※前回の記事『‐辛淑玉文書を読む その2‐』(https://ameblo.jp/epikutetosu/entry-12332624357.html?frm_id=v.mypage-checklist--article--blog----epikutetosu_12332624357)

 

https://twitter.com/niraikanai07/status/733035312264318976/photo/1

 

 

https://togetter.com/li/976995

 

 

今回の3ページ目で、徐々に辛淑玉氏のMさんへの思いがわかっていきます。

 

彼女は被害者Mさんを、かつて体験した「朝鮮学校の教師たちから受けたリンチ」、ご自身や弟さん、そして御父上の姿と重ねることで、被害者Mさんのことを「理解しようとする」姿が見えました。

 

そして文章は事件の内容へと移ります。

 

 

しかし驚くことに、辛氏は、激高してMさんを鼻が折れるまで殴り続けたLK氏の行為を、「仲間として再び受け入れるための儀式」などと称したことです。

 

正直、府に堕ちない。

 

それは世間一般からして、辛淑玉氏界隈以外の「大多数の在日社会」からしても、到底認めることができない内容だと思います。

 

本事件の詳細を知る高島章弁護士のツイログを見て、今回のリンチ事件の「すさまじさ」を如実にうかがえる内容があります。

 

その一部分を取り上げて見ます。

 

※高島章弁護士のツイログ 2016年05月13日(金)127tweets

 

http://twilog.org/BarlKarth/date-160513

 

 

https://twitter.com/barlkarth/status/731108306660417537

 

https://twitter.com/barlkarth/status/731108024580870144

 

 

一体、これのどこが「再び仲間を受け入れる儀式」なのでしょうか。

 

この後、Mさんは加害者側のLK氏から合計60発以上も殴られ、鼻骨骨折、顔面打撲、頭部打撲、両耳介打撲、右下瞼挫創、口腔挫創等加療約3週間以上に及ぶ大けがを負いました。

 

http://critic20.exblog.jp/25999863/

 

 

さらに酷いことに、李信恵氏と別の二人はその場から「逃げ出す」形で、殴られ血まみれになったM氏をよそに、他の二人の加害者(B氏・LK氏)に現場を任すように立ち去りました。

https://twitter.com/barlkarth/status/731121322198106114

 

 

こうした弁護士の直接の証言をもとに話を進めても、辛淑玉氏の言葉はあまりにも不誠実であり、事件と正面から向き合う姿勢に欠けると思います。

 

それを、「在日に共通する痛み」などと漠然的な表現で、事件とまったく関係ない大多数の在日コリアンを巻き込む形で、強制的にコミットさせ、「事件の中和」をおこなったこと。

 

正直ここの部分の文章は、かなり比喩的で、今回の事件と直接関係があるとは思えない箇所もあり、結果的に「どのような理由であろうとも」暴行は犯罪なのです。

 

ゆえに、そこに「情状酌量の余地」はありません。

 

 

同時に、辛淑玉氏の正しいご指摘もあります。

 

彼女が3ページ目の最後に、今回の暴行事件を行った当事者たちに向かって「ザイトク以上にリンチを楽しんでいるようにも感じられた」とされています。

 

本事件で明るみになったことは、すでに関係する弁護士の情報からして、彼らがまごうことなき「リンチ」をやったこと。一個人の尊厳や人格を、これでもかとぶち壊し、数十回の殴打によって血まみれになっても、まだ容赦のない言葉で被害者を痛めつける姿勢からして、もはや比類することのできない蛮行そのものだと言えるでしょう。

 

 

<参考資料>

 

・高島章弁護士のツイログより

 

http://twilog.org/BarlKarth/date-160513

 

・世に倦む日日『しばき隊リンチ事件を整理する - 加害者側弁護士文書と責任の順序』

 

http://critic20.exblog.jp/25999863/