※前回の記事『‐辛淑玉文書を読む その6‐』(https://ameblo.jp/epikutetosu/entry-12334908082.html?frm_id=v.mypage-commented-article--comment--blog--1--epikutetosu#cbox)

 

https://twitter.com/niraikanai07/status/733035854176780290/photo/1

 

https://togetter.com/li/976995

 

 

これで最後のページになります。

 

辛淑玉氏は、名指しこそしませんでしたが、リンチ被害者であるMさんを取り巻く「界隈の人たち」が、よってたかって彼の告訴を取りやめろと、実名を晒したり所在を公開するという狂気の所業に打って出たことを批判しました。

 

つまり、この文書が書かれている時点で、辛氏はその「犯人」が誰なのかを知っていて、その人たちが行っている内容のヤバさや、事の深刻さを十分に理解していたということです。

 

もちろん考えられる筋としては、以下のツイートが浮かびます。

https://twitter.com/barlkarth/status/740823287241048064

 

http://critic20.exblog.jp/25701892/

 

 

この他にも、高島章弁護士がおっしゃる「社会的地位のある方」。関西の某有名大学の教授(KM氏)が、被害者Mさんの実名を晒して「セカンドリンチ」を加えています。

 

※すでにツイートは削除されていますが、ネット上には彼のつぶやきの「魚拓画像」があります。

 

 

こうした凄惨な事実を見据えた上で、辛淑玉氏は、被害者Mさんの置かれている状況や、己の命や精神力を削ってまで、なんとかして事件を穏便に済ませようと努力していると、逆に『しばき隊』界隈のえげつなさや、残忍さを心の底から理解した上で、今回の文書をお書きになられています。

 

そして私が思うのは、この問題に多くのリベラルの方々がお気づきになって、自分たちがひとつ誤った行動を取ったら、大変なことになるのだと、十分に理解して頂きたいのです。

 

今回の事件は、すさまじく惨く、一歩間違えれば、殺人事件にも発展していたかもしれない、とんでもない事件です。それを見て見ぬふりをしたり、矮小化していいものではないことは、皆さまはきっとご存知のはずです。

 

 

ネトウヨとの対決のためには、「死人が出ていい」とは絶対に思いません。

 

そうなった瞬間、今までの正しかった行いも、すべて水の泡と化し、逆にものすごい反動となって、私たちの前に襲いかかります。

 

これはリベラル云々関係なく、ほとんどすべての問題に通底することです。

 

 

そうした当たり前のことを、私たちはしっかり認識したうえで、真剣に問題に取り組まなくてはなりません。でなければ、運動は極めて独善的で先鋭的なものとなり、さらなる差別と分断を生み出し、人々が憎み合う最悪な世の中となってしまうでしょう。

 

私はそんな未来は見たくありません。

 

 

※ここに被害者Mさんの受傷直後の「被害画像」があります(プライバシー保護の観点から目元にマスキング処理あり)。出所は高島章弁護士のツイートより、大変ショッキングなものですが、高島弁護士から、被害者ご本人の承諾と拡散希望のもと、ご覧になられる方だけに限られます。

 

https://twitter.com/barlkarth/status/736939389943615489

 

 

<参考資料>

 

・高島章弁護士のツイッターより

 

https://twitter.com/BarlKarth

 

・『世に倦む日日』より「リンチ事件被害者に提訴された野間易通 - 野間敗訴は確実、さらに追い打ちも」

 

http://critic20.exblog.jp/25701892/