年初より事業部長職に就きました。
部長と言っても、
業種、会社規模、会社方針によって様々で、
50代で初めてチャンスが巡ってくる会社もあれば、
20代の部長がいる会社もあります。
私が所属する会社の部長職は、
年齢でいえば、30代後半から40代が多く、
部内に複数のユニットを抱え、
10人以上の部下を持つことが大半です。
そういう意味では、
社会人10年目の節目に、
平均より若く、チャンスを貰えたことは、
とても貴重な経験だと思います。
そもそも、世の中、会社員をやっていれば、
すべての人が部長に就く時代でも無いようで、
書店を巡ると、課長に関するhow to本はたくさん目にしますが、
部長に関する本になると、極端に数が少なくなります。
私は、昨年までは
マネージャー職(課長)を務めており、
小ユニットを率いる立場でした。
マネージャーは、部下の人事評価に関わるものの、
日常的には、部下の担当案件フォローや育成、サポートが中心で、
数字も自分の担当案件含めた、足し算管理で済んでしまう、
マネジメントとしてはシンプルなものでした。
その反面、自らもプレイヤーであることを強いられ、
毎日が忙しく、現場で皆と一致団結して、
「今」と闘う役割でした。
その点、部長職は大きく景色が変わり、
部全体の数字にコミットし、
必要に応じて
細かいオペレーションをすることはあっても、
すべての部下に対して、伴走者のように寄り添って
現場サポートすることは実質不可能で、
それよりも、もっと大きな単位で組織を捉え、
今日よりも「明日」「半年後」「1年後」「3年後」といった
未来を見据えた、組織運営が必要になると感じています。
また、良くも悪くも、
社内外の政治に巻き込まれることが多く、
社内部署間の調整や人事など、
器用な立ち回りが求められることもしばしばあります。
…といろいろありますが、
部長やマネージャーなどリーダー次第で、
部下もクライアントも、不幸にも幸せにもできてしまう
影響力があり、自分も、試行錯誤しながらも、
大きな成果を出せるよう、頑張っていきたいと思います。
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ちなみに、
部長に関するhow to本が少ないと書きましたが、
昨年ベストセラーになったベン ホロウィッツの「HARD THINGS」は
強烈なインパクトと共に、大変参考になる本でした。
部長というより社長の本ですが、
組織運営をする上で直面する、ありとあらゆる困難と、
その困難に対する著者の生々しい対処法が書いてあり、
従来のマネジメント本とは一線を画すものだと思います。
- <HARD THINGS/日経BP社
- ¥1,944
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<抜粋>
マネジメントについての自己啓発書を読むたびに、
私は「なるほど。しかし、本当に難しいのはそこじゃないんだ」と感じ続けてきた。
本当に難しいのは、大きく大胆な目標を設定することではない。
本当に難しいのは、大きな目標を達成しそこなったときに社員をレイオフ(解雇)することだ。
本当に難しいのは、優秀な人々を採用することではない。
本当に難しいのは、その優秀な人々が既得権にあぐらをかいて、不当な要求をし始めたときに対処することだ。
本当に難しいのは、会社の組織をデザインすることではない。
本当に難しいのは、そうして組織をデザインした会社で人々を意思疎通させることだ。
本当に難しいのは、大きく夢見ることではない。
その夢が悪夢に変わり、冷や汗を流しながら深夜に目覚めるときが本当につらいのだ

