こんにちは。 Megumi Piel です。
昨日はフランクフルト近郊の
クリスマスマーケットに行ってきました。
寒さがゆるかったとはいえ、
温かいグリューワインを飲んだら
鼻水が出る出る。
ティッシュを持っていなかったので、
グリューワインのお店の人に
紙ナプキンをもらい、かみました。
（スッキリ）
ということで、少し変な話題ですが、
今日は「鼻をかむ」について。
日本では、
会社のオフィスや 学校の教室内で
オープンに鼻をかむ人は少ないですよね。
冬の時期や、春の花粉症の時期など
鼻をズルズルさせている人が
多いように思いますが、
トイレなど人目につかない所へ行って
鼻をかんでいるんですね。
一方、ドイツでは
鼻水がズルズルしてきたら
教室、オフィス、電車の中、
クリスマスマーケット会場など
どこでも構わず、人前で鼻をかみます。
人によっては
「ッブブーーーーーーーー！」
と驚くくらいの大音響で。
よくもまあ、あんなに大きな音が
出るものだとビックリしますが、
鼻が高いからでしょうか？
謎です。
ちなみに、うちの夫（ドイツ人）は
普通の音量です。（笑）
欧米では一般的に
鼻水をズルズルさせているのは
本人も周囲の人たちも
とても気持ち悪いと感じるため、
すぐに鼻をかみます。
なので、もしも外出先で
ティッシュを持っていない場合に
周囲の人に尋ねると、
持っている人は必ずくれます。
電車の中でも
鼻をズルズルしている人がいると、
見知らぬ人がティッシュを１枚
くれることがあるし、
私も鼻をズルズルさせている人に
「どうぞ」と渡すことがあります。
ティッシュを１枚もらったら
お礼を言って、 すぐその場で（！）
鼻をかんでスッキリさせるのです。
鼻をかむ行為を
恥ずかしいとは誰も思わないので、
とても楽。
むしろ鼻をズルズルさせているほうが
「気持ち悪い」と迷惑がられるのが
ヨーロッパ。
その他の地域でいうと、
例えばインドの場合。
あるとき、鼻水が出たので
持っていたティッシュで鼻をかんだ後
周囲にゴミ箱がなかったため
ズボンのポケットに入れようとしたら、
インド人の若者に
柔らかく注意されました。
体から出した不浄なものを
持ち歩くのは良くない、
道端にすぐ捨てた方がいい、と。
そこはガンジス川沿いのガート
(沐浴場近く)だったのですが、
地元のインド人がそう言うので
捨てました。
路上を掃除する人もいたし
それで良いのでしょう。
ところ変われば
事情も違ってきます。
また、ティッシュを使うこと自体が
あまりエコではないことに気づいたのも、
アジアやアフリカ。
ティッシュの代わりに何を
使うのかというと……
葉っぱ！
柔らかい葉っぱが最適
都市部では難しいのですが、
田舎ではその辺に
草木の葉っぱがあれば
プチッとちぎって
葉っぱでビーーーーッとかんで
そのへんの茂みに捨てます。
これは100％すぐ土にかえり、
掃除も焼却も不要。
完全な循環型で省エネですし、
簡単でいいですよね。
そして、
もっとエコな方法も
現地の人から教わりました。
それは……
手鼻！
親指で片方の鼻の穴をふさいで、
草木の茂みに シュッ！と。
これは超シンプルでいいな～と思い
私もやってみたところ、
熟練のワザが必要なのか
私の鼻が低すぎるのか……
できません。残念。
という訳で
各国で経験した「鼻かみ」事情
でしたが、
何が言いたかったかというと、
習慣や常識は
地域・気候風土・時代によって
ずいぶん変わるので、
これが正しい／間違っている
というのはないのですよね。
この地球の環境も
そこに住む私たちも、
バラエティ豊かでとても面白い！
と思います。
【告知】
1月25日（土）フランクフルトで開催します。
※12月20日（金）までのお申込は割引あり
それでは
アロマ講師／前世療法士／エネルギー療法士
Megumi Piel