ミキ
なんというひかり。春分の日に、ヒツキアメツチのサロンで、みんなでつくったミキを、口にふくんだときに広がった感覚。分けていただいたミキを、持ち帰った日から、その中に込められている数々のことが想起され、大切なものを預かった気持ちで、こんなにすてきなものと、発酵するまでの時間、どんなふうに過ごそうかと考える。話しかけたり、歌を歌ったり。外に連れていきたかったけれど、仕事があり、家の中だけだったので、大好きな絵や、石のそばに置いたり、大切にしている歌を聴いてもらったりして、過ごした数日。初めてなので、発酵のサインもよくわからず、香りをかいで、まだかなあ、もうすこしかなあと、様子を見ながら。4日目の夜、小皿に少し、すくう。見た目は、まっしろで、ごはんのつぶが残っているから粘性があり、どろどろとして重たい感じを予想していた。おそるおそる、口の中にふくむと……たとえようもないほど、軽い。(さわやかな酸味)(ミキがふれた口中の粘膜から、からだが浮き上がり、上昇するよう)(からだが軽くなる。まぶたの裏にひかりが広がる)のどを通ると、すっきりとしたエネルギーが身体にひろがり、すきとおり、からだがひかりになっていくような。(なんというひかり)(このエネルギーは、一期一会)大切に少しずつ、その波動を感じる。味わう。草原。森の中の木漏れ日。小川。小さな花。星。ミキが連れていってくれる感覚に、いつでも還っていく。浜田えみな写真は、中山真弓さんに昨年の十月、京都御苑で撮影していただいたもの。映っているのは、十月桜。****自分でも作りたいと思い、ワークショップから帰宅した夜、すぐに、美穂さんが紹介してくださった「いきいきペール」という、発酵のためのゆりかごみたいな入れ物を注文した。同封されていた使い方の説明書に、「※いきいきペールの洗浄にはemina(えみな)シリーズをお使いください!」と書いてあり、ご縁を感じる。ミキは、自分ひとりじゃなく、誰かといっしょに、いろんな手のエネルギーでつくりたいと思ったけれど、週末に会うはずの友人との約束は延期になり、娘も不在なので、ひとりで作ることに。教えていただいたこと、ヒツキアメツチサロンでのことを思い出しながら、昼下がりの台所で、耳と心を澄ませる。水の音。お米粒の声。ガスの火の音。おかゆが煮えていく音。さつまいもを切る音。皮をむく音。水にひたす音。すりおろす音。渦が生れる音。混ぜ合わす音。すべての体感。***********ミキつくりワークショップのレポート『山根美穂さんのミキつくりワークショップ(2023.3.21)』小さなお米つぶたちが、いっせいに、クスクス、うきゃうきゃ、笑い転げている中に入って、耳元をくすぐるような笑いの渦の中で、こちょこちょこそばしあって、思い思い…ameblo.jp