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クラッシュ雑感

本当、しつこいようだけど今回の暴落に関し、その下げ幅は過去と比較されども背景がまったく違うので、買うに難しいといったところになります。

 

過去のリーマンやコロナクラッシュでは経済見通しが明らかに悪化するので中銀としても(ここではFRB)緊急会合を開いてゼロまで連続利下げ、というシナリオの下にマーケットの切り返しは早くなる。 しかし今回の急落場面に至っては、繰り返し説明したように円キャリーの巻き戻しが発端なので、FRBがこれによって緊急会合を開いて連続利下げ、なんてことはあり得ないでしょう? よってリーマンやコロナのときのようにここで買い漁って、みたいなことにはならないんですよね。

 

テクニカルなクラッシュになるのでその暴落幅が大きくなる分、その時間軸は短くなり、次のステージが乱高下、とお伝えしたがその中(乱高下のステージ)に次期大統領、というか次期政権の経済政策の思惑が入るので、(乱高下が)思ったより長期化する可能性も考えられる。(そういうタイミングで発生したと個人的に考える)

 

「次期政権がこうなって経済政策がこうでFRBがこうで」、と漠然たる個人的考えはあるものの、当然ながら勝手な推測に陥る可能性あり、それすら言及し難いんですよね。FRBのことだけなら、まだしも。 まぁハリスが大統領になって経済政策のタクトを振るう、なんてことは想像できないわけだけど。

 

まぁ誤発注には気を付けて、とだけ言えるかも。 また更新します

 

 

 

 

マネーボイスに寄稿しています ‐日銀利上げによるテクニカルクラッシュについて‐

平素よりお世話になっているマネーボイス編集部の方々に先日の記事を掲載していただきました。

 

 

 

 

 

ブログでは6日掲載となっているが実際には5日だったんですよね。記事にあるようにタイトルやリードは編集部による、というものなんですが、人災といって過言でないし、過去のショックと同列には語れないわけです。

 

「緩和姿勢は継続」(日銀)とアピールする中での利上げといった矛盾は市場を混乱させ、今回の事態を招くことになった。 「急激な変動」を許容しない日銀だからこそ、今回の事態を深刻に受け止めて欲しいと願う。

 

 

※五輪でも誤審は多いみたいだし、どちらかというと嬉しい思いよりも悔しい思いをしている選手の方が圧倒的に多いように感じる。テクノロジーを駆使しても、最終的には人間の判断なので過失なのか故意なのか、 、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回のテクニカルクラッシュについて

狼狽売りやらパニック売りとしか形容できない媒体が多いみたい。そら信用が圧縮されたら連鎖の波で売らざるを得ないでしょ。

 

今回の背景はハッキリしていて、前回お伝えしたように円キャリーの巻き戻しなんですよね。日銀会合から米株の急落まで時系列を見れば明らか。利上げは大失敗どころかマーケットを破壊し、ひいては経済にひび割れをもたらした。だから懸念していた。

 

 

 

 

 

一般の方はメンドイ話になると避けて通るけど、金融危機やコロナのようなパンデミックとは違うケース。「今までこのような事は何度もあった」なんて雑な話も聞いたけど理解不十分だし今までとは違うわけです。

 

すなわち、背景がリーマンやユーロ危機、コロナのようなクラッシュでなく、日銀利上げによる円キャリーの巻き戻し(リスクオフ)といったある意味、テクニカルなクラッシュになるので、ボラは高いが時間軸は短くなる。少なくとも、理論的には。

 

下げ幅は膨大でセーリングクライマックスまでは短く、次のステージが乱高下、それを基本シナリオに見据えて戦略を練っているのであれば次につながるのかも。しかし、矛盾するようだが今回は大統領選前に金利を引き下げたいという米民主党の思惑が、マクロに反映されているように感じなくもない。(ここが本気にメンドイところ)

 

自分とて整理できていない箇所があるので五輪でも見て落ち着くかな、 、誤審の量産で余計に落ち着かないかもしれないが。