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膠着感について

景気後退のリスクを負いたくないために利上げしない、ということを、各地区連銀総裁が表現を変えて伝えている事がわかる。

 

つまり利上げをしなくてはいけない状況であることは明らか。しないのは景気後退を避けるため。景気の議論としては一段階ハードな状況に追い込まれていることが伝わってくる。次なる行動は利下げ、という強がりが自らを苦しめている。

 

政策金利が個人の信用状況をコントロールできるという前提の話ではあるが、高金利のため個人間の低金利融資を支援する企業が注目されはじめた。 コア労働参加率の減少傾向が見られないうえに、消費者信用をカバーする民間構造が整えば、尚のことディスインフレ進行は鈍くなる。

 

ちなみに、マクロとはいっても過言ではない先日のエヌビディアの5‐7月期予想に関し、個人的には手堅いというか成長維持ではあるものの、今までの急成長と比較した市場参加者のちょっとした落胆が垣間見えたような気がした。

 

よくセルサイドのアナリストなんかが分割による流動性の高まりのメリットのみを強調したがるが、結局は業績の伸びなので期待成長率に不安を感じた市場参加者は多かったのではないだろうか。エヌビディアの場合、昨年はこの時期に大きく飛躍している。

 

 

 

NVDAQ1決算、クイックレポ

エヌビディア25年2月期Q1決算。

 

売上高は260億ドル(前年同期比262%)、粗利益率78.4%、営業益169億ドル、純益148.8億ドル。epsは5.98だった。Q2での売上予想は280億前後(±2%)を予想、想定通りというか順調にきていることを伺わせ、時間外(日本時間6時15分)では1000ドルを付けた。(10分割を公表/2024年6月7日付) 明日からの半導体セクター、ハイテクに注目ですな。

 

例のごとく議事録に関してはいうことないです。地区連銀連銀総裁による後手後手スピーチを聞くまでもなく、利下げ見通したたずドル円レートは156円台後半を推移。

 

取り急ぎご報告まで。

 

 

 

 

※加筆しています

 

 

 

 

 

 

 

 

エヌビディア決算以降 ‐Overview‐

米東部22日(日本時間23日午前5時20分)に公表されるエヌビディアの25年1月期1Q(2-4月)決算が、2月同様、注目を集めている。

 

 

 

 

 

 

公表直後(リンク)はざざっと「eps見通しをこのようにしている」としたが、明日の1Q見通しのコンセンサスは5.9前後となっている模様。それと同時に注目されているのは中間予想だが、さらにそれ(5.9)を上回らなくてはいけない、とのこと。

 

2月以降にみられた動きとしては、エヌビディアの好決算がAI半導体セクターをリードしたものの、4月18日のTSMC決算にて、24年度の半導体セクターの成長見通しが下方修正されたことで相場全体がつまずいた。PCとスマホの需要低迷に起因しているとのこと。今回もエヌビディア決算一色(報道)のようだが、その後のTSMC決算(会見)も念頭に入れておいた方がよさそうだ。

 

 

 

高金利継続の主要ベンチマーク

 

ちなみに、2月同様、明日はそのエヌビディア決算と同時にFOMC議事録も公表されるが、個人的考えとしては例のごとく過去の会合内容であり、会合後に主要マクロが公表されている。しかも今週はFOMC参加者たちから発言が相次いでいるが、簡素にいえば「利下げ時期尚早」といったコンセンサスが(やっと?)形成されているのは明白である。

 

報道に色をつけたいメディアでは、移民による賃金上昇の話がされているか否か、そこがポイント(議事録)、なんてことをいっているが、それに特段の意味はない。移民による賃金上昇の話をしたとして金融政策ではどうにもならない。賃金上昇の実態だけに目を向けるのであれば、その低下は顕著だといえる。以下は雇用情勢ではなく、政策に反映される連銀の賃金調査。

 

24年3月は、時給ベースによる賃金成長率(中央値/3ヵ月平均)は4.7%だった。22年8月の6.7%から大きく低下していることがわかるが、これもインフレ同様、大きく下落してきたものの(過去の観察から)基準値あり、目標値には一層の低下が必要な状態になっている。

 

インフレ圧力が低下しない主要因の1つ、コア労働参加率(25‐54歳)だが、こちらも4月は83.5%の高値圏を推移。

 

 

 

 

 

国内であまり見掛けることのないこの統計だが、この数値(83.5%)がどれ程のものかといえば、住宅バブル時ですらこの水準になかった。過去最高値はITバブルさ中の84.6%(1999年1月)であり、こちらも一層の下落が注視されている。

 

 

 

※つまりどうにもこうにも利下げできない、といういつものオチ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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