こんにちは。
Megumi Piel (ドイツ在住)です。
ここフランクフルトも緑の若葉が増えて
公園では リスや 野ウサギが
元気に動き回る季節になりました。
とっても嬉しい風景です。(^-^)
さて、昨年 小学生の息子と２人で
キューバを 16日間 旅したときの
エピソード
「生理用品がなくて困った」
について。
写真：キューバの街角 Santiago de Cuba
44ヵ国の秘境を旅してきた私は
旅慣れているはずですが、
ちょくちょく ポカ（ヘマ）をします。
キューバは初めて行く国で
しかも共産主義なので
割と念入りに下準備をした
はずでしたが
現地に着いて初めて発覚する
「困った案件」が
いくつも出てきました。
その一つが
手持ちの生理用品が足りなくなった件。
とりあえず、現地で
日用品店、スーパ－、旅行者向けの店
を当たってみたところ
どこも 取り扱いなし！
（え、ウッソ・・・）
写真：大きめの日用品店 in Cuba
どのお店でも、
店員や その辺にいる女性客へ
「あのー、
生理用品はどこで買えますか？」
と尋ねる私に
皆さん同様に
「んんん･･･あの薬局に行ってみたら？」
と。
その薬局は私もチェック済で、
長蛇の列で 30分待ちなのですよ。
でも、こうなったら仕方ないので
行列で30分待ちましたよ。
そして私の番がきたものの
店の棚は ほぼカラっぽで
隅に置かれた箱に
医薬品が少し入っている程度。
ダメモトで薬局の店員さんに
尋ねてみたら、案の定
生理用品はありません。（トホホ･･･）
そこで教えられたのが
外国人向けの輸入化粧品店。
さっそく行ってみると･･････
見慣れた欧米メーカーの
普通のローション類が
高級そうな雰囲気で
ガラスケースに飾られています。
そこで
生理用品が欲しいことを伝えると
出てきました！
が、しかし、出てきたのは
小さな箱に入った
タンポン6個入りでした。
ガックリ。
一応、値段を聞いてみると
ドイツでの値段の2～3倍。
輸入品なので高いのは仕方ない。
けれどタンポンが
欲しいわけじゃない。
という訳で
もう少し探してみることに。
しかし
ここで別の問題が発生！
うちの息子は 歩き回るのが嫌いで
特に買物が大嫌い。
さきほどから
スーパー、日用品店、薬局で30分待ち、
輸入化粧品店･･････と
ゆうに１時間は
私の買物に付き合わされて、
不機嫌マックス。(-"-;)
一応、途中で
アイスクリームなど買って
なだめすかしてきたものの、
そろそろ堪忍袋の緒が
切れかかっている･･････。
ここで 立ち止まって
買物の理由を説明することに。
手持ちの生理用品が
残りわずかで
今日か明日には必要であること。
そして
女性の生理について。
まだ学校で習っていないよう
だったので、教えました。
そしたら、あら 不思議！
「じゃあ、いいよ。
見つかるまで探していいよ」 と。
さっきまで
駄々っ子の幼児みたいだったのが、
懐の深い少年へと変身しました。
あら、ありがとう！
という訳で、引きつづき
生理用ナプキン探しです。
もう夕方になってきたので、
続きは明日かな･････と思いつつ
最後に小さなスーパーへ寄って
店員に尋ねると、ここにも、
ない！
「いったい皆さん、どこで買ってるの？」
と 最後に
ポロリと本音を吐いたら
その女性店員は店の奥から
小さなビニール包みを持ってきて
「これ、持って行って」
と私の手に持たせてくれました。
それは売り物ではなく、
彼女の私物を 気前よく 多めに
ゆずってくれたのでした。
ああ、助かった。
本当にありがとう！！
写真：左から
キューバ製 ナプキンの袋 、羽根つきナプキン
一番右はドイツの個包装ナプキン
まさか、キューバにきて
生理用品を探し回ることになる
とは思ってもみませんでした。
物品の流通事情のほかにも
多くのことが
資本主義の国とは違っていて、
当たり前と思っていたことが
まったく当たり前ではなく
キツネにつままれたような
経験を たびたびしました。
とはいえ、たとえ
社会のシステムが違っていても
物が充分に流通していなくても
人同士で気持ちがつながる限り
物は循環する
ということを経験した
キューバでの一場面でした。
写真：街を歩く息子 in Cuba
理解を示して つきあってくれた息子、
生理用品を持たせてくれた店員さん、
ありがとう。
このように 旅好きの私ですが
世界のあちこちで経験したことや
習得してきた技能をベースに
オンラインでグループセッションを
行なっています。
次回５月も オンラインで 開催します
それでは
◉安心感を与え 愛の波動を伝える人
◉燃える情熱＆先導して見守る人
Megumi Piel