・見るに堪えない醜悪な事件
『「DAYS JAPAN」破産申請 性暴力賠償しきれず』 (朝日新聞DIGITALより)
https://www.asahi.com/articles/ASN3R3GF7N3RUTIL006.html
いい歳して、人はここまで醜くなれるものなのかと、つくづく呆れるばかりだ。
『Wikipedia』によると、2019年12月、デイズジャパンは、広河隆一氏(76)がデイズジャパンを経営した全期間にわたり、性交の強要や裸の写真撮影、激しい叱責が多数あったとする、有識者による検証委員会の報告書を公表し、広河氏による性被害やセクハラ、パワハラを認定したそうです。
上記の報告書によると、被害に遭った女性は計17名で、性交の強要3人、性的な身体的接触2人、裸の写真の撮影4人、言葉によるセクシャルハラスメント(性的関係に誘われる等)7人、環境型セクシャルハラスメント(AVを社員が見える場所に置く)1人が確認されたという。
もし逆らえば、「業界」に居られないようにさせるとして、アルバイトの女性方をターゲットに、自分の「立場」を利用した、極めて悪質かつ愚劣な行為であり、『人として最もやってはいけないこと』に広河氏は手を染めた。
彼が、今まで積み重ねてきた「経歴」や「信頼」も、事件が確定したのちに、一夜にして吹っ飛んだわけで、今後、広河氏が表舞台に出ることは二度とないでしょう。
・案外と酷い 日本リベラル界隈
本事件を取り扱った、英語ブロガーのMichikoさんもご指摘されているが、この問題を真っ先に取り上げなければならなかったのは、この国で「リベラル」を称する人たちであろう。
事件が「明るみになる前」から、界隈の仄聞段階で、なぜ関係者らは(性被害者らの訴えに)「口を閉ざしたまま」だったのか。
あまつさえ、テレビ番組で『文化人』を気取る広河氏を目の前に、これまた「忖度していた」としか思えない事実だろう。ゆえに、現政府や官僚の行動に対しての、彼らの「批判力」は一段と減損したことは否めない。
振りかえってみると、こうした「成り行き」は、実に既視感(デジャヴ)に満ちたものであった。
過去に起こった『し〇き隊内ゲバリンチ事件(十三ベース事件)』に、日本の「有力なリベラル」勢力とやらは、まるで目立った批判をしなかった。
この時点での「前科」は、計り知れないほど大きい。
残念ながら、私としての彼らへの『眼差し』は、それまでの期待を裏切った反動として、かなり冷ややかなものになりました。
今回の、DAYSJAPAN問題とも関係しますが、どんなに「弱者のための活動」だろうとも、そのために「別の弱者」が犠牲になったり、涙を呑むという現実があれば、その活動の『正当性』は失われると思います。
この問題を批判するネトウヨも、救いようのない連中ですが、日本のリベラルにしても、彼ら自身は「人権が云々」と申す立場で、あれこれ社会問題を論じるならば、こうした、ある種の“身内による不祥事”に対しては、非常に厳しい立場で臨んでこそ、自浄作用のある人々として、よりアップデートできる存在になれるのではないでしょうか。
<参考資料>
・Cluttered talk blab blab blab 『「DAYSJAPAN破産申請」のニュース性は、リベラルの間でこそ、話題にされなければならない』記事
https://ameblo.jp/cluttered-talk/entry-12586913358.html
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