四柱推命の命式や命式内にある星には
強いもの、弱いものが明確に存在します。
強いからいい、弱いからダメということではありません。
強いものの場合
陰転したときの影響が他よりも大きいのです。
陰転とはその星の性質が悪く出ることを意味します。
タイトルにつけた「身強(みきょう)の星」とは
十二運星の
冠帯(かんたい)
建禄(けんろく)
帝旺(ていおう)
のことで、
この星が命式内の十二運星にあると
「身強の星を持っている」と呼ばれます。
十二運星は下の青く囲った部分。
↓
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これらの十二運星が本来あるべき形であると
ご自身が何かをやり遂げようと思うときに大きな力を発揮します。
冠帯ならその社交性
建禄ならそのひたむきさ
帝旺ならその緻密な計画性
これらの特性をフルに生かして
自分が得たいものを確実に手にしていきます。
ではこれらの星が陰転するとどうなるのでしょうか。
これら身強の星には別名があります。
冠帯は女王様
建禄は王子様
帝旺は王様
別名のとおり
これらの十二運星は
「誰かに何かをしてもらえる」ことに対して
少し鈍感なところがあります。
なのでこれらの星が陰転してしまうと
冠帯は自分の好き嫌いだけで人を判断して
徒党を組んで相手をつぶすお局様のようになったり
建禄は自分への好意からの行為に疑心暗鬼になり
その相手の粗探しを延々繰り返してしまったり
帝旺は自分の思いどおりにならないからと
自らが何かをすることなくただ文句ばかり言い続けます。
星が強いから必ずしも良いわけではありません。
自分の命式内にある星の長所も弱点も知って
どうすれば力を最大限に発揮できるかを考える。
それがご自身の持つ財の運気を回す何よりの力となると考えています。
<十二運星それぞれの記事はこちら>