衣を染めて心を染めず
皆様こんばんは🌙
あっという間に3月になりました。
ウクライナとロシアが大変な事態になっています。
陸続きの脅威を改めて感じ
また、世界中で平和を願う
気持ちが高まっているのを目にする日々です。
今回のタイトル
「衣を染めて心を染めず」とは
空海『秘蔵宝鑰』(巻中)
「然るに今、在らゆる僧尼、
頭を剃って欲を剃らず、
衣を染めて心を染めず」
と記されています。
つまり、僧侶や尼は、
髪を剃っても自分の欲望は
捨て去らないし、僧の衣は
身にまとっても心を涵養してない。
表面ばかりを整えて
内面を疎かにするという
意味です。
痛烈な内容ですが…
空海の言葉から
今日は、こちらの雲紋様の
お話しをさせていただきます。
以前の記事でも
雲紋様については、ご紹介していますが
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雲紋様とは、
雲は、その形や色を様々に
変えることから 事が起こるきっかけ、
兆しを伝えるものとして 古くから
人々の関心を集めてきました。
また、雲が繰り返し沸き立つ様から
輪廻転生の意味があるとも言われます。
🟥の雲海「乱」
こちらは、この世に生まれ落ちた瞬間から
生きる生命力が多いに湧き上がる様を表現しています。
🟦の雲海「静」
こちらは、悠久の時を経て輪廻転生を繰り返す様。
私たちの流転する生命だけではなく、宇宙に存在する一切の全ての事象を表現しています。
雲が悠久に湧き立つ様に
生きることへの感謝が湧き立つ
デザインとなります。
衣を染めるなら
心の音まで染めるほどの
真摯な気持ちで
何事とも向き合いなさいという
空海の言霊が聞こえるようです。
花筏〜はないかだ〜 触れる
春隣り
春を感じる日差しや暖かさですね。

桜といえば「花筏」🌸
「花筏」(はないかだ)とは
水に流れゆく桜の花びらのことを言います。
なんとも風流な表現ですね。
日本語の多様さに驚かされます。
水に流れていってしまう
儚くも美しい桜を
なんとか、触れて感じてみたいと希い
デザインしたドアノブ

桜の花びらに触れることで
ドアを開くとともに
悠久の時を経て
日本の春を代表する花🌸にそう。
日本文化をコンセプトに
ドアノブのネーミングは
「久遠」意味は
長く久しいこと。遠い過去または未来。
ある事柄がいつまでも続くこと。永遠。
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永遠に続くことは何だろう。
万物流転が永遠ってことなんだろうか。
「万物流転」とはこの世に存在するあらゆるものは、常に移り変わっていくということ。
それこそが「久遠」
どんな関係性も
変わりゆく事が当たり前
でも、出来るなら良い形で変わりゆく事を望みます。
言葉は暗号
紋様は象徴
デザインは、それらを喚起させるもの
言わぬが花 (牡丹の意地)
皆様こんばんは!
少しずつ昼間の暖かさが
上着の重ね着を一枚ずつ少なく
してくれます。
梅が咲き
桜が咲いて
それから牡丹の季節になります。
「牡丹」と言えば中国を代表する美女!
楊貴妃が思い出されますが
もうひとり牡丹と関わりが深い女性がいます。
歴史上で活躍した
中国の皇帝として君臨した女性🔥
「武則天」最近は「則天武后」と
表現されます。
彼女は、
非常に理知的で合理的であり、冷酷…
知性と持ってうまれた美貌と采配を日夜
磨き政権を握りました。
簡単に説明すると
とても有能な美女でありながら
傲慢でもありました。
その「則天武后」と「牡丹」に
面白い逸話「焼骨牡丹」があります。
則天武后の宮殿の庭は一面の雪景色
紅梅だけが鮮やかな紅を咲かせていました。
それを見た則天武后は
「全ての花が梅を見習わなければいけない」
と呟やきました。
その言葉を聴き花たちは、
恐怖に慄き翌朝までに花を咲かせました。
ですが牡丹だけは
「本来の開花時期に花を咲かせる」
と花開かず抵抗したのです。
則天武后は怒り、牡丹を焼き払い
洛陽の寂しい山に捨ててこいと命令しました。
その後、牡丹は洛陽の山に移され
春になると見事に芽吹き、
見事な紅の大輪を咲かせました。
↑↑↑
こちらのデザインは
焼き払われても「則天武后」に
従わず、捨てられた地で見事に
花を咲かせる「牡丹」の
強い意志(生命力)を表現しています。
「言わぬが花」という言葉を
体現しているような牡丹の逸話に
魅せられました。
「牡丹」の紋様は
「瑞花」(ずいか)ともいい
豊年の兆しとなる花です。
そう、おめでたい花
吉祥紋様として使われてきました。
でも、私❣️「牡丹」からは
美しさの裏側にある
不屈の精神を感じます!
例え、どんな状況になろうとも
与えられた環境で根を張る
そんなメッセージが秘められているようです。




