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中銀の政策判断はあくまで数字、政治や市場の圧力に屈してはいけない、という雑感

ナスダックは大きく下落、大統領選までの助走というかそれについての理由付けはいくらでもできるわけだが、 、

 

トランプ銃撃事件後からの9月利下げ確率の上昇はどうなんでしょうね? マーカンタイルのFedウォッチでは90%に到達し、その前後を推移している。

 

多く、というか「9月利下げ」が支配的になっているようだが、公平な視点でマクロを見る限り、「確実に」まだ早い。7‐8月統計がどうなるかはわからないが現時点での9月金利予想は行き過ぎている、いつものことだが。

 

パウエルがその立場でどのような行動を取るのか見ものですな

 

日銀についても、円を引き上げる絶好の好機としたが、それに食いつくあまり経済全体を見落とさないようにして欲しいですね。とくに為替重視の利上げは本末転倒であり短期金利を引き上げるのはあり得ない。

 

牽制するまでが今回の堅実な仕事。経済音痴の政治家に限って中銀の独立性を無視して利用しようとするし世間(市場)の誤った風潮に乗せられて判断を誤ってはいけない。つまり日米両中銀共に、「据え置き」がクールな判断、且つそれが正しい

 

 

 

 

 

 

イールドカーブと円キャリー巻き戻しについて

前回お伝えした内容で、利下げによって急激なスティープニング、といったところに違和感を持たれた方が多々いるようですが、これはもうグリーンスパンの「謎」とは言わないがバーナンキ時代も論争になったことがあった。

 

政策金利を引き下げれば長期金利も機械的に低下し、イールドカーブ全体を操作できる、と思い込んでいる方が多いわけです。その考えでいえば利下げとともにイールドカーブは必ず下方パラレルシフトを起こす、若しくは急激な利下げとともにフラットニングが発生することになるわけだけど、必ずそうなるわけではないし局面による。

 

10年以上前からお伝えしているが謎でもなんでもない。あくまで局面によるし、新たなパターンすら発生する、さらにはイールドカーブに対する認識の違いで思惑が交錯することも当然ある。

 

リーマンやコロナ等のなんらかのクラッシュが発生し、急激に利下げすれば景気見通しが明るくなりリスクテークとともに資金はリスク資産に移動する。その場合、減税とセットであれば長期金利は上昇、局面によってスティープニングが発生するわけです。

 

訊かれない限り1つ1つ説明するのは語弊を生む。ただ、現在リスクオフの円キャリー巻き戻しが発生しているのは誰が見ても明らかなわけです。米国の機関が引き上げているでしょう?日銀が本気に円高にもっていきたいのであれば今回(30‐31日)は絶好の機会到来でしょうね。

 

 

 

 

 

量的政策の面からいえば、本質的にカギとなるのは(公表される)減額幅というより、実質的な量的政策の微調整の箇所、つまり持ち切りの償還額になるわけだけど、これは公表されるか否かわからない。あくまで調査統計局から公表されるマネタリーベースから量的政策がQTなのか否か、判断するしかないわけです。

 

がしかし一般の市場参加者がそこまでチェックするかといえば基本的にはしないので、日銀としては相場(為替)を動かすには都合が良いというか、少ない機会の中での好機到来でしょうね。株式市場参加者は、短い期間ではあるものの忍耐強さが試される展開になる。

 

ただし、ここでいいたいのは日本株投資家は国内企業の今期想定レートをしっかり見て欲しい、ということ。業績にしてもかなり保守的だがドル円レートにしても保守的に見積もり(140円とか)、それでも増収増益予想を出している。そのうえで割安水準ということであれば投機でもギャンブルでもないので日本企業の資金調達に貢献し経済貢献していることを市場参加者には実感して欲しい。(と願う)

 

 

 

 

 

トランプ大統領でイールドカーブは急激なスティープニング、(オマケでタバコ雑感)

さいきんは呟きでいいかなと。もう先がみえている状況でバイデンが撤退表明、べつに撤退したところで結果は変わらないわけで。この状況をシラケて見ているという。

 

で、米国による対中半導体政策は別にトランプでなくとも毎年商務省が規制を強化していくのは前々から分かっていたことではあるし、トランプがドル高を好まない、というのも同様。

 

民主共和どちらであっても、中国に対する政策は変わらない。にもかかわらず相場はトランプのアナウンスに過敏になり、ボラ高となり大きく振られている。 

 

個人的には先述のように以前より相場展開の軸が(利下げ無しとかも含め)変わらないので書くことはとくに無いです。日本国内の報道が、米財政・金融政策の軸をわかっておらず、表面的な論点が増えているように見えるだけ。

 

トランプが大統領になり上下両院、共和党(過半数)になれば2016年と同じくトランプラリーが発生するわけです。具体的には、FRBへの利下げ圧力が高まり、大減税とともにイールドカーブのスティープニングが急激に起こる。結果的に株式は急騰するんですよね。

 

で、ゼンゼン関係ないけど体操女子の喫煙・飲酒問題が話題に上がっている。これは業界に蔓延している問題で1人のみ槍玉に上がった、ということでしょう?20歳以上だったら協会も目をつむっていたという問題。他の国の年齢制限に照り合わせれば、とくに問題にならなかったという視点もないメディア。

 

んー、これは皆さんが賛否を白熱させている問題とは違った視点かもしれないけど、20歳以上の体操ヘビースモーカーの先輩の方々が誰も彼女を擁護しない、協会としても言いづらい、しかし一般の人ですら体操業界がどういうものか知っている。

 

素人目にも、あんなバランス1つの採点の世界だと想像を絶するモーレツなプレッシャーの世界だという事は容易に想像がつく。

 

たとえば、陸上競技にしても、昔と違って100だとフライングで一発レッドの可能性は高いわけだし、ハードルになれば加速に乗る前(1、2台目)で引っかけるとレースにならないことはある。男子高校生はとくにそうでいきなり一般競技者と同じ高さになるものだから、障害(短距離)やりたいけど、メンタル的によく障害できるな、とかあるわけです。アンダー世代の国際大会のプレッシャーなんか想像つかない。都道府県レベルでも。

 

今回、「どんなスポーツでもプレッシャーは同じなので言い訳にならない」なんて知ったふーなコメントみるけどちょっと違うと思いましたね。このあたりは球技とマッタク違うメンタルスポーツなんですよ。(体操選手の行為を擁護しているわけではないです)

 

体操とかフィギュアとか、、あんな瞬間のバランスの世界って他の競技からみても比較にならない精神極度の世界なわけであって今後、規制を厳しくするという方向で議論を進めるのではなく、このようなプレッシャーを感じる世界だからこそ、そのストレス、メンタルをどのように緩和させるか、という競技の未来を見据えた本質の議論が必要だと感じた。 ちなみに自分は生まれてこの方吸ったこと無いです

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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