンも、
パク・ボゴムも、
キム・ドンウクも、
これだけじゃない、
中国ドラマもあるんで、
頭、朦朧状態。。。
ずっと、机の前にいることが多いので、
腰にもよくないのは、当たり前よね。
しかしーー
そんな中、
前回の3連休から読み始めたこれが止まらない!
以前から、
ミシェル夫人のファンだったこともあって、
分厚い本で、外出には持ち歩けないのが難だけど、
文庫になるまでなんて待てないし〜
と、迷わず購入!
これが、
ギックリ腰なのに、止まらない!!!!!
特に、バラクに出会ってからの2人のラブストーリーが、
もうワクワクドキドキ!
彼が、大統領に上り詰めるまでのお話も、
こんなにエキサイティングな展開ってあり?てなぐらい!
ミシェル夫人が、
自分の生まれ、生い立ち、その時々の出来事など、
すべてを詳細に、真っ正直に綴っていることも、感動で、
読んでいると、目頭が熱くなってくる。
アフリカンアメリカンの中でもとびきり聡明で高い学歴を誇る彼女だけど、
その「特別」さが、彼女の筆にかかると、
全くいやみがなく、
一所懸命努力していることも伝わってくるし、
それと同じぐらい、
彼女が直面する出来事や、悩んだり、思ったりすることは、
普通に生きている一般人と何ら変わらない、ということも伝わってきて、
そこも、共感度を高めているんだと思う。
今は、バラクがついに大統領になって、
ホワイトハウスに引っ越してきたところ。
今後の展開も気になる、気になる!
老眼がひどくて、
夜はもう活字が読めないので、
そうすると、
youtubeで、
バラクとミシェルの映像を漁ってる私です〜![]()
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トリビアで語る「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」その2
長い間、勝手に、連載みたいに、
ワンス記事オンパレードでしたが、
さあ、ついに最終回ダス。
しかし、これも長くなりそうだな。。。><
おつきあい、よろしく〜!![]()
今回は、知ってると楽しいけど、
まあ、知らなくても、いいかも、というトリビアの数々ですよ〜
●ブルース・リーが「カトー」と呼ばれていた訳
本作の見どころの1つが、ブルース・リーとクリフ・ブース(ブラピ)の絡み。
デカい態度で言いたい放題のブルースに、ブラピが茶々を入れて、2人が格闘し始めるが、
ブラピは、彼をずっと「カトー」と呼んでいる。
これは、ブルースファンなら知っているはずで、
彼が「グリーンホーネット」で演じていたのが、カトーという名前の運転手だった。
ついでに、主役はヴァン・ウィリアムス(「サーフサイド6」)演じるグリーンホーネットでした。
●ミズーリに帰るべきって?
落ち目の俳優リック・ダルトン(レオ)は、クリフ(ブラピ)の前で弱音を吐き続け、
「ミズーリに帰るべきか」と口にする。
ミズーリがブラピの故郷だと知っていると、このセリフの面白みが倍増する。
ちなみにレオはハリウッド生まれ。
●サム・ワナメイカー
リックのことを「対決ランサー牧場」の悪役として起用する監督。実在します。
この映画を見るまでは、実は彼のこと、俳優かと思っていたので、
同姓同名の監督がいたの?と一瞬思ったんだけど、
そうではなく、同一人物だった。。。
私が俳優としてのワナメイカーを憶えているのは、「赤ちゃんはトップレディがお好き」
ダイアン・キートン扮するJ.C.ワイアットが勤める会社の社長役。
とても印象に残ってます(ウチにDVDあり)
それ以上に、このワナメイカーを演じているのが、ニコラス・ハモンド、というのが驚き〜!
ニコラスといえば、「サウンド・オブ・ミュージック」よ〜!
上の写真で、ニコラスはどこかというと、7人兄弟の長男!真ん中です!
なんと、懐かしい!
こういうところにも、タランティーノの粋なキャスティングが光っていて、脱帽するわけですよ〜!
(タラの粋なキャスティング、その最初のサプライズは、「パルプ・フィクション」のトラボルタだったよね〜。当時、くすぶっていた彼を起用して、トラボルタに第二のブレイクをもたらしたのだから!)
●ロバート・コンラッド
アル・パチーノ扮するマービンが、レオに色々話している中で話題に出る。
日本でも、「ハワイアンアイ」「ワイルドウエスト」で人気を博した俳優。
1969年当時のコンラッドはどうしてたかというと、
「ワイルドウエスト」のシーズン4に主演していた頃。
この「ワイルドウエスト」は、後年、ウィル・スミス主演で映画化されてます。
さほど目立ってはいないけど、コンスタントにテレビ畑で活躍してるようですね。
●クリフ・ブースのトレイラーハウスの回りやら室内やら。
リックの屋敷から車で自宅に戻ったクリフ。
自宅はドライブインシアターに隣接したトレイラーハウス。
このシアターでかかっているのが、「セメントの女」と併映「かわいい毒草」。
どちらも68年の映画なので
ドライブインシアターにかかるには多少早すぎる感じもあるが。
「セメントの女」は、フランク・シナトラとラクエル・ウェルチ主演の私立探偵もの。
前作「トニー・ローム/殺しの追跡」の続編で、どちらも観ていると思うが忘れた。
併映「かわいい毒草」は、チューズデイ・ウエルド、アンソニー・パーキンス。
トニ・パキ(当時はみんな、こう呼んでいた)は、「サイコ」の役を引きずっていて、
でもこれは、チューズデイのほうがもっと凄い、というような映画だった記憶が。
チューズデイは、一時期、そのキュートな魅力で、スクリーン、映画の友のグラビアを飾っていた。
日本でも読者投票のベスト10に入るぐらい人気あったのよ。
彼女、実はセルジオ・レオーネの「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」
にも出ているのよね。
自宅に入ったクリフ。何故かテレビは付けっぱなしで、ロバート・グーレが歌っている画面。
ロバート・グーレはブロードウェイのミュージカル「キャメロット」で脚光を浴びて、ハリウッド進出。
「ブルーライト作戦」というテレビシリーズに主演した。めっちゃ懐かしい!
その後で、画面は「マニックス」オープニングに。
主演はマイケル・コナーズ。こんな番組もあったと、俄に思い出した。
当時のテレビスターの中では、けっこう濃いキャラだった。
クリフはアン・フランシスのファンなのか、壁にはピンナップが貼られている。
アンは子役出身だけど、「ハニーにおまかせ!」というテレビシリーズで大ブレイク。
口元のほくろがセクシーで、子どもの私から見ても大人の女の匂いがプンプンした。
「レザボアドッグス」でも、
ギャングたちの車の中でのだらだら話に「ハニーにおまかせ」のアン・フランシスのことが出てきてた。
●劇中のテレビに出てくる俳優たち
☆マイケル・マドセン
リック・ダルトン主演のテレビ「バウンティ・ロー」にシェリフ役でちょっとだけ登場。
マドセンは、ご存知「レザボアドッグス」のミスター・ブロンド役以来、
「キル・ビル(1、2)」「ヘイトフル・エイト」と、タランティーノ組メンバー。
☆ルーク・ペリー
「対決ランサー牧場」に主演していた実在の俳優ウェイン・モウンダーを演じる。
「ビバリーヒルズ白書」で人気爆発したが、私はこのビバヒル世代でなくて、全く見てません。
この映画公開前に亡くなっています。
ところで、実在のウェイン・モウンダーも記憶になかったが、ネットで彼の顔を探してみたら、
実は知ってる俳優だった。。。
左がモウンダー、右がジェームズ・ステイシー。「ランサー」は1968年〜70年頃にオンエアしていたよう。
記憶の奥底に眠っていたが、写真を見て、じわじわと思い出す。ハンサムだったのね。
●その他の映画のポスターや看板など(下の以外にもいっぱいあったけど。。)
☆「サンタモニカの週末」
シャロンの記事のときにもこの映画のこと書いたが、
主演のクラウディア・カルディナーレ(CC)は、
タランティーノが信奉するセルジオ・レオーネの「ウエスタン」に主演している。
なんと、この「ウエスタン」が、
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウエスト」として(というか、こっちが原題なのね)、
壮大なオリジナルバージョンが
この9月27日から日本公開されるそうよ!
☆「ジャワの東」
シネラマ劇場で上映中。
これ、見たかどうか、全く記憶なし。でも、主演は大好きなマクシミリアン・シェルだしね、
ビデオで見たことがあるかも。評価は高くなかったと思う。
☆「ジョアンナ」
以前にもこのブログに記事を書いたが(→ココ)
時代の先を読んでいたかのような、ポップでオシャレな青春映画だった!
☆「熱い肌」(THREE IN THE ATTIC )
これは、恥ずかしながら、全く知らなかった映画。
クリストファー・ジョーンズが出ていたのに、何で認識してなかったのか。
共演はイヴェット・ミミュー(昔は、ミメオと表記されていた)
この映画に関しては、看板のみならず、テレビで予告編のようなものが流れているのまで出てくるので、けっこう印象的なのだ。
クリストファー・ジョーンズは「ライアンの娘」で有名になったが、彼もキャリアが続かなかった。
一時はジェームズ・ディーンの再来、とも言われ、多くの女性と浮き名を流したが、
その中には、シャロン・テートの名前も!
何と彼女が妊娠初期の頃に不倫をしたと、後になってジョーンズ自身が告白。
さらに、調べてみたら、シャロン亡き後のシャロン邸で、
オリヴィア・ハッセーがジョーンズからレイプされたという驚きのエピソードが!
オリヴィア自身、自伝にその想い出を綴っているらしいですが。。。
こうして見ると、この映画には、オリヴィアの「ロミオとジュリエット」の看板も登場したし、
すべての経緯を、タランティーノは知ってて、出したということでしょうか。
色々とリサーチすると、ますます奥が深くて、面白い。
それにしても、ジョーンズ、とんでもない悪いヤツだったんだなあ。。。(もう亡くなってます)
●シャロン邸の以前の住人たち
レコードプロデューサーのテリー・メルチャーとそのガールフレンドのキャンディス・バーゲンが住んでいた。
メルチャーはドリス・デイ(懐かし!)の息子で、チャールズ・マンソンは彼に自分の歌のテープを送ったものの、無下にされたので、恨んでいたという噂は本当なんだろう。
キャンディスは当時、ゴージャスな美貌で売り出して、「グループ」でデビュー後、マックイーン共演「砲艦サンパブロ」、クロード・ルルーシュ監督「パリのめぐり逢い」など順調にキャリアを伸ばしていた頃。
当時、リアルタイムで映画を見てました。
ルイ・マルと結婚したことは知っていたけど、メルチャーの恋人だったことは今回初めて知った。
●ジョアンナ・ペティット
シャロン・テートが亡くなる日、ジョアンナと一緒に過ごしたのは事実らしく、
本作でも、お腹の大きいシャロンがジョアンナと楽しく過ごしている様子が出てくる。
ジョアンナは、上のキャンディス同様、「グループ」でデビュー、「将軍たちの夜」「カジノ・ロワイヤル」などは憶えているが、その後、自然に見なくなってしまった。。
この映画の中でのジョアンナは一瞬のシーンだけど、演じているのは、ルーマー・ウィリス。
ブルース・ウィリスとデミ・ムーアの娘。
ついでに言うと、ルーマーだけでなく、
フラワー・チルドレン役で、ユマ・サーマンとイーサン・ホークの娘マヤ・ホークも登場。
御存知のように、ウィリスも、ユマも「パルプ・フィクション」、ユマはさらに「キル・ビル」と、
タランティーノとの縁も深い。
●カート・ラッセル
なにげにスタントマンのコーディネーターとして出てくるラッセルだが、
彼がハリウッドの子役出身だと知ると、このキャスティングが実に味わい深く見えてくる。
つまり、この映画の時代設定1969年頃、
彼はディズニー系の子役として活躍していたというわけです。
何を隠そう、私は彼がレギュラー出演した「ジェミーの冒険旅行」をずっと見てましたよ〜!
●シャロンが映画館で見ていた予告編は?
アン=マーグレット主演の「C・C・ライダー」がそれ。日本でも1971年に公開されているらしい。
この映画については、知らなかった。アンの名前が出てきたので気になってリサーチして初めて知ったタイトルです。
アンは、「ステートフェア」「バイ・バイ・バーディー」「ラスベガス万才」などで
日本でもすごく人気があった。
歌えて踊れて、スウェーデン出身のクールビューティー。
60年代前半、人気上昇して、
1967年のスクリーン読者人気投票では1位だった!ちなみに男優1位はマックイーン。
●映画の中の音楽について
「レザボアドッグス」のオープニングから、とびきりの音楽センスでさまざまなヒット曲を選曲してきたタランティーノ。
今回も、バッチリな、当時のヒットナンバーがいっぱい流れている。
でも、私はどうも、曲名を憶えるのが苦手で(映画や映画俳優の名前はすぐに覚えるくせに><)、
他の雑誌などでも本作のサントラに関してはいっぱい解説が出ているので、そちらを参考にしていただくとして、
私は割愛いたします。でも、どれも、耳に懐かしく、好きな曲ばかりでした!
●THANKS
出演シーンがカットされたティム・ロス、ジェームス・マースデン、ブレンダ・ヴァッカロをはじめ、
多くの映画人にサンクスが。
DVDになったら、ぜひともディレクターズカット版で、
カットされた俳優たちを甦らせたバージョンを作ってほしい!
たとえ4時間超えでも私はOK〜!
というわけで、
長らく、だらだらと語ってきた「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」への愛!
語れば語るほどに、また愛おしくなって、
また劇場に足を運びたくなってしまいます!
今、この時代に、この年で、この映画に出会えた幸せを噛み締めながら、
このへんでお開き、といたします。
(取りこぼしていること、後で思い出すこととかもあるかもですが。。><)
おつきあいいただき、ありがとうございました〜!![]()
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「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」のクリフ・ブースのこと。
今回で終わるはずが、
ブラッド・ピット演じるクリフ・ブースについて書いてなかったので、
今回は、それについて、少し書かせてください!
クリフはリック・ダルトン(レオ)のスタントマンというだけでなく、
彼の相談相手でもあって、リックのためのカウンセラーみたいな立ち位置にもいる。
繊細で小心者のリックに対して、
クリフはイージーゴーイングで、小さなことにくよくよせず、
たとえ、車で女の子を拾っても、未成年だったら、アブない行為には及ばない。
警察に捕まるのをとことん避けてきた男。
仕事はあまりなくても、お気楽に今を楽しもうという前向きな生き方。
外見はこっちが俳優かというほどにカッコよく(当たり前だが)、
脱げばシックスパックで、さすがスタントマン、というボデイの持ち主。
一方で、戦争の英雄でもあり、戦場で何人も殺した、ということが言及される。
オーディ・マーフィーの名前もそこに登場する。
(マーフィーは戦争の英雄として有名になり、その後、西部劇スターとなった)
強靭で、ケンカに強い。だから、スタントマンになった。
彼の手にかかれば、ブルース・リーですら叶わない!
そんなクリフだが、実はなかなか複雑な過去があり、ダークな闇も抱える男。
1つには、彼が妻を殺した、という黒いウワサだ。
その話が出るシーンでは、
クリフが妻(「ルール」などのレベッカ・ゲイハート演)とボートの上にいるシーンが
思わせぶりに挿入される。
この場面から、この殺人は、ナタリー・ウッド水死事件が元ネタでは、と書かれているレビューを読んだ。
ふ〜ん、そうか。
ナタリーは夫ロバート・ワグナーとヨットでクルーズに出て、謎の水死を遂げている。事故が起こったのは、1981年のこと。
当時、この事件はショッキングだった。クリストファー・ウォーケンも一緒に乗っていたのよね。
最近、ワグナーが再び重要参考人として調べられているというニュース、目にしましたけどね。
クリフはそのウワサのみならず、けんかっ早く、キレると怖い男として有名らしい。
(ブルース・リーをのしてしまって以来仕事にあぶれているという訳だし)
ま、それがラストへの伏線ともなっているわけだが、
1つ、面白いシーンがあった。
彼がスパーン牧場の盲目のオーナー、ジョージ(ブルース・ダーン演)と何年ぶりかで会うという場面。
クリフが名前を言っても、ジョージは朦朧としていて、
「ジョン・ウィルクス・ブースか?」と聞き返したりする。
これ、皮肉なネタよね。
ジョン〜は、言わずと知れた、リンカーン大統領の暗殺犯人なのだ。
クリフの前身を知ると、
このセリフはなかなか深い、毒のこもったものだということがわかる。
そんなクリフ、マンソンファミリーの3人と死闘を繰り広げながら、負傷してしまうが、
ラストまで彼は明るくて、陽気モードを失わない。
そして、クリフを演じるブラピのカッコよさ、色っぽさは、ひと事ではない!
55歳のブラピのほうが、44歳のレオよりも若々しくて、セクシー。。。
でも、役者としては、2人ともお互いに負けないぐらいに魅力的なので、
彼らのケミストリーを堪能するだけでも、また見たい、作品なのだ!
(余談ながら、ブラピは新作「アド・アストラ」のプレミアで来日中。この映画はどうなんでしょうね。。。)
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」:リック・ダルトンのキャラ設定を考察する。
レオナルド・ディカプリオ演じるリック・ダルトン。
彼は、「賞金稼ぎの掟(バウンティロー)」
という賞金稼ぎを主人公としたテレビ番組で人気スターになるが、
そのシリーズが終了してからは、どうもパッとせず、
悪役でテレビドラマにゲスト出演したりして
食い扶持を繋いでいるといった、ちょいと落ち目の俳優なのだ。
このキャラ設定は、さまざまなことを思い起こさせる。
まず、賞金稼ぎを主人公にしたテレビシリーズで思い出すのは、
スティーブ・マックイーン主演「拳銃無宿」だ。
日本ではフジテレビでオンエアしてたんだっけ。
1960年代前後の話。
子どもの頃からティーン時代にかけて、観てた。
30分番組なんだけど、起承転結が上手くできていた、というような記憶はある。
テレビにレギュラー出演している間は脚光を浴びているが、
それが終わると人気が下降する、という流れは
その頃、よくあった話。
レオ扮するリックは、アル・パチーノ演じるマーヴィン・シュワーツと会ったときに、
彼から、君のドラマは素晴らしいと褒められるものの、
今では悪役専門で、レギュラー役者から殴られる役ばかり、
それならイタリアでウエスタンに出たほうがいいと薦められるのだ。
ここでパチーノが例に出すドラマが
「グリーンホーネット」や「FBI」「ナポレオン・ソロ」「アンクルから来た女」等々、
懐かしいタイトルのオンパレード!
今度は、ロバート・コンラッドに殴られるのか、と言ったりもする。
こういうセリフは、当時を知る私みたいな人には溜まらない!
ロバート・コンラッドの名前は、ほんと懐かしい。
けど、彼については、次回に。
こうして、リックは結局、イタリアに渡って
スパゲッティウエスタン(アメリカではマカロニウエスタンとは言わない)
に出演するという流れになるのだが、
ここでタランティーノがオマージュを捧げているのは、
テレビで一時的に人気が出たものの、以後は悪役や端役などで食いつなぎ、
マカロニウエスタンにも出たりして、いつの間にか消えていってしまった俳優たち。
レオ自身、インタビューで、
タランティーノからはエド・バーンズやタイ・ハーディンについて聞かされた、
と語っている。
エド・バーンズ。
いわずと知れた「サンセット77」のクーキー役で一世を風靡した若手俳優(だった)。
以前にもこのブログで「サンセット〜」についてとエド・バーンズについて書いていますが(→ココ)
でも、今回のこの作品でもう1度リサーチしてみるまで、
彼がマカロニウエスタンに出ていたことは知らなかった!
それと、タイ・ハーディン。
ハイ、「ブロンコ」観てましたよ〜
これは、1958年から62年までアメリカでオンエアされたが、
そのまま日本でも全シーズン放送されたのかは憶えてない。
タイ、とても締まったカラダつきで、カッコ良くってね〜
毎回、楽しみにしてた。
この他にも、
「シャイアン」のクリント・ウォーカー、
「ライフルマン」のチャック・コナーズ、
「ボナンザ」のパーネル・ロバーツとかダン・ブロッカーとか。
(末っ子役のマイケル・ランドンはその後「大草原の小さな家」でランクアップ!大スターに!)
「シュガーフッド」のウィル・ハッチンスも、ああ、懐かしい〜。
みんな、その当時は人気があったけど、長続きしなかった。
そんなテレビ俳優へのタランティーノのノスタルジックな愛がリック役に象徴されていると思う。
(ついでにその種の俳優で、ウエスタンではないけど、「コロネットブルー」のフランク・コンバースとか、
「インベーダー」のロイ・シネスとかも思い出す。全部、観てました!)
当時、テレビと映画の格差って、今よりずっとあったと思う。
やはり、テレビ俳優は格下げして見られていた、という事実があり、
その壁を超えるのは、至難の技だったのかもしれない。
そんな中でも、壁を超えて、成功していった人たちもいた。
そんな1人が、クリント・イーストウッド。
彼の場合、「ローハイド」の後で、やはり都落ち的な決意でイタリアに渡ったんだろうけど、
「荒野の用心棒」がメガヒットを記録して、アメリカに凱旋。
それから大スターへの道を突っ走ることになった。
運もよかったけど、それを創りだしたのは、やはり彼の力だよね。
ひょうひょうとしたロディが、実はしっかりと先見の明を持った頭のいい男で、
アメリカ映画界を制覇していくことになろうとは、あの当時はそこまでわからなかったけどね。
また、スティーブ・マックイーンの場合は、「拳銃無宿」が終わるや、
「荒野の七人」の1人に抜擢され、ブレイク。
その後は、トントン拍子で、「大脱走」でスーパースターの地位に上り詰めた。
タランティーノはけっこうマックイーンが好きよね。
「レザボアドッグス」のギャングたちの与太話の中にも、「大脱走」のシュルツの穴掘りの話が出てきたし、
この「ワンス〜」では、さらに派手になって、
なんと、リック・ダルトンが実はマックイーンが演じたシュルツ役の候補だった、
というハナシが出てくるのだ。
御丁寧に、「大脱走」の一場面をリック(レオ)の顔にすげ替えて、という念の入りかたで、
ここは劇場内も大爆笑!
その際に、他の候補の「3ジョージ」と競った、として、
ここにペパード、マハリス、チャキリスの名前まで登場するのだ!
これも、そのジョージたちを知るファンにとっては、にんまりしてしまうシーン。
ペパードとは、「ティファニーで朝食を」でオードリーの相手役を務めたジョージ・ペパード。
彼には、「大いなる野望」という、ハリウッド内幕ものもあって、
これは、ハワード・ヒューズをモデルにしたと言われている。
ご存知のように、レオは「アビエーター」でハワード・ヒューズを演じてますよね。
そうだ、それと、「ワンス〜」には、ペパード主演「ペンタグラム」の映画看板も登場する!
マハリスは、テレビ「ルート66」で人気爆発したジョージ・マハリスよ。
これも、いつも観ていた。
相棒役はマーティン・ミルナーで、私は彼より渋いマハリスのファンだった。
彼はこのテレビの後に、「大脱走」ジョン・スタージェス監督の「サタンバグ」に主演したけど、これがあまりヒットしなかったと記憶している。この映画は観ていない。
チャキリスとは、多分、一番ピンと来ると思うが、「ウエストサイド物語」のジョージ・チャキリス。
彼も「ウエストサイド」1本でオスカー受賞してしまったけど、あまり人気は続かず、
(一時は日米合作「あしやからの飛行」に主演のため来日もして、ファンは大喜びしたもんだが)
その後、宝石デザイナーに転身してしまった。
この、タランティーノが描いた「大脱走」パロディシーンだけでも、
こうした、さまざまな人たち、映画人へ、我々ファンも想いを馳せることになって、
それはノスタルジーでしかないかもしれないが、
テレビや映画で一時代を築いたスターたちをリスペクトするという機会を与えてくれたこの映画に感謝!
と私は言いたい。
ちなみに、この「大脱走」オーディションについて、リックに尋ねるのは、
ティモシー・オリファント扮するジェームズ・ステイシー。
彼は「対決ランサー牧場」のレギュラーで、ゲスト出演するリックに敬意を表して、あれこれ聞いてくるわけ。
この「対決ランサー牧場」、あまり憶えていなんだけど、ジェームズ・ステイシーのことはよく憶えている。
「ワンス〜」の中で、彼はオートバイで去っていくのだが、
ここは、彼のその後を知っている人には、ちょっと切なくもあった。
タランティーノはそこも意識して、この場面にしたのか。
ステイシーはオートバイ事故で瀕死の重傷を負い、片手と片足を失ったのだ。
それでも俳優人生を続け、2016年に79歳で世を去った。
ちなみに、彼は一時、コニー・スティーブンスと夫婦だったことがある。
そういえば、この映画でも、コニーはプレイボーイマンションでのパーティーシーンに、
マックイーンと一緒に登場した。
演じたのは、ドリーマ・ウォーカーという、知らない女優。
マックイーン役は、もちろん、我らがブロディこと、ダミアン・ルイス様!
ところで、さきほど「FBI」がパチーノの口から語られると書いたが、
その後で、もっと凄いシーンが登場する。
リックが「FBI」に悪役でゲスト出演する、という場面。
そのエピソードは実際の「FBI」の1話なんだけど、
リック(レオ)が実際に演じていて、
それをリックとリックのスタントマンのクリフ(ブラピ)が一緒にテレビを観るという下り。
あの懐かしいテーマ音楽とともに、「スターリング エフレム・ジンバリスト・ジュニア〜」
と、ナレーションは聴こえて、こっちはワクワクするけど、
そこは、リックとクリフがテレビを観ているという映像になっていて、
あのジンバリストが登場するオープニングは観れなくて残念。
(これは権利の関係かなにかで使えなかったのだろうか。マイク・コナーズ主演「マニックス」のオープニングはしっかり出てきたのにね)
これは、「サンセット77」で大人気を得たジンバリストの次なるシリーズで、
当時は毎週ちゃんと観てました。
多分、リックがここで演じるエピソードも観たと思うけど、完全に忘れてる。
実際には、その役は当時、バート・レイノルズが演じていたのだそうだ。
そういえば、レイノルズもテレビ出身で、その後、マカロニウエスタンに出稼ぎに行った口だった。
その後に、じわじわと成功への足がかりを掴んで、大スターの地位を確立していった。
そんなレイノルズにオマージュを捧げて、タランティーノはスパーン牧場のオーナー役をオファーしたのに、
急逝で叶わず。その役は、ブルース・ダーンが演じることに。
バート・レイノルズと彼のスタントマン、ハル・ニーダムのコンビはよく知られていたらしく、
(というか、私はあまり知らず。ハルは監督としてのほうがもう有名になっているので)
この映画のリックとクリフの関係の元ネタになっているらしい。
ついでにマックイーンと彼のスタントダブルだったバド・イーキンスの関係からもインスパイアされているらしい。
話があっちこっちに飛んでしまったが、
肝心のリック・ダルトンは「対決ランサー牧場」でセリフを忘れたりして、自尊心を大いに傷つけられ、
自分のトレイラーに戻ってから、自己嫌悪を爆発させるシーンがあるのだが
(脚本になく、レオのアドリブだそう!)
その後、子役の前で、つい自分の本音を口にして、涙する。
この子役の子が、その美しさも驚きながら、
大人顔負けの思慮深さと知性で、リックを励まし、
そんなこともあって、次のシーンでは、監督もビックリの一世一代の名演技を見せるのだ!
(この監督のこと、演じている役者については、次回)
そのシーンの撮影が終わるや、
彼女は彼の耳元で「That was the best acting I've ever seen in my whole life」とささやく。
その言葉に、リックは感動して、幸福感に包まれる。
つまり、ここでリックはようやく浄化されたわけですね。
悪役しか仕事がなくても、こうして、認めてもらえれば、また頑張れるというもの。
くすぶり続けた気持ちの整理もつき、
勇気を得て、イタリアへと渡るというわけだ。
ラストでついにリックはお隣さんのシャロンと出会う。
この後で、リックの人生がどう変わっていくのか、それは各自の想像に任せることにしましょう。
というわけで、
どんなキャラにも、どんな場面にも、色々な意味があるこの映画。
だらだらと語ってしまいました。
なんか、書き忘れてないかな、と思いつつ、
次回は、これまで書けなかった、トリビアのトリビア!
も少しおつきあい、下さいませ〜!
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」、楽しみが尽きませんね〜!!!!!


























