先日の記事で、社内英語講師をやることになりましたとお伝えしましたが、今日が第1回目の勉強会の日でした。
強制ではないので、希望者が参加するということになっているのですが、なんと15人もの社員さんが参加してくれました!!
開催時間は定時後の18:00~19:00の1時間。
会社の会議室を借りて開催します。
皆さんお仕事の手を途中で一旦止めて、会議室に集まってくれました。
う、うれしいです。
そして、1時間の勉強会を終えて、またお仕事に戻っていかれました。
神対応すぎるやろ~!!!
先週末に、半日以上かけて資料を準備した甲斐があったというものです。
と、前置きが長くなりましたが、今回は第1回目のTOEIC勉強会の開催までの準備と、勉強会の時に参加者に伝えた内容をシェアしたいと思います。
勢いに乗って書いていたら、いつもになく長い記事になってしまいました
お時間あるときに読んでみてください。
英語に限らず、これから勉強会を開催したいと思っている方に、参考になると思います。
また、実際の勉強会の内容(TOEICスコアアップ)については、改めて別記事にてご紹介する予定です。
とは言え、TOEICの勉強をこれから始めようかな、と思っている方にも役に立つ情報満載なので、読んでいただけると嬉しいです。
勉強会開催前の準備
まずはリサーチから
英語の勉強会を始める前に、需要があるかどうかを確認してみましょう。
誰も英語に興味がなければ、開催しても参加者ゼロという悲しい結果になる可能性もありますから・・・。←泣きそう(ノД`)・゜・。
私は、事前に参加者候補の方にアンケートを取りました。
英語の勉強会をやるとしたら、
積極的に参加したい
時間があれば参加したい
参加したくない
という3つの選択肢を用意して、回答してもらいました。
ついでに、受講したいクラスとして、TOEICか英会話かを選んでもらいました。
その結果、驚いたことに、「英語の勉強会に積極的に参加したい」と回答をしてくれた人が思っていた以上にたくさんいたのです。
正直なところ、2~3人いればいいかな、というくらいで考えていたのですが、良い意味で予想を大きく裏切る結果となりました。
勉強会の内容検討
英語に興味はあるけれど、どこから始めていいのかわからず、普段から英語を勉強していない人が多いというアンケート結果になったので、まずは初心者向けのTOEICのスコアアップ対策という内容で、英語の勉強会を開催することにしました。
中には、英会話に興味がある、とアンケートに書いてくれた人もいたのですが、やはりいきなり会話というのは、英語初級者の方にはハードルが高いと思っている方も多かったので、まずは認知度が高く、ビジネスでの活用範囲の広いTOEICをテーマに決めました。
英会話についても、いずれ開催したいと思っているのですが、最初はやはり基礎から。
英会話は、英語に対する抵抗感がなくなってからでもいいのかなと思っています。
事前に上司とネゴ
英語の勉強会をやりたいです、という事前の連絡、大切です。
当然業務時間の一部を使ってやることですから、上司への報告は必須です。
開催日程や、内容、参加人数の予測などを伝え、いかに会社のメリットになるかを力説します。そして、勉強会の成果を参加者のスコアアップという形でアウトプットするという宣言をして、私は上司から快諾いただきました。
教材の準備
勉強会の時に使う資料や教材の準備をします。
私は土曜日などの会社が休みの時間を使って、作りました。
意外とこれが大変で。
参加できた人も、お仕事が忙しくて参加できなかった人も、あとで見直して理解できるような内容になるように心がけました。
勉強会内容の要約を伝える
基本的に、勉強会というのは面倒なものです。
強制でないなら、出たくないという人は多いと思います。
そのような中で、いかに参加したいと思わせるか、がポイントです。
今回私は、私たちの人生において、いかに英語が今後必要になり、今自分たちに何ができるのか?を伝えるようにしました。
また、TOEICのスコアがあがると、周りからの目線がどうなるのか、また自分自身にどのような変化が起こるのか、というようなことも事前に伝えることで、参加することにメリットがある勉強会であるという印象付けを行いました。
結果多くの参加者が集まってくれたので、この戦法は大成功だったと言えます。
勉強会第1回目
まずはアンケート、再び
今回の勉強会がTOEICのスコアアップ対策と言うことで、参加者のレベルを知るために、これまでに取得したTOEICの最高スコアを書いてもらいました。
また、今後どこまでスコアアップしたいかという目標についても回答してもらいました。
その結果、驚いたことに、半数以上の人がTOEICを一度も受験したことがないということがわかりました。
しかし、皆さん自己啓発意欲が非常に強く、ほとんどの人が将来は600点超えを目指したいと思っているようです。
勉強会の目的を明確にする
- TOEICを受験して現在の自分の英語レベルを知る
- 英語を勉強するきっかけを作る
- 英語を勉強する仲間を作る
TOEICをテーマにした理由を明確にする
今回は、以下のような理由で勉強会のテーマを英検ではなく、TOEICにしたことを伝えました。
- 英検の合格・不合格という基準よりも、TOEICのスコアの方が気持ち的に楽
- 英検は、よりアカデミック寄りだが、TOEICはビジネスに特化しているため仕事に直結しやすい
勉強会の内容を理解してもらう
- TOEIC試験について知る (=TOEICに対する抵抗感をなくす)
- TOEIC試験の解き方のコツ・勉強法を知る (=コツをつかんで、効率よく・的確に問題を解く)
英語の勉強会をやった後のこと
勉強会のアウトプット
英語学習で知っておいてほしいこと
現実をきちんと理解し、英語というものの特徴のようなものを掴んでもらうことで、挫折のリスクを低減させます。
- 英語はスポーツのようなもの。毎日コツコツの積み重ねが大事
- 1日5分(通勤時間の電車の中など)でもいいので、毎日英語に触れる時間を作ることが大きな差になる
- 自分が思っていた点数より低いことなどザラにありますが、長い目で見れば勉強した分だけ必ず伸びるので、あきらめない
英語を勉強するメリット
ちなみに、私にとっての英語を勉強するメリットは、英語 = Universal Language なので、とにかく便利!というのが一番です。
- 最新の情報にいち早くアクセスできる
- 英語を勉強する過程で、海外の文化に触れることができる(日本の常識が常識でないことを知る)
- 海外旅行が楽しくなる
- 趣味の幅が広がる(音楽・映画・小説などなど)
- これからのグローバル化の波に乗ることができる
- 2020年以降の小学校からの英語義務教育課程を修了した子供が、社会人になったときに同じ英語レベルでいられる
- 実際の業務での英語の仕様書や資料、メールを読むスピードと精度が上がる
思いがけない副産物
まとめ
- 勉強会開催前の準備をしっかりと
- 勉強会開催の意義とメリットを明確に
- アウトプットを出す
いかがでしたか?
英語の勉強会の主催は大変ですが、それ以上に得るものが大きいです。
自分で動く、ということがいかに大切かを今実感しています。