占い師の伊藤 恵利子です。
四柱推命の命式において
十二運星は「個性」を表します。
(下の画像の青枠部分)
十二運星は人の一生を12の段階に分けて
その段階の特性から個性を読み解きます。
「衰」は老人、現役を引退した後のご隠居さんを意味します。
同じ十二運星の帝旺が社長なら、衰は会長です。
インターネットが発達する前は
長く生きている方の知恵がとても大切にされていました。
長く生きていることはそれだけたくさんの経験をし
その経験から解決法を知っているからです。
スタジオジブリの映画「風の谷のナウシカ」に出てくる大ばば様のように
この人がいれば、この人の話を聞けば何でもわかる
「長老」と呼ばれる方たちがいました。
衰を命式に持つ方も同じで
良くも悪くもたくさんの経験をしています。
うれしくて弾けそうだったこと
怒り、悔しがったこと
悲しさに涙を流したこと
楽しさでこらえきれなかったこと
様々な経験をその内側に蓄えています。
セッションでお話をおうかがいして最近よく感じるのは
遠慮している衰が多いということ。
SNSで野生の専門家(この言い方、なんかおもろい)や
本物の権威と言われる方が専門の情報を発信されてますし
ちょっと検索したら物事がわかるということも多い。
衰はもともと重い発言力を持った長老の星。
今みたいな世の中だったら
自分の発言なんていらない
と思ってしまうのかもしれない。
知識も大切。
けれども経験したことはもっと大切。
知識があっても行動をともなわなければ、
ただ口だけの人だということもあります。
衰を持つ方は誰よりも経験を持っている方。
あなたの話を聞きたい方はたくさんいらっしゃいます。
もっともっとあなたの今までを伝えてほしいと思います。
<十二運星それぞれの記事はこちら>